双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

若旦那と猫の塔

|若旦那| |モノ|


行儀宜しいおっとり爺様の居た頃には、凡そ拙宅では必要の無かった、世に云うところの"猫タワー"。ところが若旦那はと云うと、何とかと煙の例え云々では無いけれど、滅法の高所好きなもので、つい先程まで寝て居たかと思いきや、狭苦しい茶の間を突然にダッと走り出し、カーテンレールで懸垂をおっ始めるわ。本棚へよじ登って額類をなぎ倒すわ。箪笥の上から衣類籠を丸ごと落っことすわ。お前はそれで愉しかろうが、こちらは堪ったものじゃないと云うので、この度初めて、必要に迫られた格好で購入に至った次第なのである。


こちら↑と同じ品(天井突っ張り式の五階建て)が実に、期間限定で税込み\8,800(及び送料無料)と云う大変な買い得にて見付かり、いやはや。何よりであった。

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