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法華狼の日記

2012-02-02

[][][]産経新聞の百人斬り教育報道に基づいて学校へ抗議が入れられたという

先日のエントリ*1トラックバックしていただいて知ったのだが、有名なところでは有名な水間条項氏が抗議を入れて、よりによって教育委員会の指導や教頭からの謝罪を引き出してしまったらしい。

超拡散《悪魔の歴史認識を刷り込んだのは○○県;○○中学校教諭だった》【フリージャパンウオッチ】 - 水間条項の妄言ウオッチ【フリージャパンウオッチ】

しかもlixyoshida氏も批判しているように、抗議の基盤になっている論理が無茶苦茶すぎる。“百人切りが事実なら勲章をもらっているはず→勲章をもらってはいない→百人切り報道は捏造”という、前提も過程も欠落だらけの稚拙な三段論法だ。

【そこで私が調査した結果を報告します】この中学校教諭は、○○中学校★教諭だった。その「平和学習」の発表で決定的な間違いは〈「戦争になったら、相手国の人をたくさん殺せば殺すほど勲章がもらえてたたえられるんです」と、語りかけていた。〉と、報道されていたことです。

小生は、「百人斬り」裁判;原告側運営委員兼訴訟支援委員を務めていたものとして、2月1日、○○中学校N教頭と○○町教育委員会指導班H担当者に問い合わせ、「百人斬り」を実行したと発表した兵士に「勲章」が授与されていなかった事実を教え、★教諭は「生徒に『勲章は授与されておりませんでした』と謝罪する必要がある」ことを伝えたところ、H担当者は「昨日(31日)★教諭は生徒を前にして訂正することを指導した」とのことだった。しかし、H担当者は、「その現場に同席してないので詳細まで把握していない」とのこと。

それにしても『「百人斬り」裁判;原告側運営委員兼訴訟支援委員』という立場を水間氏は自ら誇らしげにかかげているが、遺族をかつぎあげて全面敗訴させてしまった責任は感じないのだろうか。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2012/02/03 01:48 これってことによったら強要罪くらいにはなりかねないような気がするんですけど。警察が動くかどうかはともかくとして。

>遺族をかつぎあげて全面敗訴させてしまった責任は感じないのだろうか。

けっきょくあの裁判は、稲田朋美らが戦犯遺族に裁判の実際や判例の実情、勝訴の可能性など、適切な情報を与えずに裁判になっちゃった事例ですからねえ。「稲田らが戦犯遺族をだました」と言っても特に問題はないと思います。ついでながら、稲田の本の出版パーティーに遺族まで引っ張り出されていたのは(当然と言えば当然ですが)かなり見ていて哀れでした。

   2012/02/03 04:36 勲章云々は、件の裁判で「百人斬りは無かったとは言えない」としか言われてないために、無かったとする側の積極的な証拠を提示しようとしたんでしょう。
ともかく、無かったとは言えないというレベルの話を子供に教える意義については甚だ疑問ですが。

名無しさん名無しさん 2012/02/03 07:21 >適切な情報を与えずに裁判になっちゃった事例ですからねえ

司法試験に受かった人でも恐ろしいことにガチなネトウヨクラスであれば「教える必要もない些末な情報、嘘の情報」だと信じ込んでいた可能性があります
だまそうとしていたのではなくて馬鹿な弁護士が馬鹿な裁判を起こした挙げ句に袋だたきになった・・・かと

ApemanApeman 2012/02/03 09:27 >無かったとする側の積極的な証拠を提示しようとしたんでしょう。

これこそ見当はずれの努力の最たるもんでしょ。二人の「競争」が勝利に貢献する戦果の競い合いでないことは周囲の人間には自明だし、「野田はスポーツ競技じゃないぞと連隊長に叱られたらしい」という同僚の将校の回想は二人の「競争」をよく思っていなかった上官の存在を示唆しているわけで。

lixyoshidalixyoshida 2012/02/03 09:41 日記にしていただきありがとうございます<(_ _)>
水間氏の言葉がむちゃくちゃなのはいつものことなのですが、最近はとみにひどくなっております。
…ただ、水間氏は虚構の国の住民なので、水間氏の「取材」とやらがどこまで事実に即して書いているのかは(ぶっちゃけて言うと本当に電凸したのか?)常に疑ってかからねばならないところではありますが。

uchya_xuchya_x 2012/02/03 10:32 >ともかく、無かったとは言えないというレベルの話を子供に教える意義については甚だ疑問ですが。

当時、殺害件数をゲームのスコアの様に競ったこと。その「戦果」は実際には捕虜や非戦闘員で稼いだもの、と言うのは「無かったとは言えない」というレベルではないでしょう。

makimaki 2012/02/03 12:30 >当時、殺害件数をゲームのスコアの様に競ったこと。その「戦果」は実際には捕虜や非戦闘員で稼いだもの、
>と言うのは「無かったとは言えない」というレベルではないでしょう。

