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法華狼の日記

2012-05-02

[][]かくもブラックな沖縄独立論

まず、徴兵制導入の話題について。私のエントリ*1へ直接に向けたのではなく、はてなブックマークへの言及だが。

具体性に欠けすぎていて、誰にどのように反応してほしいのかわからない。Togetterに登場し、なおかつ過去に似た主張を行なっていた人に、何となく思い当たらないわけでもないが。

私に対する反応ではないが、対象になっているTogetter*2と対するはてなブックマークへのコメントも、ついでに難点を指摘しておく。

Togetterの争点は、単純に徴兵制へ反対するか賛同するかではなく、自民党のふるまいが徴兵制導入に繋がる懸念があるか否かだろう。

より狭く、@氏の主な争点に限定するならば、徴兵制導入の懸念を軍事合理性という論点から否定できるか否かだ。Togetterで最初に使われている下記ツイートで示されている。

しかも、同じように徴兵制に反対しているのだからといって対立することを「敵視」と呼ぶならば、憲法改正草案を基に徴兵制懸念論をとなえた@氏に対して「ブッ」と反応したid:JSF氏こそ、このTogetterでの順序は先だ。ゆえに先に「敵視」と呼んで疑問視するべきはJSF氏に対してだろう。hayohater氏は単に争点を理解しようとしていないだけではなく、自身が主張している争点においてすら不誠実な態度をとっている。

むろん、法律の実務家であるHideo_Ogura氏や政党機関紙の政治部であるakahataseiji氏と、あくまでアマチュアのJSF氏の表現における責任は、対等ではないことは注意すべきかもしれないが。


実のところ、@氏のツイッターは、仮想の「はてなサヨク」を適当にひとまめして批判している時より、真面目なつもりっぽいツイートが読みにくい。

観測範囲の狭さ*3や立論の雑さだけならば流しやすいし、あえて演じているそぶりも感じられる。もちろん本来なら具体的かつ真摯な批判を望むところだが、過去のやりとりから期待はできないと思っている。

それよりも、正しいと思っているらしい土台がゆがんでいることがあからさまになっているのが、見ていて悲しいのだ。このエントリの本題である沖縄独立論もそのひとつ。

上記一連をふくむ@氏のツイート群をRTし、「その嘲弄もそれはそれでどうかとは思うが言いたいことはわかるけど」と評し、下記ツイートのようなやりとりをしていた。

自己責任」や「スジ」という言葉の意味を考える。

たとえば、奴隷が生きのびるために主人の靴をなめる時、主人が「意気がるなら死ぬ覚悟で。生きるために屈辱を選んだなら、その屈辱は自己責任」というのはいいのだろうか。屈辱か死というどちらにしてもひどい選択肢を押しつけつつ、選択したのは奴隷だからと主人の責任は問われないのか。無職でのたれ死ぬよりは良いだろうと、ひたすらサービス残業を押しつけるブラック企業の論理のようだ。

全体に奉仕する利益を優先するよう主張し、個々の権利主張をさまたげようとする抑圧も、ブラック企業に通じるだろう。少数民族や地方に負担を押しつける国政の論理そのものでもある。そうした抑圧は、大多数の国民にも向けられうる。jpn1_rok0氏らには、ニーメラーの詩が聞こえないのだろうか。

hayohater氏らの「一番スジが通る」という考えにしても、奴隷が権利を主張した時に、裸にして放り出す主人は正しいのだろうか。奴隷が技能を持っていないのは全て自己責任であって、教育を受けたり学んだりする手段をさまたげていた主人の責任は問われないのだろうか。蓄財する方法を制限されたり、高利の借金を負わされたり、食費等を差し引かれて給金がもらえなかったりした奴隷が財産を持っていないのは、主人の責任ではないのか。


具体的にいえば、沖縄県の自主財源が25%超である現状に、島の広大な土地を米軍基地に提供し、農地や観光地等に利用することを妨げられている背景などは無関係といえるのだろうか。戦後長きにわたる米軍統治も沖縄の現状を形作った要因とは考えられないのだろうか。物事は現状だけで判断するべきであって、それにいたるまでの過去は、誰も責任をとる必要はないというのか。

