最近はたまに何か書いたりしてる このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2007-08-03

殺×愛7—きるらぶ SEVEN—

5つ星から一気に1つ星に!? 泣けるどころかキレてます・・・が、リライトの結果多少優しい内容になりました。これでも。

殺×愛7-きるらぶSEVEN (富士見ファンタジア文庫 121-10)
殺×愛7-きるらぶSEVEN (富士見ファンタジア文庫 121-10)風見 周

富士見書房 2007-06
売り上げランキング : 179326


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

お薦めしてくれた皆様、申し訳ありませんでしたm(_ _)m ファンの人はマジで読まない方がいいです

注意喚起のため設定

読む人によってはここより下は『心の安寧を損なう酷評』になっている可能性が高くなっております。

f:id:hobo_king:20070610115630p:imageファンの人は要注意! この感想が地雷です!f:id:hobo_king:20070610115630p:image

酷評だし、ネタバレ全開なので、「続きを読む」にしておきます。

(苦笑しつつ)これは無いわ。これは無い

正直幾つかの点でご都合主義が連発していて爆笑してしまった。シリアスな作風だからこそ余計に笑ってしまったという。

その1:作者/読者が犯人

突然物語の中に「神様」=「作者」=「読者」の視点を持ち込んでメタ構成にしたこと。

結果として物語の中で起こっている出来事の原因や責任の所在を曖昧にしてしまって、ストーリー的な謎の、

  • 「世界の終わりは何故始まったか」
  • 「椎堂密はなぜオメガとして選ばれたのか」
  • 「何故相思相愛の相手でないと殺す事ができないのか」

などなどを全て「メタ視点の存在の決めた事(作者/読者)」にしてしまって責任を丸投げ*1し、結果として物語として回収しようという努力を完全に放棄してしまった事。

それやったらあらゆる架空の物語は適当に説明出来ちゃうじゃんかさ。これだったら何の説明も無い方が良い。

これはもうシンプルに作者が「逃げた/逃げ道をつくった」としか思えなかったですね。もし最初からこういう展開にすることを考えていたとしたら、ちょっと稚拙すぎるなあ。

この辺りで星が一気に2つくらい減ってます。正直そのネタが書かれている箇所、

俺たちが苦しんでるのを……

嘆き悲しみ、傷つくようすを……

そこで見てるのかよ?

を読んだとき、

「それをやったらアカンがな〜! マジ!? 作者の奴、本気か!?」

と言ってしまったのは言うまでもないです。そしてその事実に最後まで訂正が入らなかった事に失望したかな。

ちょっと追記

6巻まではまるで「『理不尽な世界』という動かしがたい前提があるフィクション」として語りつづけて、密もサクヤもこの話の「物語の構造(神さまの箱庭かもしれないという可能性)」を疑いもしない。

そして、その前提の上で「必死で生きて恋をし、必死で愛して死ぬ」という事を語っている。しかしラストでこの前提をひっくり返してしまった事で、1〜6巻(7巻前半も含める)で起こった全ての出来事は「別の意味(神にコントロールされた出来事である)」を与えられて、全く違うものになってしまう。

酷い言い方をすれば「全て偽物になる」訳です。

例えば・・・。

「ならば、私は、おまえの恋を応援するよ! たとえ神がシドの恋を認めなくとも、この私が認めてやる! 恋愛原理主義者、高天原Aの名にかけてな!」

本編内の素晴らしいセリフですが、物語内で閉じている場合は

  • 過酷な現実を戦い、傷つきながらも生きてきた彼女が口にしたからこそ素晴らしい言葉

だったのが、

  • 神が考えてこのキャラクターに語らせただけのチープなセリフ

になります。一つ上の視点を物語に盛り込むというのはそう言う事です。

メタ的な視点を盛り込むのであれば、0巻、1巻の辺りで「自分(密)が普通ではあり得ない理不尽な状況」に陥った段階で考えるのが自然だと思います。

「この世界は神の手によって作られた箱庭で、我々は観察されて遊ばれている存在である」という視点は、7巻までひっぱって初めて気がつく様な話じゃないです。少なくとも疑っていなければ変だなと。