事に真偽に関して、このレベルの事象であれば、あの大戦中全世界的にあったんではなかろか。

そういう事例を、日本に特化せず網羅したり、近代戦争ではベトナム戦争や朝鮮戦争で、アメリカ軍、韓国軍が行ったであろう、「無かったとは言えない」事象を、同じ重さで語るなら、その人は戦争の悲惨さを公正な目で生徒につた用としていると思えるから、まぁいいんじゃないですかね。

rawan60rawan60 2012/02/03 13:02 >公正な目で生徒に

「公正な目」で伝えるというのは、自国の犯した戦争犯罪を語る上で、他国の戦争犯罪を持ち出して「戦争の悲惨さ」という言葉で曖昧化してしまわないこと。
そういう言説は、自国の戦争犯罪の反省につながらず、責任回避のみならず、他国を中傷する機能を持つという認識を持ってわきまえこと。
でしょうな。

Gl17Gl17 2012/02/03 13:02 つまり特定の殺人や暴行事件の批判をするなら、世界中のソレと比較してからやれと。無茶苦茶ですな。
**ちゃんもやってるヨ論理はいい加減にすべき、みっともないから。
だいたい当時の情勢としても、国際法的に違法な無抵抗者殺害を社会が称揚したようなケースは特殊で、だから問題になるんだけど。

これに関してはナチも同様だし、カチンの森やシベリア抑留等も批判されています、もっともそれらは手を掛けた側も「まずい行為」
という自覚があって、隠蔽を図ったり正当化の理屈を付けたりしており、能天気にいっぱい殺したよ、てのは珍しい。

違うと言うなら、通常の戦闘行為以外での類例を挙げてみなさいな。
批判は不公正と仰るのだから、むろん百人斬りみたいな批判を受けてないケースをね。

uchya_xuchya_x 2012/02/03 13:25 >事に真偽に関して、このレベルの事象であれば、あの大戦中全世界的にあったんではなかろか。
と言うからには具体的な事例を出せるわけですよね?

uchya_xuchya_x 2012/02/03 13:42 日本の戦争に限って言ったとしても、日露戦争や第一次大戦の時には無かった話ではないのですか? あるいは同時期でも中国戦線以外では?
交戦国に対する差別感情抜きで語れる話ではないでしょう。
と言うかですね、どこの国もやってる、とか、戦争はみな同じなんてこと言うなら、戦争ダメ、絶対、ってことになるのだけどそれでいいの?
そういう教育をしたら、それはそれで文句つけるんじゃないの?

makimaki 2012/02/03 13:48 ちなみに特定の犯罪と言う場合、単に「酷い事件があった」と教えるのですよね?
そこから学ぶことや、注意することがあって教育の素材になるとして、時代背景などを伝えたりするだけ。
その一族は酷いんだ、とか、一族は反省しなくちゃね、なんて話にならないよね。

他の事件があるにしても、客観的な視点で「酷い事件があった」と教えるだけでしょ?

makimaki 2012/02/03 13:52 ちょっと面白いなぁと思うのは。
「日本がやったことだけは、物凄い証拠集めもしたし、これはほぼ事実言えるー」って教育するけど
「他の事はしらないよ、調べもしない」ってケロッと言う所かなw
教育者として(あなた方の事ではないよ)どうなのかなって思う姿勢。
多分その先生は、日本が犯した戦犯について、特別な思い入れがあるんでしょうね。
だから、他の国はともかく、日本がやった悪いことは「特別に」判ってる。

rawan60rawan60 2012/02/03 14:49 >日本がやった悪いことは「特別に」判ってる。

そんなことは「当たり前」と思わなくちゃ。
少なくとも、「高度」といえる教育や学術水準にあるといえる国においては、自国のやったことは自国民が一番良く知っていて当然なんだがね。隠蔽体質や否定論は、その悪質さからの逃避、反動でもあるわけだ、

