映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html)

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  採点は、★4つで満点 ☆は0.5

    ★★★★ 人類の宝 / ★★★☆ 必見 / ★★★ オススメ / ★★☆ 及第点

    ★★ 中間レベル / ★☆ パスしてよし / ★ ひどい / ☆ この世から消えろ

  さらに詳しい内容(感想など)は、本館 ==> http://www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html

  にある場合もあるので、ぜひご覧になってみてください。

  ツイッター ==> http://twitter.com/cine_sal/

   感想へのリンク: 【感想】...リンク先に感想がある / (感想)...リンク先に感想があるかもしれない)

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2014-05-13 2014/05/07(水)の日記

 2014/05/07(水)の日記(「可愛い悪魔」『斬る』『K2 初登頂の真実』)

| 14:06 |  2014/05/07(水)の日記(「可愛い悪魔」『斬る』『K2 初登頂の真実』) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  2014/05/07(水)の日記(「可愛い悪魔」『斬る』『K2 初登頂の真実』) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 家から駅まで自転車で行くが、駐輪場の空きが見つからず、探しているうちに12:10の電車に間に合わないかと思った。

 運よく電車が5分遅れていたので事なきを得た。

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 シネマヴェーラ渋谷に、岸田森特集の「可愛い悪魔」の開映時刻13:05の5分前に到着して入場。

お客さんは50人ぐらい。

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 終映時刻は14:40頃で、トイレに行ってから引き続き14:50からの『斬る』を鑑賞。

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 終映時刻は16:45頃で、ロビーで地図を見ていると、そこに井口昇監督が通りかかって、あれよあれよという間にいなくなった。

 彼が心酔する大林宣彦監督の「可愛い悪魔」が目的だろうか。

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 次は19:00からの『K2 初登頂の真実』の試写会を観に中野のなかのZEROホールまで、1時間10分位かけて歩いて行くことにしていたが、時間の余裕があったので、タワーレコード渋谷店によってから行く。

 途中、迷いそうになるような住宅地の道だったが、タブレットの地図のおかげで問題なく18:25頃に会場に到着。

 『K2』の試写はブルーレイだったみたい。

終映は21:05頃で、中野駅から総武線と山手線と田園都市線で帰宅。

2010-06-26 『4匹の蝿』、6/24〜25の日記、洋画の存在感低下?

 最近、洋画の新作の存在感が薄くなっているんじゃないの?

| 02:21 |  最近、洋画の新作の存在感が薄くなっているんじゃないの? - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  最近、洋画の新作の存在感が薄くなっているんじゃないの? - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 主観的な印象なのだが、最近洋画の新作の存在感が薄くなった気がする。

 数年前なら、「面白そうか?観なくてもよさそうか?」を判断できるくらいの情報は封切り時には揃っていたと思うが、最近はそれ以前に、どんな映画かも判らない状態で封切りを迎える作品が多くなったように思われる

 6/26封切り作品では、イエローハンカチーフ』、『エルム街の悪夢』、『ザ・ロード』、『ボローニャの夕暮れ』、『ユニヴァーサルソルジャーリジェネレーションなどが、判断材料になる情報はほとんど無い。

 ついでに言えば、来週末の作品でも、邦洋合わせて踊る大捜査線3』『ザ・コーブ』以外は同様の情報不足状態である。

 このことに関する考察の取っ掛かりとして、まずその理由を考えられるだけ挙げてみようと思う。

 【1】私の情報収集の意欲が減った。(十分ありえます。)

 【2】情報発信源が減った。(昔NHK-BSにあったエンタメ番組など、他にも気づかないうちに減っている?)

 【3】情報の出始めが封切り直前1週間前ぐらいに遅くなった。(短期集中作戦?本国との封切りの時間差縮小の影響?)

 【4】広告費の削減。(【2】や【3】の根本原因?)

 【5】特定の何かのせいではなく、世の中全体的に映画に対する関心が弱くなった。(結果的にまともな口コミの減少?)

 今のところはここまで。

 この件は、今後何か進展があったら再度取り上げるつもり。

2010-04-19 最近目立つ「意図不明の『副題』」

 最近目立つ「意図不明の『副題』」

| 00:06 |  最近目立つ「意図不明の『副題』」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  最近目立つ「意図不明の『副題』」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 最近映画のタイトルに副題が含まれることが多いが、そのほとんどが「この副題って必要?」と思うものばかり。

 今年の公開作の中から、副題つきのタイトルのものを挙げてみる。

  『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』

  『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』

  『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』

  『苦い蜜 〜消えたレコード〜』

  『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』

  『交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦』

  『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』

  『インビクタス/負けざる者たち』

  『霜花店(サンファジョム) 運命、その愛』

  『COACH コーチ 40歳のフィギュアスケーター』

  『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』

  『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』

 そして、極めつけなのが

  『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

 何なんでしょうねぇ?この傾向。

 言えるのは、タイトルで映画の内容を説明しようとしているように思える。

 短いタイトルだと伝わらないという不安の裏返しなのか?

 でも、副題をつけたところで、タイトルだけでな内容が十分に判らないのは相変わらず。

 それよりも、長くしたことで、感覚的な面で後退しているデメリットの方が大きいような気がする。

 テレビの2時間ドラマのタイトルがやたら長いことが笑いのネタにされていたのと同じだと思うんだけど…。

 最近の邦画が、観客の知的レベルが低いとみなしていて、そんな人たち向けにベタで解りやすい表現をするものが目立ってきて、実際そんな映画がヒットしたりしている。

 おかげで、表現が繊細だったり先鋭的だったり冒険的な邦画は、作る人もそれを認めてくれる人も限られてきていて、そんな映画が当たり前に作られている海外から日本に入ってきたものを観ては、「いいなぁ」と思うこともしばしばである。

 説明くさい副題をつけてダサいタイトルになった邦題は、邦画の内容がベタになっていることと同じことなのかもしれない。

2009-05-18 5/16(土)〜5/17(日)の日記、『GOEMON』の変な反響

 『GOEMON』の周辺に対する雑感 ★

| 01:36 |  『GOEMON』の周辺に対する雑感 ★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  『GOEMON』の周辺に対する雑感 ★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 『GOEMON』(★★)は、現在一番物議をかもしている映画の1つで、そのおかげか興行成績もいいらしい。

 で、この物議などの状況に関して思ったことをいろいろと。

 参考として、私の『GOEMON』に対する感想こちら

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 まず、この件に関するポイントについてまとめると以下のようになる。

  (1)新しい映画か?新しくないか?といえば・・・・新しくない。

      映像は、どこかで既に観たようなものばかり。

      情報誌や情報番組などでは、そろって「新しい日本映画」みたいに言ってるけど、ああいうメディアは「情報」「報道」ではなくて事実上単なる「宣伝」機関だから、あおるだけで事実を言わないのが当たり前。

  (2)深い映画か?深くないか?と言われれば・・・・深くない。

      衣裳や美術など、有名な元ネタをもじっているのも判りやすいし、ストーリーも単純でストレート。

      ただし、深くないからといって、それだけで悪いということではない。

  (3)出来が良いか?良くないか?といえば・・・・たいして良くない。

      まあざっと、普通かそれ以下。

  (4)何か日本映画や日本人を、良くも悪くも違った方向に導くなどの影響があるか?無いか?といえば・・・・無いだろう

      理由は(1)(2)(3)で述べた通り、単純で普通な映画に影響力なんて無い。

  (5)そんなに語られるような映画かと?いえば・・・・そんなことはない。

      理由は(1)(2)(3)(4)で述べた通り。

      じゃ、現実に物議をかもしているのは何故? 映画よりもこの状態の方が異常。

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 そんなわけで、話題は「なぜ『GOEMON』がこんなに語られるのか?」ということに移る。

 これの理由として考えられるのは、「語りやすい映画だから」、もっとぶっちゃければ「けなしやすそうだから」なのではないだろうか?

 かく言うわたしも、『GOEMON』の試写会を観に行ったのは、「観るのが楽しみ」というより、「どんなものか観てやろう」という気持ちが他の映画よりも大きかったのは事実。

 だから、野次馬的気持ちで観たいと思うのは解らないでもないんだけど、私の場合は決して「けなし前提」ではない。

 だいたい、世評が駄作一辺倒だからといって、実は見どころがあった映画もこれまでいくつかあったから、他人の意見は信じていないし。

 それに、ひどい映画というより腹立たしい映画を観て何日も怒りを引きずりながらすごしたことがこれまでにも何度かあったことがあって、わざわざそんな思いをしたくはないし。

 観るからには、否定的な印象を受けたときこそ、高評価の場合よりも真剣にコメントしようと思っている。

 でも、世の中には『GOEMON』みたいな映画にたいして「批判」ではなく無責任な「悪口」を言うことに熱心な人がいるようで、ネットでもちょっとした場所で悪口で盛り上がったり、また一人で批判する度胸がないのか同じ意見の人を探したりしているようだ。(肯定派でそんなことをしている人は未確認。)

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 さて、そんな『GOEMON』をとりまく状況をまとめると、以下のようになると思う。

  <1>話題になっている割りには、真剣に作品と向かい合っている映画ファンは多いと思えない。

  <2>マスメディアは、「新しい日本映画」などのように、実態とかけ離れたことしか言わない。

  <3>ヒットの原因が「出来のいい映画」であることよりも「物議をかもすような映画」であることの方が大きいと思われ、これを映画会社が踏襲すると、今後日本映画はセンセーショナリズムに走って、映画の出来はおろそかになってしまう。

 以上は『GOEMON』に限らず最近のヒット作にありがちな傾向であるとも言え、『GOEMON』は特に顕著に表れている。

 そして、こんな状況の意味するところは、『GOEMON』という作品自体が状況の中心にあるとはいえ決して状況の主役ではなく、人々が映画そのものから離れたところでなにやら騒いでいるというのが実態だということである。

 最近の日本では、若い人の映画離れが進んでいたりで映画の危機が叫ばれているのだが、『GOEMON』を取り巻く状況だけに関して言えば、映画はほとんど滅んでいると言えるような気がする。

 そしてその滅ぼしている張本人というのが、映画を単なるネタにしてしまった、つまり映画を捨ててしまった「映画ファン」と言われている人たちなのではないだろうか?