最初からそういう疑いを登場人物たちが持っていたなら、ここまで唐突な感じはしなかったでしょう。

その2:イブの扱いが突然軽い

密が彼女の存在を簡単に割り切っている辺りが不自然ですね。序盤から中盤までの苦悩は一体どうなったんだ。

というか他の少女(来夏とか)の事は結構真剣に向き合って、消化するのにそれなりに時間がかかっているのに、過去であれだけ求めつづけていたイブについての気持ちがイキナリ整理が付いちゃう辺りが不思議

・・・普通死んだと思っていた大好きな人が「実は生きていた」という事が分かるって、「脳みそが全てひっくり返る」くらいのビックリ出来事だと思うんですけど・・・。動揺しない主人公がすごい不思議

しかし・・・違和感を感じつつもここではマイナスは無しかなあ・・・「まあその位の事はあるか」と納得した。

その3:夢オチ(みたいなモン)

致命的。

この衝撃は「ハイスクール奇面組」の最終回以来の快挙かも知れん。最初普通に爆笑した。

難しく言う必要は無いでしょう。星マイナス2。強いて言うとすれば・・・。

あいつらが苦しんで来たのを……

嘆き悲しみ、傷つきつつも選んで来たことを……

全部無かった事にしちゃったのかよ?

でしょうか?

正直その事実に涙、涙ですよ。ミステリで「実は探偵が犯人」と同じレベルでの禁じ手じゃないですかね。

つーか、某彼と某彼女の間に出来た子供は気分的に水子扱いになるんですかね!? そーいう消滅した可能性に付いてはどうなるんでしょうか!?

とにかく、全てをなかった事にしてしまうのなら、

  • 来夏が死のうが生きようが
  • にゃみちゃんが喜ぼうが苦しもうが
  • 微が壊れようが壊れまいが
  • 高天原がカラダ売ろうが売るまいが
  • 端役の皆さんが恋愛しようがしなかろうが
  • イブが密を殺せようが殺せまいが

全部なかった事になってしまうのだったら、なんだっていいじゃん

・・・私は恋愛において「かなりみっともない出来事」の一つに、

二人の間に起こった出来事をなかった事にしようって提案をすること

があると思ってるんだけど、ストーリー全体でそれやってどうするよ。IFストーリーとして捉える事も出来るけど、それにしちゃあまりにも安っぽいな。

スター・ウォーズ旧三部作でルーク・スカイウォーカーダース・ベイダーが普通の親子関係になって仲良くやってしまう未来を書いちゃうくらい安っぽい。ついでに言えば、新三部作でアナキンとパドメがハッピーライフを送ってラブラブ生活を送ってしまうストーリーを作ってしまうくらい安っぽい。

来夏やにゃみや他の登場人物の恋や愛はどうなるんだよ? 0〜6巻の積み重ねを一気に崩された感じ。

せめてラストシーンが「卒業式の後」「人類の滅亡が止まり」「密とサクヤが生返り」位ならまだ許せたけどね・・・時間を巻き戻すのは無しだよ。猛烈に幻滅した

総合

星1個です。

・・・まあその、上でボロクソ言ってますが、作品の部分部分で実に良い所があるのも事実です。

  • 密×にゃみちゃんのシリアスなやりとり(5巻)
  • 真面目にお付き合いを始めた密×来夏の姿(6巻)
  • 密×サクヤの初々しくも吹っ切れた姿(7巻)

などは非常に良かったですね

5巻のラストは(ちょいわざとらしくとも)見所ですし、6巻で来夏が教室で今の自分の状態をひたすら惚気る所とかはとても良いし、7巻の密×サクヤも純情な感じで良かったという事です。

あと、主人公が可憐な少女達の処女膜破り過ぎなんだけど・・・こういう慣れている少年って、同級生からの受けはいいよね?

全巻総合

全体で見た場合に惜しむらくは、主人公の性格が最後まで掴みきれなかった事。

私からした場合は、あまりにもあっちこっちに感情が動きまくって、密は一体何が目的なのか、何を望んでいるのか、わからなくなりすぎたって事ですかね(本人もよく分かってないっぽい)。

ついでに言えば主人公に感情移入出来るようになってきた5、6巻で評価が高騰したので7巻の墜落っぷりはブラックマンデーばりに酷かった。俺良く読み切ったと思う。

感想リンク

booklines.net  Alles ist im Wandel  今日もだらだら、読書日記。  積読を重ねる日々  ライトノベル名言図書館

他は皆さん高評価の模様・・・強いて言えば近いのが「積読を重ねる日々」位だなあ・・・。異端児なんだな私ゃ。

*1:お前らこういう悲劇的な話とか好きじゃんよ? え、そうなんだろ? お前らの要望通りにしてやった結果だよ?