また、「地政学」が政治状況を左右すると主張するならば、沖縄県の財政状況にしても「依存心」に原因を求めず地政学的な背景も検討していいのではないか。実際、沖縄県の自主財源率の低さについて、地形的な要因がからんでいるという沖縄県側の主張もある*4。沖縄県に負担を押しつけるのは地政学だからしかたない、沖縄県の権利主張は自己責任だからしかたない、そういうjpn1_rok0氏の態度は、自説の一貫性すら守れていない。沖縄県に負担を押しつけつつ責任を回避するため、恣意的に理屈をつぎはぎしているだけだ。

自主財源にいたっては、沖縄県は確かに長らく最下位だったが、わずかながら財源比率を上げた近年では全国45位となり、鹿児島県高知県を上回ったりもした*5

おそらくは選択肢をせばめている側に立っているだろう個人が、おそらくは自身の直接的な利益にならないような出来事に対して、再就職できないことをおそれて辞職はすまいと考えるブラック企業のごとき主張をしている。冒頭でふれたような、抑圧のために徴兵制導入という思考にも通じる。だから、「できるかどうかは別問題として」と他人事のように笑う姿が、無残に感じられてならなかった。

*1http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20120430/1335795210

*2http://togetter.com/li/295129

*3http://twitter.com/#!/hayohater/status/173979682675507200のようなレイシズムに基づいた南京事件実在論への評価など、「日本軍最強伝説」というコピペが広く流布されている状況を知らないのだろう。http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090627/p2

*4http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-150227-storytopic-3.html【経常収支比率が高率を維持する要因は、歳出の3割強を占める人件費にある。県の資料によると、10万人当たりの県職員数は1497人で、全国平均1173人と比べかなり多い。県総務部は「沖縄は多くの離島を抱え、そこに職員を配置せざるを得ない」と人件費が高い事情を説明する。】

*5http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/100/2007/10/in077.xls

jpn1_rok0jpn1_rok0 2012/05/03 14:18 まあ、ツイッターの発言は時系列や相互の関係を追いにくいからねえ。一連の発言の前後のやるとりを無視して私の発言のみを抽出し、一貫性がないと言われても、相手の主張に一貫性がないのだから、こちらの個々の対応に一貫性がでるはずもなく。

私の「自己責任」云々の意見は、「日本本土に対して米国の犬という沖縄県人の態度は、自らの過去の姿を無視している」という指摘。

沖縄が基地によって自主財源を制限されており、それによって不利益を蒙っていると主張するのであれば、基地が返還されれば自主財源を100%にできるような具体案を提示し、「基地の存在を上回る国益」を示せ、というだけの話。

地政学上の話は、現状の日本、米国、中国の関係を見れば自明の話。そんだけでしょ。

自主財源云々は、日本全体がその国益を制限して、沖縄に便宜を図るのであれば、沖縄はそれに値するものを便宜に対して示すべき。というシンプルなお話。

以上。

Gl17Gl17 2012/05/03 16:02 この人らって、「自然権」という社会根幹に対しての関心がまるっと欠落してるよね。
超目先の現象しか見てないという意味では確かにシンプル。

chada_5chada_5 2012/05/03 16:02 「基地によって自主財源を制限されている」ことと「基地が返還されれば自主財源を100%にできるような具体案を提示」することの間に論理的整合性が有りませんね。
「基地の存在を上回る国益」を示すことも同様です。

何故、沖縄だけに、しかも100%という水準を満たすことを要求するのか?という理由に成り得ていません。

地政学は政治上の要求を都合よく説明するときに多用される用語ですが、学問として成立しているかは未だに不明確ですね。

rubyruby 2012/05/03 17:55 沖縄の現状は日本人全体(基地関連以外にも君らみたいな偽善者)のコラボで成り立ってるからねw

沖縄県の失業率、県民所得、DV、学力、離婚率、老人虐待、学童保育の行政補助比率、これら全てが全国ワースト1。原因は左翼に牛耳られた教育とメディアの、世界でも例を見ないレベルの愚民教育。さら基地と引換の補助金で失われた稼ぐ力。

沖縄が必要としているのは橋下のような独裁者かもしれんね。

PPPP 2012/05/03 18:11 橋下?夜中の二時にツイッターで気がふれたように書き込んでる馬鹿は
大阪だけで十分だろう?

