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2008-02-19

とある飛空士への追憶

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

ストーリー

レヴァーム皇国と帝政天ツ上はいつ果てるとも知れない戦争状態にあった。

二つの国家は海と、その真ん中を走る長大かつ巨大な自然の大瀑布を挟んで相対しており、昔はその存在をお互いが知らない関係だったのだが、飛行機械の発展とともに滝という自然の要害を超えて存在を知り、そしていつしか争うようになった。

レヴァーム皇国の最貧民層に生まれた若者・シャルル傭兵飛空士として天ツ上と日々空戦を続けていた。戦闘機の性能で天ツ上に上回られつつも善戦する空軍の隠れたエースパイロット。そんな彼はただただ空に憧れた若者だったが、ある日彼に一つの命令が下される。

「次期皇妃を水上偵察機の後席に乗せ、中央海を単機敵中翔破せよ」

奇しくも彼と運命を共にすることになったのはその美しさが「光芒五里に及ぶ」と讃えられたファナという貴族の娘。

この物語は二つの国の間で巻き起こり、長きに渡った戦争という悲劇のドラマのほんの一場面を切り取った「恋と冒険の物語」である。

ヤバイ

超失敗した。

発売日に超速攻で買って、そのまま超速攻で読んで、読了して超速攻で悶々とした気分になれば良かった。さあ買え。いーから買え。損しないから買え。

ちょっとだけ読んで終りにするつもりがあれよあれよと物語に引き込まれて、明日も朝が早いのに気がついたら午前3時という訳で今日はもの凄く眠かった。でもそれは損ではなかった。

というかその後にムズムズとしまくって感想を書きたくて仕方なかったのに、なんとか社会人としての自制心を発揮して寝た自分を褒めてやりたい。その位にはキた。なんか凄いのキた。

とにかく役者も舞台も全部この本の中に整った今、読者はページをめくるだけでこの数奇な運命が織りなす儚くも美しい恋と冒険の物語の中に入り込める。・・・それはなんて幸せだろうか!

とにかく

面白いんですよ。同作者の「レヴィアタンの恋人」も面白いけど、この本は震えが来る程面白い。

身分が天と地程も違い、それまでの暮らしも全く別のものでありながら、かつて一度だけすれ違った二人の男女が戦争によってまた近づく・・・という展開にも熱く滾るものがあるのに加え、敵中を単機突破なんてもの凄く燃える展開です。つーか燃えなきゃ貴様の精神はインポに違いない。

状況からも避け得ない戦闘機同士の格闘戦の描写による手に汗握る楽しさもあれば、とにかく美しい娘を無事に運ばなければならないという英雄的な任務の心躍るような高揚感、さらには危機を超えて二人の間で芽生えるとても美しい恋心・・・。

これが実話なら映画化は固い。というか忠臣蔵並みに毎年ドラマになる。

「今年もいよいよこの季節になってまいりました〜!

・・・ご覧下さい! あちらではシャルルとファナが中央海を単機敵中翔破の準備で大わらわですね!

今年の『とある飛空士への追憶』はなんと24時間ぶっ通しのスペシャル番組で〜す! しかも超豪華俳優陣でお届けします!」

『今年もってなんだよ』

という会話が毎年どっかで交わされる位には固い。

キャラクター造形も

非常に自然な感じでありまして、二人の距離が縮まっていく過程も非常によいです。

個人的にはライトノベルローマの休日ということにしたい。というかしてくれ。つーかもう決めた。

シャルルはグレゴリー・ペックでファナはオードリー・ヘップバーンですね。と言う訳でこれを読んだ女性は容赦なく髪型をヘップバーンカットならぬファナカットにして下さい。というかしろ。

しかしなんだろうな、感想を書けば書く程自分の知性とムードの無さに失望して、脳みそが腐っている感じがどんどんやってきてイヤになってくるラノベってなんか久しぶりな感じだなあ・・・。

いつかもう少し時間が経って、この本が思い出になったならこの感想に追記しようと思う。作者の人が間違ってこのブログを読んじゃった時に、ちょっと「ニヤッ」とするような感想を書いてみたいね。

