夜まわり

homeless7582005-01-28

今日は白川公園を中心としたコースを受け持つ。白川公園は代執行により野宿者はいないと思われているかもしれないが、敷地内にある科学館や美術館の軒下、ベンチなどに20名近くの野宿者が段ボール一枚、毛布1枚で寝ている。この仲間たちにはシェルター入所資格がない。なぜなら名古屋市白川公園前シェルターを利用できるのは「白川公園・若宮高速下及び周辺公園にテント・小屋で居住している人」と定めており、テント・小屋を有していない彼・彼女らは事実上見捨てられているからだ。市は「ホームレス問題」を「公有地不法占拠問題」としてしか捉えておらず、貧困問題だという認識がないからだろう。まったく馬鹿げた話だ。8軒の小屋を壊すために600人を動員し、人件費だけで1000万近くかけて排除し、寒風のなか凍えながら朝を待つ仲間は放置=見殺しである。 優先されるべきは美観なのだろうか?