2010-09-21 
ユーロがやばい、ドルもやばい、日本だって安泰じゃない。
この先、どうなるのでしょうか。
いや、すでに世界恐慌の真っ只中で、前世紀の轍を踏んでしまっているのかもしれません。
どうやったら世界恐慌を回避できるのか?
それがすぐに分かるわけではありませんが、その解決のための本をすすめているブログがありました。
もし参考になるようでしたら、ぜひ読んでみてください。
2010-09-03 『存在と時間』の翻訳 
asahi.comに筒井康隆氏による興味深い書評がありました。
ハイデガーの『存在と時間』についてです。
筒井氏は、『誰にもわかるハイデガー』というカセットブックまで出しましたから、
確かに興味深かったです。
ハイデガーの『存在と時間』といえば、その翻訳比較をしているブログがありました。
http://blog.livedoor.jp/martin_heidegger/archives/cat_1986.html
筒井氏が挙げていた原佑訳が、やはり初学者としては無難のようですね。
また、何か面白い記事がありましたら、ご報告します。
参考ブログ
2007-11-23 ウェブ時代をゆく 
ご無沙汰していました。
久しぶりに啓発された本を読みましたので、紹介させていただきます。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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前著『ウェブ進化論』で、ネットに熱中する人にはカリスマ的存在になっている梅田望夫さんの新書第二弾です。
前著は、グーグルの誕生からその存在意義、社会にもたらされる利益や変化などをわかりやすく紹介したガイドブック的内容で、実はほめ屋は、それほど感銘を受けたわけではありませんでした。あまりネット事情に通じていない人向けに、「あちら側」の可能性を紹介していました。
ところが本著では、視野を広げて、21世紀のウェブ時代に働くということを通じてどのように生きていくのかという人生論の次元にまで踏み込んでいます。そこにほめ屋は啓発を受けたのです。
著者は、「偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ」というアップル創業者スティーブ・ジョブズの言葉を引いて、これこそが、ウェブ時代の仕事の本質であって、ウェブというツールで自己表現して、とにかく好きを貫くことが大切だと説いています。つまり、狭い意味でのベンチャービジネスやITの仕事というだけでなく、ウェブは「こちら側」で個性的な仕事をしたいという者にとっても、自己表現やコミュニケーションの力を与えてくれるものであるということです。
トーマス・フリードマンが説いたように、通信が発達したおかげで世界はフラット化されて、中国・インドの経済成長により世界の経済は一体化し同等な条件での競争を行う状況になりました。コモディティ化される均質的な仕事をしていては、すぐに激しい競争に巻き込まれてしまうのは、まさにそのためなのです。
その競争から1歩抜きん出る力の源泉となるのが、「好きということのすさまじさ」なのです。対象を愛することで手探りで困難に立ち向かうマドルスルー(泥を潜り抜ける)のプロセスを楽しむことができるわけです。価値のあることは、先駆的で幾多の失敗を積み上げた後に、ようやく成功が訪れるのです。そこまでたどり着く力となるのが「好き」なのです。
では、どのようにして「好きを貫く」ことができるのか、その方法論を知りたくなるところです。そこで著者は、「ロールモデル思考法」に一章を割いて紹介してくれています。自分と波長の合うロールモデルを収集し、なぜ自分がその対象に惹かれたのかを考え続けることで、「好き」を見つけ、それが貫けるようになるとしています。外界の膨大な情報の無限性を恐れず、自分の志向性と波長の合う信号を高速でサーチし続け、自分という有限性へマッピングする作業を行うのです。有限性へマッピングするとは、収集したロールモデルを発端に行動し、様々な試行錯誤をする中で、新しい人々と結びつき、その組み合わせがまた新たにロールモデルを更新するという循環を生み出すということでもあります。
ロールモデル思考法はブログと親和性が高いという記述もあり、興味を持ちました。確かにブログは、ネット上で面白かったサイトにリンクを張りつつ感想を書く」ことをルーツに発展してきたことを思えば、まさにその通りです。ブログを書くことで、ロールモデルを落とし込むことになるし、その作業を通すことで志向性を同じくする人々と出会う可能性を高めることは容易に想像が付くことです。
私はほめ屋活動を続けることにもう一つ確信を持てずにいましたが、この書と出会い、「好きを貫く」覚悟を決めました。ブログを関心のあるテーマ別に開いて、頻繁に更新して、志向性を同じくする人々と出会いたいと思います。自分の「好き」をこのネット社会で日々発信していきます。
これまでのネット上での活動は、「好きを貫く」ことへの迷い(迷いどころか苦しみすら)があって滞っていましたが、これからはこの書から得られた覚悟をもとに、思いを表現していこうと思います。苦しく不自由な思いをするくらいなら、しんどくてもとことん「好き」を表現していきます。
2006-06-29 第39回『人生は数式で考えるとうまくいく』(大村あつし) 
- 作者: 大村あつし
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2005/10/18
- メディア: 単行本
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ITライターという職業で活躍されている大村さんならではの
「数式」という観点から、人生を考えるという新鮮な視点です。
目標−現在=課題や、
(能力+応援)×思考=チャンス
といったさまざまな数式で、著者の人生観が説明されています。
とはいえ、数式ばかりで書かれているわけではなく、
第三章以外は、どうやってITライターで成功したのか、
そのヒストリーが書かれています。
読後感としては、圧倒されるものがなくて、
さらっと読めるので物足りなさは感じるのですが、
その分、良い意味で読者が主体的にエッセンスを吸収することが出来るので、
学べるところがいろいろとあるはずです。
これも、ITライターという分かりやすくパソコンのソフトの使い方を
説明しなければならないという職業のなせるわざで、