つうこうにんつうこうにん 2012/05/03 20:22 >沖縄県の失業率、県民所得、DV、学力、離婚率、老人虐待、学童保育の行政補助比率、これら全てが全国ワースト1。

施政権返還後、西銘氏3期、稲嶺氏2期、仲井真氏2期、と自民党推薦の知事がいるわけですが、独裁とまで言わずとも(西銘氏はそういう評価もありましたっけ)これだけ長期間県政を握っていてこのテイタラクってのは、要するに「左翼に牛耳られた〜」が実態と合わない証拠ってことになりますね。

dimitrygorodokdimitrygorodok 2012/05/03 21:17 "「基地に適する場所」という以上の国益上の価値があることを沖縄県自身が示さない限り"
とか
" ならばネットでピーピー喚いていないで、自力で金と力を準備して独立でもなんでもすればぁ?自主財源が25%しかなく、本土に頼りきりの君らに何かができるもんならね。(哄笑哄笑また哄笑"
とか言われちゃったら、自主財源率40.8%の石川県なんか赤面の至りですわ…しかも、かつては全国に先駆けて米軍施設撤去に向けて動いてまして。これが全国に波及して本土の米軍施設を大幅に減らしていった訳ですわ。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0808.html
http://discoverjunk.cool.ne.jp/kouzoutop/utinadaop/index.htm

半面、森喜朗だの馳浩だの元谷外志雄だのを輩出してる国内屈指の保守王国だったりもするのですが(苦笑)
その意味では、つうこうにんさんの仰る事は本土でも当てはまってしまうんですよね。
結局自分の利害となると沖縄も本土もなく革新も保守もない、という事かと。それから目を逸らして「奴らだけズルをしている」という風に非難するのは如何なものかと思いますね。
「必要性」という点では本土に有った諸施設もそう無視できるものではなかった筈ですから。

hokke-ookamihokke-ookami 2012/05/03 23:28 jpn1_rok0さんへ
>ツイッターの発言は時系列や相互の関係を追いにくいからねえ。

一般論として、そのとおりだと思いますよ。
しかし今回は、コメントで私の解釈はそう間違っていなかったと確信できました。あと、ツイート内で単純に情報が遅れている部分もありましたね。

>一連の発言の前後のやるとりを無視して私の発言のみを抽出し

念のため、一連のツイートを抽出したのはhayohater氏です。

>一貫性がないと言われても、相手の主張に一貫性がないのだから、こちらの個々の対応に一貫性がでるはずもなく。

ええ、今回のコメントで、jpn1_rok0さんが沖縄県にのみ責任を負わせて、自身の責任から逃れようとしていることには一貫性があると明確になったと思います。

>私の「自己責任」云々の意見は、「日本本土に対して米国の犬という沖縄県人の態度は、自らの過去の姿を無視している」という指摘。

その釈明は嘘ですね。
どちらも「犬」だから責任能力がない、日本の責任を問うなら沖縄の責任も問われると皮肉ったというなら、エントリ本文で最後に引用したツイートは「まるで大韓帝国のよう」ではなく、せめて「まるで日本政府のよう」でなくてはなりません。
もちろん、どちらも隷属させられているとしても、依然として本土と沖縄は対等ではありません。マイノリティ内で起きた抑圧だからといって、差別が正当化されるわけではありません(むろん、そのマイノリティ内の差別を温存するような、より大きな構造問題を問うことには意味があるでしょうが)。

>沖縄が基地によって自主財源を制限されており、それによって不利益を蒙っていると主張するのであれば、基地が返還されれば自主財源を100%にできるような具体案を提示し、「基地の存在を上回る国益」を示せ、というだけの話。

自主財源が100%なければ負担を押しつけられれても何も文句をいうな、ですか? もともと、どの都道府県でも自主財源が100%ということはありませんが。ついでに、自主財源が常に最下位でないことはエントリですでに示しました。沖縄県に負担が集中することを許容させる理屈としては不充分ですね。
また、現に基地を押しつけられているわけですから、原則的には押しつける側が基地による不利益はないと立証するべきでしょう。力関係が下にある側へ立証責任を押しつける態度が、ブラック企業を生きのびさせる要因の一つです。
それと、「国益」という言葉の使い方も、自民党の憲法改正草案とだぶりますね。何が「国益」なのか、何を「国益」と考えるのか、自らの価値観が根本から問い返されるような言葉を、私なら安易に判断基準に使えません。

