六月十日
第二節
今日は2ページしか読めなかった。
労働には二面性がある。
①使用価値を作るための目的、作業様式、対象、手段、結果に規定された有用労働。
②社会的平均労働力?
有用労働の質的相違が社会的分業に発展する。同じ種類の商品は交換されない。
六月九日
今日から資本論日記を書くことにした。
柄谷行人の『トランスクリティーク』を読んで感銘を受けたからだ。
ちなみに昨日までで序文は読み終えているので、第一部のはじめから読む。
使っているのは、大月書房のハードカバー版。
第一部 資本の生産過程
第一篇 商品と貨幣
第一章 商品
第一節 商品の二つの要因 使用価値と価値(価値実態 価値量)
商品=外的対象であり、人間の何らかの欲望を満足させるもの。
物の有用性は物を使用価値にする。
使用価値は商品体なくして存在しえない。
交換価値=ある種類の使用価値が、他の種類の使用価値と交換される割合。
時と所によって変動する。
商品A=商品Bである場合、AもBも第三の交換価値に還元できなければならない。
商品の物体的な属性は使用価値に関する限りでしか問題にならないが、
交換価値は使用価値の捨象によって成立する。
交換価値は社会的平均労働力の労働時間によって規定される。