法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

実は、日教組の組織率が高いほど順位も高くなる件について

ところで、Hjk/変人窟で紹介されていた下記の考察だが。 日教組組織率と全国学力テスト結果との関連を調べてみた: 独書録 小学校ではバラバラだが、中学校では秋田、静岡、愛知(それぞれ高順位)を除き、ほぼ組織率と順位が反比例している。 ……もしや、数字…

マスコミがつぶれて、ニュースサイトが残る未来は困る

どちらもアクセス数の多い、著名なニュースサイトだ。 楽画喜堂*1 ■ 中国の有人宇宙飛行はねつ造か?→国営新華社が発射前に打ち上げ成功を誇らしげに伝える、宇宙遊泳の映像に泡が見つかる - アルカン速報 [情報元TECHSIDE.netさん] しっかりプクッと泡が下…

ついでに南京事件について

: _ ●疑惑 宇宙飛行士が船外活動しているシーンは水中で撮影した映像を早回ししているのとそっくりなのだが。 ○真実 いや、あの…その、だから気のせいだってば。日本人は謙虚に正しい歴史認識を受け止めるべき。 ●上空に浮かぶ地球の曲率が大きすぎる。どん…

やはりシニシズムの克服可能性に繋がる話だった

先日のエントリ*1に反論があった。 : _*2 しかし俺が思うに、傲慢だと言われるかもしれないが、俺の説明の方が山本の考えを本人以上に深く理解し整理できているはず。 この人は考え違いをしていると思うんだよね。俺は山本の作品の要約をかいているわけでは…

『コードギアス 反逆のルルーシュR2』第25話 Re;

色々と珍しい名前が原画に入り、作画はまんべんなく良かったが、突出したカットもほしかったな。 ようやく妹の自立を認識して「ギアス」という「願い」をかけたこと。二期序盤の展開を反復して落とし所にしたこと。何より、「ゼロ」という虚像の英雄を作る物…

『Yes!プリキュア5GoGo!』第33話 ハッスルうららとカレー屋さん

同級生の両親が経営している、売れないカレーショップを立て直す話。いつも通りの「みんなでやればなんとかなるなる」という話かと思えば、『ドラえもん』第14巻「かがみでコマーシャル」と同じ構造。 しかし、『ドラえもん』ほどは皮肉が効いていないので、…

『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-32 秘宝ヲサガセ

子供を連れて宝探しを続ける父親へ、ブルーが辛辣で厳しい言葉をかける。レッドやグリーンの子供番組らしい真っ直ぐさと好対照。宝の正体もまた微妙に苦く、しかし同時に子供達の言葉で救いももたらされる。 新商品登場回が武上純希脚本でどうなるかと思って…

『バトルスピリッツ 少年突破バシン』第4話 アイドルはマイサンシャイン

この種のカードゲーム原作バトルアニメで、主人公がカードの引きで有利になったことへ「運任せ?!」と作中キャラクターがつっこむのはいいのか。変化球は望むところだが、対応するフォローが見られないので困った。いかんせんルールが不明瞭なので、どの程度…

『あたし彼女』をどこかで見た記憶があった

その文体が色々な意味で話題になっている、第3回日本ケータイ小説大賞受賞作『あたし彼女』。 http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001 アタシ トモの彼女 だからさ ねぇ キスしてよ ところどころで韻を踏む独白調の、散文詩とも小説ともつかない内…

『クレヨンしんちゃん』応援フレフレ!!おしりもフレフレスペシャル

相互に関連しない4短編。「まつたけをもらったゾ」「ギックリ腰でも食べたいゾ」は3年前の再放送。 作画監督はそれぞれ間々田益男、大森孝敏、高倉佳彦、末吉裕一郎が担当。間々田回を除き、全て一人原画回でもある。 「父ちゃんとポイントゲットだゾ」のポ…

宮崎作品をダシにして、うまいメシのアニメ史を語ってみる

http://d.hatena.ne.jp/m_tamasaka/20080917/1221652602 「人間は何を食べてきたか」はタイトルの通りさまざまな食材の原点を追うことで、食物と人間の関係を浮き上がらせるドキュメンタリーです。その中には日本人が魚をさばくように鮮やかに豚を解体してソ…

オタクならではのシニシズム克服可能性

山本弘『神は沈黙せず』のネタバレ注意。

TVアニメ『今日の5の2』キャラクターデザインについて

少し前まで、人形アニメが特撮に使用された時代があった。古くはモノクロ版『キングコング』から、最近では『ロボコップ』『ターミネーター』まで。その末期、フィル・ティペットによって開発された「ゴー・モーション」という技術があった。 ミニチュア人形…

かんたんルミナスの思い出

暇人\(^o^)/速報 (旧) いかにも「これ作画崩壊してるだろw」っていう画像ください(コラ画像含) あまり指摘されていないが*1、一番下の『ふたりはプリキュア Max Heart』も作画としては素晴らしい回だ。整理された線やレイアウトから、感覚的な残像…

『コードギアス 反逆のルルーシュR2』第24話 ダモクレスの空

〜アーニャは戦闘に参加していたものの……〜 小型、ローラーダッシュ、脱出機構といった設定を久々に活かしていて、屋内ロボット戦が楽しめた。しかも単に閉鎖環境で戦うだけでなく、壁を抜けて屋内外を流れ弾やロボットが行き来したり、上下左右さらに内外ま…

『Yes!プリキュア5GoGo!』第32話 小さな小さな大冒険!

