**●きっかけ

 毎月14日がとよひらの日なので、今年は学生に何か豊平区をPRできる企画を考えて欲しい、というのが始まりでした。
 9月14日のとよひらの日に豊平区民センターにて、地域振興課のみなさんと会議を行いました。そのときにHISTORYの案は「卵の殻で作るモザイクアート」「手を筆代わりに一枚絵」「写真で一枚絵」「豊平区に関わる写真や絵の募集」「ecoなイベント」「パフォーマンス」「昔の遊び・歌の会」「季節の料理教室」でした。中でも一番やりたいのは?と聞かれて答えたのは、「何か形に残るものがいい」でした。
 では「卵の殻アート」をしてみましょうか、となり、中の島児童会館館長の「実際に子どもたちにやってもらったほうがいい」の言葉で、体験型ワークショップを行うこととなりました。

●試作…児童会館にて子どもたちと

 
 中の島児童会館にお邪魔し、来ていた子どもたちと一緒に試作品を作ってみました。しかしまずは、殻の薄皮剥きから始まりました。ようやっと完了し、剥いている間に画用紙にこりんの絵をかいてもらっていたので、ボンドで殻を糊付けしていきました。
 手はべたべた、ボンドで遊ぶ子ども・飽きる子どもが続出、ばらばらとはりつかずこぼれていく殻。問題はたくさんありました。殻をはってから、ボンドが乾くのを待って着色すると、サイズによりますが少なくとも1時間半はかかると思われました。そんなに長時間は、子どもは飽きてしまいます。
 
 とりあえずHISTORYが持ち帰り、後日ポスターカラーで着色してみました。あまり見栄えがいいものではありませんでした。






 どうしようか、と職員と学生で頭を悩ませました。しかし……。

●解決策の登場

 
会議に行くと、豊平区地域振興課の方が、「こんなのいいんじゃない?」とのりパネを見せてくださいました。粘着シートがすでに貼り付けてある、発砲スチロール製の板です。そこに、幼稚園児の娘さんがいらっしゃる職員の方が、「幼稚園でこういうふうにやっていた」と、こりんの絵をうまく切り抜いた紙をぺたりと張り(切り抜いた穴は粘着シートが剥き出し)、そこに殻を貼り付けていきました。


地域振興課の方は

  • A4にプリントアウトしたイラストをくりぬき、そこへ砂絵のように卵の殻を張る。

^糊付き台紙に張っていけば、ボンドで手がべたべたにせず、殻を張れる。

と具体的なお話を出し、「では、この『のりパネ』で進めていきましょうか」となりました。 



また、子育て支援課の方も、

  • 色別にして殻をおいておき、好きにやれるようにする
  • 「親子でやる」と考える
  • クレヨンで余白に落書きさせる
  • 短時間で終わらないとダメ
  • サイズはA4以下。

と意見を出してくださいました。







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