文月文月 2007/08/03 23:08 いや〜、7巻駄目でしたか。

>突然物語の中に「神様」=「作者」=「読者」の視点を
>持ち込んでメタ構成にしたこと。
う〜ん、私はもともと神様なんてものがいるとしたら、気
まぐれで、残酷で悪趣味だと思っているので、こういった
風に思わず、いろいろな謎も神様の気まぐれといわれれば、
それで納得してしまいます。

>「ハイスクール奇面組」の最終回
知ってる人どのくらいいるんだろう?

ラストについては、私はご都合主義でもハッピーエンドが
好きなので十分に面白いと思いましたが。
5巻6巻の評価は高いようですので、少し残念です。

kim-peacekim-peace 2007/08/03 23:14 >その3:夢オチ(みたいなモン)
雑誌連載では掲載せず、文庫化の際に加筆したことから関係者の誰かに「ハッピーエンド主義者」がいたんじゃないかなー、と妄想。
ちなみにこの手のオチには他の作品でも何度か当たったことがありますが、やはりご都合主義に見えると評価が下がっちゃいますねぇ・・・

hobo_kinghobo_king 2007/08/03 23:34 文月さん・・・感想読んで頂いてありがとうございます・・・。
>いろいろな謎も神様の気まぐれといわれれば、それで納得してしまいます。
ノンフィクションなら奇跡みたいな出来事って事で素敵な事とか思えますけどね。フィクションでそれやったら・・・何のための物語なのか・・・。

>5巻6巻の評価は高いようですので、少し残念です。
6巻は特に良かったですね! 来夏の魅力が爆発してましたな(女の怨念ですけど?)。ああ青春って感じです。

>ラストについては、私はご都合主義でもハッピーエンドが
ハッピーエンド・・・? うーんハッピーエンド? うーん? うーん?

hobo_kinghobo_king 2007/08/03 23:40 kim-peaceさん、コメントありがとう!
>文庫化の際に加筆したことから関係者の誰かに「ハッピーエンド主義者」がいたんじゃないかなー、と妄想。
これは実は私も思いましたね。なんか読者からの反発が酷すぎたのでハッピーエンドな展開を追記した・・・みたいな匂いとでも言いますか。

>やはりご都合主義に見えると評価が下がっちゃいますねぇ・・・
流石に時間まで巻き戻されるとちょっと好意的に解釈するのは無理ですねえ。今までの物語がなんだったのか? 彼らの苦しみや喜びはなんだったのか? 物語を追ってきた読者はなんだったのか? 全てに価値が無くなる様な気がしますね。

うららうらら 2007/08/03 23:40 自分も7巻絶賛したクチですが、あのエンドロールは正直もっと賛否両論あって然るべきだと思います。
ああ〜でも「FOUR」の感想見た辺りでそんな予感がしましたが、
やっぱラスト駄目でしたか〜…オススメしてしまった手前、ちょっと残念です。

>突然物語の中に「神様」=「作者」=「読者」の視点を
>持ち込んでメタ構成にしたこと。

ある意味、この辺の設定はエンドロール含めて現在生み出されている物語に対する痛烈なアンチテーゼにも思えます。
作者や読者が望んだというだけの気まぐれで当初決まっていたストーリーが変わってしまう事もあるんだと。
「積読を重ねる日々」さんの感想にもありましたが、この辺を深読みするとある意味面白そうな気がしますね。

hobo_kinghobo_king 2007/08/03 23:56 うららさん、すいまへん・・・・。
>やっぱラスト駄目でしたか〜…オススメしてしまった手前、ちょっと残念です。
重ね重ねすんません・・・。

>ある意味、この辺の設定はエンドロール含めて現在生み出されている物語に対する痛烈なアンチテーゼにも思えます。
>作者や読者が望んだというだけの気まぐれで当初決まっていたストーリーが変わってしまう事もあるんだと。