FondriestFondriest 2012/02/03 15:04 ちょっと面白いなぁと思うのは。
「日本がやったことについては、他の国もしたし、これはほぼ事実言えるー」って主張することで
「日本の責任はしらないよ、考えもしない」ってケロッと言う所かなw
人間として(オマエの事だよ)どうなのかなって思う姿勢。
多分オマエは、外国が犯した戦犯について、特別な思い入れがあるんでしょうね。
だから、日本はともかく、外国がやった悪いことは「特別に」判ってる。

先日の「通りすがりの人」の醜態の記憶も覚めやらぬうちにまたもや馬鹿がカミカゼアタック・・・・。

uchya_xuchya_x 2012/02/03 16:22 >そこから学ぶことや、注意することがあって教育の素材になるとして、時代背景などを伝えたりするだけ。

それこそ、この時期の中国戦線における日本軍の行動として考えなきゃならんことでしょうが。何を言ってるんだか。

sandayuusandayuu 2012/02/03 17:47 >だから、他の国はともかく、日本がやった悪いことは「特別に」判ってる。

身内だからこそ自国の恥はしっかり見つめていかないと。
逆の場合「身内に甘く他人に厳しい」という情けない態度として、侮蔑の対象と見なされるでしょうな。

Gl17Gl17 2012/02/03 22:32 >他の事件があるにしても、客観的な視点で「酷い事件があった」と教えるだけでしょ?

これで反論になってると思うとこが面白いな。
一種、そちら側の典型な発想とも言えますが。

客観的と言うのは、同国だろうが何だろう断罪すべきはきちんとする、ていう意味も含むんですよ当然。
「百人斬り」事件に関する当初の研究や戦後の報道はそういう「客観的に酷い事件として報じる」ものです。

それに対して、日本軍なんだからそんな酷い話は無い!と、右派が完全に主観だけでイチャモン付けたから紛糾し、彼らが全面敗訴したわけで。
イチャモン側の学者に対して裁判官が"学問に値しない"とまで言う徹底敗訴でね。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2012/02/04 12:29 で、不思議なのが、この学校とかの細かい情報をどうやって水間側が調べたかです。

自分で調べたか、産経側が流したのか、それ以外のだれかから仕入れたか。

真相はわかりませんが、個人的にはけっこう考えてしまいました。

hokke-ookamihokke-ookami 2012/02/05 02:54 Bill_McCrearyさんへ
>適切な情報を与えずに裁判になっちゃった事例

原告側証人のカメラマンが、兵士側から話を持ちかけてきたと証言する有様でしたからね。

>で、不思議なのが、この学校とかの細かい情報をどうやって水間側が調べたかです。

自称「ジャーナリスト」ですから、何か情報網でもあるのかもしれませんが……水間ブログでは具体的に学校名等を掲載しているので、全くの想像とは思えないんですよね。手が込んでいる上に、嘘だった場合にそれが明らかになりやすいわけですから。


(2012/02/03 04:36)に書き込まれた「  」さん、捨てハンドルでもいいですから記名を願います。
>無かったとする側の積極的な証拠を提示しようとしたんでしょう。

どうやったら勲章をもらっていないことが無かったとする証拠になるんですか? 最低限、勲章が必ずといっていいほど授与される“活躍”として軍上層部に認識されていたという証明から必要でしょうが。いやたとえ戦闘行為による百人切りが事実だったとしても、勲章をもらえない戦闘なんて山ほどありますよね?


名無しさんさんへ
>だまそうとしていたのではなくて馬鹿な弁護士が馬鹿な裁判を起こした挙げ句に袋だたきになった・・・かと

しかし稲田弁護士は敗訴後にもしれっとTVや著書で自己の正当性を訴えているくらい厚顔なのです……
政治家としての活動が主軸になっている者は、時に救いがたい行為でも宣伝になります。この裁判における弁護士は「馬鹿」かもしれませんが、結果としては成功しているのがやるせないですよ。何せ、自民党のシャドウキャビネットで法務副大臣におさまっているのですから……
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110114/1295027085
ちなみに柴山昌彦シャドウキャビネット現法務大臣は弁護士ですが、サラ金業界から献金を受けていたという報道もあります。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-08/2006090801_02_0.html


Apemanさんへ
>これこそ見当はずれの努力の最たるもんでしょ。

ただ、水間氏の文章が正しいなら、百人斬り裁判について知らなくても穴だらけと思えるはずの論理で、謝罪を引き出してしまったようですね。まあ論理性を評価されたわけではないと思いたいですが。


lixyoshidaさんへ
>ただ、水間氏は虚構の国の住民なので、水間氏の「取材」とやらがどこまで事実に即して書いているのかは(ぶっちゃけて言うと本当に電凸したのか?)常に疑ってかからねばならないところではありますが。

