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法華狼の日記

2018-09-28 上げたのは1日後

[][][]『海賊とよばれた男』

大正時代、国岡鐡造という男が、他の商店の縄張りをふみこえるため、海上漁船に燃料を売っていた。規模を拡大した国岡商店は、統制会社ににらまれながら満州や外地へ手をのばし、敗戦後は日承丸というタンカーをつかって海外の石油メジャーに対抗することに……


出光興産の勃興期、特に日章丸事件*1をモデルとして小説化した百田尚樹の同名作品を、山崎貴監督が2016年に実写映画化。

約2時間半に枠を拡大した「金曜ロードSHOW!」で視聴した。もとの映画も約2時間半なので、かなり描写が削られていると思われる。

事実、予告などで存在した大空襲時の空中戦が放映版では存在しない。なので以下の感想は、あくまで短縮された放映版に対してのものだ。


まず、これまで技術を蓄積してきた白組のVFXとは思えないほど、映像に力がない。戦前戦中戦後のさまざまな情景をすべて再現するにはリソースが足りていないように見える。

特に残念なのがファーストカットのB29で、1999年の『白痴』での3DCGらしからぬ重量感や、2005年の『ローレライ』のミニチュアの存在感におよんでいない。つかみとなる冒頭はもっと力を入れてほしかったし、敗戦から再起する物語にしたいなら廃墟化した都市から導入してもいい*2

初期の国岡商店も、何度も全体を映そうとするため、1階だけセットを作って他を合成で処理したことがカメラワークから見当がついてしまう。いくら重点ではないとはいえ、『ALWAYS 三丁目の夕日』のような驚きと広がりが画面に存在しないことがさびしい。

SFX/VFX映画時評 -海賊とよばれた男(2016年12月号)-

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一方、中盤の雪に埋もれた満州と機関車は悪くない。終盤の日承丸にいたっては、3DCGながら質感も重量感も完璧で、進水式から強行策まで戦後の物語を支えるだけのクオリティはある。クローズアップでも違和感のほとんどない特殊メイクも感心した。

制作リソースが足りないのなら、特撮に力を入れる場面とそうでない場面のメリハリを強めて、クオリティの高い部分だけが印象に残るよう物語レベルで構成してほしい。後述のように、映画は満州と日承丸に物語をしぼるべきだったと思う。


次に、あくまで短縮された放映版とは理解しつつ、物語が構造のレベルで感心できない。

まず、はげしく時系列を前後させて情報量を圧縮しようとしているが、あまりに困難と克服のサイクルが短すぎる。いきなり難題がつきつけられたかと思えば、たいてい5分後に乗りこえてしまう。それも乗りこえかたに工夫が見られない。

海上を小舟で封鎖した商売敵は強引に突破し、巨大タンクの底に残った石油は社員が人力でかきだすゴリ押し。統制会社の妨害に対しては、戦中は陸軍の、戦後はGHQの指示ではねのけるという、より強い権力だのみ。

工夫と努力が描かれるのは、満州という地域の特殊性で、海外の石油メジャーに対抗した局面くらいだ。ここだけは技術的に困難を乗りこえつつ、政治的に敗北して挫折が戦後まで尾を引く。この映画では珍しく、あからさまなりに伏線が機能する。

また、主人公の大目標にあまり一貫性がないという問題が物語の構造をゆがめている。国岡商店を拡大して維持するため日本国内のさまざまな制約に反抗したいという心情と、日本という国家を再起させるため海外の石油メジャーに対抗するという心情。主人公の国家に対する心情のブレが、時系列を前後させていることもあってバレてしまっている。

敗戦から後者へ変化したドラマというには、少なくとも放映版からは読みとれないし、戦後も統制会社が国岡商店の足を引っぱる部分がノイズとなる。


根本的なことをいえば、愛国的なテーマが好みでないし、そもそも日本が侵略した満州や外地の権益をとられたからと対抗心を起こす主人公は身勝手なわけだが、まったく被植民地を描かないことで物語として一貫性はある。

だからそれと同じように、日本という国家を再起させるため海外の石油メジャーに対抗する心情に主人公のテーマをしぼるべきだと思うわけだ。満州での挫折が敗戦後の再起をへて、日承丸で解消されるという構成が明確になろう。

国内の統制会社については、主人公の愛国心を理解せずに足をひっぱるくらいの位置づけにすればいい。主人公の対立勢力が面と向かって相手を見くだし仕事を邪魔するという、似たり寄ったりなキャラクターなことも、困難と克服のサイクルを単調にしている。

きちんとテーマをしぼれば、侵略された第三国などの視点をエクスキューズ的に入れる余裕もできるだろう。そこからイランとの取引きを、強国にしいたげられた人々への一種贖罪に位置づけてもいい。


