シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』 ★★

【原題】"Cave of Forgotten Dreams”(意味「忘れられた夢が存在する洞窟」)
2010年、アメリカ、カラー、1:1.85、3D(2D版)、90分、英語&仏語(日本語字幕)
【監督&脚本&ナレーション】ヴェルナー・ヘルツォーク
2013/09/28(土)鑑賞、WOWOW放映
 1万5千年前のラスコー洞窟壁画よりさらに古い、3万2千年前のショーヴェ洞窟壁画が、保存のために洞窟を封鎖するのを控えて、洞窟内部を3Dで撮影したドキュメンタリー。
 (ただし、鑑賞したのは2D版。)
 人類最古の絵というだけでも芸術作品として貴重なのに、マンガのように線をダブらせることで動物の動きを表していたりするので、芸術性をあぶりだすことをまず重視し、炎を再現した照明を当ててみたりする。
 他には、作者の心情に迫るために、洞窟内部の変化や当時の環境や生活の状況も学術的に解説している。
 結果、よくある科学ドキュメンタリーみたいな学実的解説部分が長くなった。
 壁画に関しても、今の人間の目線で3万2千年前の作品を正しい気持ちで観れているかは自信がない。
 でも、ひょっとしたら3D版で観たら壁画を生々しく観れて、印象が違ったかもしれない。