2008-12-01

 雑感:『GSワンダーランド』と、報われない日本のクリエイター

| 10:00 |  雑感:『GSワンダーランド』と、報われない日本のクリエイター - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  雑感:『GSワンダーランド』と、報われない日本のクリエイター - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 本当は日記で書くべき内容だけど、今は日記の更新が1週間遅れのペースなので、日記とは別で今すぐに書きたいことを以下に。

 その書きたいこととは…、今公開中の映画で私がイチオシの『GSワンダーランド』(★★★☆)だけど、世の中の反応がなんとも悪い。

 絶賛のコメントも二、三しか見ないけど、批判的なコメントも中立的なコメントも同じくらいしか見ていない。

 そんなに注目されていないということか? 誰も観ていないということか?

 こういう事態に、当サイトが何も影響力を持っていないことに、無力感を感じてしまう。

 非力なことは判っていたけど、それでも改めて非力だと感じてしまう。

 まあ、反応が悪い理由として考えられることといえば、「取り上げている時代や風俗が、今観てもピンとこないと思われた」とかだろうと思う。

 現に、この映画に対するコメントで目にしたものの中には、「当時を知るものとしては○○がないのが不満」みたいな、ノスタルジーをベースに勝手な個人的なコダワリで批判されたりして、たまったものではない。

 逆に肯定的な意味「懐かしい」なんて言葉を使っていたのもあったけど、こんなのは「当時を知らない世代は楽しめない映画」と思われかねないので、逆効果ではた迷惑

 年寄りって、下の世代の足を引っ張ることばかりして、本当に役に立たない。

 実際に観ればわかるけど、1960年代後半のGSというジャンルにスポットを当てた映画とはいえ、芸能に携わる人が何とかして売れようとする苦悩や、売れてしまったら路線を変えられない苦悩など、音楽以外の芸能全般に渡って過去だけでなく現在でも同じように通用するとても普遍的な内容。

 「羞恥心」だって、GSバンドの状況とそんなに違わないかもしれない。(そう思えば、彼らを「おバカ」とみなすのとは一味違う見方ができると思う。)

 そのうえ基本は歌とギャグで楽しい映画になっているという、誰にでも安心して薦められる映画だというのに。

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 そんな『GSワンダーランド』なことが今の時代も同じように存在することを、先々週末から先週末にかけて多くの自主映画とそれに類する映画を観ていて実感した。

 自主映画って商業映画と比べて、採算を度外視できるから自分の撮りたいモノを撮りたいように撮ることができる。

 それから、公開が約束されているものが多い商業映画と違って、自主映画は作品の出来が良いとより上映してくれる機会が増えることが考えられるから、作り手の完成度に対する意識がより強いことが考えられる。

 実際にそれらの自主映画は、どれも作り手が映画を作る意志が感じられたし、決して金銭的な見返りを期待できる世界でもないのに不平不満を見せずに意欲が感じられる作り手たちが嬉しかった。

 それにひきかえ商業映画の方は…、最近シネコン予告編で邦画のモノを続けて見たけど、

  マスコミが人権をじゅうりんすることを描いた映画なのに、前面に出ているのは次々と不幸な状況が襲うことよるお涙頂戴

  災害を扱った映画なのに、前面に出ているのは親しい者と離れ離れになったことによるお涙頂戴

  伝染病を扱った映画なのに、前面に出ているのは親しい者を失うことによるお涙頂戴

それから公開中のモノでも

  戦争が個人を踏みにじる映画なのに、前面に出ているのは家族愛によるお涙頂戴

などなど、本当にこんなのばっかり。

 なんでもかんでも涙を誘う映画にしようとするなんて、そうすればウケるんだろうという客をナメた発想としか思えない

 お客さんに対しては「これを見て欲しい」という意志がなく、作り手の「これを撮りたい」という意志もなく、目的は多分「お金」。

 お金が流れて欲しいところはむしろ自主映画的な方なのに、現実は逆の方により流れる傾向が強くなっている。

 まるで「格差社会」の典型のようだが、でもいわゆる「格差社会」は例えば金持ちの子供がいい学校に入って卒業後に高収入を得るという個人の力ではどうにもならない社会構造のことだけど、映画は受け手側の作品の選択次第で簡単にひっくり返っちゃんだけどねぇ…。

2008-10-19

 2008/10/18(土)の日記(東京国際映画祭開幕、トニー・レオン、『レッドクリフ』)

| 01:07 |  2008/10/18(土)の日記(東京国際映画祭開幕、トニー・レオン、『レッドクリフ』) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  2008/10/18(土)の日記(東京国際映画祭開幕、トニー・レオン、『レッドクリフ』) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 東京国際映画祭(TIFF)のグリーンカーペット&オープニングセレモニーの生放送の動画配信をPCで見る。

 (公式サイトで録画を配信中)

 16:30から予定通りグリーンカーペットセレモニーが始まり、最初に登場したのが、映画祭大使の木村佳乃、グリーン・アンバサダーの、そしてゲストの中の一番の目玉のトニー・レオンの3人。

 彼らが乗ってきた車が、映画祭のテーマの「エコ」に合わせて、スポンサーのトヨタの低燃費車の「IQ」で、晴れの場のイメージの逆をいく超小型車。

 ただし、この日まわりより頭ひとつ飛び出た身長の高さが常に目についた杏や、後に「アジアの巨人」阿部寛もIQに乗って来たので、決して狭っ苦しい車でないことはアピールできていた。

 トニーは大スターなのに、こういう晴れやかな場所には慣れないのか、今回もオドオドしたようないっぱいいっぱいの表情

 おまけに高身長の女性2人に両脇を挟まれて、ヒール込みでトニー比で20センチぐらい高い杏はしょうがないとしても、実際にはトニーと同じくらい佳乃と比べても体型の違いで低く見えてしまう。

 さらに、トニーは横並びで立ちポーズをとった後、カーペットを進まず一旦退場して、約90分後にセレモニーの最後に『レッドクリフ』チームと共に再度現れるまでどこかで待機していた。

 つまり、この最初のトニーの登場は「つかみ」だったわけだが、逆に彼はつかみ役を任されるほどのスターだと言える。

 その後、グリーンカーペットセレモニーをずっと見続けるが、着飾って普段と違う姿をしているせいか、誰だか判別できない人多かった。(伊藤歩とか)

 三菱自動車のCMに出ている宮崎あおいちゃんは、トヨタの車に乗って現れるわけにはいかず、会場の六本木ヒルズまで東京メトロに乗って来たらしい。(ウソ)

 『その日のまえに』の関係者大勢を引き連れた大林宣彦監督は、老いも若きも、それにこの映画が遺作になったあの世にいる峰岸徹さんも加えて、多くの人々が関わった映画だとインタビューに答えていた。

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 全体的な感想は、まあ重箱の隅をつつくように色々とコメントしようと思えばできるんだけど、良くも悪くも(正確には「悪くも悪くも」)今の日本における映画を含んだ芸能の地位が反映されているといった感じ。

 だから、映画祭の枝葉末節に対してコメントする人がたくさん現れるかもしれないけど、なんとか変えたいと思ったら、映画祭の方ではなく大元の芸能に対する日本人の意識の方に対してコメントすべきだろう。

 そして、芸能に対して意識が低いのは、それ自体の問題よりも、芸能に触れることを通して自分自身を振り返る機会が少ないと思われることの方が問題で、それは一言で言えば「きちんと生きていない」ことを意味するから。

 芸能の受け手ではなく、やっぱり映画祭の作り手の問題として批判するのなら、単なる批判のみではなく、代替案とそれによる具体的な改善の見込みを示して欲しい。

 私はそれを示すことが出来るとは思えないから、そんな批判は無意味だと思っているので。

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 夜、「SmaSTATION」のゲストはトニー・レオン

 先ほどのTIFFの特別招待作品『レッドクリフ』のTOHOシネマズ六本木ヒルズでの上映の舞台挨拶が終わって、そのまま隣のテレビ朝日に移動しての出演。

 ゲスト出演の内容は、稲垣吾郎による新作映画採点「月イチゴロー」と、アジアイケメン若手俳優ベストテンの発表のコーナーをほとんど観てるだけなのと、『レッドクリフ』についてのトーク。

 TIFFのセレモニーの余裕の無い表情とは違って、テレビ出演は気楽なのかリラックスした雰囲気。

 彼はいったい何に緊張していたんだろう

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 深夜、「テラコヤ!」を観る。

 今回は『レッドクリフ』の特集で、ゲストは出演者の中村獅童

 彼はTIFFの舞台挨拶には現れなかったけど、よく考えたら最近父親が亡くなっても出演中の公演に出演し続けたぐらいだから、舞台挨拶は無理だったか。

2008-09-25

 2008/09/23(火=祝)〜2008/09/25(木)の日記(木村大作、怒りオヤジ3)

| 01:27 |  2008/09/23(火=祝)〜2008/09/25(木)の日記(木村大作、怒りオヤジ3) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  2008/09/23(火=祝)〜2008/09/25(木)の日記(木村大作、怒りオヤジ3) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

【9/23(火=祝)】

 『戦争と人間 第三部 完結篇』(★★☆)を観終わる。

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 おととい日曜日に放送された「情熱大陸 木村大作」(★★)の録画を観る。

 インタビューで、何故カメラマンの彼が監督をすることにしたのかについて語っていた。

 最近の邦画は、映画をヒットさせることを第一の目標にしていて、「真っ当な作品を作る」ことが軽視されて代わりに「泣ける映画」のようなウケのいいモノを作るような安直な映画製作がまかり通っている。

 「真っ当な映画作り」をするのは今の映画界では不可能なことで、誰もやらないのなら自分がやってやろうと思ったから監督をすることになったとのこと。

 この発言に賛同する立場で色々考えたんだけど、長くなるから後日改めて書こうと思う。

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【9/25(木)】

 深夜のテレビといえばテレビ東京(!)の「怒りオヤジ3」、相談者は何か楽しめることを探しているフリーターの川井満(45歳)で、野沢直子が彼を説教。(★★★)

 川井満は、これまで山崎邦正、山田花子、宮川大輔の説教人たちをつぶしてきていて、今回野沢直子とどちらが勝つかが注目だった。

 で、司会のカンニング竹山と矢作兼は勝敗がわからないみたいに言っていたけど…、どう見ても川井満の圧勝だった。

 理由は、説教人なら怒ったり投げ出したりしたらいけないのと、そして何より……彼はまた番組に呼ばれるだろうから

2008-08-30

 最近なんか気になる、正体不明の俳優

| 06:13 |  最近なんか気になる、正体不明の俳優 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  最近なんか気になる、正体不明の俳優 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 ご存知の方からの情報の提供を歓迎します。

『死にぞこないの青』の、須賀健太君の友だち役の男の子

  どこかで見たことあるんだけどなぁ…。思い出せない。

『TOKYO!』に出ていた、法廷でドニ・ラヴァンの弁護士のフランス語の通訳の女性

  彼女もどこかで見たことがあるのだが、ひょっとして「行列のできる法律相談所」に出演している石渡弁護士?

