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2010-03-28(Sun)

右から麥曦茵、楊淇。

[][][][][] 國際短片競賽節目(三)

Breath

Zac Murphy:監督香港

疫病が街に蔓延市民隔離され、男は孤独に自らの運命に向かう。(カタログより)

モノクロで人気のない香港の風景が新鮮な驚き。よく知った場所なのにまるでヨーロッパのどこかの寂れた街のように見えた。監督はカナダ出身アジアを舞台に長編を撮る予定もあるらしい。

《Sparrows》

Jam Speckenbach:監督(ドイツ

バーで知り合った男女のひととき。ミュージカル仕立て。バーの女性はオペラのアリア風に歌って注文をとり、バーの客の女性はバレエダンサーのように男と踊り、ディスコの客はインド映画のようにダンスシーンを演じ、タクシーの運転手はロックミュージカルのように歌う。面白い構成。そしてなにより興味深かったのは場面転換の仕方。男女がそろって歩いていく背中をまずカメラはとらえ、次にカメラが反対にターンして路上を写していくと今度は路上に先ほどの男女が座っている。というようにカメラは止まるとこなく、シーン転換していく。エッシャーのだまし絵のようなカメラワークが面白かった。

《Hanasaaris A》

Hannes Vartiainen、Pekka Veikkolainen:監督(フィンランド

言葉はいっさいなしで、破壊されていく工場や街の風景を定点観測のように写していく。太陽の光が薄く斜めから差していて、いかにも北欧。定点観測を早送りで映し出すと工場を破壊していく様が、まるで怪獣がビルを食いつぶしていくような面白い映像映画の前半は早送りのおもしろさ。後半になると今度は乱反射したような断片のあつまりが画面に現れる。とにかく映像が面白く、映画というよりビデオ芸術作品といった趣。

《Tying Your Own Shoes》

Shira Avni:監督(カナダ)

ダウン症の芸術家4人の創作活動の様子と言葉を用い、さらに芸術家たちの作品をアニメーションにして見せる。4人の描く絵が色使いや線が綺麗で素敵。

《The Six Dollar Fifty Man》

Mark Albiston、Louis Sutherland:監督(ニュージーランド

いじめられっ子が最後には先生に褒められ、自分に自信がつく。このいじめられっ子役の子を探してきた監督がすごい。この子歯並びが悪くて、なかなかな面構えだった。

2010.3.27@香港國際電影節(香港科学館)


■□10年に見た映画一覧□■


2009-02-08(Sun)

《John Rabe》

[][]《拉貝日記ベルリンで会見

一昨日(2月6日)、張静初(チャン・ジンチュウ)出演のドイツ映画《拉貝日記(John Rabe)》は、ベルリン国際映画祭記者会見を開き、主役のスティーヴ・ブシェミ香川照之が姿を見せたが、劇中大学生を演じている張静初は欠席だった。この映画の題材は南京大虐殺に関連しており、4月にまずドイツで公開される。


映画の出資者である中国映画会社・華誼兄弟は、《拉貝日記》は4月2日ドイツで先行上映、6月に中国で上映すると話した。また《拉貝日記》以外に、張藝謀(チャン・イーモウ)、陸川(ルー・チュアン)の新作も期せずして南京大虐殺を題材にしている。by 2009.2.8「sina.com.hk」

映画は中国(華誼兄弟)とドイツ、フランスの合作。《John Rabe》のティーザーはココ


張藝謀の新作は《金陵十三釵》。南京大虐殺を背景にした物語で、厳歌苓の同名の小説を改編したもの。厳歌苓は《天浴(シュウシュウの季節)》の原作者でもある。陸川の作品は《南京!南京》。出演は高圓圓(ガオ・ユアンユアン)、劉[火華](リュウ・イエ)、范偉(ファン・ウェイ)、秦嵐(チン・ラン)で、ポストプロダクションでモノクロにしているらしい。


2008-01-19(Sat)

[艸/全]湾

[][][] 張静初《ジョン・ラーベ》のため《新宿事件》を放棄

現在上海で映画《ジョン・ラーベ》を撮影中の張静初(チャン・ジンチュウ)は、一昨日(1月15日)の晩、撮影の空きを利用してイベントに出席した。太ったのがはっきり分かる張静初はインタビューを受け、《ジョン・ラーベ》のため成龍(ジャッキー・チェン)との共演の機会が無くなったと話した。


この日、張静初は素顔で体は太っており、美食を前にして食欲旺盛、あっというまに甘いものを平らげた。張静初は、現在撮影中の《ジョン・ラーベ》で太る必要があり、かなり体重が増えたという。

《ジョン・ラーベ》は昨年10月に上海でクランクイン、張静初は、この映画のため体重が増えただけでなく、成龍との2度目共演の機会を失った。当初、《ラッシュアワー3》に続いて成龍と2度目の共演になる爾冬陞(イー・トンシン)監督の《新宿事件》に出演すると伝えられたが、《ジョン・ラーベ》の撮影期間が長く、2本の映画の撮影がかち合ってしまったため、《新宿事件》には演出できなくなった。(略)by 2008.1.17「ent.sina.com」

《ジョン・ラーベ》、前の報道はid:hkcl:20071023

salleanasalleana 2008/01/20 22:47 新年になってから初めてのコメントなので、まずはおめでとうございます。またこの記事を紹介させていただきました。いつも気になる情報をタイムリーに載せてくださってありがとうございます!

