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2008-03-27(Thu)

《天水圍的日與夜》監督と出演者たち

[][]《天水圍的日與夜(生きていく日々)》

鮑起静(パウ・ヘイチェン)、梁進龍(ジュノ・リョン)、陳麗雲(チャン・ライワン)、高志森(クリフトン・コウ)、崔允信(ヴィンセント・チョイ)、陳玉蓮(アイディ・チャン) 許鞍華(アン・ホイ):監督


天水圍の公屋(政府の建てた団地)に住む親子を中心にごく普通の人の普通の生活を描く。

映画が始まると、朝早くからスーパーで働く貴姐(鮑起静)と、1日中家でゴロゴロとしている息子の安(梁進龍)がうつる。母は帰ってくると夕食を作り息子と食べる。次の日も同じ。ある日、安は友人の家に遊びに行く。友人たちはゲームをしたり麻雀をしたり、でも安は夕食時になるとちゃんと家に帰ってきて母と食事をする。またある日、安は学校でキリスト教ボランティア学習に出席するが、やはりさっさと家に帰ってきてしまう。母はスーパーで働きたいと言った老女が同じ団地に住むと知り、彼女をいろいろと助けてやる。老女の娘は亡くなっており孫がいるが、孫の継母に気遣い会いに行けないでいる。


なんでもない日常が映し出されて行く。貴姐の母が病気で入院したり、従兄の母が亡くなったりするのだが、特に大きなことは起きない。2人暮らしの親子は慎ましく生活し、一見あまり幸せそうに見えないし、息子の安は無為な日々を送っているように映し出される。しかし安は夏休み中で家にいて、もすぐ會考(統一試験)の結果が発表される。実は母の言うことを好く聞く良い子であり、成績もけして悪くはないようだ。そして貴姐の母は孫の安に向かって「母親は14歳から働き、兄弟の学費をすべて稼いできた」と語る。そしてモノクロの写真が挿入される。いまの香港を築いた人はみな似たような境遇だといいたげだ。貴姐の妹の家族は羽振りがいいようで西貢の匡湖居に住んで、お手伝いも雇っている。妹の夫(高志森)は甥である安に、香港で進学できなかったら海外留学させてやる。お金心配しなくていいと言っている。


許鞍華は、天水圍に住む人々もその他の香港の地区に住む人と何も変わらないのだと言っている。また同じ天水圍をテーマ若者たちを描いた劉國昌(ローレンス・ラウ/ローレンス・アモン)の《圍城》(id:hkcl:20080323)とは大いに異なり、許鞍華の描く若者は少々無気力気味だが、けして無軌道ではない。出演者の誰もがどこにでもいそうな人だ。許鞍華はけれんもてらいもなく淡々と淡々と、大袈裟な脚色もせず人々を映し出していく。少しばかり悲哀と少しばかりの明るさを込めて、ひたすら天水圍の真実の姿は、悲劇の舞台などではないと言っている。


何も起こらない。たぶんほとんどの人は面白いとは思わないだろう。許鞍華の映画はどんどんけれんや装飾が無くなっていって、過度な感情もなくなって映像が素直になっていく。何も特別なことが起こらないストーリーを、そのまま素直に撮るのは実はすごく難しいと思うのだ。だからこそいたく感動した。2008.3.27@香港国際電影節(文化中心)


■□08年に見た映画一覧□■


[] ドラマ《新不了情》放送

映画と同様に爾冬陞(イー・トンシン)が監督したドラマ《新不了情》はTVB高清翡翠台(デジタル放送)のみで現在放送中。今日ですでに11話。

ウチはまだデジタルにしていないので見られない。DVDが出るだろうか・・・。


先日、余安安(キャンディス・ユー)、薛凱[王其](フィオナ・シッ)、方中信アレックス・フォン)らが出席して記者会見が開かれたようだ。

方さんは、マレーシアの島を借りて結婚式をする件を聞かれ、株価が下落したらマカオで挙げると話し、やはりマレーシアの島を借りて挙式したと言われている黎明レオン・ライ)のようにお金持ちではないので、借りるのはもっと小さな島とも言っていたようだ。どちらにしても挙式は来年らしいが・・・。


hkpoohkpoo 2009/05/17 13:01 この映画昨日みました。ほんとにたんたんとしている。
香港人の中でも忙しいから家族の飲茶がへっているのでしょうかね、、。