『おくりびと』の、杉本哲太の娘役の子役

  子役に対してやたら「可愛い」とか言って持ち上げる人たちと違って、私は可愛いだけじゃ子役なんて滅多に褒めないのだが、この女の子は表情が豊かで良かった。

2008-07-25

 2008/07/25(金)の日記、もしくは7/24(木)放送の『カプリコン・1』の放映時間について

| 02:43 |  2008/07/25(金)の日記、もしくは7/24(木)放送の『カプリコン・1』の放映時間について - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  2008/07/25(金)の日記、もしくは7/24(木)放送の『カプリコン・1』の放映時間について - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

【晴】

 今日も、「暑さで目覚め作戦」が効を奏して早く目覚める。

 昨日の深夜にNHK-BS2で放送していた『カプリコン・1』の録画をチェックするが、オリジナルの上映時間が129分に対し、実測値は約123分

 これは、ヨーロッパでPAL方式のテレビの原版を作る際、毎秒24フレームの映画のコマをそのまま毎秒25フレームのPALのコマに変換するという手抜きがよく行われ、この場合オリジナルのフィルムの上映に比べてビデオの再生は

  25 / 24 = 1.04

で、1.04倍速で再生されることになる。

 『カプリコン・1』もこれが行われているとすると、129分の尺が

  129 x 24 / 25 = 123.8

と、124分ぐらいになるので、実測結果ともほぼ一致している。

 でも、IMDbを見ると、上映時間が123分と出ているんだよなぁ。これって日本公開版より短いバージョンが存在していて、今回放送されたのもショートバージョンかもしれないってこと?

  http://www.imdb.com/title/tt0077294/

 さらに、このPAL方式の変換に関する問題は主にヨーロッパ映画で起きることなので、それならば『カプリコン・1』ってヨーロッパ映画なの?ということになる。

 私の認識ではアメリカ映画だったのだが、いろいろ調べると、表記が以下のようにまちまち。

  キネ旬データベース・・・・・イギリス

  allcinema・・・・・・・・・・アメリカ

  IMDb・・・・・・・・・・・・アメリカ=イギリス

  NHK-BS2放送時の注釈・・・・・アメリカ

  ADAMS ・・・・・・・・・・・・イギリス

  TVブロス・・・・・・・・・・イギリス=アメリカ

 まあ、この辺のいわゆる「映画の国籍」に関してはハッキリしないことが多いので、このような状況でも不思議ではないのだが。

 ところで、IMDbを見て驚いたのだが、公開日がアメリカをはじめ世界的に1978年になっているのに対し、日本ではこの映画は1978年の正月映画だったので、1977年の12月公開となっている。

 即ち、ひょっとしたら日本が世界で一番最初に『カプリコン・1』が公開された国かもしれないということになる。

 配給をしていたのが、当時数々の荒技を見せていた東宝東和(今のGAGAのようなトリッキーなプロモーションを行っていた)だったので、何か上手いことでもやったのかも。

 で、『カプリコン・1』についてはとりあえず決着をつけたつもりになったところで、今朝の映画『あにいもうと』(1953 大映、監督:成瀬巳喜男)(★★☆)の録画を観る。

 家に帰ってから、『カプリコン・1』の放映時間が短かったのが高速再生のせいか?ショートバージョンのせいかを確認する方法を思いついて、実行した。

 その方法とは、テーマ曲を聴いて、もし早送りだったらリズムが速くなっているか、ピッチが上がっているはずだということ。

 その比較対象として、『カプリコン・1』のテーマ曲といえば、「水曜スペシャル『川口浩探検隊』」のオープニング曲として昔から何度も耳にしていて、その探検隊の録画を引っ張り出してきて比較してみた。

 結果は、探検隊の方の曲が短くてきちんと比較できなかったのだが、感じとしては昨夜の『カプリコン・1』の方がピッチが上がっているような気がするので、PAL方式の変換による早送りのせいで123分と短くなったと思われる。

 それから、この『カプリコン・1』の音楽のチェックをしているころ、7月21日の日記に書いた「モヤモヤさまぁ〜ず2 ゴールデン」の中で、1000円の自動販売機で入手した、臭い貝の中から出てきた真珠のネックレスを、大江アナが身に着けてワールドビジネスサテライトに出演するかをチェックした。

 結果は、もともと特徴の無いネックレスだったので判りにくかったけど、確かにあの臭いネックレスだったようだ。ありがとう、まりりん。

2008-05-14

 映画の小さい話題

| 05:12 |  映画の小さい話題 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  映画の小さい話題 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

  • 『神様のパズル』の予告編で、谷村美月ちゃんの胸元がとんでもないことに…。
  • 5/15(木)21:00、テレビ東京「木曜洋画劇場」で放映される『ファイナル・ディスティネーション』

のCFで、妙なフレーズ「強・引・愚」(強引な映画だってこと?でも、ゴーイングの読みに

はかかってない)が映し出されるのが気になる。あれは元々映画のモノ?それともテレ東が新たに考え出したもの?

  • 今月末ぐらいまでの間に繰り広げられるであろう映画のキャンペーンで、一番面白いボケをかますのは、次の中では誰だろう? (1)三谷幸喜、(2)唐沢寿明、(3)綾瀬はるか、(4)堺雅人、(5)他。

2008-05-13 ついに映画の真髄を見た?!

 大林宣彦が語る!純愛映画講座(映画秘宝2007年5月号) ★★★★

| 02:44 |  大林宣彦が語る!純愛映画講座(映画秘宝2007年5月号) ★★★★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  大林宣彦が語る!純愛映画講座(映画秘宝2007年5月号) ★★★★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 ネットをうろついていて、たまたま「大林宣彦が語る!純愛映画講座」という映画秘宝のインタビューのページを見つけて読んだんだけど…、いやぁ、これには完全に参った。

 一言で言えば、映画の真髄を見たような気分。

 大林監督いわく、「映画はすべて純愛[映画]」「映画そのものが純愛」。

 「映画とは何か?」なんて質問されたら、映画ファンなら「そんなこと言葉ではうまく説明できないけど、でもみんな判ってるよね?」としか答えられないだろうけど、このインタビューこそまさにその答えに一番近いものであるような気がする。

 映画スクリーンに映った影であり、その影の元はフィルムに定着された画像なので、観る者がいくら映画作品に対して強い愛情を抱こうとも、映画自体はその愛に対して何の反応もせず常に同じ映像を映すだけで、観る者の愛には応えてくれない。

 映画を好きなるということはまさに見返りのない「純愛」で、映画との愛情は受け身の関係しか成り立たないという「片想い」そのもの。

 受け手に出来ることといえば、映画への想いという妄想によって自力でハッピーになることぐらい。

 例えば、好きな映画を探し求めて観続け、ついに出会ったときにの喜びを「自分も映画に愛されているからだ」と思うことで映画への愛が報われたと錯覚することなどである。

 そして、観る者を映画への純愛へと誘うのは映画に潜む「魔力」で、そんな映画の魔力と深く関わった人としてヒッチコックやヌーヴェルヴァーグの監督たちの逸話が紹介されているが、圧巻はなんといってもジョン・ウェイン。

 ここで紹介されている彼の愛にまつわる人生はまさに大林作品のようで、このインタビューを読んだだけで『さびしんぼう』と似たストーリーの大林作品を一本観たような気分で、映画を観ても滅多に泣かない私も思わず落涙してしまった。

 さらに作り手が映画に注ぐ愛情についても語られていて、単なる「フィルムとその影」でしかないものを「映画」たらしめている作り手と受け手の「愛」こそがまさに「映画」そのものであると言えそうだ。

 「純愛」といいながら、それは奇麗ごとなだけではなく狂気と表裏一体であるという、人の心の明と暗、強さと弱さを自分の心の中にしっかり持っている大林監督だからこそ、彼の純愛映画を代表する『さびしんぼう』や『時をかける少女』が、単に「魅力的」というレベルを遥かに超えて、「魔力」がにじみ出たような映画になっているのでしょう。

2008-04-22 正確には昨日21日(月)の片思い話し

 長澤つぐみ ★★★

| 04:49 |  長澤つぐみ ★★★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  長澤つぐみ ★★★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 そんな情けない日を送った後、帰宅して愛読している長澤つぐみさんのブログ(【注意】一応アダルトのカテゴリーに含まれているので、18歳未満の閲覧は禁止されています。ただし、エロ要素はページ脇にビデオパッケージの小さい写真があるだけで、本文は全然エロくないどころかいたって真面目な内容なので、エロに抵抗のある方の閲覧は問題ありません。)を読んだら、改めて自分を振り返って最近の自分について反省することになってしまった。

 何をどう反省したかというと実はハッキリしなくて、やっていたことはそんなに間違っているとは思っていないのだが、しいて言えばまだまだ楽な方に流されているというか、真剣さと弛緩のバランスが悪くて、もっと真剣になるべきだったのにチャラチャラし過ぎていたということだろう。

 今回はブログについての文章なので、長澤さん本人については簡単に述べるに留めると、女優魂が強いという印象を受ける。

 それはブログで頻繁に自分自身と向き合っている様子を書いていることによるもので、最近の文章の中にも見られたそんな真摯な態度に打たれてしまったのだった。(ただし、これがディープな内容であればあるほど具体的な内容はあえて伏せられているので、訳のわからない悩みに接して生殺し状態になるファンの皆さんにとっては迷惑な話でもあるのだが。)

 でも、このブログは常に重い内容なわけではなく、随所にネタを散りばめて、全体的に軽い文体なので読みやすく、それでいて内容的にも喜怒哀楽を網羅して充実している。

 大抵のブログはどこか内容的に不満を感じることがあるものだが、彼女のブログにはそれがなく、今のところ僕が知る限りではベストブログと言っていいだろう。

 特に彼女のファンでなくても面白く読めると思う。ていうか、読めばきっと好きになる?

