映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html)

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  採点は、★4つで満点 ☆は0.5

    ★★★★ 人類の宝 / ★★★☆ 必見 / ★★★ オススメ / ★★☆ 及第点

    ★★ 中間レベル / ★☆ パスしてよし / ★ ひどい / ☆ この世から消えろ

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2018-05-12 スパイ大作戦『終わりなき戦火(第三次世界大戦勃発)』

「スパイ大作戦『終わりなき戦火(第三次世界大戦勃発)』」 ★★

| 17:36 | 「スパイ大作戦『終わりなき戦火(第三次世界大戦勃発)』」 ★★を含むブックマーク 「スパイ大作戦『終わりなき戦火(第三次世界大戦勃発)』」 ★★のブックマークコメント

原題Two Thousand(意味西暦2000年」)

シーズン7、第2話

1972年アメリカカラー、1:1.33、35mm、英語吹替、約47分

監督レスリー・H・マーティンソン【脚本】ハロルド・リヴィンストンエグゼクティブプロデューサーブルースゲラ

【出演】ピーター・グレイヴス、グレックモリス、リンダ・デイ・ジョージピータールーパス、ヴィク・モロー、他

2018/05/08(火)17:58再放送BSジャパン、2018/05/08(火)鑑賞

ストーリー

 核物理学者コリンズ(モロー)が核爆弾の原料のプルトニウム50kgを研究所から盗み出し、取引相手である某国のヘイグと名乗る男が電話で彼に「明後日の正午に隠し場所に行って回収する」と話したのを捜査員が盗聴していた。

 核物質の奪還を命じられたIMは、コリンズが毎朝聞く自宅のラジオすり替え、翌朝に内部のテープで「中東軍事的緊張が高まった」とのウソニュースを聞かせた。

 そこに、IMF存在を知らない弁護士バンダーコリンズの自宅近くの公衆電話からコリンズ電話をかけ、「自分依頼人米国人某国の場額を払うから自分達に売らないと命はないと」脅した。

 その直後、刑事に扮したウィリールーパス)がコリンズの自宅に現れ、殺人容疑で逮捕すると言って車で連行し、それを見ていたバンダーは、裏で通じているセイガー警部補電話をかけ、その車のナンバーを調べることを依頼した。

 セイガーは、ナンバーのパトカー存在しないことを調べ、IMFが密かに借りた警察署立ち入り禁止一角コリンズ連行されて行ったことを怪しんんだ。

 ウイリーコリンズ尋問している時、ラジオアメリカミサイル攻撃を受けているとのニュースを聞かせ、窓の外で爆発が起きた瞬間、コリンズを気絶させて運び出したが、この会話をセイガーが盗聴していて、録音を聞いたバンダーコリンズの移送先へ向かった。

 コリンズが目を覚ますと、そこは地震崩壊したビルを利用して作られた軍事基地のセットの中の強制労働の部屋で、コリンズ薬品で老人の顔にさせられて、バーニー(モリス)と同室の監房に入れられ、鉄格子を通して向かいのガス室で老人たちが殺されるのを見た。

 バーニーはコリンズに、自分戦争捕虜で、ミサイル攻撃から西暦2000年の今までの28年間戦争が続いていて、コリンズのような戦争の生き残りの老人は、まもなくガス室で殺されると言った。

 基地が敵から空襲を受けて監房が破壊され、コリンズとバーニーは脱獄するも近くの軍の指令室にたどり着き、そこでは軍人に扮したジム(グレイヴス)たちが苦しい戦況を話していた。

 2人は捕まるが、コリンズは2日後に迫った自分処刑回避するために、隠したプルトニウムで核物理学者自分核爆弾を作れば戦争に勝つことができると主張し、ジムたちに隠し場所を教えた。

 施設の外から中の会話を望遠マイクで盗聴していたバンダーたちが隠し場所河原に先回りすると、そこではヘイグたちが核物質を掘り出したところで、両者は撃ち合いになったが、現れたIMFが彼らを捕らえた。

 コリンズはもぬけの殻になった基地と、薬品効果がなくなって顔面の皮膚が変化したことでだまされたと気づくが、パトカーが彼に迫っていた。

感想

 指令を受けてから作戦タイムリミットまで2日ぐらいしかないのに、そんな短期間で準備が不可能な大掛かりな作戦が行われるのは、「スパイ大作戦」ではよくあるつじつまの合わない事例だが、ひとまず保留。

 その前に、タイムリミットの2日前にターゲット電話を盗聴したのを元に、「おはようフェルプス君〜」の指令テープをその日の午前中に作り、ジムテープを渡す役としてプロカメラマン撮影隊まで用意するのだからIMFの雇い主の仕事IMFに負けずにもの凄く速い(笑)

 ターゲット意識を失っている間に何年も経っていて、未来にいるように思わせてだます作戦は、過去の「スパイ大作戦」にもあった。

 その回では、日付入りのニセの新聞を作ったりして、にわかに信じられないことを理詰めて信じさせようとしていたのだが、今回はほぼ台詞のみで信じさせようとしていて、物証牢屋の壁の落書き程度。

 28年間ぶりに意識を取り戻したのが、病室とかではなく強制労働中で、「それまでずっと無意識で働いていたのか?」の疑問がわく程不自然だというのに…。

 ターゲット物理学者から、バレないためにはより緻密な時代考証が求められるというのに…。

 (それ以前に、ヴィク・モローが学者に見えないのも難点だけど…。)

 まあでも、つじつまが合っているかどうかより、笑っちゃうくらい有り得ないような、こんなウソストーリーを作っちゃう面白さの方が優先するのだけど。

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 今回特筆すべきことは、「『全面核戦争を経た後の爆撃を受けている基地』のセット(劇中ではブリッジトンにある建物)」のロケ地で、崩れかけた巨大なビルの豪快な映像が活かされていた。

 IMDbによると、ロケ地ロサンゼルスのシルマーにあったオリーブビュー医療センターで、1970年に建てられたが、1971年2月サンフェルナンド地震で損傷し、1972年にそこでロケしたとのこと。

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 冒頭、ジムが指令テープを聞く場所は、有名なサンフランシスコの「パレス・オフファインアーツ」。

 IMF本拠地は、劇中では明示されていないが、雰囲気的になんとなくロサンゼルスかな?と思っていた。

 ジムテープを聞いた後、本拠地にメンバーを呼んで事前打ち合わせをしたが、今回のように時間の限られた指令においては離れた所にジムを呼ぶのは理に反するので、IMFサンフランシスコの近くにあるのかな?

 もしくは、テープの声の主の居場所サンフランシスコで、時間がないから近くでテープを聞かせたとか?

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 核物質日本語吹き替えでは「プラトニウム」となっていて架空物質かと思ったが、原語ではプルトニウムだった。

 長崎プルトニウム爆弾が落とされてから27年も経った当時でも、「プルトニウム」は日本では一般的ではなかったのかな?

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