黒船静かに来航

9月9日から11日にかけて林秀靜先生と交流のあるアメリカ風水研究所から所長のラリー・サング師とインストラクターの清水昭子さんが来日して、風水の初級・中級の講座（9月10〜11日）と無料講座（9月9日）が開かれたそうだ。ついに黒船が来たという印象だ。最近、日本と外国の情報格差が減少してきており、西洋占星術方面では英国あたりの通信教育を受講する人がいるし、中国占術でも大陸に勉強に行くツアーなんかもあるらしい。日本の占術界は日本語の壁に守られて実質的には鎖国を続けることが可能だったのだが、そうも行かなくなってきている。これも下元八運ということか。

多分、アメリカ風水研究所の主要ターゲットは企業ユーザだろう。かなりのマンパワーと伝統風水を背景にしており、へたをすれば日本の風水市場の大半を押えてしまうかもしれない。そしてアメリカ風水研究所は黒船の最初の1隻で、今後も美味しそうな日本市場を目指して東西から黒船が次々とやってくることだろう。なおラリー・サング師は鉄板神数も使うそうだ。

それに引き換え

本多信明先生
四神 日本での対応付け あのページでの対応付け
玄武 山や丘陵 山林や山
朱雀 湖沼や海 海又は交通路
青龍 河川 川
白虎 大道 高台

日本の現状は相変わらずこんなもんだ。何か「名前は出せないけど権威があるんだから黙ってろ」と言いたげに見えるね。しかしこのページって誤字のおかしさだけじゃなくて、日本における四神の理解についても適当に捻じ曲げているように感じられる。日本での四神と地形の対応付けと、あのページでの対応付けを表にしたのが右の表だ。何か朱雀や白虎のあたりが特に違うよね。これを権威あるものと認めろってのはかなり難しい注文だね。

しかし「学」を標榜する人にとって「名前は出せないけど権威がある」なんて対応は、最も「学」から遠いんじゃないだろうか。

そういえば
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1123346880/l50
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1098627553/l50
この辺、よく回ってるけど、例のページの件と関わりがあるんだろうか？
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1125964185/l50
こんなのもあったか。何か色々な所に八つ当たりしてるね。

09/19 付記
昨日今日と2chの件の各スレの回りが異常な程ペースダウンしている。電池が切れたかね。ほとんど一人で回してるみたいだからね。話変わるけど"Mr.Agastia"って名乗りはすごいよね。あの葉っぱを作ったインドの仙人だよ。陳希夷名乗るよりもさらに大胆だね。

奇門遁甲の用法について

一昨日、ドキュメント作成でちょっと煮詰まったので、開門を使った散歩に行った。そしたらドキュメント作成とは全然別の件で、以前から疑問だった現象に対して上手い説明があることが閃いた。

そういえば選吉の術を使って桃花運を上げるのは簡単だが、好みのタイプが寄ってくるとは限らないと黒門さんが言ってたけど、開門使ってアイデアが閃くとしても欲しいアイデアが閃くわけじゃないってことか。