>地政学上の話は、現状の日本、米国、中国の関係を見れば自明の話。そんだけでしょ。

引用したツイートでは「技術上の進歩」しか変化を生み得ないという主張に読めますが、それはさておきましょう。
今回の、「自明」「そんだけでしょ」とかたづけるコメントは、私の主張の裏づけでしかありません。私は、そういった「自明」を他の局面に適用しない、責任回避のためにだけ地政学を持ち出す恣意性を批判しているのです。

Gl17Gl17 2012/05/03 23:50 jpn1_rok0氏といい、ruby氏といい、事実と断じて認識の基礎になってることがえらく実際と違う、てのが特徴的ですね。
上からやり取りを見てると興味深いです。
国益!とか言っちゃうとそれで何でも黙らせれると思っているらしい点とか。
それは単にあなた方の個人的志向じゃねえのか、とは思わないのかな。国民一般的な志向とは大分ズレてそうなのもあるけど。

hokke-ookamihokke-ookami 2012/05/04 00:00 Gl17さんへ
議論を進めるため自然権を棚上げにするということがあってもいいとは思いますが、今回の場合はどうも弱者の権利主張に条件や義務を付加(負荷)させようとする駄目なパターンにしか見えませんね。


chada_5さんへ
>「基地によって自主財源を制限されている」ことと「基地が返還されれば自主財源を100%にできるような具体案を提示」することの間に論理的整合性が有りませんね。

はい、一部の批判に対して「全否定するのか」と極論で反発するような、ちょっと恥ずかしいような詭弁ですね。

>地政学は政治上の要求を都合よく説明するときに多用される用語ですが、学問として成立しているかは未だに不明確ですね。

そういうケースが、私のインターネット上の観測範囲では目立ちますね。学問的な背景をしっかり持っている地政学専門家の主張を引いたりせず、架空戦記的な主張を支える架空学問として便利に使われているだけ。
ちなみに百科事典的な「地政学」の解説は、下記のような感じです。大成した人物がナチスと結びついてプロパガンダに利用されたという、学問の中立性を政治の漂白化に利用された、最悪のパターンが特筆されている。

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6/
>スウェーデンの政治学者チェレーンRudolf Kjelln(1864―1922)によって第一次世界大戦直前につくられた用語で、政治地理学が世界の政治現象を静態的に研究するのに対し、地政学はこれを動態的に把握し、権力政治の観点にたって、その理論を国家の安全保障および外交政策と結び付ける。地政学を大成したのはドイツの軍人K・ハウスホーファーであった。彼はヒトラーのナチス党と結び付き、地政学は、第三帝国の領土拡大政策の基礎としてゲルマン民族至上主義と民族自給のための「生活圏」Lebensraumを主張するプロパガンダの手段と化した。しかし今日では南北問題の解明などのために新たな地政学が必要とされよう。


rubyさんへ
少なくとも私の場合は、「偽」をつけても「善」ではありません。沖縄の現状に加担し続けている一人という自己認識は持っています。
ただ、たとえば離婚率をワースト1に数えるのはどうなのでしょう。離婚それ自体は個人の自由であって、どれだけ率が高まっても社会において批判されるべきとは限らないでしょう。

>沖縄が必要としているのは橋下のような独裁者かもしれんね。

強気は口先だけで、常に強い者になびき、責任を回避し続ける橋下市長が、どのように必要なのでしょうか? ガス抜きとして期待されているということですか?