 それから、そのブログによると彼女はミニシアター系の邦画を中心に大量の新作映画を観ていて、ざっと推定年間150本ぐらい、レンタルビデオも合わせると250本ぐらい?で、さらに舞台や歌舞伎も観に行っているという、そんなところにも惹かれます。

2008-02-25 忙しい中、時事ネタだけは早めに

 アカデミー賞授賞式

| 03:03 |  アカデミー賞授賞式 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  アカデミー賞授賞式 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 日本時間で2月25日(月)の昼、現地時間で2月24日(日)の夜にアカデミー賞の授賞式があり、録画で鑑賞。

 毎年書いてるけど、見てもない映画の受賞予想などという下品なことは私はしないので、(予想した人の中で、去年の『ディパーテッド』の結果についてきちんと総括した人なんているのかな? 総括もしないで予想しっぱなしだとしたら、大層な予想はいったい何のため?)、毎年一番楽しみな名誉賞と物故者のコーナーについて。

 名誉賞はプロダクションデザイナーのロバート・ボイルで、『疑惑の影』『逃走迷路』『北北西に進路を取れ』『鳥』などのヒッチコック作品などを手がけた人。

 物故者のコーナーが楽しみだと書くと御幣があるかもしれないが、ニュースなどでは報じられずにここで初めて亡くなったことを知ることもあるし、故人を顧みるいい機会なので。

 今年の物故者の主な人は、

  ジェーン・ワイマン

  ミケランジェロ・アントニオーニ

  ジャン=クロード・ブリアリ

  ジャン=ピエール・カッセル

  ロイス・マクスウェル(…というより、ミス・マネーペニーでおなじみ)

  ミヨシ梅木(ナンシー梅木)

  スザンヌ・プレシェット

  デボラ・カー

  イングマール・ベルイマン

  ヒース・レジャー

で、1人を除いて大往生と言っていいのがせめてもの慰み。

 他に、ここに洩れた人としては、

  スチュアート・ローゼンバーグ

  ミシェル・セロー

  エレオノラ・ロッシ=ドラゴ

  ブラッド・レンフロ

などがいました。

 一応、主要部門の受賞結果にもちょっと触れると、コーエン兄弟なんてとっくに2、3回受賞していてもおかしくないし、メジャー配給作品でなかったというだけで蚊帳の外だったように思える。

 受賞しなかったとしても『ノーカントリー』に対する期待は弱まることはない。

2008-01-28 観たくても観られない幻の旧作は、どうすれば観られるの?

 ジェーン・バーキンと『冒険喜劇 大出世』(1975 仏)、他

| 02:38 |  ジェーン・バーキンと『冒険喜劇 大出世』(1975 仏)、他 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  ジェーン・バーキンと『冒険喜劇 大出世』(1975 仏)、他 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 本日2008/01/28(月)の「SMAP×SMAP」のビストロSMAPのコーナーにジェーン・バーキンがゲストで出演。

 彼女の出演映画で印象に残っているのは、むかし荻昌弘氏が解説していた「月曜ロードショー」(TBS)で放送された映画で、タイトルすらはっきり覚えていないが、確か『冒険喜劇 大出世』だったと思う。

 内容は、ピエール・リシャール演じる冴えない主人公が夢中になるキュートな恋人役がジェーンで、2人が事件に巻き込まれて追いつ追われつ各地を転々とするというドタバタ喜劇で、たてこもった家に火を放たれ丸焼けになったが、浴槽に水を張って2人でもぐってそこだけが焼け残って助かったというシーンは覚えている。

 ここでのジェーンは、アメリカで言えばゴールディ・ホーン、日本で言えば団令子あたりが得意な映画に華を添える役どころで、映画の出来としてはたいしたことはなかったかもしれないが、楽しい内容にキュートなお色気の持ち主のジェーンの組み合わせが抜群で、できればもう一度観てみたい。

 でも、70年代の映画は今では有名どころしか話題にならないし、ビデオももちろん出ていないから無理かなぁ。

 このあたりの映画はこのまま埋もれていく運命にあるのかなぁ。

 ちなみに、この映画の関連映画を挙げると

  『おかしなおかしな高校教師』(1974 仏、未見、ビデオなし)

   【監督&脚本】クロード・ジディ

   【出演】ピエール・リシャール、ジェーン・バーキン、他

  『冒険喜劇 大出世』(1975 仏、ビデオなし)

   【監督&脚本】クロード・ジディ

   【出演】ピエール・リシャール、ジェーン・バーキン、他

  『エレベーターを降りて左』(1988 仏)

   【監督】エドゥアール・モリナロ

   【出演】ピエール・リシャール、エマニュエル・ベアール(かつてのジェーンの役どころ)、リシャール・ボーランジェ、他

 このあたりの、ピエール・リシャール出演の70年代のフランスコメディが、私にとっての幻の映画の1つ。

 これと並ぶもう1つの幻の映画が、1970年前後にジェーン・アシャーなどが出演した一連の暗〜い青春映画で、ついでにこっちも挙げておこう。

  『きんぽうげ』(1970 英、ビデオなし)

   【監督】ロバート・エリス・ミラー

   【出演】ジェーン・アシャー、リー・テイラー=ヤング、他

   (昔テレビで放映されたのを観たことがある。4人の男女の友情が壊れていく暗くて苦い青春映画だが、その苦さがたまらなかった。)

  『早春』(1970 英、未見、ビデオなし)

   【監督】イェジー・スコリモフスキー

   【出演】ジェーン・アシャー、ジョン・モルダー=ブラウン、他

  『初恋』(1970 英=仏=スイス=西独=米、未見)

   【監督】マクシミリアン・シェル【原作】イワン・ツルゲーネフ

   【出演】ジョン・モルダー=ブラウン、ドミニク・サンダ、他

 これらの映画をどうにかして観ることができないか、どなたかご存知ないでしょうか?

 もしくは、多分どこかのテレビ局に昔の放映用の16ミリフィルムがあると思うから、ボロボロのプリントでも構わないのでぜひ放送して下さい。

熊 2016/07/31 12:20 ロシア語吹き替えですが・・・
http://tfilm.club/2605-ne-upuskaj-iz-vidu.html

2007-07-17 今週のテレビ放映映画 その2

 109シネマズグランベリーモール

| 05:20 |  109シネマズグランベリーモール - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  109シネマズグランベリーモール - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

【お断り】

 以下の文章に書かれている映写問題は、2008年5月現在の鑑賞では確認されていません。

 確認されない以上、現時点でのコメントとしては「問題はない」となり、以下の文章の内容は取り下げ、参照用としてのみ残すこととします。

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 ここの映画館はオープンして1年ちょっとぐらいの新しいところなのだが、『ゾディアック』を上映していた5番スクリーンでは画面の上半分がボケていた。

 おそらく画面全体に一様にピントが合わせられないので、字幕の映る下側にピントを合わせているからだろう。

 実は以前に『サイレントヒル』を10番スクリーンで観たときにも同じ現象だったのだが、同じスクリーンで観た『黄色い涙』はボケていなかった。

 これは、『ゾディアック』『サイレント…』はアナモフィックレンズでシネマスコープサイズ(1:2.35)、『黄色い涙』はアナモなしのビスタサイズ(1:1.85)の上映で、アナモありの方がアナモ無しよりボケやすいという現象が起きていると思われる。

 これを直すにはピント調節ではどうにもならず、スクリーンを張りなおすとかしないとダメで簡単には直らない。

 でも、こんなことをこんなところに書いてもしょうがないから、今度行ったときにアンケート用紙にでも書いてみよう。ていうか、あんなにボケてるのを劇場側が気がつかないはずがなく、知っててそのままにしているということだろう。苦情の声が増えれば対策してくれるかも。

2007-02-25 アカデミー賞は27日に録画を見るとするか…

 アカデミー賞の予想なんて誰がするか! ☆

| 05:03 |  アカデミー賞の予想なんて誰がするか! ☆ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  アカデミー賞の予想なんて誰がするか! ☆ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 日本時間明日のアカデミー賞の発表を控え、その結果を予想したりする人がいるけど、予想といってもせいぜい半分ぐらいしか日本公開されていない状態では、現物を評価しての予想ではなく、「前哨戦」と言われている数々の賞の結果や、現地のマスコミの予想による「下馬評」を元にしているだけ。

 そんな他者の情報に依存した予想なんか、ホントにみんな本気でやっているのか? 気持ち悪い。

 例えれば、日本で一番旨いラーメン屋を決めるに際して、ガイドブックなどをいろいろ買い込んで、それを読んで食ったこともないラーメンをランク付けして、その予想に対して「意外だ!」「納得できない!」なんて言ってるようなもんだ。

 こんなことしてラーメン通ぶってたりしてる人を見たら、普通はバカだと思いますよねぇ?