いわゆる自己啓発本としては、とても読みやすく、
しかも、読者の主体性で吸収できるものがいろいろあると思います。
なんだか混乱している状況にいると思っている方や、
今の状況を整理したいと思っている方には、
ぴったりの一冊です。
- 作者: 大村あつし
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2005/10/18
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2006-06-22 『「原因」と「結果」の法則』(ジェームズ・アレン)
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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私たちは心の中で考えたとおりの人間になる。
■私たちを取りまく環境は、
真の私たち自身を映し出す鏡に他ならない。
これが、自己啓発本のロングセラー『「原因」と「結果」の法則』の考え方です。
本当にその状況を心の中でイメージしていたかという疑問は残りますが、
それでも、自分がコントロールできる範囲内においては、
とてもすばらしい内容の本です。
「思いと人格」「思いと環境」「思いと健康」「思いと目標」「思いと成功」・・・
このようなテーマにおいて、
いかに、私たちは心の中で考えたとおりの人間になるのかを説明しています。
特に、著者は「人格の向上」という言葉をよく使い、
思いを実現する中で、自分が成長していくことの大切さを訴えています。
いわゆる自己啓発本では、
自分の願いが実現することにウエイトが置かれがちですが、
この本では、願いが実現する過程の中で自己が成長することにウエイトを置いています。
自己が成長する中で、願いも実現するようになってくるという
好循環がこの本から読み取ることが出来ます。
つまり、自分の人格が高まれば、
自ずと物事は成功するように傾いてくるという考え方です。
この格調の高さが、ロングセラーとなっている証拠なのでしょう。
物事がうまく運ばないと、つい周りの環境のせいにしたがるものですが、
そんな中でも辛抱強く自己鍛錬することの大切さが訴えられており、
厳しいけれども、受け入れやすい考え方になっています。
カーネギーやナイチンゲールといった偉人にも影響を与えているのは、
そんなところにあるのかなあと思いながら読んでいました。
というわけで、もっともっと成長したいと願うあなたにおすすめの一冊です。
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
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2006-06-12 第37回『ゆるすということ』(ジェラルド・G・ジャンポルスキー)
ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない (サンマーク文庫)
- 作者: ジェラルド・G.ジャンポルスキー,Gerald G. Jampolsky,大内博
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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もう、過去にはとらわれない。
■他人をゆるすことは、自分をゆるすこと。
そんな副題やキャッチコピーがこの本に添えられています。
果たして、それが本当かどうか気になるかもしれません。
確かにその通りかもしれないし、
単なる奇麗事ではないこともわかるような気もします。
誰しも、他人をゆるしてあげることで穏やかな気持ちになった経験があるからです。
だけど、多くの場合、私たち凡人は、
ゆるすと損をしたような気になることがあるのです。
傷つけた相手や組織を許すことは、自分が負債だけ押し付けられた気がして、
なかなか「ゆるす」ことができないのでしょう。
著者も全くそのような気持ちになることがあるらしく、
だからこそ、この本を書いたのだと言っています。
彼が説明するには、「ゆるす」ことができないのは、
「エゴ」の力がとても大きいからだそうです。
「エゴ」は、いつも所有しようとしたり、恐れたり、責めたりする気持ちになるのですが、
そのせいで、私たちは檻の中に閉じ込められているのです。
確かに、自分を苦しく不利な状況に追い込んだ相手を責めることで、
自分が得したような感じがしますが、
実際は、そのような感情にとらわれていては、
いつまでたっても、穏やかで平安で幸せな気持ちにはなれないのは事実です。
そうは思いますが、
なかなか「エゴ」にもとづく価値観はなかなか変えられないものなので、
そのために著者は、ゆるせない理由を取り除く処方箋も、
ていねいに示してくれています。
読み進めるにつれて、こころが徐々にほぐれてきたところで、
終わりのほうで、「ゆるしは奇跡を起こす」という話になり、
国の犯罪をゆるす、組織をゆるす、軍隊をゆるすと、
話がどんどん大きくなり、胸を膨らませてくれます。
私自身も、まだ正直受け入れがたいものはありますが、
丁寧なガイドラインもついているので、
それに沿って一歩一歩ゆるしの道を歩んでみたいなあと思われる内容でしたので、
おすすめいたします。
ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない (サンマーク文庫)
- 作者: ジェラルド・G.ジャンポルスキー,Gerald G. Jampolsky,大内博
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2006-06-06 第36回『「個」を見つめるダイアローグ』(村上龍×伊藤穰一)
- 作者: 村上龍,伊藤穰一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/05/26
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『半島を出よ』や『13歳のハローワーク』など、
私たち日本人が切実に必要としている視点を提供し続けている村上龍さんと、
古くから国際的にIT技術を広め続けている伊藤穣一さんとの
エキサイティングな対談です。
■「個」としてハッピーであるために一人でも出来ることは少なくない、