PPさんへ
ぶはあ、深夜にバカ話に興じているというのは私にも刺さってきます(苦笑)。


つうこうにんさんへ
たぶん、rubyさんには沖縄県の自民党が左翼に見えているんだと思います。


dimitrygorodokさんへ
>自主財源率40.8%の石川県なんか赤面の至りですわ

まあ、自主財源率って全国平均がそれくらいなので。
逆にいうと、仮に自主財源が過半ないと駄目というなら、都道府県の大半が国のいいなりにならないといけないってことになるでしょうね。

>「必要性」という点では本土に有った諸施設もそう無視できるものではなかった筈ですから。

そもそも必要がなければ米軍だって基地を置こうとしなかったでしょうからね。


はてなブックマークのid:kyo_juさんへ
>自称"元はてさよ"らしいのだけど、往時の活躍と転向の過程はどこかに遺っているのかしら。 2012/05/03

かつて「hate_sayo」というアカウントを使っていたということでしょう。「hate=憎悪」という意味をこめているのですね。以前にも私は何度か言及しました。
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110511/1305131402
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110512/1305218105
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110804/1312475044
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20111124/1322173797

kyo_jukyo_ju 2012/05/04 00:12 なるほど、解説ありがとうございます。
どうも個体認識力が弱くてお恥ずかしい。

dimitrygorodokdimitrygorodok 2012/05/04 01:46 hokke-ookamiさん
>逆にいうと、仮に自主財源が過半ないと駄目というなら、都道府県の大半が国のいいなりにならないといけないってことになるでしょうね。

そうなんですよね。そういった本土の事情を無視して沖縄にだけ厳しい要求を突き付けるのは「ズルい」と言わずして何と言うべきか、と。


>そもそも必要がなければ米軍だって基地を置こうとしなかったでしょうからね。

敗戦直後の日本はどこも等しく占領地だった訳で、米軍が沖縄だけを選ぶ理由はありませんでしたからね。それが本土で基地闘争が続発した結果、沖縄に大きく集中する様になっていった訳で、地政学や軍事上の必要というより政治的な影響の方が大きかったと見るべきだと思います。現に沖縄から北九州や四国への移設は可能だけど日本側の政治的理由でできないだけだと米側が明言してましたし。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152829-storytopic-53.html

そして本土で起こった返還要求の動きが沖縄に対してだけは冷淡であった訳で、それこそまさに非難に値するヘタレっぷりだったと思います。右寄りのミリオタがどうしてそこを勘違いするのか正直不思議でなりません(棒読み)

hokke-ookamihokke-ookami 2012/05/05 01:53 kyo_juさんへ
いや、まあ個別に意見の妥当性を問うのも、別に間違ってはいませんから。
むしろ過去の個人に対する評価を、別の争点でも安易に適用する方がまずいでしょうし。


dimitrygorodokさんへ
>そういった本土の事情を無視して沖縄にだけ厳しい要求を突き付けるのは「ズルい」と言わずして何と言うべきか、と。

その「無視」も、たぶん無自覚な例が多いのでしょうね。自覚して無視していたなら、たとえばコメント欄のような応答はしないと思います。

坂本真一坂本真一 2012/05/05 09:05 hokke-ookamiさん

>ミリオタ

ふと不思議に思ったのですが、ミオリタというか軍オタの人たちって、いわゆる兵站(輜重輸卒)と宣撫工作(宣伝工作)についてどんな風に思っているんですかね(まあ全員が全員まるまる同じ考えだとは思いませんが)? 占領地の住民だって、あんまり叩きすぎるというか抑圧しすぎるとどこかで反抗するってことがわからないんですかね? 永久にどんな滅茶苦茶なことでも言うことを聞かせることができるなんて思っているんですかね? それって極めて差別的であることを度外視しても、リアリズムとは程遠い発想だと思うんですがね? こういうリアリストぶっっている(らしい)発言を聞くにつけ、ただ単に「最新兵器」という軍事力(という名の玩具?)の力を自分自身の力と勘違いして酔ってるだけのように思えてならないんですよね。 前に
「というか、誰に対するプロパガンダなのかさっぱりわからん。朝鮮人は支配下にあるんだろ?差別しまくったんだろ?ならば、「今日からお前らは朝鮮語もハングルも禁止な。出版も禁止。朝鮮語を話した奴は全員刑務所な」でいいはず。何で朝鮮語のレコードをわざわざ作る必要があるんだよ 」
というようなことを言っていた方がいましたが、それと通じるものがあると考えられます。
参考:「もう少し想像力を持とうよ……」http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110710/1310314771


dimitrygorodokさん

少し話がずれますが……

>半面、森喜朗だの馳浩だの元谷外志雄だのを輩出してる国内屈指の保守王国だったりもするのですが(苦笑)

