アイエエエエ! バンド!? バンドナンデ!?
わりと本編は手堅い作り。主人公達の合流を遅らせることで、龍峰のドラマにたっぷり尺をわりふる。その父の紫龍は喋るにとどまらず、あっさり開眼。前期との決別を示したいのだとしても、もう少しタメを作ってほしかった。
そして、本編の印象を消し去るかのように、オチと次回予告で全てを持っていく栄斗……
アイエエエエ! バンド!? バンドナンデ!?
わりと本編は手堅い作り。主人公達の合流を遅らせることで、龍峰のドラマにたっぷり尺をわりふる。その父の紫龍は喋るにとどまらず、あっさり開眼。前期との決別を示したいのだとしても、もう少しタメを作ってほしかった。
そして、本編の印象を消し去るかのように、オチと次回予告で全てを持っていく栄斗……
ライバルの御嬢様が妨害工作をしかけてくるベタベタな物語だが、クライマックスの戦闘で敵から防御技しか持たないと指摘されながら身体能力で圧倒していく力技が笑えたので、今回はアリとしたい。
また、ジコチュー化の描写も、前回は改心でなく諦めだったことに対し、今回は改心というより強がっていた心が折れた描写。やはりハートが黒く染まる描写は、悪意とは別の何かを示していると考えるべきだろう。
あと、レジーナが序盤で顔出しをしていたのに、物語の本筋でからむどころか主人公達が思い出すことすらなくて残念。むしろ以前から次回予告などで煽っていなければ、ちょっと不思議なゲストキャラクターが実はメインキャラクターだったという驚きを演出できたかもしれない。
作画監督は前作で主要回をつとめた山岡直子で、よく整った作画がレディを競いあう物語に合っていた。