と帯にも書かれていますが、
一人旅をしたり、ブログを書いて未知の不特定多数のために情報を発信したりして、
身内的な環境から脱することで、自らの目を信じることができるようになるし、
そうすることで「個」を見つめることがハッピーである近道だという主張が、
対談の中で提案されています。
村上氏は主に、日本社会の「閉鎖性」を克服することを考えていて、
個人が外部を意識し、積極的にかつ楽しみながら外部と関わり合い、
交渉することでそのことを達成できると肯定的に考えています。
それに対して、伊藤氏も国際人ならではの視点で、
日本という国を「外側」から見つめることで、
その長所と短所を見つめなおすことができると肯定的に捉えています。
確かに、これだけインターネットが普及すると、
村上氏の言うとおり、情報を発信することで、
さまざまな人と関わり、つながることができるので、
自分のやりたいことや自分の関心事を情報発信すると、
いろいろと楽しいことが起こるのは、私も実感しています。
今まで「ほめ本」では自分の内面を見つめて自分を肯定する趣旨の本しか
紹介しなかったのですが、
今回は、自分を「外部」から見つめることで自分を肯定するということで、
いつもと違ったほめ本でした。
また、「ひとり美人」という独立心のあふれる女性にとっても、
ふさわしい内容の本でもあることも保証します。
- 作者: 村上龍,伊藤穰一
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- 発売日: 2006/05/26
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2006-05-31 第35回『鏡の法則』(野口嘉則)
- 作者: 野口嘉則
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2006/05/10
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「幸せ成功力を日増しに高めるEQコーチング」の運営者である
野口嘉則さんが書かれた著作で、
「読んだ人の9割が涙した!」と帯でうたわれています。
100ページにもならない短いストーリーなので、
肩もこらずにすぐに読めるのですが、
それでいて示唆するところが多い物語になっています。
著者が言いたいことは、ずばり、以下のことに尽きます。
現実に起きる出来事は、一つの「結果」です。
「結果」には必ず「原因」があり、
その原因は、あなたの心の中にあるのです。
つまり、あなたの人生の現実は、
あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらうといいと思います。
『鏡の法則』という本であるだけに、
■現実は、自分自身が映し出されたものであるという考えが展開されています。
裁くものは裁かれる。
責めるものは責められる。
許さないものは許されない。
この古今東西説かれている真理を、
やさしい物語でひしひしと痛感させられます。
しかし、それではあまりにも厳しすぎるというか、
自分自身に全ての責任が課せられているというプレッシャーにさらされます。
ところが、事実はそうではなく、
この物語の解説に、「ゆるすための8つのステップ」が付けられて、
自分自身を許すことが、全ての幸せの始まりであることが分かるようになっていて、
実は、大きなリラクゼーションをもたらす仕組みになっています。
自分自身を許すことが出来ている人があふれた世の中になれば、
寛容な世の中になりますね。
そのような安らぎをもたらしてくれる一冊です。
- 作者: 野口嘉則
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2006/05/10
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2006-05-23 第34回『佐賀のがばいばあちゃん』(島田洋七)
- 作者: 島田洋七
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/01
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B&Bの漫才で「もみじまんじゅう〜」のギャグで一世を風靡した島田洋七さんは、
元々はもみじまんじゅうで有名な広島の出身だったのですが、
小学2年生から中学3年生までの8年間、
佐賀のおばあさんにひきとってもらったそうですが、
そのときの元気あふれるエピソードが盛り込まれた一冊になっています。
洋七さん自身が、
「ワンランク上のド貧乏になってしまった」と述懐するほど、
佐賀の「がばい」(「すごい」の意味)ばあちゃんのもとでの暮らしは貧しいものでした。
しかしその一方で、佐賀藩主の乳母をしていた家系ならではの、
品の良いおばあちゃんのもとで、楽しいほのぼのとした暮らしを送ることにもなります。
■「お金なんかなくても、気持ちしだいで明るく生きられる」
がばいばあちゃんのもとで、
そのことを学んだと洋七さんは感謝しています。
洋七少年が「腹減った」と言えば、「気のせいだ」と返し、
空腹のあまり夜に目覚めて「やっぱり、お腹減った」と言えば「夢や」と返す
漫才のような応答が繰り広げられるなど、
いまの洋七さんの礎を築くコミュニケーションがあったわけです。
「心のあり方が、幸せを決める」と言われることがありますが、
その見本のような生き方を貫いたがばいばあちゃんの物語は、
6月に全国的に上映されるようです。
この本とともに、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
- 作者: 島田洋七
- 出版社/メーカー: 徳間書店
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2006-05-15 第33回『働かないって、ワクワクしない?』(アーニー・J・ゼリンス
- 作者: アーニー・J.ゼリンスキー,Ernie J. Zelinski,三橋由希子
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2003/09/01
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このタイトルを見て、
あなたはどのように思いましたか?
