第2回学校説明会報告

日時:11月24日(月) 10時〜12時
場所:アルカディア市ヶ谷
参加者:約170名

第2回学校説明会がフェルミン校長、井上副校長をお迎えして開かれました。新中一のお父さん、お母さん方を中心に多くの入試委員が本説明会の運営をサポートし無事終了しました。
1月10日は前期入試となります。皆様のご支援をさらによろしくお願いします。

本説明会の報告として中一のお父さん、お母さんご夫婦のレポートを掲載します。

第2回学校説明会(東京)報告

 秋の終わりを感じる休日朝の東京、第2回学校説明会の会場に向かいながら、夫婦でこんな会話をしておりました。
「そうだったね、去年のこの時期の説明会をきっかけに、宗一郎(息子)は一気に函館ラサールを『行きたい学校』と強く意識し始めたよね。それから、私たち(夫婦)は『PTAがこんなに積極的に運用なさるんだ』って驚いたよね。今回からご恩返しだね。たくさんの子供たちが宗一郎(息子)と同じ希望を抱いてくれるといいね。」

Ⅰ.説明会前の様子
 8時半、入試委員長をはじめとするしっかりした手際よいご指示のもと、会場準備と案内誘導が開始されました。

●まず、会場外案内をされる父親の方々。ちょっと寒い中、市ヶ谷駅など最寄駅の要所で案内板を持って立っておられました。やや武骨だけれどリラックス気分もにじみ出ておりましたので、父親らしい役割だなあと、私は好感を持ちました。

●次に、会場内では会場設営、案内、受付、問題集販売などなど、それぞれの方々がテキパキと準備を進めておられました。母親の方々にちょっとインタビューすると、「いっぱい来てくれるかなあ」と気遣っておられたり、来場した子供たちに「こんにちは、いらっしゃい」と声をかけるなど、会場外の父親の反応とは違う場面が多くみられました。


●同時に別室では、保護者体験談でお話をされる予定の中一お父様と中一お母様が、非常に真剣な表情で発表原稿と資料の最終確認と調整をしておられました。

 こうして準備の様子を取材していると、朝、私たち夫婦で話した思いは、PTAの皆様が共通して持っておられるのだと実感しました。
 さて、会場では、以前にテレビ番組で放映されたビデオを放映しながら、10時の開催が間近になってきました。


Ⅱ.説明会の様子
●10時、PTA関東支部会長の開催挨拶で第2回学校説明会(東京)が始まりました。

●そして「光る校章」がとりつけられた中央の演壇にフェルミン校長が立たれ、学校の基本方針として、ラサールファミリーの精神、そして人間学、心理学等々学際的に心を育むための「宗教の時間」の意義についてお話されました。

●次に、学校紹介ビデオが中学、高校別々に放映されました。実際に子供が入学してから見直すと具体的な意味や意義がよくわかりました。


 子供たちが親御さまと小声で話しながら見ている姿が、会場のあちこちで見られました。
在校生たちの生の声や姿をとおして、人間としての成長ぶりが垣間見られるような映像がもっとあってもいいのではないかと感じました。

そして、井上副校長が、「学校・寮生活、入試説明」についてお話されました。
 人間教育重視という根本的姿勢の大切さについて触れ、函館ラサールの大部屋寮生活の意義について、「寮の違いは学校の違い以上に大きい。寮生活は人間としての教育の場、成長の場である。」と位置づけて話されました。また、函館ラサールの寮生活、学校生活の過程で起こるさまざまな現実問題と対処について言及されました。多くの親御さまがメモをとりながら聴き入っておられました。
 お話は、学校としてのお立場からの具体的な話がふくらみ、予定時間を大きく過ぎてしまいました。

●保護者体験談① 中1のお父様
 函館ラサールを第一志望としたことと結びつけたお話の中に、フェルミン校長先生がご子息に交わしてくださった握手の話がありました。やさしさと強さを兼ね備えた握手、まさにこの握手はラサールスピリットであると感じたこと、そして先生方の愛情、寮の友達にも恵まれていること。こうした環境の中で、志望の理由であった強い心身と、高い順応性に向かってご子息はがんばっておられるし、父兄にもラサールスピリットが伝わってくる、というお話を提供いただきました。
 父親からみた具体的なお話を用意しておられたはずですが、かなりの部分を割愛されました。同じ父親として、もうしばらくお話を聞きたいと思いました。

●保護者体験談① 中1のお母様
 中学受験は母親にとって出産のようなものであった、との話からはじまりました。
受験勉強のときの思い、受験のときの思い、入学が決まって寮生番号を衣服に縫いつけていたときの思い、そして入寮式前日の思い。こうした入学前の母親としての様子は、多くのPTAの母親の方々も共感するところが多いと察します。
 入学後の生活状況と子供たちの気持ちを具体的に知る例として、寮生日記を3つ朗読してくださり、母親の方々が聴き入っておられるのがよく観察できました。

 昨年の説明会でも、保護者体験談で、子供たちの生活の実際の姿を写真で見せていただいたり、母親らしいお話を聴かせていただきました。これらは、私たちが受験と入学を決意する上でとても役立ちました。今回、時間的な都合で保護者体験談を短縮せざるを得なかったのはとても残念でした。


Ⅲ.説明会後の様子
●説明会が終了し、会場の入替えなどであわただしい雰囲気の中、多くの個別の来場者からの質問に対応しておられました。
 私も質問を受けてPTAの一人としてお答えしましたが、他にも質問なさりたい来場者がうろうろしておられるのを見て申し訳ないと思いました。

 また、受験生一人で来た小学生や、疲れた顔をして退場していく小学生の姿を見ていて、受験して入学する当人である子供たちにもっと話しかけたりや説明してあげることも必要ではないかと感じました。

●12時半から食事会をかねて反省会が開かれました。

Ⅳ.むすび
 このたびは、学校説明会の取材を通じて、母親のみならず父親も参加した函館ラサールPTAのすばらしい支援活動を内部から目の当たりにできました。参加されたPTAの方々に誇りを感じました。ありがとうございました。
 学校説明会の目的が、よりたくさんの親御様や小学生たちに、函館ラサールに行かせたい、行きたいと思っていただくことであるとすると、もっと多くの方々に来場いただきたかったなと感じましたし、保護者体験談や質疑応答の時間と場所が十分とれなかったことはすこし残念に感じました。