総合

問答無用の星5つ。

この作品をもってして作家・犬村小六の名前を永遠に自分の魂に刻もうと思う。素晴らしい。

ただただ型に嵌められていたお嬢様のファナが誇りを抱いて昂然と胸を張り、顔をあげて世界を睨む瞬間を見よ。そしてそれに報いるかのように空と海の青に包まれた無限の大空で踊るシャルルを絶技を見よ。それぞれの瞬間はきっと読んだ人の心に痛い程美しい光景となって永遠に焼き付くに違いない。

とにかく私はこの本を手に取った読者に、楽しい本を読み終わった瞬間にやってくるあの「おののき」と「酩酊感」をお約束しようじゃないか。いや、私が約束しても意味ないけど。なんか約束したい感じ。

それにしてもやっぱり空ってなんか特別なのかなあ・・・なんて美しいんだろう・・・。

感想リンク

a-parka-park 2008/02/20 00:13 そんなに絶賛されたら飛行機ネタ好きとしてはもう買うしかないじゃないですか!!
……ということでAmazonリンクをポチっと。届いたらすぐ読もうと思います。

マキシマキシ 2008/02/20 14:38 空戦モノにハズレ無しというわけですな

海賊と空賊はカッコイイ響きがあるけど、山賊って何か微妙ですよね。

hobo_kinghobo_king 2008/02/20 22:29 a-parkさん、コメントありがとう!
>そんなに絶賛されたら飛行機ネタ好きとしてはもう買うしかないじゃないですか!!
>……ということでAmazonリンクをポチっと。届いたらすぐ読もうと思います。

なんかその・・・イヤ〜ン! 嬉し恥ずかし〜!
でも確かに面白かったんですよ。本当なんですよ。a-parkさんも楽しめると良いですね!

hobo_kinghobo_king 2008/02/20 22:30 マキシさん、コメントありがとう!
>海賊と空賊はカッコイイ響きがあるけど、山賊って何か微妙ですよね。
いやその、臭そうだからじゃないですかね? 獣臭いというか・・・。

文月文月 2008/02/20 22:45 本屋で飛ばし読みをしたとき、ラストを読んで買うのをやめてしまいましたが、全部読んでみたくなりました。
ただ、私は「ローマの休日」をあまり好きでないのが不安です。

hobo_kinghobo_king 2008/02/20 22:51 文月さん、コメントありがとう!
>本屋で飛ばし読みをしたとき、ラストを読んで買うのをやめてしまいましたが、全部読んでみたくなりました。
なんてことをw
でも買って! お願いだから買って読んで! そして二人で妄想しましょうw

>ただ、私は「ローマの休日」をあまり好きでないのが不安です。
まああくまで例え話ですよ〜。全然違う話ですから。

雪風雪風 2008/02/20 23:18  ども、今日本屋で立ち読みして買いました。

つーか読んだ後興奮と切なさで一杯になったのは、ここ数年この本だけです。
なんというこの二人の続きがすげえ見てぇ(でもあのまま終わるから、この作品は名作なんですよね。)
多分今年のライトノベル最高のものではないかと考えています。

今月の富士見といい今月のライトノベルは豊作ですな。

hobo_kinghobo_king 2008/02/20 23:49 雪風さん、コメントサンキュー!

>なんというこの二人の続きがすげえ見てぇ(でもあのまま終わるから、この作品は名作なんですよね。)
そうそう、続きが読みたいけど読んじゃいけない・・・悶々とするでしょ?
いやーもう・・・布教のココロというのはこういうのでしょうか。沢山の人に読んで欲しい〜!

どんどん 2008/02/22 00:00 レヴィアタンの頃から描写の丁寧さが好きだった作者でしたが今回はまた大当たりでした
表紙のイラストがラストシーンの物だと気がついたときには少し涙が出そうになりましたし
意外性は無いけど堅実に纏められた最近珍しくなってきたタイプの本だったのでなお新鮮に感じられましたね

hobo_kinghobo_king 2008/02/22 21:54 どんさん、コメントありがとう!
>意外性は無いけど堅実に纏められた最近珍しくなってきたタイプの本だったのでなお新鮮に感じられましたね