ああ、またほめ屋さん特有のほわ〜んとした雰囲気の本かなあ、とか、
こんな脳天気に過ごせたらいいのになあとか、
いろいろ思われたかもしれません。
実際、この本の表紙は、
モグラが温泉に浸かっているような、
のほほんとした雰囲気を漂わせています。
他にも、
「自分のために時間を使うことを選択した
ダウン・シフターたちのスローな生き方のすすめ」
とか、やっぱりスローライフの本なのかなあと思います。
ところがどっこい、この本、意外になかなか手厳しいのです。
確かにスローライフを提唱していますし、
お休みの日の自由時間の使い方にもとても役立ちますし、
しかも、「ひとり美人」というライフスタイルにも役に立つという
いいことづくめなんですが、やっぱり厳しい指摘も多いのです。
どんなところがいいことを言っていて、
どんなところが手厳しいのか、その辺を見てみましょう。
たとえば、自由時間とは汗水たらして働くことから離れた時間であるが、
自由時間を充実させるためには、
「積極的に努力すること」が必要だと言っています。
確かに、上司から言われるままに受動的に仕事をしていては、
「自由時間」とは言えないけれども、
かといってただ怠けていても、自由時間は充実しないのです。
能動的にワクワクできるライフワークを成し遂げていかないと、
充実した時間は訪れないのです。
■奴隷ではなくて、人生の主人公になろう!
ということです。
その一つの具体的な提案として、
「今この瞬間に生きる」ことを提案します。
禅の僧が、
「禅とは、床を掃除している時は床を掃除することであり、
食べているときは食べることであり、眠っているときは眠ることである」
と言ったことを引用して、
いまのこの瞬間に「深く関わる」ことを提案しています。
仕事の場においても、仕事から離れた場においても、
ある課題に「完全に没頭する」ことを強調して、
過去のことも未来のことも、どうせコントロールできないのだから、
そのときのプロセスを大切にすることを言っています。
そこで、まずは、どんなささいなことでもいいから、
いまのこの瞬間における行為に集中することから始めてみることを提案しています。
こうしたことを通して、自由時間の充実度が増してきて、
人生全体も充実していくことになるようです。
これだけ能動的な人間になれれば、確かに充実した生き方になるだろうけど、
傍目から見ると、それだけ何にでも没頭していたら困難も多いだろうし、
大変だろうなとも見えなくもないのです。
その疑問に対しても、著者は以下のように図式化して答えてくれています。
楽な道を選ぶ→人生は最終的に困難なものになる
困難な道を選ぶ→人生は最終的に楽なものになる
確かに、ぱっと見は楽で安定した道を選んでいても、
それは手ごたえのない生き方であることが多いから、
のちのち、動物園の檻の中の動物のように退屈で耐えられない生活になりそうです。
確かに、そのことは分かるけど、
それだけ個性的に突出した生活を送っていたら、
世間からのけ者にされそうで怖い、という疑問もあるだろうと思います。
それについても、答えはこの本の中にあるので、
あまりにその中身を開陳しないことにしますが、
いろいろ抱く疑問を大切にしながら、この本を読んでいってください。
この本は本当に懐が深いので、いろんな疑問に答えてくれるはずです。
実は「ひとり」でいることの価値を評価している章もあって、
そういった点では、この「ひとり美人」の読者にもオススメの一冊です。
- 作者: アーニー・J.ゼリンスキー,Ernie J. Zelinski,三橋由希子
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2003/09/01
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2006-05-09 第32回『お金持ちになる科学』(ウォレスD.ワトルズ)
- 作者: ウォレス D.ワトルズ,松永英明
- 出版社/メーカー: ぜんにち出版
- 発売日: 2005/11/17
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『思考は現実化する』で有名なナポレオン・ヒル、
