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法華狼の日記

2017-10-07

[][][]「日本のこころ」の江戸時代、元文科相の歴史観

「日本のこころ」から「希望の党」に初期から鞍替えした中山成彬氏。

元文部科学大臣でありながら、その歴史観は愛国を超えて珍妙の域に達している。

それも、政策や外交において争点とされがちな近現代史だけではない。


まず、中山氏は希望の党において、入党者の思想チェックをまかされているという。

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「安倍政権打倒、政権交代とわめくのは元民主党の人たちだが、国民は民主党政権のトラウマが消えていない」と述べた。政権交代を主張する旧民主出身の立候補予定者らを牽制(けんせい)した。

 中山氏は先月28日にツイッターで「安倍首相の交代は許されない」と投稿。これについては「小池百合子)さん以外の人では、今の国際情勢で安倍首相に代わる人はいないと思う」と説明した。

朝日記事が伝えた下記ツイートのように、早くも与党の茶坊主を目指す宣言をしている。

民進党を割ってまで協力している前原氏に対して、希望の党側から見くだす態度もすごい。

ちなみに中山氏が野党として自民党を推すのは今回が初めてではない。「日本維新の会」にいた時もそうだった。

そして九州の比例単独で中山氏が出馬するという報道において、いっそう安倍首相の続投に期待するコメントを出した。小池氏の消極的な態度を受けてのことか。

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「小池(百合子)さんが(衆院選に)出たら政権交代を狙う。小池さんが出なければ、安倍さんがいいと思う」と話した。「安倍首相の交代は許されない」という9月28日のツイッター投稿の意図について、「あれは小池さんに出馬してくださいというラブコールだった」と釈明した。


さて、これに限らず失言や暴言で注目されてきた中山氏のツイッターだが、あまり知られていないツイートを紹介したい。

批判反論ではなく、座敷牢で口をふさごうとする発想を堂々と語っている。ここまで現代日本政治家から民主国家へ嫌悪が表明されるのも珍しい。

このように中山氏は江戸時代は暗黒ではなかったと認識している。権力者が目障りな発言者を座敷牢に閉じこめる社会が、暗黒でなくて何というのだろう。

中山氏は文科相だったのに、本名もはっきりしない*1うさんくさい人物のもとで勉強会をするというのも不思議である。

念のため、江戸時代には座敷牢がなかったというように考えを変えたわけではない。勉強会の後も、鳩山由紀夫氏を座敷牢に入れたいむねを語っていた。


他には、日本の少数民族を否定しながら、少数民族を否定する中国の陰謀を主張するツイートもある。ここで中山氏のいう中国は、中山氏の鏡像でしかない。

この主張は、仮にも多民族国家として運営している中国より、ぐっと少数民族の否定にふみこんだともいえる。2008年に日本を単一民族国家と主張して、アイヌ民族団体から抗議された時のことを反省できていない。

そもそも沖縄県民というくくりを、民族というくくりと同一線上にあつかうことからおかしい。中国人に多種多様な民族がふくまれていることと同じように、沖縄県民も多種多様な民族がいることはあたりまえだ。

*1:一応、インターネット上にはマルチ商法で稼いでいた「小名木伸太郎」という人物という情報が流れていたりもするが、きちんと確認できていない。

sutehunsutehun 2017/10/08 04:45 よく江戸時代の識字率の高さを誇る人がいますが、どうも町方以外は日本じゃないと思ってるっぽいんですよねぇ…

hokke-ookamihokke-ookami 2017/10/08 06:58 そういう意味では、「暗黒史観」の教育が足りないくらいですよね。
むしろ江戸の識字率の高さや寺子屋の存在って、昔から義務教育で習う範囲でしょうし。「博識」と持ちあげるには、教わる側の知識がなさすぎる気が……

s3731127306s3731127306 2017/10/08 12:51 相手を下におくか上におくかしか考えられない、つまりは「平等な人間関係」というものを考えられない人間(≒他者認識が歪んでいる人間)は、必ず自己認識が歪む(だからこそ「平等な関係」が必要になる)とはっきり言い切れると私は考えています。彼の配偶者の中山恭子氏が確か「慰安婦」問題関連で何かの陰謀論を信じていたと記憶しているのですが、その理由はそれだと思います。(まちがっていたらすみません)。
中山恭子氏については、以下の動画を紹介しておきます。ちなみに、鈴木裕子氏は私の尊敬する歴史家です。
https://www.facebook.com/31shobo/videos/280945335595399/