それはありますね。最近こんなに綺麗に一冊でまとまった本も珍しいと思います。
いや〜、この話書きたくてこの人作家になったんじゃないかと思うくらいです。

虚無虚無 2008/02/22 22:00 初コメです。初めまして^^
最近ちょくちょく見させてもらってます。

尋常じゃなく薦めてらっしゃったので買ってみました。
・・・・・・
寝る前にちょっとのつもりが・・・つもりだったのに・・・ああ、気がつけば小鳥がチュンチュン鳴いておる・・・(朝5時
久々に一気読みしてしまいました。
読了感はまさに悶々。


hobo_kingさんのおかげで良い本に出会うことが出来ました。ありがとうございました<(__)>

hobo_kinghobo_king 2008/02/22 22:06 虚無さん、こちらこそはじめまして!
>最近ちょくちょく見させてもらってます。
いやー、ありがとうございます。今後ともごひいきに〜!

>寝る前にちょっとのつもりが・・・つもりだったのに・・・ああ、気がつけば小鳥がチュンチュン鳴いておる・・・(朝5時
久々に一気読みしてしまいました。

あー、私も本当に「寝る前にちょっと」のつもりで読みはじめて結果一気読みしましたしね〜。
久しぶりになんだか読了後に興奮しましたよ。

>hobo_kingさんのおかげで良い本に出会うことが出来ました。ありがとうございました<(__)>

いや〜、私が書きたいから書いているブログなんで感謝されるような事は何も無いんですが、ありがたい事です!

たかあきらたかあきら 2008/02/22 23:44 hobo_kingさん。恨み申し奉る。何て本を薦めてくれたんだ!

私は、所謂架空世界のレシプロ機ネタはあまり好きではないのです。はっきりいって(身も蓋もないけれど)あざといから。
作者の自慰的なロマンチズムが鼻につくから。

だからこの本も、本屋で見つけた時はスルーしていたのに。

ここで薦められていたから、血迷って買ってしまい、ついさっき読み終えたところ。

どうしてくれるんですか! 印象が鮮烈すぎて、今夜眠れないじゃないですか。少しここで発散させてください。えぇ、それを受け取る責任は、紹介者たるhobo_kingさんにあるはずですから。

もう、ただただふたりの幸せを、それがどんな形であれ祈ることしか出来ないことが、何とも歯がゆいか。
けど、それを本文中で形として書き記されてしまったら、おそらく興醒めとなってしまったのでしょうね。仮にハッピーエンドでも、それは凡百のラノベに堕して。

…駄目だ。発散しようにも言葉が出てこない。
ここまでの文章を書くのに、もう30分以上書いたり消したり。
おかげで取り留めもない文章になってしまった…
駄文ご容赦。hobo_kingさんなら許してくれると甘えます。

また、私が恨み辛みを重ねたくなる作品を紹介してくださいね。

hobo_kinghobo_king 2008/02/23 00:01 たかあきらさん、キましたか!? やっぱりキましたか!?
夜中に読んでどうしようもなくなって部屋の中をうろうろしたりしましたか!? つーかいまうろうろしてますか!?

これはイイデスヨネ〜! イヒヒヒ、これでまた犠牲者が一人増えましたぞなもし!
明日が仕事だろうとなんだろうと読ませてしまうこのパワー・・・、とらドラ!や文学少女にも通じる何か(作風は全然違いますが!)がこの作品にも溢れてますよね。

つーか、最後のまとめのところがまた憎いですよね。うわーん、はっきりしてほしい! ・・・でもしないで欲しい! という気持になりますからね。

kkrkkkrk 2008/02/25 11:45 本屋でスルーしたのですがhoboさんが絶賛していたので買いました。評価は…客4/主3-

この作品の見所は空戦と二人の心の交流だと思いますが、私には後者がダメでした^^;
二人の近づき方がギリギリ不自然に感じられて。私がこの二人の近づき方を違和感なく理由づけするとあまりロマンを感じられなく、その点では感動できなくなってしまいました。
そして空戦の部分は可もなく不可もなくといったところで、キメの部分もオーソドックスですし。

