大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「二つの世界に挟まれたけど。それで幸せみつけられた」

奥さまは魔女 (字幕版)
2005年の映画。ニコール・キッドマンがかわいい。沢口靖子のような清純で一所懸命な役どころ。監督はノーラ・エフロン。温かな、そしていくらか知的な登場人物たちによる喜怒哀楽を堪能する。


イザベル(ニコール・キッドマン)は魔女。なんでもできるせかいを離れて、人間界でふつうのおとこと恋がしたいとやってきた。
茶々を入れる父ナイジェル(マイケル・ケイン)。イザベルはだれと出逢うのか。
落ち目の俳優ジャック(ウィル・フェレル)は自己中心的なところもあるが善良で、マネージャー(ジェイソン・シュワルツマン)にハッパをかけられリメイク作『奥さまは魔女』のヒロイン・サマンサには無名の新人を起用するよう主張した。ところがオーディションをかさねてもなかなかみつからない。
街で知りあうジャックとイザベル。


ロマンティック・コメディとしてソツなく山あり谷あるなかで異なる属への偏見や恐怖があらわれる。もちろん偏見や恐怖は多数派のもの。それにはっきり傷つくイザベル。ジェンダーの問題へと展開させることもできる。
この映画が一寸好くて、オリジナルのシーズン1を購って観た。ずいぶんテンポの速い世界。こちらも好み。