法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

かんたんルミナスの思い出

暇人\(^o^)/速報 (旧) いかにも「これ作画崩壊してるだろw」っていう画像ください(コラ画像含)
あまり指摘されていないが*1、一番下の『ふたりはプリキュア Max Heart』も作画としては素晴らしい回だ。整理された線やレイアウトから、感覚的な残像を描いていることが一枚絵からも明白な『NARUTO』より、優先して注意してほしかった。
ふたりはプリキュア Max Heart』第11話は、山田起生*2のキャラクター原画がほとんどそのまま映像化された、貴重な回だ。ぐねぐねと全身がうねり、無重力的なアクションが展開される。
はっとりますみ作画監督で作画修正が甘く通常回と統一が取れず*3、さらに動画が線を拾いきれていなかった感もあり、静止画で見ると今一つに思われてもしかたないかもしれない。しかし、実際に映像で見れば、動きのタイミング一つとっても素晴らしさがわかるはずだ。
動いて初めて評価すべき絵を、どうして静止画で抜き出して崩壊扱いするのか。

*1:安易な作画崩壊扱いを批判しているはてなブックマークでも、直接的に指摘している人はいない。http://b.hatena.ne.jp/entry/9991714

*2:初期『プリキュア』シリーズにおける格闘戦を支えたアニメーターの一人で、『ふたりはプリキュア Max Heart』OPでも重要なアクションを任されていた。歌の中盤、主人公が連続パンチするところから、もう一人の主人公が連続回し蹴りをするところまでの1カット。

*3:もっとも、第11話全体で見れば通常より整えていたくらい。もともと『ふたりはプリキュア Max Heart』は作画の平均値が高くないアニメだった。