シャルルの思い出を最初から初恋にしていたり、ファナの方もおぼろげに憶えてるなぜか気になっている男の子とかにしておけば不自然さは抑えられたと思いますが。
シャルルはそれを”唯一の暖かい思い出”や”ファナは恩人”というようなことを内心で語りながら、その実初恋の相手を助けたいという利己的なもの(それは当然であり悪いことなんかでは決してない)であり、自分の気持ちを抑えるのに”こうしている今も自分たちのために同僚たちが散っている”とか言い訳につかいながら、砂金を撒くとかのただのかっこつけに無駄に使っている。孤児院に使うとか同僚たちの遺族に分けるとかしろよとしか思えなかった。ひたすらファナの事を想うとか、本当はそうしたいけどそれは無理だから(と言い訳に同僚の死を使わずに)とかならあくまで報酬はシャルルのモノなのでどうしようと勝手だったのですが…。

ファナの方も惚れようが急すぎ。引き離されるときの狂乱とか特に。しかしそれに理由をつけるとすると、”こんなこと言ってくれた人初めて♪”パターン(別作品のコメントであまり好きじゃないと書き込んだやつですね)と”つり橋効果”(危険な状況で恋に陥りやすいというやつ)にさらに”逃避願望”(皇妃のことや監視生活に戻りたくない)といったことの複合効果とすれば不自然ではなくなるのですが…しかしそうすると二人の想い的な美しさが^^;
さらになぜか最後にいきなり登場した超能力発動。美しさのあまり階段から転げ落ちるとかやシャルルの天才さまではまだしも、威厳で屈服させるとかはその片鱗とかを物語中で示しておけばよかったのにあんないきなりだしても、ファナは「西海の聖母」になるんだから入れとこう的な不純物(あの威厳がなく「西海の聖母」と呼ばれるようになったとしてもなんら不自然ではない)でしかなかったので。また、あの威厳に大きく助けられ、聖母と呼ばれるようになったというのと、その努力と心意気などだけでそうなったのだったら後者の方がより美しく感じられると思うので。

ラストはよかった。不可能に等しいのに結ばれたり、その後を曖昧なままにしたのは大正解だと思う。この物語にこれ以上のラストをつけるのは至難の技でしょう。

あと気になったのは中盤がすこし助長だった感じかな?もう一ひねりするか少し削った方が締まったかも。
文章も読みやすいし世界観も受け取りやすいので客観的にはいい作品なんですが、私はhoboさんが感想★×5++くらいありそうな勢いだったから期待して読んだ分本来より評価が下がってしまった感じです。
多分普通に読んでたら★3か4くらいの評価だったと思います。
ただそれがなくても私的にはレヴィアタン>とある飛行士だったと思いますが…レヴィアタンの方が恋愛展開に比重が傾いたとしたら逆転するかもしれませんね。
しかしわれながら長いコメント書いたもんだ^^;

kkrkkkrk 2008/02/25 11:56 ラストはよかった。不可能に等しいのに結ばれたりせず、またその後を曖昧なままにしたのは大正解だと思う。この物語にこれ以上のラストをつけるのは至難の技でしょう。

キャラ造詣も威厳云々以外はムリを感じなかったし、文章も読みやすく世界観も受け取りやすいので〜

修正。他にも気になるとこはありますが。長文コメント書くときはきちんと見直さないとダメですね。

hobo_kinghobo_king 2008/02/25 21:44 kkrkさん、ぐおっ!? 凄い気合いのコメント! しかも追記付きw
>この作品の見所は空戦と二人の心の交流だと思いますが、私には後者がダメでした^^;

そっか〜残念ですが、まあそう言う事もありますよね〜。
なんとか上手くはまってくれると良かったですが、コレばかりは人それぞれですからねえ。

>文章も読みやすいし世界観も受け取りやすいので客観的にはいい作品なんですが、私はhoboさんが感想★×5++くらいありそうな勢いだったから期待して読んだ分本来より評価が下がってしまった感じです。

これは悪い事をしました! すっ、すんません!
・・・実は私もそういう思いをした事があって、それを残念に思った事があります!
なのでそういうリスクをある程度感じたりしつつブログは書いているんですが、その〜、脳内の炸裂感を表現しないとどうしようもないとも思いますし、それを止められるような生き物でもないので、もうごめんなさいというしか無いです・・・。