『いかにして自分の夢を実現するか』のロバート・シュラー、
そして、前にもほめ本で取り上げた
カリスマコーチであるアンソニー・ロビンズ・・・・・
こういった大家がみな愛読したというのが、
この『お金持ちになる科学』なのです。
しかも、全米で100年にわたるロングセラーだというから驚きです。
このように長きに渡って読み継がれた理由はどこにあるのでしょうか。
まずは、あらすじを見てみましょう。
まず、すべてのものを生み出す「本質的存在」があるとされています。
それは宇宙全体にしみわたっている創造の源泉のようなものです。
それは、常に創造的な意識を持っているので、
感謝の気持ちを持って、それと合一しようとするならば、
必ず創造的な作用が働いてきます。
人がその中で思考しイメージしたことが、実現するようになるのです。
このようにして創造的エネルギーは、
自然の成長や、産業的・社会的な体制や商取引などを通して働いてくるのです。
よく自己啓発本で言われるような、
「思考は現実化する」とはこういうことなのです。
しかし、欲しいものを自分のものとして受け取るためには、
活動的でなければなりません。
なぜならば、「いま」「ここ」で活動する以外には、
人は創造的なエネルギーを受け取れないからです。
そのためにも、全ての行動を効率的に、その日に出来ることはすべてやる、
そして、相手から受け取った現金価値を上回る利用価値を与える、
これらのことを通して、
それぞれの取引はおのおのの人生を豊かなものとできますので、
創造的なエネルギーを受け取りやすくすることができるわけです。
硬い内容でしたが、以上が、あらすじです。
聞いたことのある一節が多いのではないでしょうか。
つまり、いま自己啓発本で言われていることのほとんどが、
■この『お金持ちになる科学』で言い尽くされているのです。
前々回の『めんまじ』では、
次から次へと物事がうまくいく主人公のことを紹介していましたが、
彼の場合も、欲しいと思ったものを明確にイメージして、
さくさくと行動に移していました。
この『お金持ちになる科学』と合わせて読むと、
右脳面と左脳面の両方から刺激を受けて、
いっそう効果的ではないかと思います。
ぜひ、お試しください。
- 作者: ウォレス D.ワトルズ,松永英明
- 出版社/メーカー: ぜんにち出版
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2006-04-27 第31回『不安の力』(五木寛之)
- 作者: 五木寛之
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「こころの戦争」に傷ついてしまう不安
若さが失われていくことへの不安
真に頼るものが持てない不安
時代に取り残されることへの不安
暴発するかもしれない自分への不安
働く場所が見つからない不安
病気と死の影におびえる不安
すべてが信じられないことの不安
本当の自分が見つからない不安・・・・・
寄せては返す波のように、不安が去来する時代です。
競争社会は熾烈を極めて人間関係はドライになってきていますし、
何しろ、毎年自殺する人が3万人を超えるくらいですから、
本当に不安のない人はいないでしょう。
でも、不安は全く悪いことではなく、
「不安の力」を肯定的に評価したのがこの本です。
大作家のように見える五木さんも、
■不安を友として生きてきた
と明言しているのです。
朝顔は、夜明け前の暗闇を除けて、
ずっと明るいところに置いていると、
ちゃんと咲かなくなるそうです。
また、兼六園の雪吊りをしなくても済む木は、
細くてやわらかい枝を持つ木だそうです。
細くてやわらかい枝は、雪が積もってもさらっと払いますが、
太くて硬い木ほど、積もって我慢した後、
ぽきっと折れやすいので、雪つりを必要とするようです。
だから、この不安定な時代に不安を感じるというのは、
正常な反応だし、それを大事にして欲しいと五木さんは言います。
老いることは年輪を増すことでもあるし、
就職先が見つからないのは、
もっと大事なことを発見しようとしていることでもありうるわけで、
不安をしっかりと味わうことが、
人生の質を高めることでもありうるわけです。
あなたも、不安の声に耳を傾けてみませんか?