 私は、こんなことをするくらいなら、手軽に行ける近所のラーメンを、実際に食べることで楽しみたいです。

2007-01-23 誤解覚悟であえて言うと「だまされる方が悪い」

 「発掘!あるある大事典II」データ捏造

| 04:01 |  「発掘!あるある大事典II」データ捏造 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  「発掘!あるある大事典II」データ捏造 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 「発掘!あるある大辞典II」で、実験データが捏造されていたことが波紋を広げているが、私は今度のことが発覚する前から、あの番組情報の信頼度は低いと思っていたので、「テレビの情報なんて、そんなに簡単に信用しちゃイカンだろう」というのが私の意見。

 

  <テレビ局が利益を追求すれば視聴者をだます方向に進むのは当然の流れ >

 情報の信頼度が低そうだということは、以下のように推理したからである。

  (1)あの番組で体にいいと紹介されたものは、翌日から店頭で品薄になるほど売り上げが上がることが多かった

  (2)このことを知った食品の業界の中には、ぜひ自分のところの商品をあの番組で体にいい食品として紹介して欲しいと思うようになり、テレビ局への働きかけに乗り出すところが現れることが予想できる。

  (3)これと前後して、テレビ局側も数々の食品業界に向けて営業活動を行っているかもしれないことが想像できる。

  (4)このビジネスモデルが軌道に乗ると、「正確で客観的な情報を視聴者に提供することで視聴者の支持を勝ち取って、その結果視聴率が上がることでテレビ局の利益を上げる」という視聴者にとって正当だが業績向上の面では回りくどくて不確実な方法よりも、「表面上は情報番組を装いながら実質的にはPR番組とし、情報の客観性よりは(違法とも言える捏造や、それに類する違法すれすれの方法などで)スポンサーに都合の良いものに加工することを優先する」といった、スポンサーから直接お金を得る方が確実に業績を上げる近道なので、当然のようにテレビ局は後者の方法を選ぶ。

 といった具合に考えると、データの捏造が実際にあったと聞かされても驚くことではない。

 これ以外にも、ダイエット特集では番組スポンサーの花王の「エコナ」「カテキン茶」のCMが流れたりなど、商業主義的印象が強かった。

 だから、今回の発覚で花王や(ちょっと前まで売り上げが伸びて喜んでいたはずの)納豆業界が番組に怒りのコメントを上げていたけど、ホントに無関係なんでしょうかね?

 まあ、これは憶測に過ぎないので、これ以上は言わないけど。

 

  <「だまされた方が悪い」と思わないと、さらに悲劇的なことに…>

 上に述べた考察は極めて単純で真っ当なので、この程度のことは誰でも出来て当たり前であり、これをパスして簡単に信じるのは視聴者側の怠慢とは言えないか?

 報道によれば今回は週刊朝日の取材がきっかけで「たまたま」発覚したのであって、このような不正は内部告発でもない限りいくらでも隠し通すことができることだから、残された防衛手段は「情報はたとえマスメディア発でも、常に疑いの気持ちをもって接し、簡単に信じない」という自衛手段しかない。

 今回は、実害はせいぜい「店頭から納豆が無くなって買えずに困った人がいた」といった程度だったからまだいいが、「災害時などにウソの情報が乱れ飛ぶので、デマにだまされずに情報を見極めねければいけない」という注意事項が常識であるように、またここは映画サイトなので映画の例を挙げると、『父親たちの星条旗』でもお上の情報操作と、それに乗せられた大衆が戦争を後押しして悲劇へとつながることが描かれていたように、ウソの情報に振り回されないことは社会で暮らす者にとって当然求められるべきものだろう。

 「だまされる方が悪い」というのは暴言のように聞こえるかもしれないが、最悪デマによる暴動や戦争などにつながる過ちを懸念しての発言だとすれば解ってもらえると思うが…。

 それとも、「車に轢かれたくなかったら、車だけのせいにせずに歩行者自ら注意するのが当然」みたいな考え方ということで…。

 

  <まだまだあるぞ、胡散臭いお悩み対策番組

 視聴者のお悩みの解決法を紹介する番組の、その解決法に根拠が無かったことが問題だというのなら、「あるある大事典」以外にもまだまだたくさんあるぞ。

 例えば「占いコーナー」「占い師がなんか言ってる番組」「開運」「スピリチュアル」「霊能者」「オカルト」「都市伝説」などなど。

 これらの番組は「事実だと確認されている」ということが成されているとは到底思えないのだが。

 しかも、事実でないことを事実だと信じ込んだ場合、「霊感詐欺」「カルト入信」など最悪深刻な状況に陥ることが容易に想像できることばかりだと思うが。

 まあ、視聴者には上に述べたような「簡単に信じない」事項防衛を、テレビ局には何か問題が発生して責任を取るような大ごとになる前に、この手の番組はひっそりと終了させていくことをオススメします。

 映画でも捏造?(一般客感想CM、口コミサイト)

| 04:42 |  映画でも捏造?(一般客感想CM、口コミサイト) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  映画でも捏造?(一般客感想CM、口コミサイト) - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 映画の世界での捏造(まがい)でおなじみなのは、映画を観終わったあとの一般客(らしい人々)が感想を言うCM。

 「泣きました」「サイコーッ、イエーッ!」みたいなやつ。

 あのようなわざとらしいCMが何故作られるのかというと、想像するに他に有効な宣伝のタイプがない(と宣伝担当が思っている)からだろう。

 映画の宣伝は、テレビスポットなどの通常のもの以外にも、洋画のスタッフやキャストを来日させたり、試写会に叶姉妹などを招待したりタレントのトークショーを行ったり、タレントを宣伝担当プロデューサーに任命したりして芸能ニュースに取り上げられることを狙ったりなど、ありとあらゆる映画のプロモーションを行っているが、どれも有効とはいえないものばかりで、宣伝担当スタッフも困っているに違いない。(『M:i:3』で、トム・クルーズを来日させてあんなに大掛かりなイベントを開いたのに、興行結果は予想を下回ったし。)

 しかも、独立系の配給会社ならそんなイベントを行うお金もなかったりする。

 そこで、もし私がそんな予算の無い宣伝担当ならどうするか?

 お金をかけずに宣伝する方法。

 といえば、思いつくのは誰でも匿名で書き込める映画感想口コミサイトの数々で(紹介略)、そこに複数名義で好意的な感想を書き込めば、ああいうのを参考にする人は意外に多そうだから、コストパフォーマンスがかなり高いことが期待できる。

 それと、似たような方法は「ぴあ」の出口調査用にさくらを仕込むことか。

 まあ、現在のこれらの口コミ情報メディアが、このようなことが簡単に行うことが可能な仕組みになっているのだから、これらの情報なんて信用しないし、それが不満ならさくらを許さないような仕組みを口コミメディアが作ればいい

2007-01-21

 周防正行監督の名前は「すお まさゆき」

| 14:21 |  周防正行監督の名前は「すお まさゆき」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  周防正行監督の名前は「すお まさゆき」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 『それでもボクはやってない』が公開された周防正行監督の名前、これまでずっと「すおう」だと思っていたのが、実は「すお」だったということが判った。

 今日放送されたフジテレビの「ウチくる!?」のゲストが周防監督で、監督のデビュー作『変態家族兄貴の嫁さん」にも出演していた大杉漣がビデオ出演して、「すお監督の名前をずっとすおうだと思ってた」と言ったのを耳にした。

調べると、キネ旬データベースも、allcinema ONLINEも「すおう」になっているので、世間的な認識が「すお」でないのは推して知るべし。

 私も「映画国語辞典」というページを作っていて、情報の裏を取るため参照元を探すのに苦労することがあるのだが、今回の場合はこのように信頼できる情報元ですら「すおう」だったので、「すおう」と信じて疑わず、改めてネットの情報を真に受けてはいけないと肝に銘じなければと思った

 でも、自分も情報の発信源を管理している以上、いいわけして責任逃れしてはいけないと反省し、とりあえず早急に訂正しておきます。

2007-01-18 日本インターネット映画大賞に参加します

 日本インターネット映画大賞、2006年度日本映画

| 23:21 |  日本インターネット映画大賞、2006年度日本映画 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  日本インターネット映画大賞、2006年度日本映画 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

【作品賞】(5本以上10本まで)

  「 嫌われ松子の一生  」   8点

  「 フラガール     」   6点

  「 ゆれる       」   5点

  「 紀子の食卓     」   5点

  「 あおげば尊し    」   1点

  「 HAZE        」   1点

  「 好きだ、      」   1点

  「 やわらかい生活   」   1点

  「 輪廻        」   1点

  「 パプリカ      」   1点

【コメント】

 次点は順不同で『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』『博士の愛した数式』『間宮兄弟』『ハチミツとクローバー』『虹の女神 Rainbow Song』『デスノート』(前編後編それぞれ)『紙屋悦子の青春』『ウール100%』『暗いところで待ち合わせ』『おじさん天国』『武士の一分』『NANA2』『酒井家のしあわせ』などなど。

 こう見ると、充実した1年だったといえるか?

