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香港電影迷宮+blog このページをアンテナに追加

2016-01-14(Thu)

《狼圖騰》

[][][]《狼圖騰》(神なるオオカミ)

馮紹峰(ウィリアム・フォン)、竇驍(ショーン・ドゥ)、巴森扎布(バーサンジャブ)、昂哈尼瑪、圖門巴雅爾 ジャン=ジャック・アノー監督 2015年


知識青年・陳陣(馮紹峰)と楊克(竇驍)は1967年、文化大革命で内モンゴル下放された。陳陣は遊牧民が神とあがめる狼に強く惹かれ、飼ってみたいと思うようになるのだった。


姜戎の同名の小説を元にした映画。「遊牧民はこれまで狼を神と思ったことはない」という話しがでたようだが、物語は狼と人間の交流を通して、自然と人間の共存、人間の傲慢さや愚かさをも描き出そうとしているのだと思う。(つづく)

2016.01.12@ヒューマントラストシネマ渋谷(未体験ゾーンの映画たち 2016)

■□16年に見た映画一覧□■

2012-02-04(Sat)

楊紫瓊。

[][][]《The Lady(昂山素姫)》(The Lady 引き裂かれた愛)

楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)、デヴィッド・シューリス、Jonathan Raggett、Jonathan Woodhouse、Susan Wooldridge、Benedict Wong Luc Besson(リュック・ベッソン):監督


日本でも公開になるらしいので、詳しい物語は省略。母の面倒を見るためイギリスから帰国したアウンサンスーチーは祖国の惨状を目の当りにする。さらに亡き父の支持者たちからの懇願もあり、ミャンマーにとどまることを決め政治活動を開始するが、彼女の存在をうとましく思う軍事政権はさまざまな手段を使ってなんかと彼女を排除しようと考える。


この日は上映後、監督と楊紫瓊を交えてQ&Aがあった。

なによりも楊紫瓊の努力を称えたい。顔のつくりがもともと似ているのだが、写真や動画を見ながら、歩き方や仕草などさまざまな動作をまねし、さらにミャンマー語も学習して映画に臨んだという。彼女はこの企画の話を小耳に挟んだ時、「これは私がやるべき映画だと思った。制作は誰なのかと捜すと、あちらも私を捜していた」というから、相思相愛な人選。カンフースターとしてしか認識されていない彼女だが、この映画ではもちろんアクションは一切ない。自国と家族を愛して、静かに戦いを続ける一人の女性を丁寧に演じている。映画が進むにつれて彼女の顔がどんどんアウンサンスーチーその人に見えてくる。この日、会場にミャンマー出身の人がおり、楊紫瓊の英語なまりのミャンマー語は素晴らしいと褒めていた。

タイに作った自宅セットは、さまざまな資料を参考にして作った。「写真を見ながらメジャーではかった」と冗談まじりに監督は話していた。後になって分かるのだが、このセットは実際のアウンサンスチーの家と寸分違わなかったそうだ。唯一ちがっていたのはカーテンの色だったとか。また服装についても写真を元に作っていったそうだ。

ベッソンはこの映画の中国公開について質問され、「外国映画の公開は25本(もっと多かった気もするが?)と決まっているから、その中には入るのは難しいだろう」と政治的なことを理由にはしていないが、この映画から六四や劉暁波を連想するという声もあり、大陸での上映はやはり難しいのだろう。

2012.2.4@The Grand Cinema(優先場)


■□12年に見た映画一覧□■


2011-11-24(Thu)

《黒蜥蜴:美輪明宏》

[][]《黒蜥蜴:美輪明宏(美輪明宏〜黒蜥蜴を求めて)》(MIWA, à la recherche du Lezard Noir)

パスカル=アレックス・ヴァンサン:監督


映画《黒蜥蜴》からはじまり、美輪明宏自身へのインタビューはもちろん、寺山修司や三島由紀夫との関係を解説、横尾忠則や宮崎駿へのインタビューを通して、美輪明宏の魅力に迫るドキュメンタリー。ジェンダーを超えた美輪明宏の存在を浮かび上がらせる。フランス人監督の作品。


デビューしたての美少年のころは知らない。私が認識した頃には、すでに叔母様的な状態になっていたのだが、この映画の最後で結論づけられるように、美輪明宏は、女でも男でもなく(いやどちらでもあるのかもしれないが)、美輪明宏だった。そして他の誰でもない美輪明宏を疑問に思うこともなく、受け入れていたと思う。

《黒蜥蜴》については、実は映画は見てないが、97年青山劇場での舞台《黒蜥蜴》は見ている。普段、舞台はあまり見ないのだが、この時は評判になっていた《黒蜥蜴》の何度目かの再演で、雑誌などへの露出も多く気になって、見に行ったのだと思う。客席は満員だった。記憶をたぐると、明智小五郎役は名高達郎だったように思う。細部は覚えていないが、濃密な時間だった記憶が残っている。今回のドキュメンタリーを見て、深作の映画《黒蜥蜴》が見たくなった。

