他她 偏偏

《偏偏》

座談会の様子。
麥曦茵:監督
「香港四重奏」の1つとして香港國際電影節で上映された作品。初見の感想は→id:hkcl:20100328
この題材、「香港四重奏」の品行方正なイメージから少し離れているということで、なかなか映画祭からOKが出なかったそうだ。また撮影にはキヤノン一眼レフカメラを使用している。撮影を担当したジャムさんは、一眼レフを使った理由として何よりレンズが明るいからと話しており、最小限のライティングで撮影、その他は街頭の看板などの明かりを利用している(まったくライトを使ってないわけではない)。

《他她》

麥曦茵:監督
彼氏に振られた電話セールス嬢は、涙声になりながら電話を掛けたフリーのデザイナー君が優しく接してくれた。ある日2人は待ち合わせる事に。デザイナー君には同棲している彼女がいる。嘘はつけない「君が好きだけど僕には彼女がいるんだ」というつもりだったが、とっさの時に出た言葉は「彼女がいるけど、君が好きだ」だった。とろが彼女もつまみ食いしており2人は別れ、デザイナー君と電話セールス嬢が一緒になる。しかし時間の合わない2人、次第に喧嘩が耐えなくなる。電話セールス嬢は仕事をやめて、新たに写真屋の受付になった。今度はそこで見かけたいい感じの男性とデートするようになり、デザイナー君とは別れることに。そのころデザイナー君も新しい彼女が・・・。


くっついたの分かれたのを繰り返していく彼と彼女たち。この物語が後の《前度》(id:hkcl:20100412とid:hkcl:20100610参照)につながっている。
2011.5.28@Box Theatre


■□11年に見た映画一覧□■