ううううう・・・ごめんな〜。楽しい時間を私が奪ってしまったという事になるんでしょうね・・・もう詫びるしかありませんが・・・。

>しかしわれながら長いコメント書いたもんだ^^;

追記と長文コメントはkkrkさんの仕様ですw

narunaru 2008/02/26 06:21 読み切りは悲しい。

そして、限りなく寂しい。

どんなに好きな物語も、最後の項で終わってしまう。

もう彼と彼女が紡ぎ出す物語を見ることができない。寂しい。悲しい。


とてもきれいに終わっている。

継ぎ足したらどんなものも蛇足となってしまう…

もっとこの世界を感じていたいのに。


…だから一冊ものは買わないようにしていたんだけどなぁ

でも、感想読んであまりにも魅力的に感じたから…


読んだあとはもう放心状態ですよ(今)。

最期は「あぁやっぱり」って感じ
でもせめて『終わる』のなら想像に任せないで最期まで伝えて欲しかったな
…とも思ったけど、これで良かったのかなとも思う。


あーやっぱ寂寥感やこれを促す寂寞感は拭い去れないな、
何故だろう。


「PS.」
読了後にとっても相応しいものがトップにあったけど忘れることにしよう♪
なんか衝撃的なものがあったような気がするけど………私はきっと何も見てないハズだYO!(*ゝ∀・)v
(徹夜明けのテンション)


ちなみにPSは「トップに何置いてんスかぁ」の略。

narunaru 2008/02/26 06:32 (ホントの追記)
上の文じゃ伝わりにくいかもしれませんが本当ににいい本でした。
出会えて良かった。

hobo_kinghobo_king 2008/02/27 00:27 naruさん、うーん分かるな〜。
>読み切りは悲しい。
>そして、限りなく寂しい。
>どんなに好きな物語も、最後の項で終わってしまう。

>…とも思ったけど、これで良かったのかなとも思う。

色々な感情が渦巻いて、なんとも言えない気持になりますよね。これでまた悶々とする患者が一人w
ちなみにウチ経由で今の所3冊売れていますが、もっと売れて欲しいなあ・・・。いや、ウチから買わなくてもいいから。

>読了後にとっても相応しいものがトップにあったけど忘れることにしよう♪
へんなAAのことかな〜?
なんか気になったので貼ってみたんですよ。しばらく見ないうちにAAも色々なのが増えましたね〜。

文月文月 2008/03/03 00:07 一応一通り読んでみました。立ち読みですが・・・。途中は確かに面白かったです。でもやっぱりラストが駄目でした。
個人的には、あの追記みたいな終章はいらないと思います。
あの手前のシャルルとファナの別れのシーンで終っていてくれたら余韻がきれいなままでよかったのに・・。
あの終章を読んだため、シャルルのその後を悪いほうばかりに考えてしまい、こんなこと書くならシャルルのその後も少しでいいから書かんかい、と思ってしまいました。
私としてはレヴィアタンのほうが好きですね。

hobo_kinghobo_king 2008/03/03 00:15 文月さん、コメントありがとう!
>あの終章を読んだため、シャルルのその後を悪いほうばかりに考えてしまい、こんなこと書くならシャルルのその後も少しでいいから書かんかい、と思ってしまいました。

あう、そうなりましたか〜。・・・おすすめしたので妙な責任を感じてしまいます!

私の場合あれでいい方ばっかりに妄想が膨らんで(というか膨らませる余地が出来て)なんだか凄い事になりました。
人一人の存在を完全に抹消するとなると、戦時中でも大変ですからねえ・・・。
となるとシャルル(とファナ)にはこの後も幾つかの冒険があって、そらもう凄い事になる訳ですよ。
・・・いえ、妄想ですけど。

>私としてはレヴィアタンのほうが好きですね。
私は・・・うーん、どっちかな〜? これはこれで好き! という感じでしょうか。

サダルメリクサダルメリク 2008/03/06 00:28 雪の降る中私はなぜ外の、しかも歩いて20分以上はかかる書店に行ったのだろうか?

そんなことはわかりきっている・・・それはこの本を買うためだ!!!