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 集英社
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2006-04-11 第30回『めんまじ』(山崎拓巳)
- 作者: 山崎拓巳
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- 発売日: 2002/10
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とってもかわいらしいキャラクターである
TAKとFAK(実はFは裏返った字)が登場する絵本ですが、
とてもわくわくする内容の本です。
肩の力が抜けていて、次から次へとうまくいっているTAKに、
努力家だけど、最近空回りしているFAKが相談するところから、
物語が始まります。
目の前に立ちはだかる壁を
■いかにわくわくと乗り越えることが出来るか
が説かれていて、
とても大事なメッセージがいろいろと込められています。
TAKとFAKのキャラクターがかわいくて、
それに引き込まれながら、どんどん読み進めることが出来ます。
「めんまじ」とは、作者の山崎さんが学んだ
「メンタルマネジメント」という分野のトレーニングを略したものですが、
そのタイトルどおり、やわらかく吸収しやすくなっています。
お楽しみのために、そのくわしい骨子は書きませんが、
FAKの肩の力が徐々に抜けていって、
少しずつ愉しみながら目標を達成していき、
それをサポートするFAKも成長することが出来るという
とても微笑ましい絵本で、読んでいる側もともに成長できそうな
暖かい気持ちになって共感して、自分も実践してみようという気になります。
山崎さんのライフヒストリーも最後に挿入されていて、
この本が書かれた経緯も分かり、その点もなかなかおすすめです。
- 作者: 山崎拓巳
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2002/10
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2006-04-02 第29回『働く気持ちに火をつける』(斎藤孝)
働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション!
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/02
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三色ボールペンや偏愛マップ、
そしてCMでのクネクネの体操で有名になった斎藤孝先生の本です。
あなたは、やる気がどうしてもわかないとき、
どのようにすれば、働く気持ちに火が付くと思いますか?
とにかく、がんばる・・・じゃ、芸がなさ過ぎますよね。
そこで、「ミッション」「パッション」「ハイテンション」の3原則が挙げられます。
この3つを使えば、火がつかないことを気分のせいにするのではなくて、
■火をつけることを「技化する」ことができるとしています。
まず、ミッションは使命感を呼び覚ますということです。
「みんなから期待されているんだ」と思えば、
昔かたぎの職人さんのように、あるいはプロジェクトXのように、
利益は度外視してでも、期待にこたえようと
懸命に仕事に打ち込むことが出来やすくなります。
次に、パッションとは情熱です。
「臥薪嘗胆」ということわざがありますが、
悔しく悲しい体験は、それを癒して忘れるのではなく、
むしろ「なにくそ」と、それをばねにしてみると、
かえって頑張れることがあります。
話がそれますが、五木寛之さんという作家は、
戦時中の朝鮮でお母さんを、ソ連兵に蹂躙されて亡くしました。
ところが、その体験がベースになってか、
彼は大学は早稲田大学のロシア文学科に進みましたし、
初の海外旅行がシベリア鉄道経由でソ連と東欧を漫遊したことでした。
ソ連・ロシアを舞台とした作品が
その後、五木さんによって書かれていますし、
直木賞を獲得した『蒼ざめた馬を見よ』もソ連が舞台の一つとなっています。
それくらいに、悲しい体験はものごとを成し遂げる力になりえるのです。
さて、話を戻しましょう。
働く気持ちに火をつける最後の技は「ハイテンション」です。
低いテンションで不機嫌に仕事をしているよりも、
意識的に機嫌よく仕事しているうちに、
周りの人からよく思われるようになってくるものですが、
それだけでなくて、明るく仕事することで、
テンポが付いてきて、本当にテキパキと仕事ができるようにもなってくるわけです。
その循環で、働く気持ちに火が付いてくるのです。
無理やり自分の心に鞭を打つのではなくて、
働く気持ちに火をつける技術を身につけるという
斎藤先生のスタンスが、非常におすすめできます。
特に、パッションとミッションの動機付けがうまくいけば、
物事が前に進むのは、ほめ屋も自分の体験からよく分かります。
私がほめ屋を始めたのは、
私がうつ病体験で苦しんでいたときに、
こう接してくれる人がいてほしかったという辛い記憶と、
こう接してあげれば助かる人がいるであろうというミッションからでした。
そのような私自身の経験からも、おすすめできる一冊です。
働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション!