仮定に仮定を重ねるのもなんなので余り言える事はないですが・・・。
ストーリーを全く作り替えてしまうのも良いですが、その辺りのやり方/表現の仕方は基本的に作者/編集者のさじ加減で決められる訳ですから、まるで「読者にも責任がある」みたいな話の作りにするのは止めて欲しいですね。

かえるの子はかえるかえるの子はかえる 2007/08/04 00:53 ぅーん、なんだかオススメしてしまったこっちが謝りたいです↓m(。−_−。)m

でも、hoboさんの感想を読めば読むほど「確かにそうかも。。。」と思えてくるから不思議です。笑
ただ、エンドロールでは「世界滅亡だけが起こらない」未来を過ごしているので、某彼と某彼女の思いまでは変化せず、子どもは新しい時間軸でも生まれてくる、ということではないのでしょうか?
……ぅーん、これがまさにご都合主義というやつなんですかね??笑

この作品は「ご都合主義<<みんなが幸せ(ハッピーエンド?)」と思える人(というか僕のようにご都合主義があまり気にならない人)は楽しめる作品かもしれないですね。

なにはともあれ、最後まで感想を書いてくださって、ありがとうございましたww

hobo_kinghobo_king 2007/08/04 01:04 かえるの子はかえるさん・・・うおーん、ゴメンヨー!
>ただ、エンドロールでは「世界滅亡だけが起こらない」未来を過ごしているので、某彼と某彼女の思いまでは変化せず、子どもは新しい時間軸でも生まれてくる、ということではないのでしょうか?
それはそれで間違ってるとかではないんじゃないですかね? それこそ妄想は自由なので、読者がどんな風に考えようと良いと思うんですよ。

>最後まで感想を書いてくださって、
スンマセン、キレてて・・・も〜、なんというか、も〜。

Mr.もやしMr.もやし 2007/08/04 01:42 私も、「時間巻き戻し」については「ええ〜〜っ」と思いましたね(苦笑)
ラストシーンでその想いが全てぶっ飛んで、絶賛側にまわってしまいましたが。

>メタ視点

戯言シリーズでもありましたねー。
実はこの手法、正直あまり好みではありません…。
エンターテイメント的に不必要な気がするので…。

というか、あれだけ御都合主義な終わり方だったにも関わらず、ラノベサイト界隈では、肯定側が多かったので、これでようやく釣り合いが取れましたね。
別に異端児ってことはないですし、気にすることはないと思いますよ〜。
感想サイト以外では、お気に召さない方もやっぱりおられるようですし。

hobo_kinghobo_king 2007/08/04 01:48 や・・・もやしさん、どーも・・・。
しかし私、なんで普段からこんなキレてるんですかね〜? だから変な病気になるんだよと思ったりする事しばし。
>ラストシーンでその想いが全てぶっ飛んで、絶賛側にまわってしまいましたが。

それはそれで幸せな読了体験ですね。
私はそういう楽しみ方が出来なくて完全に損しちゃったな〜。

>というか、あれだけ御都合主義な終わり方だったにも関わらず、ラノベサイト界隈では、肯定側が多かったので、これでようやく釣り合いが取れましたね。

私、黒いバランサー!? まあそうかもしれませんね。しかし薦めてくれた皆様になんといってよいやら・・・。うーん。

ミヤミヤ 2007/08/04 11:02 まあ、あのエピローグで救われたと言うのも一つあり、個人的にはその前で止めておいてもよかったかなというのも一つ。
もちろん作品の感じ方は人それぞれだと思います。(私の友人はラスト号泣したくらいですから・・・・・・・)
私はhobo kingさんの評価は酷評でもよいところはきっちりと褒めているのでぜんぜん気にならないですね〜
とりあえず密がうらやまし(ry

hobo_kinghobo_king 2007/08/04 12:33 ミヤさん、コメントありがとうございます!
>もちろん作品の感じ方は人それぞれだと思います。(私の友人はラスト号泣したくらいですから・・・・・・・)
それは良い体験でしたね〜。ちなみに私はラノベで泣いた事がありません。

>私はhobo kingさんの評価は酷評でもよいところはきっちりと褒めているのでぜんぜん気にならないですね
そう言ってもらえると嬉しいです。

kkrkkkrk 2007/08/04 22:01 あ〜やっぱりダメでしたか^^;
私とほぼ同じ感想ですね〜。
とくにダメな部分が名言図書館さんに削除された(きちんと確認してくれた上ですよ)事と同じような感じですね。