比べると、同じように戦中から戦後の激動をひとりの視点で描いた韓国映画『国際市場で逢いましょう』の巧妙さがよくわかる。

『国際市場で逢いましょう』 - 法華狼の日記

大規模な情景をファーストカットで印象づけて、以降はよく見ると省力しているカットも多いのに、制作リソースの不足を感じさせなかった。

保守的な現状肯定をテーマにしながら、愛国的な描写のようなノイズは除去して、市井の主人公ひとりの心情によりそうことで、外国の観客としても見やすかった。

*1イランとの直接取引で世界で初めて石油製品を輸入した「日章丸事件」 - 歴史 - 出光興産

*2:実は、放映版で削られた場面として、燃料不足で迎撃機が飛べないというシークエンスがあるので、つかみに大空襲をもってくる必然性はあるのだが。

2018-09-22 上げたのは3日後

[][]『弁護人』

民主化の激動にゆれる韓国。高卒で司法試験に合格したソンウソクは、判事から弁護士へと転身。家族をやしなうため、弁護士にも解禁された不動産登記の仕事で成功する。

気前が良くなったウソクは、ツケをためていた食堂へ足しげく通うようになる。しかしその食堂の息子との衝突から、ひとつの冤罪事件の渦中へ飛び込むことに……


2013年の韓国映画。ノムヒョン元大統領の弁護士時代をモデルに、ひとりの人権派弁護士が誕生するまでをソンガンホ*1が熱演する。

弁護人

弁護人 [DVD]

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軍事独裁政権を批判する内容を、保守的なパククネ政権下で制作し、政府のブラックリストに入っていたソンガンホが主演。完成から公開までこぎつけたこと自体に韓国映画界の力を感じる。

それでいて、映画そのものはオーソドックスな社会派リーガルサスペンスにとどめている。ていねいに1980年代らしい情景を低予算なりに再現しつつ、美化が鼻につかないようウソクの愚かさを前半でたっぷり描く。経済状況の良さに浮かれるコメディタッチな成功劇の隙間から、光に隠された社会問題が少しずつ漏れだしていく。

同じソンガンホ主演の『タクシー運転手 約束は海を越えて』*2がそうだったように、視点人物が当初は民主化運動と距離があり、一種の反感すらいだいていることで、外国の観客としても物語に没入しやすい。


しかも映画は、守銭奴な主人公が民主化運動にのめりこむまでの時間だけを切りとり、政治家への転身や民主化の達成までは描かない。

最終的にウソクは情熱的な人権派弁護士となるが、それはひとつの挫折の結果であり、ハードボイルドでドライな雰囲気がただよっている。

モデルとなった釜林事件が映画公開後の2014年にようやく再審無罪となった*3こともあろうが、あくまで冤罪にかかわることで変化した個人のドラマとして完成していた。


もちろん低予算でも現代の韓国映画らしく、拷問の痕跡は痛々しく、想像される光景はいっそう痛々しい。短いながら悪くないアクション演出もある。

興味深かったのが、読書会で共産主義の流布を目的としていた証拠として、E.H.カーの『歴史とは何か』を検察側が示してきたこと。

歴史とは何か (岩波新書)

歴史とは何か (岩波新書)

たしかにE.H.カーは西欧においては親共産主義的な位置づけがされがちな歴史家ではあるが、検察側はソ連にいた人物であることを証拠としてあげる。

そこでウソクはE.H.カーはもともと外交官でそのためソ連にいたのであり、けして危険な思想家ではないという評価イギリス外務省からとりつける。

日本の観客として、『昆虫の社会』が戦時中の公権力によって社会主義視された逸話*4を思い出し、時系列を無視した陰謀論で大学を追われた植村隆氏の現在*5を思い返した。

*1:主人公の名前は、この主演俳優とヤン・ウソク監督の名前をあわせたものだという。no title

*2:こうなるとソンガンホひとりで韓国近現代の激動を描けそうな気がしてきた。『タクシー運転手 約束は海を越えて』 - 法華狼の日記

*3‘弁護人’33年ぶり 勝訴…‘釜林(プリム)事件’被害者‘無罪’ : 政治?社会 : hankyoreh japan

*4:はっきり史実と断言できるだけの根拠は思い出せない。

*5『真実 私は「捏造記者」ではない』植村隆著 - 法華狼の日記

2018-09-03 上げたのは7日後

[][][]軍艦島について、戦後の好転を根拠に戦中の過酷を否定する人々

子供時代を軍艦島ですごし、NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」をたちあげた人物が、9月3日のTV番組に出演していたという。