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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2006-03-27 第28回『愛と死を見つめて』(大島みち子、河野実)
- 作者: 大島みち子,河野実
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
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先日、3月18日、19日と二夜連続で放映された、
広末涼子と草なぎ剛主演のドラマの原作であり、
1963年という昭和の時代に、実際に二人の間で交わされた往復書簡です。
軟骨肉腫という不治の病にかかり阪大病院に入院していた大島さんと
たまたまその病院で知り合った河野さんが退院後も、
「文通」(昭和ですね〜、往復に五六日かかるんです)や電話で励ましあって、
彼女が生きる希望をつなぐために顔の半分を切除するという痛切な手術を経て、
死に至るまで深く愛し合うという内容でした。
弱音も愛情も包み隠さずストレートに表現する河野さん(愛称「マコ」)を、
大島さん(愛称「ミコ」)が不治の病という難しい立場にありながらも、
新鮮さをもって気丈にそれを受け止めるという、
みずみずしい感性で満ちあふれたストーリーでした。
一歩引いた立場から見ると、
マコは弱音も愛情もあまりにストレートに表出しすぎてしまい、
病身のミコを困らせすぎてはいないだろうかと読者をハラハラドキドキさせるのですが、
その激情が、かえってミコには新鮮だったのだろうと思います。
彼女が、時には子を慈しむような母のように、
時には熱い情熱をたぎらせる恋人のように、
彼と心を通い合わせてゆく様子は、読者の心を感動で満たしていきます。
現代のような心が乾いてしまった時代には、
このような清冽な心の動きはとても新鮮で、強く私たちの胸を打ちます。
こころとこころのキャッチボールというと聞こえはいいですが、
時には、このような心のすれ違いというのはよくあるものです。
しかし、彼らのように時には暴投があったり、
時には手がしびれるようなボールがあったとしても、
■希望を捨てず、辛抱強く心を通い合わせるという姿勢は、
とても見習うべきことかなあと思います。
このような濃い体験はなかなかできるものではありませんが、
少しでも見習って、こころのキャッチボールを辛抱強く行いたいものだと思います。
- 作者: 大島みち子,河野実
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
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2006-03-13 第27回『脳が元気になる本』(高田明和)
脳が元気になる本―脳を刺激すれば、「心」にも「身体」にもすごい効果! (知的生きかた文庫)
- 作者: 高田明和
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2005/08
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「最近ちょっとつかれやすいかも・・・」
「ウツっぽいかなあ・・・」
というあなたにおすすめの一冊です。
いわゆる脳本は、訓練系や「ポジティブ思考で明るく」系が多い中で、
■この本は疲れている人が元気になるのに向いています。
というのも、著者はウツになった経験を持っていて、
そんなときでも、明るく前向きな言葉を使うようになって、
徐々にウツから脱却した経験を持っているからです。
経験者の言葉は説得力があります。
また、ダイエットによる栄養不足が、
セロトニンやドーパミンなど脳を元気にする物質が脳内を巡るのを抑制し、
そのために、元気がなくなってウツ状態になるという
驚くべき知識を教えてくれるなど、
ダイエットの行き過ぎはよくないのだなあと改めて教えてくれます。
そういった点で、全般的に無理なく実践できる本なので、
少しずつ元気になりたいと願うあなたにとっておすすめできる一冊です。
脳が元気になる本―脳を刺激すれば、「心」にも「身体」にもすごい効果! (知的生きかた文庫)
- 作者: 高田明和
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2005/08
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2006-03-06 第26回『「脳」整理法』(茂木健一郎)
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/09/05
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脳に関して解説する学者さんで、
いま一番テレビや雑誌に出ているのが、
この「モギケン」こと、茂木健一郎さんです。
そして、彼が脳を中心として、
世界や科学のことをも評論したのが、この『「脳」整理法』です。
硬質の文章で、抽象的な内容の本ですが、
彼が伝えたいメッセージは極めてシンプルです。
偶有性と必然性、個人の視点と神の視点、
不確実性と確実性、そして感情と理性、、、、
そのような矛盾に橋をかけるのが脳であるという点です。
古くから人間が悩まされてきたテーマを、
もう一度、脳という視点から考え直しています。
理想の恋人をものにできるかどうか、
幸せな生活を送ることが出来るかどうか、
といった誰もが持つ悩みは、全て偶然性や感情が絡むものですから、
みなこのテーマの下で扱われる悩みなのです。
では、モギケンはこの悩みの解決法について、どう答えているのか。
最初は怖いかもしれないけど、成功体験を積み重ねて、
■「根拠のない自信」
を徐々に身に付けていくことだとしています。
実は、ほめ屋もこの方法を取り入れていて、とても共感しました。
ほめ屋は、ちょっとした成功体験でもいいので、
それをノートに書き記していく「ほめほめ帳」をお勧めしています。
例えば、「今日は予定通りシャワーを浴びてすっきりしてから、
会社に行くことが出来た」といった内容でもいいのです。
この繰り返しで、モギケンが言うような
「根拠のない自信」を手に入れられるようになると思います。
- 作者: 茂木健一郎
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2006-03-03 第25回『海馬』(池谷裕二、糸井重里)
■「脳は疲れない」
■「30歳以降に、脳の能力は飛躍的に伸びる」
・・・
なんだか、勇気がわいてきませんか?