 2006年は邦画の興行収入シェアが洋画のそれを上回ったということで、一般のニュースでも取り上げられるほど邦画の好調振りが注目された。

 その邦画好調の数字をたたき出したのは、東宝をはじめとした邦画メジャー会社が拡大上映をしたものにヒット作が多かったからだが、ベストテンなどの作品としての出来の評価となると、そんなメジャー系が中心にはなっていない。

 それは私の選んだベストテンだけでなく、キネ旬などの他でも同様の結果であり、主なベストテン作品はメジャー系では『松子』『一分』『明日の記憶』『数式』あたりなのに対し、独立系は『フラ』『ゆれる』『雪に願うこと』『かもめ食堂』『紙屋悦子』となり、むしろメジャー系の方が劣勢である。

 以上のことを含め、今の日本の映画の状況をまとめると、

  ■映画の出来の良さがヒットに結びつかない。映画ジャーナリズムが機能していない。

  ■テレビ局が絡んだヒット作が多く、それ自体は悪くはないのだが、テレビで大量に宣伝することがヒットへの重要要素で、良い作品を作ることの重要性が相対的に低下している。

  ■ヒット作はベストセラー小説や漫画、人気テレビドラマなど、他メディアのオリジナルの人気に依存している部分が大きく、映画自身が発信源になることは少ない。

  ■邦画のシェアアップというより、ハリウッド映画のシェア低下と言った方が正確かもしれず、それは映画離れも意味するから、邦画にとっても良いことではない。

  ■駄作をはっきりと批判するメディアが乏しく、それが観る側の質の低下から作り手の低下へと移る。一度落ちたスキルをアップさせるのは難しく、長期的に見て問題になる。

  ■『硫黄島からの手紙』『バベル』などの日本の映画人が絡んだ映画が海外での評価されていることで盛り上がっているが、これは相変わらず海外の権威には弱い日本のメディアのダメぶりを示すもので、本来日本で真っ先に評価すべきことをしていなかったことを棚に上げて浮かれているなんて恥を知ってほしい。

といった具合に、実際は問題だらけなのではないか?

 例に挙げると、去年は韓流ブームの終焉も言われたが、(韓流はホントにあったのか?ホントに下火なのか?といった細かい考察はここでは置いておいて)、ブームで日韓の業界が峠を過ぎた時の対応を考えずに浮かれたため、下火ムードを鎮めることができなかったのではないだろうか?

 そして、これは邦画ブームにも起き得ることで、ひょっとしたら2007年早々、もしくは、去年後半の似たような出演者による似たような映画が集中して全体的に低調だった時から下降傾向が既に始まっていることかもしれない。

 しかも、韓国映画はまだ作品の力で勝負しようとしているから良いものの、邦画は上に述べたように既存の人気と大量宣伝頼みで、映画自身の力はなんとも心もとなく、今度のブームがブームとして終わって「邦画終焉」の烙印を押され、他メディアからも見放されることになったら、邦画は二度と立ち直れないことになるかもしれないとさえ思っている。

 だから、映画を愛するものにとって2007年が崖っぷちかもしれないとの危機感を持って、地に足の着いた映画の向上を目指して地道な努力をしていかなければならないと思う。

 最後に、私のベストテンについて、上から3つは今さらその良さをわざわざ言うこともないので、『紀子の食卓』の衝撃が大きかったことを特筆しておく。

 それにしても、『フラ』『ゆれる』のような手堅いオーソドックスな作りのもの、『好きだ、』『やわらかい生活』のような自然なさりげなさを感じさせるものから、『松子』『HAZE』のようなガンガンに作り上げたもの、さらには『紀子』『パプリカ』のように妄想が集団で拡大して自分自身を見失いそうなネット時代の現在進行形の状況を描いたものまで、日本映画はおそらくどこの国も成しえていないようなバリエーションの振幅の大きさ(特に4つめの集団妄想映画のような映画は、私の知る限り日本でしか作られていないいと言っていい)を持っていて、この素晴らしさは訴えていくべきだし大事にしていきたい。


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監督賞】              作品名

   [ 中島哲也      ] (「嫌われ松子の一生」)

【コメント】

 他人にはなかなか真似できないような独自のスタイルと、映画全般に渡って観る者の感情を盛り上げる一方、表現にブレがなくトータルにまとまっていることを評価して。

 次点は、李相日『フラガール』、西川美和『ゆれる』、園子温『紀子の食卓』など。

【主演男優賞】

   [ 光石研       ] (「紀子の食卓」)

【コメント】

 実は主演男優、助演男優共に他に該当者がなく、『紀子の食卓』の光石さんはどちらにも当てはまるということで、両賞ダブル投票としました。

 この投票方法が違反だということであれば、主演は『紀子の食卓』の光石さん、助演はそれ以外の多数の出演作の光石さんということでお願いします。>日本インターネット映画祭の方。

 それも違反だということであれば、助演は光石さん、主演は該当者なしということでお願いします。>日本インターネット映画祭の方。

【主演女優賞】

   [ 上野樹里      ] (「虹の女神 Rainbow Song」)

【コメント】

 次点は、吹石一恵『紀子の食卓』、宮崎あおい『好きだ、』、中谷美紀『松子』『7月24日通りのクリスマス』、田中麗奈『暗いところで待ち合わせ』、寺島しのぶ『やわらかい生活』などなどで、数多くのライバルを押しのけて、一本の映画の中で多彩な演技をやってのけた上野樹里の上手さには、本当に舌を巻いてしまった。


【助演男優賞】

   [ 光石研       ] (「紀子の食卓」他多数)

【コメント】

 光石さんは『博多っ子純情』あたりから30年近く俳優を続けてこられて、最近は数多くの映画に出演しながらも、どちらかといえばずっと目立たない活動だったのだが、『紀子の食卓』ではついにその真価を発揮したと思えるほどの素晴らしさだった。

【助演女優賞】

   [ つぐみ       ] (「紀子の食卓」)

【コメント】

 『紀子の食卓』のつぐみさんは凄みがあって良かった。「つぐみのすごみ」ってやつだな…。

【新人賞】

   [ 北川景子      ] (「間宮兄弟」)

【コメント】

 次点は、(思いつくだけでは)吉高由里子『紀子の食卓』で、他にも多数。

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。

 日本インターネット映画大賞、2006年度外国映画

| 23:30 |  日本インターネット映画大賞、2006年度外国映画 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  日本インターネット映画大賞、2006年度外国映画 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

【作品賞】(5本以上10本まで)

  「うつせみ         」   7点

  「ミュンヘン        」   5点

  「ホテル・ルワンダ     」   5点

  「ローズ・イン・タイドランド」   4点

  「父親たちの星条旗     」   3点

  「ニュー・ワールド     」   2点

  「硫黄島からの手紙     」   1点

  「麦の穂をゆらす風     」   1点

  「緑茶           」   1点

  「ダーウィンの悪夢     」   1点

【コメント】

 去年の外国映画はどちらかといえば好調だったと思う。

 ハリウッド映画が日本でもヒットしなくなったなどと低調振りが言われ、確かに観たいと思えない映画も多いが、ベストテンには5本も入っているし、出来のいい映画もしっかり作られている。

 それに、米アカデミー賞の去年のノミネートを見てもわかるように、作品が地味だとかヒットしそうにないとかいった要素とは無関係に、自分たちがいいと思ったものを自信を持って評価する受け皿がきちんとあり、片やヒットしたかコケたかで映画を格付けすることしかできない芸能マスコミや、「いい作品を評価する」といった当たり前のことすらできない名ばかりのアカデミー賞のようなものしかない日本などとは大違い。

 だから、アメリカ映画はしぶとく良いものを作り続けていくでしょう。

 自分のベストテンに関する個人的な感想を言えば、『うつせみ』『ローズ・イン・タイドランド』『ニュー・ワールド』『緑茶』それに、戦場にいない人々の戦争に対する意識の現実からの乖離という点で『父親たちの星条旗』、復讐の大義が現実には無意味だという『ミュンヘン』も含めて、妄想[人間]映画、観念映画といえるものが半数近くを占めているのが、我ながら「好きだなぁ」と思ってしまう。

 でも、これらは映画でしか描けないような題材の、「映画らしい映画」ってことで推していきたい。

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監督賞】              作品名

   [ キム・ギドク    ] (「うつせみ」)

【コメント】


【主演男優賞】

   [           ] (「        」)

【コメント】


【主演女優賞】

   [           ] (「        」)

【コメント】


【助演男優賞】

   [           ] (「        」)

【コメント】


【助演女優賞】

   [           ] (「        」)

【コメント】


【新人賞】

   [ジョデル・フェルランド] (「ローズ・イン・タイドランド」「サイレントヒル」)

【コメント】

 外国人俳優は選ぶ気力がわいてこないのでパス。

 でもそれではちょっと気が引けるので、新人賞だけ、今後が楽しみだというのと、『ローズ・イン・タイドランド』のあの異常な役をどういう気持ちで演じたのかが気になるということで。


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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。

2006-10-09

 『ルート225』中村義洋+林民夫+多部未華子トークショー

| 18:53 |  『ルート225』中村義洋+林民夫+多部未華子トークショー - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  『ルート225』中村義洋+林民夫+多部未華子トークショー - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 KAWASAKIしんゆり映画祭『ルート225』の上映後に、監督の中村義洋、脚本の林民夫、主演の多部未華子のトークショーが開かれた。

 内容は映画祭公式サイトの方にいずれ載るだろうということで省略して、映画祭のスタッフの司会で撮影時の裏話がいろいろ聞けてよかった。

 多部未華子ちゃんは、先日の「堂本剛の正直しんどい」に出ていたときもそうだったけど、芝居をしていないときはいたって普通の素直な女の子といった感じで、それだけ見てたらスクリーンで見せる姿は想像できないなぁ。

2006-06-24 英語検定は確か3級(証書紛失、実利なし)

 映画検定 ★

| 04:06 |  映画検定 ★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  映画検定 ★ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 主催:キネマ旬報社/キネマ旬報映画総合研究所

  第1回目の試験日を明日6月25日(日)に控えて、受験しない私がコメントを。ただし、文章の形にするとものすごく長くなって要点がボヤけてしまいそうなので、箇条書きの形で。

(1)概要

  映画検定のサイトによると

   ■概要 : 映画に関する知識をはかる試験制度

   ■目的 : 映画文化の次世代への継承と、映画ファン層の拡大に役立つ。

   ■試験方法 : ペーパーテスト、マークシート方式、45分

   ■検定料 : 4級,3級:4,000円、2級:4,500円

   ■対象とする受験生 :