軍艦島でのトイレと風呂は命がけ!? 人口密度世界一だった軍艦島の衝撃生活 #激レアさん を連れてきた - Togetter

TV番組や感想ツイートそのものは興味深く読んだが、コメント欄に目をとおして頭をかかえた。

イチロー @sbzkichi

コレを強制労働だとでっち上げている国があるらしい。そいつら対策としても現地の状況はちゃんとアーカイブしないといかんな。

ロンマニア @LiongHMD

sbzkichi SSKTK それなら先ずここら辺のTweetを拡散願いたい https://twitter.com/Che_SYoung/status/620168412497510401

ざの人(トギャッター用垢) @zairo2016

その当時TVの普及率は10%なのにこの島ではほぼ100%の普及率で、 洗濯機、冷蔵庫と言われた三種の神器をそろえ、映画館は最新作をすぐ見られ、雀荘、パチンコ施設、美容院やスナックもあり、東京ドーム1.3個分の敷地の中に凝縮された世界で、楽園の島だった。  これを知らずして、蟹工船と同等の扱いをしている連中は(以下略、 で 今で言うこの島の男子は最先端シティーボーイだったという。すごい伝説の島だったんだなーと。

しかし感想ツイートを読んでのとおり、出演した人物は1966年に移住している。日本敗戦から約20年後、つまり朝鮮人から日本国籍が一律で剥奪された講和条約発効から約15年後だ。

そもそも戦時中のTVといえば実験放送がされていただけで、民間でTV番組を受信して楽しめるようになるのは1950年代になってから。大日本帝国時代の労働環境が過酷だったことを、戦後の証言や環境で単純に否定できるはずがない。


戦時中の軍艦島の労働の過酷さや強制性については、日本の歴史学において確固とした通説となっている。

どれほど確定的かというと、軍艦島側の社史にも記載があり、一時期は「軍艦島を世界遺産にする会」の公式サイトに引用されていたことでわかるだろう。

韓国映画『軍艦島』を利用した歴史の否定がおこなわれつつある - 法華狼の日記

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社史の記述では、昭和16年12月における端島の在籍労働者数1826名中、坑内夫は1420名とあり、坑内夫の殆どが朝鮮人に置き換えられたと考えれば少なくとも1000名は朝鮮人強制労働者であったと考えられます。

彼らの入坑は二交代制、1日12時間以上、採炭現場への往復時間を入れると十数時間も拘束られる極限的な重労働であったということです。三交代制になったのは戦後になってからのことです。

もちろん少なくない日本人労働者も坑内で厳しい労働をしいられたが、特に朝鮮人労働者が未熟なまま過酷な環境におかれたことが統計にあらわれている。

軍艦島にかぎらず、さまざまな意味で「遺産」には負の側面がある - 法華狼の日記

労働力や資材の不足をおぎなうため、職人として熟練していない朝鮮人や中国人、さらに外国軍捕虜も動員された。

端島で発見された1925年から1945年の死亡者の記録から、朝鮮人の死亡率が日本人よりはるかに高く、その内容も病死や事故死だったことが明らかになっている

また、番組に登場した人物は研究者の取材において、強制労働の史実性を全否定はできず、葛藤を語っていたようだ。

2007年の聞き取り時点では、高島出身の軍艦島ガイドのY氏ともども、強制労働の歴史を表に出しづらい葛藤も語っていたともいう

2018-08-18

[][][]『高地戦』

朝鮮戦争末期、韓国軍と朝鮮人民軍が一進一退をくりかえす最前線。そこのワニ中隊にいるらしい内通者をさぐるため、ウンピョ中尉が派遣される。

遅れて聞こえる銃声音から「二秒」と名づけられた敵狙撃手と戦ったりしながら、ワニ中隊とウンピョ中尉は唖然とするような顛末をむかえる……


『タクシー運転手 約束は海を越えて』*1のチャン・フン監督が2011年につくった韓国映画。極限状況を舞台にして国家を風刺する寓話として完成した。

戦争映画としても風刺劇としても韓国内外で高い評価を受けた作品であり、GYAO!で8月19日から無料配信が予定されている。

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なお、日本の予告映像や商品説明などでは意外性を弱める情報を明らかにしており、ネタバレを好まない鑑賞者は他に見向きせず作品を見ることを薦める。

事前情報をもたずとも、戦争映画を求めているなら満足できるだけの完成度は間違いなくある。ワニ中隊には愚連隊的な魅力があり、敵軍も好敵手として個性的。ウンピョ中尉も主人公らしく誠実で好感がもてる。

映像も『プライベート・ライアン』以降に求められる水準に達している。市街地戦こそないが、それらしい風景をロケーションして、荒地に見えるよう土地を削ったり盛ったりして、大規模なエキストラと爆薬で凄惨な情景をつくり、自然なVFXでおぎなっている。


