大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

途中、いろんなひとと出会う。取材する。ときには共に歩く。

Mile. Mile & a Half (日本語字幕版)
ジョン・ミューア・トレイル踏破のドキュメンタリー『Mile... Mile & a Half』(2013)。
およそ4週間かかる340kmの自然道。補給のための合流箇所もあるし、どんなハイカーでもチャレンジしやすい。仕事を休む必要があるけれど。


監督はジェイソン・M・フィッツパトリックとリック・セリーナ。
短編を予定していたらしい。ジェン・セリーナ(スチール・フォトグラファー)、デュラン・トレンチ(音声録音)、ジー・ハトリー(カメラ・オペレーター)といった仲間たちと、サーフィン映画のような、軽快なライフスタイルを撮ろうと。
楽しそうな映像だ。アメリカではメジャーなトレイル。これからもたくさんのひとを誘う美しさ。


引用されるジョン・ミューアはつぎのとおり。

ひと夏のあいだ散歩しても寿命は縮まない
むしろ真の意味で不死身のにんげんになれるのだ

自然に囲まれ人里離れたばしょにあるつめたい草原で野宿をする
山にのぼって身を任せれば
静けさが体に染みこみ太陽が木々を照らす。

散歩に出かけて日没まで外にいた
じぶんと向きあう時間だった

このときの旅を決して忘れない
それは単なる思い出ではなく
心と体の重要な一部となった

広大でおだやかな山では動と静が一体になっている
山の光を浴びてすべてが神々しい

命ある限り滝の音や鳥の声を聞く
岩の声に耳を傾け
洪水や嵐の言葉を学ぶ
世界の中心に近づきたい

山歩きを恐れるな
平凡な日常から救ってくれる
心身を解き放ち
あらゆる能力を活発にさせる


病人たちも危険な道を試すがいい
山が奪う命より
救う命がはるかに多い