この問題圏に関係して、笑うにも深刻すぎて笑えない事例を紹介しておきます。

「反差別から差別への同軸反転――現代コリア研究所の捩れと日本の歴史修正主義――」(柏崎正憲)(インターネット上で閲覧可能)

(引用者注:有名な歴史修正主義者、佐藤勝巳氏について) 逆説的なのは、転向後の「目覚めた」佐藤勝巳が「自立した関係」の礎たる確固とした主体性を追求したにも拘らず、その発言が時を追うに従って反復強迫的で被害妄想的なものとなっていったことであろう。(たとえば、2003年、通号437の「「敵」は日本にもいる――総選挙をたたかって」や、『諸君』2004年9月号の「私は横領などしていない――誰だ「北」の手先は」など)。現在の自身の言動が、かつて自らが批判した「皮相な政治主義」と何ら変わるところがないということに、彼は気付いているのだろうか。

    555    555 2017/10/08 21:01 あえて皮肉を言うのなら、アメリカの多民族性に対し
 日本は単一民族故に優れている等の発言で辞任した藤尾正行の例や
  森喜朗みたいな人物が当たり前の現実を見ると、
   宇野宗佑首相みたいに愛人問題等で辞任しないとだめなのでしょう。

富士富士 2017/10/09 17:18 >日本がロシアによる併合を認めていないクリミアを訪問して、民主的に併合されたと述べた。

日本が→× 俺が→〇

なんだろうなと。一応、日本政府は公式には村山談話を継承しているはずですが、
彼の理屈に従えば座敷牢送りになる人間が中山をはじめウジャウジャいるんですよね。

>沖縄県民が日本民族であることは言語、風俗習慣等からして紛れもない。DNA鑑定からも証明されている。

遺伝子を理由に優劣を語る輩って行動パターンが同じ
(妄想と現実の区別がつかない・疑似科学を信仰する)なんだなと
しみじみと感じました・・・

ブラウブラウ 2017/10/09 19:42 >勉強会の後も、鳩山由紀夫氏を座敷牢に入れたいむねを語っていた。

すみません不謹慎かつ小並感なんですが、この文章読んでつい笑ってしまいました。
ほんっと座敷牢が好きなんだろうな中山氏(笑

私はその単語を聞くと、横溝正史的猟奇ミステリや手塚治虫の「奇子」あたりに通ずる地域ボス一族内での理不尽なしきたりや、その権力性を口実にした背徳・淫蕩の類しか思い浮かびませんけどね。

R2R2 2017/10/18 04:09 江戸時代よりも戦国時代(室町後期)の方が庶民にとっては過ごしやすいという
考察もある。

当時の戦国大名は地域振興には相当力を入れていたし、決して治安が悪いというモノでもなかった。また当時は庶民の力で治安維持にあたっていたりして社会が無秩序というわけでもなかった。(自立救済)
むしろ大名の方が領民に愛想を尽かされてしまえば国力を失う(領民は強く優秀な統治者を求めるので)
戦乱の世といっても頻繁に戦争ばかりしていた訳でもなくいかに大名同士に戦いを避けうるか、攻め込まれないか、そっちの方に主眼が置かれていた。だから戦い好きな武士たち、というのは全くでたらめ。

この時代商業も発展していたし、民衆のエネルギーが最も高まっていた時代だったのかもしれない。

逆に江戸時代は商業を抑制した面があり、それが江戸幕府の衰退を招いている。
経済発展を疎かにしたことは否めない。

    555    555 2017/10/19 23:10 先日の日本経済新聞で読んだ記事ですが、
 「はいからさんが通る」の大和和紀が
  「イシュタルの娘」の執筆での取材で
   R2さんとは真逆の見解を示していました。

R2R2 2017/10/23 05:22 これからその記事を探してみますが徳川幕府が廃れた原因は商業発展を軽視し
その活力を取り入れることを怠ったこと、農本主義に偏重した米依存の収入に拘りすぎたことが財政立て直しに失敗したことが原因でしょう。

幕府滅亡はやはり必然的だった。決して武力や謀略の優劣のみで滅びた訳じゃない。

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