     映画検定のサイトの各級の程度の説明を見ると

      4級 : 映画ファン入門

      3級 : 映画ファン初級

      2級 : 映画ファン上級

      1級 : 映画ファン達人

     となっていて、これだけ見ればアマチュアの映画ファンを対象としていているように見えるが、サイトには「映画の知識を仕事に生かす」と書かれたアイコンやページもあって、映画関係の仕事に就く人のための資格とも考えられるし、結局どっちを想定しているのか判らないのだが、何のための検定かは受ける人次第ということでいいのだろう。

(2)私は……

   ■対象? : 資格として受ける意味があるかといえば、映画関係の仕事に就くつもりはないから意味がない。

          映画ファンとして、級を取ることによって例えばはくがつくから受けるかといえば、別に肩書きや格付けによって他人の評価を得たいとも思わない

          試験なんかではなく、実際の普段の様子から他人に評価されるべきであって、それよりも他人の目がどうこうより、自分は自分だと思っている。

          だから、級なんて取る必要がないし、同様に私も検定結果で他人を評価するつもりはない。

   ■映画ファンの良し悪しを決めるものがあるとすれば、それは…

    ●映画を楽しむこと(重要度=99%ぐらい)

    ●映画について他人に語ること(重要度=1%ぐらい)

      楽しんでもないくせに語る奴がいるとしたら、映画を語りの道具としか思っていない、まさに「コメントばか」だな。

   ■映画について他人に語ることに関して重要なこととといえば…

    ●映画の良し悪しを見極められる審美眼(重要度=90%ぐらい)

    ●映画について語る表現の的確さ(重要度=9%ぐらい)

    ●映画を語る上で参考になる知識(重要度=1%ぐらい)

      当たり前のことだが、いくら映画の知識が豊富でも、それだけでは所詮参考データ止まりの内容だし、最近は調べる手段も多いから知識は重要でない。

      それに、いくら語りの表現が的確でも、映画の良し悪しを判断できなければ根本的に間違ったことを言ってるだけということになる。

   ■まとめ : 普通の映画ファンである私にとっては、「映画を楽しむ」という最大目的に比べれば、「映画の知識」なんてものは限りなくどうでもいいことになる。(1%の1%だから、ざっと1:9999で1万倍ぐらい。ただし、数字は適当なので、誤差が2桁ぐらいかもしれないけど、それでも100倍もちがう。)

        だから、「映画に関する知識をはかる試験制度」である映画検定など、私にとってはどうでもいい。

(3)映画検定と世間

   ■評判 : 映画検定に関しては、新聞の芸能記事など、結構いろんなところで取り上げられていたので、思ったよりも評判になっているようだ

        特に、私が見た一番大きい反応は、テレビ番組「やぐちひとり」で劇団ひとりと矢口真里が模擬試験にトライして、矢口は受けないものの劇団ひとりが3級と4級を受けに行くというもの。

   ■好評の理由

     日本人は「ファンとしての客観的なランク付け」が好きなようで、たとえば昔のテレビ番組「カルトQ」のように、知識量でファン度をはかろうとしたり、またコレクションの数やかけた金額でもファンとしての度合いをはかろうとすることがよくある。

     オタクの発祥の国ならではといったところだろうか?

     私と違って、そういう考え方をすんなり受け入れる人が多いかもしれないが、仮に私が(2)で述べた

     映画ファンにとっての重要度:楽しむ>>>語る>>>知識という考え方に同調する人が多いとしても、いざファン度を比較しようと思ったとき、「楽しんでいる度合い」や「語りの適切さ」といった比較しづらい要素より、明確な「知識」で比較しようとする人が多いのではないだろうか?

   ■オタク的嗜好の弊害

     最近はネットなどでファン同士のやり取りが盛んに行われたりするが、そういったやり取りで話題になりやすいのは、映画なら「いかに素晴らしいか」といった「エモーション」のような曖昧なことでなく、「知識」「ネタ」「数値」といった「情報」の方であり、映画において人々が「情報」をより意識するようになると、その反面映画にとって本当に重要なものであるはずの「エモーション」が軽視されることになる

     最近、小ネタばかりの映画や、ベタなだけで浅い表現の映画が増えて、本当の意味で手ごたえのあるグッとくるような映画が少なくなっているのは、オタク的嗜好の影響だと思っている。

     そんなわけで、「知識」というオタクの側に属する「映画検定」も支持するわけにはいかない。

   ■主催者キネ旬に対して

     じゃ、そんな映画検定なんてものを始めて、受験生からお金を取ろうとしているキネ旬を糾弾すべしと思っているかというと、そんなことはなくて、受けようとする側と受けさせようとする側とどっちを支持するかといえば、オタク的嗜好者が多いと思われる受験者はどうでもいいでしょう。

     わざわざ映画検定を受けに行こうとしている受験者にしてみれば、数千円の検定料なんてはした金だろうし。

     それに比べればキネ旬の方がいろいろと存在価値があるので、キネ旬発信の活動として珍しく注目を浴びている映画検定が成功して欲しいと思っています。

     キネ旬は近年数度に渡って買収されているほど存続が危ぶまれていて、その結果昔のキネ旬と比較すると、かつての硬派な紙面とうって変わって、最近はグラビアを増やしたり韓流などのミーハーな記事も入れたりと、大衆に訴えて部数を確保しようとする傾向がハッキリと見られ、それは映画ファンの減少とオタク化の犠牲になっているとも言えるので、同情すら覚えます。

     とはいえ、いつまでも支持し続けるというわけではないけどね。

2006-06-11 ナショナリズムは嫌いなので、W杯は極力無視

 『オーメン』リメーク、あれこれ

| 01:05 |  『オーメン』リメーク、あれこれ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  『オーメン』リメーク、あれこれ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 ご存知のように、『オーメン』(1976年、米)が30年ぶりにリメークされ、それが今年の6月6日(火)に公開されました。

 日本での映画の初日は通常土曜日であるところ、わざわざ火曜日にしたのは、映画に登場する不吉な数字「666」にちなんで、2006年の6月6日(06/06/06)ということで、このことにウケている人は結構多いようです。

 好きですねぇ〜。そんな人たちは、小田急で平成6年6月6日とか、平成2年3が4日付けの入場券を駅員が一生懸命売っていたけど、多分買ってることでしょう。

 それはともかく、一見1000年に1度のチャンスのように見えるけど、そもそもオリジナルでのダミアンの生まれたのが、19xx年の6月6日午前6時だったので、(年/月/日)を6で揃えたところで何の意味も無く、本当は(月/日/時)を6で揃えて6月6日午前6時に映画の上映を合わせないといけないんですどねぇ。早朝から『オーメン』を上映していた映画館って、あったんでしょうか?

 まあ、ローマの現地時間で6時として、時差7時間で日本では13時と考えることもできるけど。

 さて、2006年版の『オ−メン』は観てないんだけど、脚本はオリジナルのデヴィッド・セルツァーのをそのまま用い、テレビで見た断片の映像では、

  乳母が首を吊るところ

  ダミアンの母が2階から落ちるところ

  ダミアンが教会に車で向かうところ

  ダミアンが動物園に行くと動物たちが騒ぐところ

などが、構図やカット割りがほとんどオリジナルのまんま。

 つまりこれは、モノクロをカラーにしただけでほとんどオリジナル(1960年)の焼き直しに過ぎないモノをわざわざ作ったガス・ヴァン・サントの『サイコ』(1998年)と同じなんだけど、あのひんしゅくを買いまくった『サイコ』とは違って、『オーメン』には罵声が少ないのはどうして?

 『オーメン』は『サイコ』ほどは丸写しではないってこと?

 でも、予想としては2006年版『オーメン』には、ジェリー・ゴールドスミスの音楽も無いし、私の好きなデヴィッド・ワーナーも出ていないし、だから映画で変な役の数々を演じてきた彼ならではのあのヘンテコリンな凝った死に様も無い訳で、どう考えてもオリジナルにかなうとは思えない。

 それに両者の最大の違いは、オリジナルのダミアンは見た目はイノセントな子供なのが正体とのギャップで怖さを強調していたのに対し、2006年版は常に見るからにおどろおどろしい表情で、つまりこれって解りやすく作ってあげないともはや通用しなくなった程、30年の間に人々はバカになったということなのだろうか?

2006-06-01

 「たけしのコマネチ大学数学科」

| 02:25 |  「たけしのコマネチ大学数学科」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  「たけしのコマネチ大学数学科」 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 最近多く作られているクイズ番組のほとんどが一般常識レベルの問題なのに対し、この番組大学レベルの数学の問題で未だかつてない圧倒的な難しさで、それだけに解いてやろうと真剣になって見ているのだが、未だに解けた問題はない。

 今日の問題は「必勝法」ということで、『去年マリエンバートで』に出てきた、マッチ棒を使った「NIM」というゲームで、長年あの必勝法が解らなかったのだが、今回その必勝法が解った。

 でも、解説を聞いた後でも、なぜ必ず勝つのか未だに解らないのが悔しい。

andy22andy22 2006/06/02 09:43 >「バッシング」
>  カンヌのコンペに出品されたというだけじゃ…。落選したし…。

う〜ん、そのカンヌのコンペ部門にエントリされることが、どれほど大変かご存知ですか? その時点で入選といっていいんです。確かに「バッシング」はパルムドール以下何の賞も得られませんでした。ですが、世界の映画界では、カンヌ・コンペ部門にエントリーする、ということは、カンヌ・パルムドールにノミネートする、ということであり、それだけで名誉なことなのですよ。
アメリカの役者でいるでしょう、アカデミー賞ノミネートという肩書きがついてるのが、あれなんかよりもっとすごいですよ。
ですから、パルムドールを二度も獲った今村監督なんて、それこそ神!なわけですけど

hkwgchhkwgch 2006/06/04 02:26 コメントありがとうございます。
カンヌのコンペに選ばれることについてですが、最近では『2046』それからヴェネチアの『TAKESHIS’』の例がわかりやすいですが、『2046』なんかは完成したのがカンヌでの上映の数日前ぐらいで、つまり作品が素晴らしいと認められたから選ばれるのではなく、監督の実績などを元に作品を見ずに予想のみで選んでいるという面もあるので、エントリーされることは作り手の実力が評価されたと言えるのですが、作品の出来に関しては判断材料としてはかなり弱いということです。
私は映画を観るかパスするかを選ぶ上で、いろいろな情報や実績を広く考慮しているのですが、『バッシング』に関しては判断材料がほとんど無いというのが実際のところで、★の数が「観ようかやめようか…」の2つをつけているのもそんな理由からです。だから、決して見る価値がないと決めつけているわけではなく、今後の状況しだいでは観ることになることが十分考えられます。

