2009/02/23(月)、HDDレコーダー(WOWOW)
早めに帰って留守録を鑑賞。
毎回思うけど、賞の細部がどうのこうの言う以前に、映画への愛情にあふれていることに圧倒される。
賞、あるいは授賞式は徹底して「『映画』が主役」。
映画が好きだったり、映画で仕事をして自分の仕事に誇りを持っている人だったら、私と同じように映画に対する愛情や感謝の気持ちを抱くのは当然だと思うけど。
でも、世の中には真っ先に話題にするのが、衣装が良かったとか似合ってなかったとか、観てもない映画を予想して自分が事情通であることをアピールしたりとか、そんな奴らも多いようで。
私なんか、崇高なことが繰り広げられているすぐそばで、そんな下世話なことなんか恥ずかしくて出来ないもん。
私が映画に関することで批判的なコメントをするのって、結局は映画のお世話になっているはずの映画ファン風の人や、映画に関する仕事でお金を得てご飯を食べてると思われる人たちが、愛情を持っていなかったり恩を感じてなかったりということに対してだということに気づいた。
さて、そんなアカデミー賞でも、大半の時間は月並みな受賞セレモニーと受賞コメントなのだが、恒例のコーナーで特に好きなのが物故者のコーナー。
今年の発表の仕方は、マルチスクリーンで画面サイズが小さく判別しにくかったのだが、判った人たちを挙げると、
▼シド・チャリシー
▼ヴァン・ジョンソン
▼マイケル・クライトン
▼市川崑
▼ロイ・シャイダー
▼リチャード・ウィドマーク
▼レナード・ローゼンマン
▼ジュールス・ダッシン
▼チャールトン・ヘストン
▼アンソニー・ミンゲラ
▼シドニー・ポラック
▼ポール・ニューマン
これらの人々に加えて、ジェリー・ルイス本人まで出てくるもんだから、すごいなぁ。
ちなみに、市川崑の紹介の時に流れていたいくつかの作品の中で、判ったのは『ビルマの竪琴』(モノクロの方)をはじめ、『東京オリンピック』、(多分)『鍵』。
それから、なぜか出ていなかった他の物故者は、
▼ジョン・フィリップ・ロー
▼メル・ファーラー
日本映画の受賞者は、『つみきのいえ』の加藤久仁生監督の「私の会社のROBOTに感謝します。ドモアリガトミスターロボット」なんてギャグが言えるなんて、スティックスがいて良かった。
『おくりびと』は、監督以外の出演者たちも思い切って壇上に上がったおかげで、広末涼子はリーアム・ニーソンと握手できたのが嬉しそうで良かった。
それから、余貴美子はカッコイイ。
今年の式の進行は、無駄なコーナーが無くてスムーズかつ充実していて良かった。
とまぁ、このぐらい書けば十分かな?