一応違う部分(というかhoboさんの意見に付け加えてというか^^;)を。
・ハッピーエンドには思えない。ハッピーなのは密とサクヤだけで、他の女の子たちはアンハッピーが決定している以上決してハッピー足り得ない。珊瑚と三聖の子供台無し(これは書いてありますが)、これだけ過酷な状況だから気持ちに素直になれたわけで、場合によってはいいんちょとくっつく可能性もあるのに。ご都合主義使うならそこら辺もなんとかしてほしかった。

・やり直したからといって微にしたことが許されるわけでもない。密の記憶もないならば許されるが。
しかもラストで今度はひどいことはしないで、とか言ってるのですが、サクヤを選ぶ以上できるだけ自分への気持ちが湧かないよう、せめて大きくならないように行動するべきなのに。
例えばにゃみちゃんの問題とかも自分が行かずとも先輩にその辺の情報を教えればなんとかしてくれたはず。
彼女たちが自分に気があることを分かっている以上今度は言い訳は通用しない。偽悪者→偽善者のクラスチェンジってのもすごい…

・ある意味これが私にとって一番大きいのですが「もう読み返せないじゃないかよ!」という点ですね。
ラストの当たりの、サクヤが最後の望みとして戦い続けるところとかが「いや密殺せばオールOK。密殺したことも無かったことになるから。だからそんな苦労しても意味ないよ」ってなるわけで。
さらににゃみちゃんや来夏の死もなかったことになるのが分かっててもう一回読んで感動できるとはとても…
私は気に入ってる作品はよく読み返すんですが、これに関してだけは気に入ってるトコでも読み返す気には…

長くなりましたが最後にお気に入りの小説からの引用を

「……変だな。俺、レイブンが死んだのに、悲しくないんだ」
「レイブンは自分にできることをしたって、だから後悔していないって言っていた。だからかな」
穏やかなその顔は、生きている間にできる限りのことをした者の顔だ。結果はどうであれ、精一杯生きたものの顔だ。

hobo_kinghobo_king 2007/08/04 22:16 kkrkさん、コメントありがとう!
>・ハッピーエンドには思えない。
これは結構感じましたね。
とはいってもいわゆる幸せセカイ、ってことで読者が読了後どう妄想するかは結構余地があるからこの辺りは言及しませんでした。・・・ただでさえ酷評だし。

>・やり直したからといって微にしたことが許されるわけでもない。密の記憶もないならば許されるが。
これはなんつーか、「色々とオニだ」と思って終了しました。まあ一種の鬼畜ですけど、まあご都合主義なら仕方がないか・・・という感じでしょうかね。やっぱり言及しませんでした。どうせ話がひっくり返った後の事だし、すでに酷評でしたから・・・。

>・ある意味これが私にとって一番大きいのですが「もう読み返せないじゃないかよ!」という点ですね。
似ているか似ていないか分かりませんが、私が読了後思った一つに、

「5、6巻とか良かったのに、もう読み返す価値が無くなっちゃったな・・・」

という事でした。
「全てがなかった事」になるなら、0〜6巻の主人公以外の思いの積み重ねに意味はないですからね・・・。空しいキモチになりました。

引用された小説はなんと言う本ですか? 教えてくれるとちょっと幸せです。

SHI-NOSHI-NO 2009/02/27 11:46 なんか今更感がありますが私も感想を。ちなみに私は肯定派です(脳内が単純なもので)。理由もひょっとしたらhobo_kingさんの文章をよく読んでいなかったり、私のこの作品に対する読解力がないせいでバカなことを言っているだけかもしれないので、変な文章や矛盾が出てきても気になさらないで下さい(良ければ指摘してあげてください)。