それなのに、あの天才プロレタリア川柳作家・鶴彬が生まれたところでもあるんですよね(本名:喜多一二、石川県河北郡高松町生まれ)。たしか石川県は浄土真宗が一番多くて、そのことを意識した鶴彬の「凶作を救へぬ仏を売り残してゐる」(1935年作)などの川柳がありましたね(ちなみに森喜朗氏は浄土真宗だそうです)。
ちなみに私はただいま青空文庫にて鶴彬全川柳の入力&構成作業を行っております。

くま(仮)くま(仮) 2012/05/05 11:40 >hokke-ookamiさん
 前の投稿は下書き途中で誤って投稿してしまったものです。よろしければ削除お願いします。

>坂本真一さん

>リアリズム
 軍オタおよびロボアニメオタの用いるところのリアル/リアリズムという言葉の内容は人によって相当に異なっており、狭いオタゲットー内部においてすらしばしば意志疎通に深刻な齟齬をきたすほどです。「今おれの目の前にいるおまえ軍オタ山田一郎30歳が迂闊にも口にしたリアルという言葉は何なのかをおれとおまえではっきりさせること」は可能でもあれば有益でもありますが、そこから一般論を導き出すのは慎重にしようと思っているところです。

>軍オタの人たちって、いわゆる兵站(輜重輸卒)と宣撫工作(宣伝工作)についてどんな風に思っているんですかね(まあ全員が全員まるまる同じ考えだとは思いませんが)?
 で、これもまた、すごく人によります。極言すれば全員が全員まるまる違う考えです。
 そのうえで自分一個の印象で申し上げるなら、好んで兵站を語る軍オタは好んで宣撫工作を語る軍オタよりも多いという感触はございます。恐らく多くの軍オタが正規戦に対する興味からこの道に入るせいだと思いますが。

dimitrygorodokdimitrygorodok 2012/05/05 14:45 hokke-ookamiさん
>その「無視」も、たぶん無自覚な例が多いのでしょうね。自覚して無視していたなら、たとえばコメント欄のような応答はしないと思います。

そうですよねぇ。もし自覚しての上でしたら「せめて本土並みに」ぐらいは言うでしょうし。(ここでふと、核抜き本土並みというフレーズが過る)

坂本真一さん
>天才プロレタリア川柳作家・鶴彬が生まれたところ

そうなんですよねぇ。そこいら辺が人間社会の奥深さと申しましょうか。
そして普段ろくに文学作品に親しんでいない私ですが、この鶴彬だけは少しご縁がありまして、何年か前に「鶴彬を顕彰する会」の方からお話を伺う機会に恵まれました。
「手と足をもいだ丸太にしてかへし」
「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」
「屍のゐないニュース映画で勇ましい」
「胎内の動き知るころ骨がつき」
等、印象的な作品を挙げてみましたが、この様に庶民から見た戦争を鋭く描写しているのが特徴だと聞き衝撃だったのを憶えています。
高松町にある句碑の「枯れ芝よ!団結をして春を待つ」なんかは昨今の原発問題を巡るあれこれと重なって見えたりもして、古びてない様に思えるのは喜んでいいんだか悪いんだか複雑な気持ちにさせられます。
そういう訳ですので、青空文庫での作業は心より応援申し上げたく思います。公開が今から楽しみです。

Gl17Gl17 2012/05/05 14:54 軍オタというなら私なぞもその一端に入ると思いますし、ハテサヨ認識されてる人には割と多いんじゃないかな。
その点で、彼ら自称リアリスト系が、ミリオタの代表格みたく扱われ振舞っているのは色々アレです。

そこらへん、「自分の政治意識≒日本人の中核層(しばしば、多数や一般とは異なる)のそれ≒日本国・国益」という認識をわりとアプリオリに展開しちゃう感覚の人等という点とも共通するものがある・・・のかもしれない?

dimitrygorodokdimitrygorodok 2012/05/05 16:53 ちょっと鶴彬の話題で舞い上がってしまいましたが(やーい田舎もん!)、結局本土の左翼にとっては右翼とさほど変わらない面が沖縄に対して現れてしまった、というのが泣き所な訳ですね。
もっとも、そこを右側の人が突くという事は自らの身勝手さも俎上に載せてしまうという事になるので彼らにとっても都合の悪い話になるのでしょうが…

