シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『ニトログリセリン』」 ★★

【原題】Nitro(意味「ニトロ」)
シーズン3、第21話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ブルース・ケスラー【脚本】ローレンス・ヒース【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/06/29(木)再放送(17:58 BSジャパン)、2017/06/30(金)鑑賞
<ストーリー>
 カラコー国のゼック将軍と軍需工場経営者のナジッドが、隣のアジール国との平和協定を国王が発表する庁舎を爆破してアジール国の仕業に見せかけて戦争しようとしていた。
 ナジッド工業の経営コンサルタント社員に成りすましたバーニー(モリス)がコンピューターを操作して工場のニトログリセリン保管庫の扉を開け、アジール国の謎の「ニトロ使い」将軍ハキムに成りすましたローラン(ランドー)がニトロを盗み出した。
 ジム(グレイヴス)から、シナモン(ベイン)がハキム将軍の手先だとの情報を聞かされていたゼックたちは、彼女を尾行してニトロを盗んだハキムの居場所を探ると、既に拉致していた爆破の計画と実行を担当のスコーラをハキムに変装させて薬で死んでいるようにしたのを見つけ、スコーラに変装したローランが、ニトロ搭載のラジコントラックで庁舎を爆破するハキムの作戦の方が良いと言って変更させた。
 国王の発表の当日、庁舎に居たジムはナジッドを薬で動けなくし、テレビ中継を遮断して、ローランの爆破音の電話と合わせて、爆破に成功したと思ったゼックが演説をテレビ放送し、トラックが動き出すのを見て命の危機を感じたナジッドはニトロの計画を白状し、トラックの運転席にいたスコーラも合わせ3人の犯行がバレた。
<感想>
 いつもは計画通りに事が進むのだが、今回は前半でラジコントラックがニトロを盗み出す時に銃撃され、それによる弾痕がいつトラブルを起こすかのサスペンスが継続し、最後に庁舎に突っ込む直前に止めるはずがブレーキが利かなくなってあわや爆破、という計画外の事態が起こるのが珍しい。(結局はギアをローに入れて止めることに成功。)
 まあ、計画外のことが起きない方が不自然だよね。
 ハキムが死んだと見せかけるために、薬で仮死状態にしてさらに変装を施してと、2つも偽装するのはバレる危険性が高いなど、ところどころ危なっかしい作戦なのだが、観ている間はそんなに気にならない。