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2005-05-16(Mon)

長洲の午後

[][][][]《愛神(EROS)》

 《THE HAND》王家衛(ウォン・カーワイ):監督 

 《EQILIBRIUM》スティーヴン・ソダーバーク:監督

 《THE DANGEROUS THREAD OF THINGS》ミケランジェロ・アントニオーニ:監督


各監督がエロスをどう捕らえるかというオムニバス映画。疲れていて、ソダーバーグのところで寝てしまった(恥)。観念的なことを言わない王家衛パートがいちばん素直で分かりやすい。しかし7日間で撮ったらしいので、大量なフィルムから紡出す王家衛映画の独特の画面の緊密さは少ないようには感じる。

鞏俐(コン・リー)が顎を少しあげているのを下から眺めるカットが、彼女を一番、生意気に見せる。このちょっとしゃくれた顎は章子怡チャン・ツィイー)も同じ。

やはりエロスは女性に宿るものなのだろうが、私的には、仕立て屋の張震チャン・チェン)の手の方にエロスを感じてしまう。彼が鞏俐を採寸する手、ドレスを縫う手(これがもっと頻繁にアップでてきてもいいのに)、主を思いドレスをまさぐる手、その方がエロス。2005.5.14@百老匯電影中心


■□05年に見た映画の一覧□■


[][]《黒社会》について

《黒社会》についての記事は後で訳すとして、カンヌ映画祭公式ページ内の《黒社会》の特集ページはココ。そしてこのページ内に問題の配られた パンフレット=プレスキットリンクされてます(pdfファイル)。これを見るとプレスキットは中とじの34頁ほどのもののようだ。拡大しても文字などつぶれてしまって見えないが、id:hkcl:20050514#p1id:hkcl:20050515#p1で問題になっているのは、黒社会の構成図と手のサインのことだろう。そのうちどっかの週刊誌がきれいなスキャンでも載せてくれるのではと期待してみよう(笑)。公式サイトには、その他にインタビュー動画なども収録されてますので、ゆっくりどうぞ。

杜[王其]峰(ジョニー・トー監督、梁家輝(レオン・カーファイ)、任達華(サイモン・ヤム)、古天樂(ルイス・クー)、林家棟(ラム・ガートン)主演の映画《黒社会》は、カンヌ映画祭コンペティション参加の唯一の香港映画。一昨日、カンヌプレミアが行われた。杜[王其]峰が引き連れたスタッフや俳優たちはみな黒の礼服で、レッドカーペットを踏んだ。任達華の妻・[王奇][王奇]は、スポンサーオメガが用意した100万香港ドル以上のダイヤの装飾品をつけていたが、夫に花を持たせるため、ひと足先に会場入り、一緒には入場しなかった。

・目を閉じて見ず

90分の《黒社会》カンヌ上映版は、大きな反響を呼んだ。暴力的なシーンが特に観客にショックを与えた。劇中、ヤクザのボスを演じる任達華と梁家輝が海辺で釣りをしている場面では、2人は笑談していたかと思うと、訳もなく突然、任達華の表情が変わり、近くの石を手にして梁家輝の頭を何度も殴りつけた。カメラは任達華が梁家輝を殴りつけるのを映し続けていた。血は四方に飛び散り、外国人女性の中には、我慢できず瞼を閉じる人や、「もういいわ」と言う人もいた。

しかし上映が終わると、場内のゲストは立ち上がって拍手喝采を送り、それは10分近くになった。会場の杜[王其]峰は立ち上がり、手をふり笑顔でそれに答えた。現地のマスコミは杜[王其]峰が「監督賞」を取る機会もあるとした。また、劇中の任達華と梁家輝は、ともに出色、記者は任達華に男優賞受賞の自信を問うと「観客の反応がこんなに良くて、もうそれだけで嬉しい。そんな遠くのことは考えていない。カンヌの赤絨毯を踏めたことで、自分は大スターになったようだ」と話した。 [王奇][王奇]は夫の映画を見て「夫のあんなに残忍な顔は見たことがない。映画はリアルだったので、びっくりしてしまった」という。また梁家輝は「カンヌには何回か来ているが、毎回同じように光栄に思っている。今回は自分が主演の《黒社会》が参加でき、さらに嬉しい」と語った。(略)by 2005.5.16「蘋果日報」

反応はよさそうだが、東洋のヤクザ映画がどこまで受けるのか謎ではある。カンヌは参加すれば、それだけ様々な国のバイヤーの目に触れるので、それが大事