てな感じでさっきこの書評を読み、さっき買ってきて、さっき読み終えました。

個人的には確かに面白かったのだけど、何年もの間、自己を抑えていたファナが過去に面識があるとはいえわずか数日でシャルルに心惹かれていくのが、急な感じはどうしても受けました。

とはいえそこを差し引いてもやはり秀逸といっていい作品だと思います。

この作品を買わせてくれたhobo_kingさんには感謝です!

余談ですがなんか文庫であとがきがない作品を久しぶりに見た気がします。まあ余韻が残ってよかったんですけど・・・。

hobo_kinghobo_king 2008/03/06 22:40 サダルメリクさん、コメントありがとう!
>個人的には確かに面白かったのだけど、何年もの間、自己を抑えていたファナが過去に面識があるとはいえわずか数日でシャルルに心惹かれていくのが、急な感じはどうしても受けました。

私の場合、いわゆる吊り橋効果みたいなモンじゃないかな〜とか思って普通に納得してしまいました・・・。

>この作品を買わせてくれたhobo_kingさんには感謝です!

イ、イヒヒヒヒヒ・・・(喜んでちょっと悶える中年男を想像して下さい)。

ヨリスヨリス 2008/03/08 19:16 この本を読んだ後の圧倒的な余韻、胸が締め付けられるような想い読んだ後は30分くらい呆けてましたね・・・・・・・

何よりもシャルルとファナには幸せになってほしいと思いましたがあれも必然だったのかなと思う自分がいます。

ああぁ もうこういうことがあるから本を読むことは辞められないんですよね・・・・・・。

hobo_kinghobo_king 2008/03/08 23:06 ヨリスさん、コメントありがとう!
いや〜楽しめた様で良かったです。
あちこちで評判が良いようなので、もっと沢山の人に読んで欲しいですね・・・。

>ああぁ もうこういうことがあるから本を読むことは辞められないんですよね・・・・・・。

そうなんですよねえ・・・地雷原に全裸の美女が待っているような感じとでも言いましょうか・・・。

揚子江揚子江 2008/04/05 14:41 この作品に興味を持ったのは、まいじゃー推進委員会で紹介されていたからでした。
その時は、作者の前作である「レヴィアタンの恋人」の雰囲気もあり、気になりはするが買うのはためらう本でした。
しかし、個々でのhobo_kingさんの大絶賛を見て、買ってみるかという気になりました。

そして本日ようやく読み始め、一気に読んでしまいました。

とても、とても心に染み入る話でした。
おそらく、これから永遠に僕の心に残る作品の1つでしょう。

そして、hobo_kingさんの紹介がなければ、もしかすると一生読むことがなかったかもしれません。

そのことについて、深く感謝します。

それでは、今後もサイトの運営がんばって下さい。

P.S.
結婚しているというカミングアウトをされたときは、うらやましさのあまり自殺したくなりました。
今思えば自殺しなくて良かった(笑)

hobo_kinghobo_king 2008/04/06 20:43 揚子江さん、コメントありがとう!
>おそらく、これから永遠に僕の心に残る作品の1つでしょう。
私も絶対にこの作品を忘れないと思いますよ〜。

>そのことについて、深く感謝します。
いや〜、ありがとうございます。
まあその・・・結局の所自分のためにやっているブログですが・・・結果的に役に立てたのならこれ以上の喜びはありません。

>今思えば自殺しなくて良かった(笑)
知らない所でそんな事件性のある出来事が起こりそうになっていたとはっ!?

でも、奥さんがいたらいたでアレですよ。幸せな時は幸せ2倍ですが、不幸せな時は不幸せも2倍ですから。
・・・いや本当に、上手く出来ているもんですよ、人生は・・・(しみじみ)。

KK 2008/04/22 20:24 いまさら感もありますが、ふと書店で目に入ったので
「そういやhoboさんが絶賛していたな〜」
とか思い買ってみました。

内心:『変態さんのオススメとはどんなものか』


正直・・・恐れ入りました。

幼稚な言葉でしかこの気持ちは表せませんが、
読んだあとの爽快感がやばいです。とにかくやばいです。
なんかこうブワーッとテンションがあがってるのに心は落ち着いてるというか、、、、きめぇ、、、、、、