他の韓国映画でたとえると、朝鮮戦争全体を描いた『ブラザーフッド』*2をブラッシュアップして、状況を限定して『JSA』*3のような物語を展開した作品、といったところか。

『ブラザーフッド』の終盤に台詞だけで語られる戦線を抽出し、さらにフィクションとしてデフォルメ。大きく向上した軍用機のVFXがリアリティを支える。そこに『高地戦』と原作者が同じ『JSA』的な不祥事調査を組みあわせ、そのサスペンスが物語を牽引する。

終盤の展開も、事前情報をもっていてなお衝撃を受ける。かなり史実とは異なるらしいが、個人の思いや願いを国家がぬりつぶす悪夢を描くにあたって、よくできた寓話であることはたしかだ。第二次世界大戦の日本では、よく似た状況が沖縄などで実際に大規模に展開されていたことを連想せざるをえない。

2018-08-15 上げたのは3日後

[][][]『BS1スペシャル』父を捜して〜日系オランダ人 終わらない戦争〜

2017年にBS1で配信され、最近に総合で再放送されたNHKのドキュメンタリー。さまざまなTVドキュメンタリーの賞を受けた。

NHKドキュメンタリー

アジア太平洋戦争の前後、オランダから日本またオランダへと支配者がめまぐるしく変わったインドネシア。そこで日本人の子として生まれ、オランダ国民となって放置された人々の70年を映す。

周囲との関係が断ち切られがちな立場の個々人によりそって、自己を回復するまでを描いていく。日系オランダ人という典型をつくるよりも、多様な個人の人生に落ちた影から社会の問題を見いだそうとする。

実母が再婚したオランダ人の義父に性的虐待され、逃げだした姉弟。虐待を許容させようとした家族を許すことはないが、泰緬鉄道建設のために強制労働させられた義父の過去を知る。父親が日本人と知った姉弟の葛藤が、虐待で生まれて養子に出された女性の葛藤とも重なりあう……


そうした番組の主軸とは離れて、ベトナム戦争において生まれたライダイハンやアメラジアンを連想はした。戦後は敵国の子とされて社会から疎外されがちな立場になったことも通じる。

エラー|NHKオンライン

日本軍兵士や軍属と蘭印系(オランダ系インドネシア)の女性との間に子どもたちが生まれました。その数、5千〜2万人といわれています。終戦後、インドネシアでは再び独立戦争が勃発し、母子はオランダへ渡ります。こうした人々が「日系オランダ人」です。

オランダへ渡った日系人たちは「敵の子」とされ苦難の戦後を生きることになります。

どちらも推計だが、中央値で比べると日系オランダ人はライダイハンの約2倍いるようだ。放置された期間も約2倍くらい。

また、番組で紹介された日本人の父親はどれも穏健な部類だったが、取材中には性暴力があった事例とも出会ったという。

ある日系人の方は、母親が日本軍の軍属だった男性に強姦され産まれました。50歳を過ぎその事実を知った時、衝撃を受け自殺さえ考えました。

ヴェトナム系市民団体を米国で作る余裕が日本政府にあるならば、より自国と関係が深い日系オランダ人にも支援をおこなうべきだろう。

「ヴェトナム系アメリカ人団体」がヴェトナム戦争時の韓国軍による性暴力について韓国政府の謝罪を求めている件 - Togetter


番組を見ていると、補償を求めた日系オランダ人が在蘭日本公館前でデモを定期的におこなっている一幕もあった。

いやおうなく従軍慰安婦問題における韓国の水曜デモを連想したし、そのデモをウィーン条約違反という主張が世界的に通用しない証拠とも感じた。

韓国水曜デモ1000回アクション 韓国行動 報告 | 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動

より正確にいえば、大日本帝国の責任を求める活動は世界全体でおこなわれていて、その大半が日本社会から黙殺されているわけだ。そして黙殺できない活動は、他に同種の活動がないかのような誤認を根拠にして、異常視するというわけだ。


さらに、インドネシアにおいて日本軍がオランダ人女性らを慰安婦にしたてた歴史も言及されていた。

戦犯裁判でとりあげられたこともあり、募集段階からの日本軍の直接的な強要として知られている。それを政府の抑圧を受けつづけている現在のNHKが報じたことに価値はあるだろう。

同時に、ナレーションが「連行」と表現したことは気にかかった。現在の日本社会では歴史学の用語や成果を無視して、「強制連行」を募集段階から暴力をともなう官憲の直接的な移送に限定しようとしている。

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同日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかったところである。

なればこそ、発見されたインドネシアの事例は狭義の「強制連行」と表現しなければいけないはずだ。

強制連行という言葉が厳密な区別を求めて避けられているのではなく、やはり日本の国家的な責任を表現だけでも弱めようとする試みなのだろう、と思わせる単語選択だった。