アスラクライン（３）やまいはきから

アスラクライン〈3〉やまいはきから (電撃文庫)

やっぱりコメディなんだろうなあ・・・。

ストーリー

夏目智春（なつめともはる）は黒崎朱浬（くろさきしゅり）率いる科學部に所属する機巧魔神を操る少年。悪魔でもある美少女・嵩月奏（たかつきかなで）、取り憑いている幽霊（？）・操緒（みさお）などと激動の高校生活を送っていましたが・・・今回は、朱浬さんがいきなり大ピンチ！漫画の長期連載だと宿命とも言われる「記憶障害」いわゆる記憶喪失になってしまった！
しかし、記憶を失った彼女は自分を黒崎朱浬ではなく、黒崎紫浬（くろさきゆかり）と名乗り、性格までおしとやかに変わってしまっていた！智春の貞操が危険！とか表紙裏のあらすじには書いてあるけど、誰もそんな事が起こると思っていない３巻です。

はてさて・・・

今回は黒崎朱浬（黒崎紫浬？）に焦点が当てられるんですけど、まあ全く違う性格に書き換えられているのでその辺りは楽しめますね。裸ワイシャツを王道で行ってくれるのでその辺は実に楽しいのですが、個人的にイチオシキャラが嵩月奏なんで、彼女をクローズアップして欲しいもんですけど。ちなみに恐怖の溲瓶プレイもあるよ！うわー男なら死んでもやられたく無い類いの屈辱の一種だよな〜（ちょっとやって欲しいとか思う人はマゾですんで注意）。
黒崎紫浬がなにも知らずに智春の所にいる時に、佐伯玲子が押し掛けてきて、彼女をクローゼットに隠すなんてもうそのまま浮気現場に踏み込まれているみたいだし、挙げ句の果てには大原杏に黒崎紫浬にのしかかられている所を目撃されたりしてラブ的にはなにやら意味不明な展開でぐちゃぐちゃです。

ついでに新キャラも

• 真日和秀（「〜ッス」が語尾に必ず付く変な男。今回の敵？）
• 雪原瑤（男装の麗人。どーもあやしい人）
• ハロウィンおばけ（今回一番のお気に入り・・・だったんだけどなあ、見せ場が・・・）

ま、特徴があってそれぞれ見せ場がそこそこあるんですけど、まあこれからこれからって感じのキャラですかね。

結局

星３つかなあ。
変なモノを手に入れたおかげで操緒が変な事になるんですけど、これは今後どういう展開のために用意された伏線になるのか興味がありますかね。あと、黒崎紫浬／朱浬の秘密の一端が明かされる訳ですけど。その辺が読みどころでしょうかね？