2006-03-22 春分の日は家で平日のテレビなど…

 俳優の魅力を引き出す演出が出来ない監督が多い日本の映画&テレビドラマ

| 03:30 |  俳優の魅力を引き出す演出が出来ない監督が多い日本の映画&テレビドラマ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  俳優の魅力を引き出す演出が出来ない監督が多い日本の映画&テレビドラマ - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 <上の続き>

  それから、タイトルは面倒くさいので調べないけど、本仮屋ユイカが出ているNHKの朝ドラをチラッとだけ見たけど、改めて『スゥイングガールズ』で彼女にメガネをかけさせたことで、パッと見の印象を良くした矢口監督の演出の的確さを思わされた。

  こういうところって、映画の良し悪しにとっては世間ではあんまり重視されてないように思われるけど、俳優を印象的に見せるというのは演出の基礎中の基礎で、逆にこれがおろそかな邦画が最近目立つ。

  そんな映画が平気でまかり通っていることが、邦画のレベルダウンにつながりかねないと思うのだが…。

  俳優の見た目や役のキャラをしっかりと作って魅力的に見せ、次に芝居を流れをしっかりと作り、次にそれらをしっかりとカメラに納める。

  カメラを振り回したり、フィルムを細かく切り貼りしたり、コンピューターで映像を重ねたり、そしてストーリーをひねったり詰め込んだりなんてことは、上記のことが出来て初めて映画に色をつける目的でやっていいことだと思うのだが、世間的には左記の方を持ち上げたりするのね。

  音楽で例えると、パンクっぽいものを過大に持ち上げたり、音楽ではなくマーケッティング手法を評価するといった、勘違いをしているようなものか?

  最近映画が厚みが感じられないのは、それが原因でないとはいえないと思うけど。

 追悼、宮川泰

| 03:30 |  追悼、宮川泰 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  追悼、宮川泰 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 3月21日に、音楽家の宮川泰(みやがわひろし)さんが亡くなったそうです。(allcinema ONLINE)

 数々の作品を遺した人ですが、私が一番好きなのはクレージーキャッツの「シビレ節」で、前奏といい、サビのところで伴奏がほとんどパーカッションのみになることといい、信じられないくらい斬新なアレンジ。

 青島幸男による歌詞も、意味の無さでは究極。

 「シビレ節」は『日本一のゴリガン男』(1966 日(東宝))の挿入歌としても使われているようなので、そこではおそらく振り付きで歌を聴くことができると思われるけど、ここでは追悼としてサビの部分をテキストで再現します。

 ♪ あ し〜びれちゃった し〜びれちゃった し〜びれちゃったよ〜〜

   あ し〜びれちゃった し〜びれちゃった し〜びれちゃったよ〜〜 ♪

2006-03-18

 WOWOW製作のドラマ快調、それに引き換え邦画は…

| 10:01 |  WOWOW製作のドラマ快調、それに引き換え邦画は… - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  WOWOW製作のドラマ快調、それに引き換え邦画は… - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

  上記の「春、バーニーズで」をはじめ、WOWOWが「dramaW」と銘打ったシリーズでドラマを頻繁に製作するようになったが、数だけでなく内容も充実していて、最近観た中で良かったのは

   「春、バーニーズで」 (監督:市川準)

   「対岸の彼女」    (監督:平山秀幸)

   「自由戀愛」     (監督:原田眞人、劇場公開済み)

   「理由」       (監督:大林宣彦、劇場公開済み)

など。

  これらの作品は、映画監督として実績のある人を起用して、監督たちの作家性も色濃く出ていて、出来上がった作品は劇場公開用の映画としてそのまま通用する程のレベルのものになっている。

  これ比べて最近の邦画メジャーの作品はというと、監督はテレビ出身者などの実績のない者がかなりを占めていて、「監督なんて誰でもいい」という演出軽視の傾向があり、結果は演出的に無難なものが目立つ。

  それから、内容的にも対象年齢が低いものが多く、映画っぽい拡張の高さに欠ける。

  映画界が撮らせるべき監督を起用せずにテレビドラマのような無難な映画を作り、テレビ界が映画より映画っぽいものに果敢に挑戦しているこの現状って、なんなんでしょうね?

  今の日本は、作り手も受け手もより出来の良い映画に対する欲求が低すぎるんじゃないの?

2006-03-15 うさんくさそうな『玲玲の電影日記』

 『子ぎつねへレン』は、エキノコックスは大丈夫です

| 01:51 |  『子ぎつねへレン』は、エキノコックスは大丈夫です - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  『子ぎつねへレン』は、エキノコックスは大丈夫です - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 『子ぎつねヘレン』の予告編やテレビCMなどの映像で、ヘレンを触ったりしている映像が流れていますが、北海道ではキタキツネに触るとエキノコックスの寄生虫に寄生される恐れがあるので、触ってはいけないというのが常識で、あの映画は大丈夫なのか?と思っている人が結構いるようです。(シネサル独自調査による)

 でも、先日「はなまるマーケット」に阿部サダヲが映画の宣伝を兼ねてゲスト出演したとき、獣医役の大沢たかおが警官役のサダヲに「キツネに触ったか?!」と聞いているシーンがテレビ流れたので、その点を映画はちゃんとケアしているようので、不安に思っていた人は安心してください。(だから観ていいかというと、しょせん子供だましの映画の予感がするのだが…。)

 まあ、さすがにエキノコックスを無視してキタキツネとふれあいを描く映画を作るなんて、普通じゃ考えられないことですからねぇ。

 親のいない子供が出会い系サイトにアクセスしたら、そこの人はみんないい人で、呼ばれて渋谷に行ったらみんなに親切にされた、って映画を作るぐらい非常識なことですからねぇ。(我ながら例えがひど過ぎるか?)

2006-03-08 アカデミー賞ネタは、小出しでいきます

 アカデミー賞授賞式、物故人コーナー

| 00:56 |  アカデミー賞授賞式、物故人コーナー - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  アカデミー賞授賞式、物故人コーナー - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 現地時間:3/05(日)夜、日本時間:3/06(月)昼

  アカデミー賞関係は、書くことが後から次々と沸いてきそうなので、思いついた順番で小出しで書くことにします。

  まず、式の演出は、去年は結果発表と授与を淡々と続けていただけだったのに比べて、今年は趣向の数々が面白かった。司会も良かった。

  で、毎回楽しみなのが最近1年間に亡くなった映画人の物故人のコーナーで、今年の目玉は

    シェリー・ウィンタース

    アン・バンクロフト

    ロバート・ワイズ

    リチャード・プライヤー

  あたりで、その他も有名人ぞろい。でも、コーナー司会のジョージ・クルーニーが言っていたように、悲しむより感謝をしたいです。ついでに、あそこで取り上げられても良かったのにと思える、マリア・シェル、ジョージ・P・コスマトス、エド・マクベインなんて人たちもいました。

2006-03-02 「日本テレビ」アカデミー賞、発表を待たずに決定

 日本アカデミー賞作品賞は『ALWAYS 三丁目の夕日』

| 03:46 |  日本アカデミー賞作品賞は『ALWAYS 三丁目の夕日』 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  日本アカデミー賞作品賞は『ALWAYS 三丁目の夕日』 - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 発表を待つまでもないですが、放送元の日本テレビの票のおかげで、日テレ製作の『ALWAYS〜』がめでたく受賞となりました。

 日テレはテレビ局だから、日本アカデミー賞協会とは無関係もしくはごく少数派のはずなんだけど、どういうわけでしょうか?

 評論家や芸能記者や映画ファンや一般人の目はごまかせても、映画人が選ぶ賞だったら、『ALWAYS〜』だとか『蝉しぐれ』みたいな演出がド下手に賞なんかあげないはずなのに優秀作品賞をあげちゃって、日本の映画人は誇りも無い/魂を売った/目が節穴/ボケ/あーたらこーたら…。(あ、念のため。反論する暇があったら、「仕事」の結果で示して下さい。いくらでもほめてあげる。)

 まあ、授賞式の放送は、ユースケの心の無いコメントと、愛想笑いなんてしないホマキでも目当てで見ようかな?

2006-01-14 「芸能ファン」か「情報奴隷」か?

 邦画は好調と言うけれど…

| 05:28 |  邦画は好調と言うけれど… - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) を含むブックマーク  邦画は好調と言うけれど… - 映画のBlog:シネマ・サルベージ別館 (本館:www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html) のブックマークコメント

 で、この「芸能ファン」か「情報奴隷」かは、映画関係の報道といえば「シネコン効果で映画人口増加」とか「ハリウッド映画が不調で、代わって邦画の客数が伸びる」とか、もっぱら産業的側面ばかり。

 その邦画が伸びているのも、日本人が自国の作り手と映画を通してより深く通じるようになっているのかといえば、ヒットしてるのは子供向けと、ベストセラー小説の映画化と、人気テレビドラマの映画版などがほとんどで、原作ファンが惰性や話のネタに映画を見に来てるからヒットしているだけで、映画そのものと人との距離はむしろ離れているんじゃないの?(映画以外の要因に比べれば、相対的に離れているのは間違いない気がする。)

 その根拠として、話題性に乏しく作品の出来のみが人々を引き付ける力のすべてであるミニシアター系の邦画はますます苦戦を強いられ、お蔵入りしたと思われる映画が目立つようになった。

 表向きの金銭的な好調さに反して、精神の拠りどころとしての映画存在感が急低下している気がするのだが。もちろん思い違いであってほしいけど。