あらま、そんな真相が(笑)。
しかし「良かった、教員への指導はなかったんだ」と思うべきか、たとえ虚言でも脅迫的な言辞への後押しになりかねないと恐れるべきか、難しいところです。


uchya_xさんへ
>当時、殺害件数をゲームのスコアの様に競ったこと。その「戦果」は実際には捕虜や非戦闘員で稼いだもの、と言うのは「無かったとは言えない」というレベルではないでしょう。

あと、それが武勲として広く報道で流布されたこと、兵士自身にいたっては限られた範囲だと捕虜殺害と告白しつつ武勲と自認したままだったこと、明らかに間違いをふくむ否定論がいまだに跋扈していること、といった特徴がありますね。
特に、否定論跋扈がなければ、ここまで特筆して注目される事件ではなかったでしょう(実際、他にも刀による殺害競争を行いながら注目されない兵士がいるわけですし)。


makiさんへ
>そういう事例を、日本に特化せず網羅したり、近代戦争ではベトナム戦争や朝鮮戦争で、アメリカ軍、韓国軍が行ったであろう、「無かったとは言えない」事象を、同じ重さで語るなら、その人は戦争の悲惨さを公正な目で生徒につた用としていると思えるから、まぁいいんじゃないですかね。

ならば、逆に私に対しても、たとえばベトナム戦争の戦争犯罪に言及したエントリにコメントしてほしいところですね。
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110726/1311696747
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20081213/1229297932
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20070605/1180995052
むしろ、国によって事件の重さが違うという発想がどこからくるのかが不思議でなりません。様々な戦争犯罪の一つを教えることは、他の戦争犯罪を無視していいという含意を持ちません。
一方で、民主国家の一員として国政に一定の責任を負う人間にとって、戦争犯罪の加害が自国によって行われた歴史は、他国に比べて 責 任 は 重くのしかかるでしょう。それゆえ自国の戦争犯罪を重点的に教えることは批判すべき「特化」ではありません。

>その一族は酷いんだ、とか、一族は反省しなくちゃね、なんて話にならないよね。

はっきりいえば、百人切り裁判に対して史実派こそが遺族へ同情的な見方が多いのですよ。くだらない政治宣伝に騙されてかつぎあげられている、と……

>「他の事はしらないよ、調べもしない」ってケロッと言う所かなw

どこの誰がそのような教育方針を発しているのですか? 日本史に限っても、原爆投下の悲惨さ等も当然のように学ぶはずでしょうが。


rawan60さんへ
>「公正な目」で伝えるというのは、自国の犯した戦争犯罪を語る上で、他国の戦争犯罪を持ち出して「戦争の悲惨さ」という言葉で曖昧化してしまわないこと。

むろん他国の戦争犯罪も詳細に教えること自体は正しいでしょうが、makiさんの口調では具体性を欠けさせようとしていると読めますね。


Gl17さんへ
>批判は不公正と仰るのだから、むろん百人斬りみたいな批判を受けてないケースをね。

私の場合も、たまたま知識があるのとWEB議論に足を踏み入れているため言及回数が多いだけで、米軍等の犯罪的行為だって何度も取り上げているんですけどね。それこそ最近では白燐弾問題とか。


Fondriestさんへ
>「日本がやったことについては、他の国もしたし、これはほぼ事実言えるー」って主張することで

もちろんコメントを改変した皮肉ということは理解していますが……おそらくここでコメントをしている方々で、他国の戦争犯罪について「事実」の知識は、おそらくmakiさんが最も欠けているような気がします。
「事に真偽に関して、このレベルの事象であれば、あの大戦中全世界的にあったんではなかろか。」という漠然とした文章を読む限り、脳裏に事例な事例を思い浮かべてない様子。


sandayuuさんへ
人間どうしたって愛着あるものへの批判が甘くなるので、愛国者(笑)としては自国の戦争犯罪を厳しく批判したいところですね。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2012/02/09 01:28 ご存知かもしれませんが、この件はけっきょくこういうことになりました。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120207/edc12020722100003-n1.htm

産経というところも何をいまさらながら、めちゃくちゃなことをする新聞です。

hokke-ookamihokke-ookami 2012/02/10 05:36 読ませてもらいました。背景に抗議があったかは記事からではわかりませんが、記事以前に水間氏が書いていた指導内容や謝罪が同じところから見て、水間氏の行動は実際に行われた可能性が高そうですね(少なくとも教育委員会には接触したでしょう)。

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