一種の天候占

水星が見たい

内惑星ウィークということで、ここしばらくは日没して空が暗くなってきたときに、金星と水星が同時に見えるそうだ。水星を見たことがなかったので、見えるものなら見てやろうと思った。

それで1日の夕方、昼間の勤務先で仕事が終わってから夕暮れまでダラダラと時間を潰すことにした。勤務先の門を出て西の空をみると雲がかなりあった。そこで水星が見えるかみえないか占ってみることにした。第三課が丑に朱雀が乗っかっている。まあ朱雀なら光物でも良いかと考えて、読みをいれることにした。

比用課なので発用を制することで吉となる。ただ末伝は戌で発用を制することができるとはいっても空亡している。また第一課は日干を洩らして弱めている。そこで凶と判断した。まあ見えそうもない。ただ時間を潰すことに決めてあったし、連珠格が退如であることに一縷の望みをかけてみた。つまり雲が少なくなって行くのではないかと考えてみたわけだ。

結果的には雲が切れ目無くどんどん増えてきて、金星は見えたものの水星を見ることはできなかった。前々から連珠格は進退に関わらず切れ目なく連続する象が基本と感じていたが、やっぱりそうかという感じだった。

第一、第四課の子は落ち着いて考えてみれば雲であって、それが発用に立って連続しているし、第三課と支合して離れないのだから、見えるはずのない四課三伝だったわけだ。

入梅も近そうだし、水星を見るのはまだ先の話のようだ。