2011.11.24@百老匯電影中心(香港同志影展)


■□11年に見た映画一覧□■


2011-06-25(Sat)

《穴(Le Trou)》

[][]《穴(Le Trou)》

マーク・ミシェル、ジャン・ケロディ、ミシェル・コンスタンタン、フィリップ・ルロワ、レイモンド・ムーニエ、カトリーヌ・スパーク ジャック・ベッケル:監督 1960年


詳しい物語は省略。穴を掘ってパリのサンテ刑務所から脱獄を試みる男たちの物語。

ひたすら穴を掘っている。コンクリートの床や壁を鉄の棒でがんがんたたく、隠しもっているヤスリで鉄棒を切る。その音がスクリーンから映画館に響き渡る。掘っても掘ってもいつ出られるのか分からない、看守に見つかるかもしれないという緊張感が最後まで物語を牽引していく。鏡を隠しておいて、たたいて砕き、破片を歯ブラシに糸で結びつけて覗き穴からそっと出して周囲を観察する。医務室からガラス瓶を盗みだして砂時計を作ってみたりもする。そして下水道があるパリならではの脱出方法。

囚人たちは監房の中で段ボールを組み立てて細長い箱を作っている。あの箱のサイズはワインを入れる箱だろうか。

男たちの面構えがいい。それにぶよぶよしてない締まった身体。身体が入るぎりぎりの床の穴を出入りして、穴掘り現場と監獄を行き来する男たち。あらゆる無駄をそぎ落として、効率よく仕事を進める。看守の眼をごまかすための細かい工夫、限られた道具でただただ掘る。ストイックなまでの行動は、美しくもある。

2011.6.25@百老匯電影中心(黒色電影・法國×香港)


■□11年に見た映画一覧□■


2011-06-06(Mon)

《四百擊》

[][]《四百撃(大人は判ってくれない)》(Les Quatre Cents Coups)

ジャン=ピエール・レオー フランソワ・トリュフォー:監督 モノクロ 1959年


日本で見ていなかったので、中文字幕で初見。

映画が素晴らしいのはすでに万人が認めるところなので、ディテールを見ながら楽しむ。主人公が着ているチェックのジップアップのジャケット。抱えているカバンのデザイン。学校の机にはインク瓶入れがついていて、ペンでノートを取っている。毎晩捨てに行くゴミ入れは長方形で持ち手がついている。ブリキで出来ているのだろうか。牛乳の大きな瓶の蓋は簡単に指で開けられる。細長いバケット。友人宅のベッドヘッドのデザイン。12歳なのにすでにタバコを吸っている。1959年の街並みとショップのロゴ。などなど・・・。


最後、主人公が海まで走っていき、波打ち際から引き返してくるカットで終わる。初めて見た海に感動したのだろうか。いや大きく広がる海に自らの孤独感をより確信させられただけではなかったのか。なぜなら自由とは孤独だから。たまにはフランス映画もいい。

2011.6.5@香港電影資料館「童心看世界・電影導演眼中的童年」


■□11年に見た映画一覧□■


2010-11-08(Mon)

《Johnnie Got His Gun!》

[][][]《Johnnie Got His Gun!(杜Sir有種)》(ジョニートーは戦場へ行った)

ドキュメンタリー Yves Montmayeur:監督 


葉巻吸う杜[王其]峰(ジョニー・トー)へのインタビューを柱に、おなじみの俳優たち(任達華、梁家輝、黄秋生、任賢齊、古天樂など)へのインタビューと映画のシーンなどを絡めながら杜[王其]峰の映画を探っていく。《大件事》あたりから撮影していたようで、けっこう長い時間に渡って撮影したのだろうか。

登場する映画は《鎗火》《放逐》《黒社会》《文雀》《PTU》。《大件事》撮影現場、杜[王其]峰の事務所ビル屋上に作った《放逐》のマカオのホテルのセットを任達華が案内したり、劉青雲が出ている作品(《奪命金》か?)の撮影現場なども登場する。

話している内容は、雑誌インタビューなどですでに語っていることと重なる部分も多いが、間に香港の町並みを挿入するなど、外国人がインタビューしたという感じのするドキュメンタリーだが杜[王其]峰を理解するためのよい入門書といった風情。しかし、もう1回見たいのでどこかで公開(もしくはDVD)にならないだろうか。英語字幕しかついていなかったので望み薄かもしれない。

たまたま一緒に見ていた友人(香港人)は、「杜[王其]峰、一度も怒ったりしなかった。普段は粗口で俳優たちを怒鳴っているのに、すごく上品な部分だけだった」とご不満な様子だった(笑)。

2010.11.7@Palace ifc(香港亞洲電影節)


■□10年に見た映画一覧□■


きたきつねきたきつね 2011/01/21 13:04 こんにちは。
これ、ゆうばり国際ファンタで2月25日・27日に上映されるとのことです。
見たかったので、できれば行こうと思っています。情報ありがとうございました。