>「『理不尽な世界』という動かしがたい前提があるフィクション」として語りつづけて、密もサクヤもこの話の「物語の構造(神さまの箱庭かもしれないという可能性)」を疑いもしない。
この本を読んでいる私たちのことなど、本の中の人物が認識できるはずもありません。本の中の人物にとってどんなに不思議でどんなに理不尽な展開があったとしても、起こった事象はノンフィクションで受け入れざるを得ません。私が理不尽なことに逢い、それを神様のせいにしたとしても神様の存在など証明することができません。いるかどうかもわからない存在にヤツ当たりすることはできますが。この作品内でアダムが自分達(天使等)の存在やこの状態の世界が神様が造ったと言ってはいますが、それでも絶対に神様がいると証明出来たわけでもありません。造られた(かもしれない)アダムやイヴが神の存在を夢想しているだけなのかもしれないのですから。私自身が自分の存在やこの世界(私達自身の世界)を神様が作った箱庭かもしれないとは考えたりしない(できない)ため、この作品のこの点を否定することが私には出来かねます。

なんか言葉足らずですみません。うまく文章化できてる気がしません・・・・・・

>夢オチ(みたいなモン)
これについても私は良い方にしか捉えないのでhobo_kingさんと意見が違うのですが、もし記憶が全員に残っていたら現実が信じられなくなって発狂すると思います。知らぬが仏とはよく言ったものです。また全てがなかった事になってしまう点ですが、私的ご都合主義により、この本を読んだ人間だけが知っていればいいと考えてしまいます。私は心が余り強くないので辛い出来事は無かったほうがよいと考えてしまいます。・・・・・・ひょっとしなくても私がバカで弱いだけなのかもしれませんね・・・・・・

長文・駄文ですみません。

hobo_kinghobo_king 2009/02/28 09:09 SHI-NOさん、コメントありがとう!
>変な文章や矛盾が出てきても気になさらないで下さい(良ければ指摘してあげてください)。
いや、特に変なことは言っていないと思いますよ。というか結構前の作品なので、もはや私の記憶が曖昧に・・・。

>この本を読んでいる私たちのことなど、本の中の人物が認識できるはずもありません。
当時の私は、恐らく登場人物の発想に憤慨したというより、そうした作品構造をラスト近くになって平然と持ち出してしまった作者に憤慨したんでしょうね。「登場人物が世界を疑わない事を前提に書かれている物語」が突如「疑うことを前提に書かれる物語」になった瞬間、簡単に全部をひっくり返せてしまうんじゃないかと。事実、ひっくり返してますし。
私の中ではこれはミステリーでの「探偵が犯人」と同レベルの禁じ手のように思いましたので指摘した、というところでしょうか。

>私自身が自分の存在やこの世界(私達自身の世界)を神様が作った箱庭かもしれないとは考えたりしない(できない)ため、この作品のこの点を否定することが私には出来かねます。

私の中では現実は現実、物語は物語、で明確な線引きがされてしまっているので、そうした発想に至ることは特にないんですね。あくまでも物語の中のこと、としてこの作品を見ていますし、現実はあくまでも現実のこと、という視点で見ているというか・・・。
うーん、現実の私の中では既に「神は死んで」いるというか・・・そんな感じでしょうか?

>また全てがなかった事になってしまう点ですが、私的ご都合主義により、この本を読んだ人間だけが知っていればいいと考えてしまいます。
そうした受け取りかたを私は特に否定しません。そのように受け取ることによって読み手が結果として楽しい時間を過ごせたのであれば、それに越したことはないんじゃないかと思いますので・・・。
あくまで私の感じたことをそのまま書いた感想以上でも以下でもない、というのが本音で、誰か他の人の感じ方を否定するつもりは全くないのです。自分の感じ方が誰にとっても常に正しい! とか思えるほど自分に自信もないですしね。

あsあs 2011/06/26 02:27 メタ発言のところは現実に戻された気分だったけれども、絶望の中で感動を与えてくれる点に関してはよかったとおもうけどなあ。

hobo_kinghobo_king 2011/07/01 02:15 あsさん、コメントありがとう!
>メタ発言のところは現実に戻された気分だったけれども、絶望の中で感動を与えてくれる点に関してはよかったとおもうけどなあ。
ああ、受け取り方も違いますし、感動できれば作品の評価は当然変わるでしょうから、そうした受け取り方も当然正解だと思いますよ。ただ私はそうではなかったというだけなので、まあそう気にしないでください。
私が楽しめなかった作品をあsさんは楽しめたんですし、そうした意味では私より得をしているんですから。楽しめるにこしたことはないと思いますしね。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証