坂本真一坂本真一 2012/05/05 20:33 dimitrygorodokさん

>そういう訳ですので、青空文庫での作業は心より応援申し上げたく思います。公開が今から楽しみです。

 ご声援、どうもありがとうございます。
 ただ、青空文庫は校正作業がヘタをすると1年以上かかるケースがありまして、そのときは、青空文庫にメールを送って入力以上校正未満のテキストファイルを分けてもらうほうがいいかもしれません(テキストの入力自体はもうすでに終わっています、あとは編集と校正作業がのこっています)。
 なにせ底本の1998年版『鶴彬全集』は500部限定の本で手に入れるのにえらく苦労しまして……。

hokke-ookamihokke-ookami 2012/05/06 08:47 坂本真一さんへ
>軍オタの人たちって、いわゆる兵站(輜重輸卒)と宣撫工作(宣伝工作)についてどんな風に思っているんですかね(まあ全員が全員まるまる同じ考えだとは思いませんが)?

兵站はわりと重視している人が多いと思います。わりと軍オタは実質的に兵器オタが多いですが、兵器を稼動させるためにも兵站が重要ですから。ただ、そこから現地徴発問題で被占領地の気持ちに立つか、兵士の側に立つかは、人それぞれといった感じですね。
一方で宣撫工作に注目している人は、かなり珍しいと思います。あくまで軍事関連で知識があるくらい。どちらかというと政治オタや歴史オタから、面白プロパガンダへ興味が向かう例が多いでしょう。
もちろん、どちらも個人的な観測範囲の印象ですけども。


くま(仮)さんへ
先のコメントは削除しました。

>リアル/リアリズムという言葉の内容は人によって相当に異なっており

量産兵器の発展史が神(ワイズマン)の操作で成り立っているボトムズはリアルかファンタジーかというアレですね(苦笑)。
その意味では、案外とリアリズムを自称する軍事オタクは珍しい。反戦運動をお花畑だと批判し、相対的に自分がリアルに近いという間接自認が多い感じ。

>好んで兵站を語る軍オタは好んで宣撫工作を語る軍オタよりも多いという感触はございます。

それは同意ですね。実のところ戦争犯罪を批判する側でも、宣撫工作を重点的にとりあげる人は珍しい。はてなダイアリーで有名な「虚構の皇国ブログ」くらいでしょう。


dimitrygorodokさんへ
>(ここでふと、核抜き本土並みというフレーズが過る)

あああ……

>結局本土の左翼にとっては右翼とさほど変わらない面が沖縄に対して現れてしまった、というのが泣き所な訳ですね。

そうした問題はありますね。
他にも、社会運動を長く続けている人がナチュラルに女性差別している問題は根強いですね。女性の能力を低く見積もる差別だけでなく、女性の神聖さなイメージを運動に利用する問題もある。女性の象徴的な利用は反戦運動でも見られて批判されています。林博史が共著者の『連続講義 暴力とジェンダー』等。今は反原発運動でもよく見られてhokusyu氏に批判されていますね。


Gl17さんへ
>軍オタというなら私なぞもその一端に入ると思いますし、ハテサヨ認識されてる人には割と多いんじゃないかな。

私もライト軍オタを自称することがよくあります。感想を書く映画は戦争物が多いですし。

上毛三山上毛三山 2014/10/01 21:43 今、Apemanさんの所で話題の「ジョンお姉さん」こと@jpn1_rok0氏が
過去にこちらで話題になっていたんですね
言っていることの基本は変わってませんね(悪い意味で)

hokke-ookamihokke-ookami 2014/10/02 00:20 どうも、Apeman氏のブログは見ていて、jpn1_rok0氏も見覚えがあったのですが、具体的に批判していたことは私自身も忘れていました。たぶん別人が批判の主軸であったためでしょう。

>言っていることの基本は変わってませんね(悪い意味で)

弱い立場に立証責任を求めるところとか、現在の国内法を絶対視するところとか、本当に駄目な一貫性ですね。
従軍慰安婦の問題性を否認する人でも、沖縄に負担を押しつけることでは政府批判できたりすることを思うと、珍しいといえば珍しい。

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