2009-01-31(Sat)

《仁義》

[][]《仁義(Le Cercle Rouge)》

アラン・ドロン、イヴ・モンタン、ジャン・マリア・ヴォロンテ、フランソワ・ペリエ ジャン=ピエール・メリヴィル:監督 1970年 DVD


ストーリーはココあたりを参照に。

極端に台詞が少なかった。飲んだくれのイヴ・モンタンが、髪をなで付けブラックスーツとコートを着て、革の手袋をし、ステッキを持って見違えるようになって宝石店に現れるところがかっこいい。アラン・ドロンの髭はいただけない。


フランスというと森や林を思い浮かべる。フランスには1度しか行ったことはないのだが、その時宿泊したのは知人の家で、最寄りの駅までは林の中の小道を歩いていった。その時の感覚で"フランス=森(林)"というイメージが出来上がっている。なだらかな平地に木が生えていて、小川が流れているところ。この映画でも列車から逃走した犯人が林を走り抜けて行く。それ以外、この映画に登場する風景はどこも殺風景。町中も夜遅くや、朝早くで、人通りが少ないし、郊外も雨や雪が降っていてうら寂しい。それが映画全体の雰囲気を作っている。


この映画、杜[王其]峰(ジョニー・トー)がリメイクすると言われているのだが、どうやって物語を作り直すのか気になる。主役がオーランド・ブルームなら、周潤發(チョウ・ユンファ)はイブ・モンタン役だろか。当初の報道では昨年クランクイン予定だったが、撮り始めたという報道も聞かない。


■□09年に見た映画一覧□■


2008-01-08(Tue)

《藍苺之夜》

[][]《藍苺之夜(マイ・ブルーベリー・ナイツ)》

ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ 王家衛(ウォン・カーワイ)監督


日本でもすぐに公開になるようなのでストーリーは省略。見る前から《重慶森林(恋する惑星)》にそっくりと言われていたが、まさにそのとおり。王菲(フェイ・ウォン)=ノラ・ジョーンズ、梁朝偉(トニー・レオン)=ジュード・ロウ。敢えてそのあたりのことは書かないでおく。


それよりも気になったのは他の王家衛映画を連想させるシーン。高架線を列車が走る印象的なシーンは、《堕落天使(天使の涙)》で李嘉欣(ミシェル・リー)がゴミを持って帰る部屋の脇を通る列車(MTR)や《春光乍曳(ブエノスアイレス)》の台北の風景を思い出す。ジュード・ロウが働く店は、やはり《春光乍曳》のバーを連想する。

そして、音楽がライ・クーダーなので同じロードムービーとして無性に《パリ、テキサス》を見直したくなるのだった。2008.1.6@百老匯電影中心


■□08年に見た映画一覧□■


jojojojo 2008/01/09 22:44 茶通さん、こんばんは。
[コネタ]笑った〜〜〜!!! でも、ナイスだわ。

茶通茶通 2008/01/11 21:40 傑作ですよね。これ。

2007-12-06(Thu)

もうすぐ公開《投名状》

[][][][] これから公開

  • 12.13...《投名状》李連杰(ジェット・リー)、劉徳華(アンディ・ラウ)、金城武 陳可辛(ピーター・チャン):監督 [公式サイト] [sina.com特集ページ] [tom.com特集ページ] [blog] [atnext.com特集]
  • 12.20...《破事兒》林海峰(ジャン・ラム)、陳奕迅(イーソン・チャン)、鍾欣桐(ジリアン・チョン) 彭浩翔(パン・ホーチョン):監督
  • 2008.01.03...《集結號》張涵予、任泉 馮小剛(フォン・シャオガン):監督 [公式サイト] [ent.sina.com特集]
  • 2008.01.03...《藍苺之夜(My Blueberry Nights)》ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ 王家衛(ウォン・カーワイ):監督 [フランス公式サイト] [trailer@youtube]
  • 2008.01.10...《蝴蝶飛》周渝民(ヴィック・チョウ)、李冰冰(リー・ピンピン) 杜[王其]峰(ジョニー・トー):監督 
  • 2008.01.31...《長江7號》周星馳(チャウ・シンチー)、徐嬌、張雨綺(キティ・チョン)、林子聰(ラム・ジーチョン) 周星馳(チャウ・シンチー):監督 [ent.sina.com特集ページ] [163.com特集]
  • 2008.01.31...《黒道之無悔今生》關智斌(ケニー・クワン)、呉浩康(ディープ・ン)、蒋雅文(マンディ・チョン) 梁鴻華:監督
  • 2008.02.07…《功夫灌籃》周杰倫(ジェイ・チョウ)、陳柏霖(チェン・ポーリン)、蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)、陳楚河、曾志韋(エリック・ツァン) 朱延平(ジュー・イェンピン):監督 [公式サイト]