脚本は清水東。 よく似ているが少し違う偽物を使って本物のありかを探すという、ちょっと珍しい作戦。今回はアイテムこそ奪えなかったが持ち主の情報をえて、頭が良く優秀という設定の敵が、ちゃんと頭が良くみえる。 ……しかし、体が小さくなったのをマジッ…

『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-31 歌姫デビュー

「異色編の予感」も何も、予告の時点で荒川稔久脚本と見当がつく。ちゃんと巨大ロボも登場させ戦隊フォーマットに合わせながら、えんえん遊び倒し唄いまくる展開。 作りこみはキャラクターソングのプロモーションビデオにとどまらない。巨大化したクリーチャ…

『バトルスピリッツ 少年突破バシン』第3話 波乱バンジョー授業参観

原画は全て海外発注のようだが、作画監督が3人ついていて、ある程度まで保てていた。描線の強弱がついていないカットこそ目立ったが、床から見上げる廊下など、パースがしっかり取れている。 フィールド発生描写もテンポ良く短縮され、脚本が横谷昌宏に変わ…

『ドラえもん』のび太が無人島で3000日

____ / \ / ─ ─ \ / (●) (●) \ | (__人__) | \ ` ⌒´ / レコーダーにDVDを入れっぱなしにしていたら 予約時間になっても立ち上がってくれなかったお ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | \ …

やる夫が「やる夫で振り返る安倍晋三」に興味を持ったようです

やる夫で振り返る安倍晋三【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】*1 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:25:41.98 id:yKuVYh+W0 それで…このスレは信じていいの? 自分としてはなにから得た知識なのかを 1に…

『クレヨンしんちゃん』母ちゃんが 家出したゾ

/ ̄ ̄\ / _ノ \ ( ●)(●) (__人__) ` ⌒´ノ } ヽ } ヽ ノ \ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \ 先週*1と同じく、半分を林静香が一人原画作画監督 物語も、みさえの家出から帰宅まで、先週と今週が合わせて一本という珍しい回だ ____ /_ノ …

テン・リトル・ホームレス

ハンセン病患者と不潔なホームレスを同一視してはいけない - andalusiaの日記*1 アイレディース宮殿黒川温泉ホテルのハンセン病元患者宿泊拒否事件を思い起こしてください。あの問題が起きたときに、「いや実際ハンセン病の連中は○○だよ」といったような実体…

『BSマンガ夜話』再放送の『男組』

この回、取り上げた作品『男組』を素直に誉めないというのはしかたないと思う。 番組で指摘されたように、少年マンガと青年マンガが分離する過渡期の作品だ。学生達がバカ格闘を繰り広げながら日本を良くしよう、暴力で権力に立ち向かおうとする姿を素直に描…

『ビートたけしの独裁国家で何が悪い!?2〜日本の未来を考えるSP〜』

日本テレビ系列で放映された、3時間足らずのバラエティ特別番組。昨年に引き続き、世界各国の独裁政権を、短所はもちろん長所もふくめて紹介する内容。 一回目の感想*1とほぼ同じで、今回も新聞国際欄等を見ていれば既知の話題がほとんど。キューバ紹介など…

『Yes!プリキュア5GoGo!』第31話 ミルキィローズ新たなる力!

おおかたの予想通り、新EDにいくつか芝居が足された。しかし完成形に近づくと、日常的な背景の前で変身姿でダンスしていることの違和感が増す。普段着で踊った方がいいんでは。 新必殺技バンクはコンテも作画も使い回しな感が強くて、今一つ。 それよりも石…

『バトルスピリッツ 少年突破バシン』第2話 ライバルの名はJ

コンテは『ヤッターマン』現監督の菱田正和によるコンテ。『恐竜キング』演出チーフからの続投といった方がいいか。 初回よりテンポ良く、少女をかわいく演出。 脚本は前回から続けて佐藤大。いかにも少年アニメらしい思い上がりから反省にいたる話。前回の…

『テレパシー少女 蘭』第12話 蘭と三つ目の涙 〜髑髏は知っていた〜

砂川正和作画監督で細かい良い芝居がついていた。しかし冒頭も、蘭を助けに行く仲間達の走りも、クライマックスの崩壊も、暗闇の場面ばかりで見えにくく残念。大宙監督には今回、もっと作画を信じたコンテを切ってほしかった。 物語も、超能力者を被差別者の…

『ドラえもん』アドベン茶/ベロ相うらないで大当たり!

Aパートは、木村哲コンテ。秘密道具のアドベン茶を飲んだパパが街中を縦横無尽に振りまわされる映像が見ているだけで楽しい。 ただ、原作のパパは家に帰ろうとして障害に邪魔され続ける展開だったはず。対してアニメのパパは場面ごとで障害を切り抜けようと…

『反日マンガの世界』晋遊舎の基礎知識

『反日マンガの世界』には「反日マンガを読むための基礎知識」という見開きコラムがある*1。無記名だが、おそらく編集部によるものだろう。 「サヨク」「週刊金曜日」「竹島問題」など、様々な言葉が並んでいるが、マンガの読解に役立てそうなものはない。も…

『反日マンガの世界』唐沢俊一の手抜きぶり

晋遊舎ムック『反日マンガの世界』執筆陣は、全般的にマンガを評する能力が足りないよう感じられる。 マンガ評論家として広く仕事をしている唐沢俊一氏にしても、他に比べればマンガ批評らしくしているとはいえ、手抜きぶりが目に余る。いや、他がマンガ批評…