あまりの面白さについ大学をサボってしました。

そして何故だか、ふと映画の「タイタニック」を思い出しました。


最後に普段なら絶対に読まないようなこの1冊に出会わせてくださいありがとうございます。
これからもレビューを参考にさせてもらいます。

hobo_kinghobo_king 2008/04/23 00:49 Kさん、コメントありがとう!
>内心:『変態さんのオススメとはどんなものか』
いや、思い出してもらえるだけでありがたい事です。

>あまりの面白さについ大学をサボってしました。
私もラノベで会社サボった事がありますから(オイ)。

>これからもレビューを参考にさせてもらいます。
いや〜ありがとうございます。
自分が楽しんで書いてますので、その上さらに人の役にたてたのならこれ以上の喜びはないですね〜。

SHI-NOSHI-NO 2008/12/05 01:21 読みました。そして静かに目を瞑り、心の中で涙しました。それだけで十分だと思いました。

その想い出が懐かしく、淡く、その交流は初々しく、初めてのことが楽しく、未知なる試練が辛く、襲い来る現実が恐ろしく、触れ合うことが嬉しく、時を経て絆を強く、その想いは優しく、やがて互いを愛しく思い、訪れる終わりは美しく、悲しく、そして切ない。普段の生活で口に出さない表現の数々が、現実の埋め合わせをするように零れてゆきます。その想いが心に染み入り、洗われるようでした。もはや、言葉で表すのも野暮なものですね。『読む』のではなく、『感じる』ことが出来ればただそれだけで。

・・・・・・私はこの物語を理解することが出来たのでしょうか? この言葉では表せない心地よい読了感がなんとも言えませんね。

ふう、なんて真面目コメントはさておき、どうしてhobo_kingさんはこの物語を読んでもその邪な心がまともにならないのでしょう? 不思議なものです。

しかし、このような作品が出てくると、ガガガ文庫に対しどのような印象を持てばいいのかわからなくなってきますね。

個人的に、この作品は普通の一般小説のファンタジー系の作品として発表され、普通に映画化されていそうな雰囲気も持っているように感じます。例を挙げるならば初期の頃のジブリ作品ですね。この物語が映画化されたら非常に面白そうですね。

いいものを薦めて頂きありがとうございましたm(_ _)m

最近、薦められてばかりなので私のオススメを。前のコメントにも書きましたが、あさのあつこさんのNo.6シリーズなんて如何でしょうか? 確か、講談社から出ていたと思います。後は、同じく講談社の西尾維新さんの戯言シリーズなんて如何でしょう? 最近では戯言シリーズは文庫本化されたので随分手に取りやすくなりました。一度試してみては?

hobo_kinghobo_king 2008/12/06 11:21 SHI-NOさん、コメントありがとう!
>読みました。そして静かに目を瞑り、心の中で涙しました。それだけで十分だと思いました。
むずかしく考えるのがいやになるようなステキな物語って確かにありますよね。この本とか。

>どうしてhobo_kingさんはこの物語を読んでもその邪な心がまともにならないのでしょう? 不思議なものです。
心が邪に澄み渡っているからです!

>しかし、このような作品が出てくると、ガガガ文庫に対しどのような印象を持てばいいのかわからなくなってきますね。
ガガガは最近の「此よりは荒野」も良かったですしねえ・・・なんだかんだいって結構力を入れて良いものを作り出そうとしている気配は感じます。油断できないレーベルといったところでしょうか。

>あさのあつこさんのNo.6シリーズなんて如何でしょうか?
未読なんで探してみます〜。

>同じく講談社の西尾維新さんの戯言シリーズなんて如何でしょう?
全巻読破済みです〜。もう随分前(ブログ始める前)ですけど・・・。

SHI-NOSHI-NO 2008/12/24 22:27 >全巻読破済みです〜。もう随分前(ブログ始める前)ですけど・・・。
面白いMADがあったので貼っておきます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3891334

小説のMADはカッコいいものが意外と多いのですね。ビックリしました。

hobo_kinghobo_king 2008/12/24 23:41 SHI-NOさん、コメントありがとう!
>面白いMADがあったので貼っておきます。
情報サンキュー。

>小説のMADはカッコいいものが意外と多いのですね。ビックリしました。
ちょこちょこ見かけますよね〜。

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