2007-10-23(Tue)

観塘

[][][]《ジョン・ラーベ》主演女優に張静初

大陸の華誼兄弟とドイツHoffmann & Voges出資して撮る《ジョン・ラーベ》は、周迅(ジョウ・シュン)が出演することになっていたが、スケジュールの問題に加えて、監督のFlorian Gallenbergerが張静初(チャン・ジンチュウ)を気に入ったため、現在は張静初が主演女優で決定している。


これは「南京のシンドラー」ジョン・ラーベに関する映画で、中国華誼兄弟が2000万米ドルを投資して撮影するもの。Florian Gallenbergerは、ベルリン映画祭で《孔雀》を見て張静初のファンになり、彼女の参加を強く望んだ。張静初は劇中、日本の侵略者に迫害される女学生を、ラーベはドイツの俳優ウルトリッヒ・トゥクールが演じる。by 2007.10.23「文匯報」抜粋

いったい南京関係の映画は何本作られるのだろうか。

2007-10-08(Mon)

舒[王其](左)。

[][][][][]《十年》《物失重認》《[ロ麥]相害》《千代のお迎え》


《十年》

舒[王其](シュウ・ケイ)ほか:監督

1人の少女の10年間を描く。サイレント。

現在は教鞭をとる舒[王其]が学生たちとの共同作業で撮った作品。賈樟柯(ジャ・ジャンクー)の《我們的十年(私たちの十年)》と同じ、「南方都市報」からの依頼で創刊10周年記念としてつくられた。

以下、ティーチインで舒[王其]が語ったこと。(覚えている範囲で)

  • 学生との共同作業で脚本を作り、シーンを割り、おのおの好きな部分を撮り、のちに編集した。
  • 最初からサイレントで撮ることにしていたが、音を入れたバージョンもあるが、映画を上映しながら、即興で音楽を演奏してもらうのもいいと考え、大友良英(《虎度門》の音楽)にセミナーを頼んだときに、映画を流して即興演奏をしてもらった。実際は本当の即興ではなく事前に1度見てもらってからだが、この試みは録音して保存している。
  • 自らの構想の中にある話しがあって、主人公の男の子は中国語が流暢な日本人という設定だった、その為には主役に1年前から中国語を学ばせなくてはとか、日本で撮るなら台詞は日本語だとか、そいうことを考えていたことがあり、ある時サイレント映画を見て、これならすべて解決できると思った。それで今回、ちょっと試してみようと思ったのだ。
  • ここ7年ほど学校で教えていて、とてもプラスになっている。学生に話すには適当ではだめで、よく知らなくてはならない。映画に対する理解は以前より深まったと思う。いま撮れば以前よりかならずいいものが撮れると思う。
  • この作品を作って、自分の中の創作意欲が刺激された。自分の作品を撮りたいと思っている。

《物失重認》

Choi Bin-Chuen:監督

ドイツで勉強し香港に戻って来た監督。子供の時に見た「盲魚」という魚を探して香港のあちちを回る話し。中でおおいにウケたのは、主人公の継母は張學友が好きと画面に文章が出ると、學友と継母が2ショを撮るシーンが登場する。継母、だたのファンだ(笑)。さらに継母はダンスが趣味というくだりでは、なんと小春の「黄豆」に合わせて踊る(かなり練習しているとみた)姿が映しだされた(爆)。ナレーションはドイツ語。

《[ロ麥]相害》

林靖傑(リン・ジンジエ):監督

台湾の街で客を引く女性をドキュドラマ方式で描く。同じ監督の《最遙遠的距離》(id:hkcl:20070924)とは違う面が見られる。

《千代奇縁(千代のお迎え)》

馬場政宣:監督

戦死した父がお盆に帰って来ると待ちわびる娘の話し。


最初のサイレントでも途中のドイツ語のナレーション(英語字幕あり)でも席を立つ人がいた。観客は分かって来ているのかと思っていたが(短編だし、それなりの覚悟で来ていると思っていたが)、そうでもないらしい。2007.10.8@@百老匯電影中心「香港亞洲電影節2007」


■□07年に見た映画一覧□■