シネサルの「映画のブログ」

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 日本インターネット映画大賞2012、日本映画部門投票

昨日の外国映画に続き、日本映画部門の投票です。

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【作品賞】(3本以上10本まで)
  「僕達急行 A列車で行こう」   5点
  「KOTOKO」         5点
  「この空の花 長岡花火物語」   5点
  「夢売るふたり」         5点
  「終の信託」           5点
  「聴こえてる ふりをしただけ」  1点
  「こっぴどい猫」         1点
  「怪談新耳袋 異形」       1点
  「苦役列車」           1点
  「ヒミズ」            1点

【コメント】
 これはという1本がなかった。
 さらに、10本を選ぼうとしたら5本しか選べなかった。
 残り5作品は、次点作の中から誰も投票しないかもしれない作品を優先させたので、『鍵泥棒のメソッド』『桐島、部活やめるってよ』などが漏れた。
 ヒットしたテレビ局主導作品は、観る気すら起きないものばかりでほとんどパスした。
 でも、『終の信託』みたいな例外もあるから、ダメだと決めつけられない。

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【監督賞】              作品名
   [大林 宣彦      ] (「この空の花 長岡花火物語」)

【コメント】
 今一番威勢のいい映画を作っているのが、70歳を越えた大林監督ってのはどういうことだ?
 しかも『この空の花〜』は彼のデビュー作の『HOUSEハウス』をほうふつとさせるので、およそ35年の間大林監督は誰も追いつけないところを1人突っ走っていたことになる。
 そんなことでいいのか?

【主演男優賞】
   [染谷 将太      ] (「ヒミズ」)

【コメント】

【主演女優賞】
   [松 たか子      ] (「夢売るふたり」)

【コメント】

助演男優賞
   [大沢 たかお     ] (「終の信託」)

【コメント】

助演女優賞
   [吉高 由里子     ] (「ロボジー」)

【コメント】

ニューフェイスブレイク賞】
   [木村 文乃      ] (「ポテチ」)

【コメント】
 俳優賞は、全部パッと思いついた人をチョチョイと選んでみました。

【音楽賞】
  「該当なし       」
【コメント】

【ブーイングムービー賞】
  「希望の国

【コメント】
 2011年に続き、2012年も原発事故に対して映画人や文化人の「私たちは被害者で、何言っても許される」的な身勝手さが目立った。
 『希望の国』も、フィクションのはずが、つまらなさをカバーするかのように時々「福島」の実名が恐怖をあおる材料として使われる。
 確証のない過剰な危険視は風評被害の元凶(=立派な犯罪)で原発近隣の人を精神的に追い込むことだが、自分たちが加害者になる危険性はこれっぽっちも考えてないらしい。
 劇中、避難民たちに対して「放射能がうつる」と言って拒絶した身勝手なガソリンスタンドの店員と同じなのである。
 結局、誰も敵視しないであくまで映画の領域で主張した映画人は『この空の花 長岡花火物語』の大林監督だけのようだ。
 それを理解できない人は、社会性やら政治やらの分不相応なことはやめて、おとなしく映画だけ撮って欲しい。

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【私が選ぶ○×賞】
   [森田 芳光      ] (「僕達急行 A列車で行こう」)
  「死が一番惜しまれる映画人賞」

【コメント】
 2012年も多くの映画人が亡くなりましたが、森田監督の喪失が一番大きい。

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【参照】日本インターネット映画大賞