新進気鋭の脳研究家である池谷裕二さんと、
コピーライターとして豊富な発想のノウハウを持つ糸井重里さんの対談で、
語られている内容です。
30歳以降に脳の能力が伸びるのは、
今までの経験の蓄積が有機的に融合するようになって、
判断力が飛躍的に増すからだそうです。
単純な暗記能力は10代でピークを迎えますが、
経験や方法を蓄えて、それをもとに判断する能力は、
30歳からが黄金期であるといえるのだそうです。
何とも勇気付けられる内容ですよね。
20代の若い人にとっては、
まだまだ脳のインフラを整える時期なのだとリラックスして構えられるでしょうし、
30代の人にとっては、
これからが一番いい仕事が出来る時期なのだと自信を持つことが出来ます。
「もう年だから・・・」と
年を重ねることを恐れる傾向が近年急速に増えてきて、
なんだか寂しいなあと思っているのですが、
人間の能力を発揮するのは、むしろこれからです。
有名な話ですし、この対談でも語られていましたが、
人間の脳は2%くらいしか使われていません。
それだけの可能性が、私たちの脳の中に潜在しているというわけです。
これからも、どんどん私たちの能力を発揮していきましょう!
「脳天気」なほめ屋も、
ますます元気になる本として、おすすめいたします。
2006-02-20 第24回『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』(福田和也)
- 作者: 福田和也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07
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■速読、整理術、文章の書き方・・・・・
これらの能力は、情報化社会において必要とされるものですし、
それに関する本は毎月山のように出版されます。
頑張り屋さんであるひとり美人のあなたは、
きっとその類の本に何度も手を伸ばしたことでしょう。
それでもなお、これといった方法論がないというのであれば、
それらが凝縮されているこの一冊をおすすめします。
タイトルどおり「ひと月百冊読み、三百枚書く」多産な文芸評論家である
福田和也さんが、自らの知的生産の技術を惜しげもなく公開しています。
私にはあまりにも遠すぎる人だ・・・とお思いかもしれませんが、
要点を見てみると、役立てられそうなことが多いのです。
「本を読む目的をはっきりさせること」
「役に立つ箇所を抜書きすること」
「増えてしまった本の整理方法」
「遊ぶから書ける」
「サロンと会話と情報」
などなど、興味深い項目が多いですし、
出版されている本の中にも似たようなタイトルがあると思いますが、
本当にこの一冊に凝縮しているのです。
しかも、どの項目もシンプルに分かりやすく書かれていて、
とても頭に入りやすくて納得できるところが多いのです。
一部、評論家や物書きの人にしか役立たないなあという箇所はありますが、
それ以外は、情報に携わる現代人にとって役立つ項目が多いので、
ぜひおすすめいたします。
- 作者: 福田和也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07
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2006-02-13 第23回『人はなぜ生まれいかに生きるのか』(江原啓之)
人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ
- 作者: 江原啓之
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2001/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「人生は一度きりだから、何でも好きなことをやろう」
江原さんは、そのような甘い考えを改めてくれます。
この本の初版は1995年と十年以上も前で、
スピリチュアル・カウンセラーとして江原さんが世に出る前のものなので、
とても分かりやすく書かれている処女作ですが、
その一方で、スピリチュアルな観点で大胆に「生きる意味」を語っています
いまの優しい江原さんのイメージからすると、
ちょっとドキッとするような内容も書かれています。
前回は、「生きる意味」を「あなたのたましいを成長させること」という観点から
江原さんは答えてくれていましたが、
この本では、それをより深く掘り下げてくれています。
つまり、
■この世で学びを得るために、魂はこの世に遣わされているのです。
わざわざ苦難の多いこの世で生きるのは、
魂がそこで学ぶ必要があるからだと江原さんは説明しているのです。
「人生は一度きりだから、何でも好きなことをやろう」
このような考え方が一般的になると、ちょっとした不幸があっただけでも、
「なぜ、こんな目にあわなければならないのだろう」と、
ひとは、ついつい欲求不満になってしまいがちです。
でも、この世はそもそもが苦難に満ちたものですし、
だからこそ江原さんは、
この世は魂にとっては学ぶ材料が多いのだと説明しているわけです。
たとえ嫌で苦しいことに出くわしたとしても、
それは魂にとって必ず意味のある出来事だから、
ここでどう対応するかで自分が成長するかどうかが試されているのだと考えれば、
どんなことでも乗り切ることが出来るわけです。
このような深い観点からすると、
前回お話した「あなたのたましいを成長させること」の意味も分かりよくなりますし、
江原さんが普段テレビや雑誌でお話していることの意味も、
厚みをもって理解できるようになりますね。
だから今後、この本は、
江原さんファン必須のバイブルとなりそうです。
人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ
- 作者: 江原啓之
- 出版社/メーカー: ハート出版
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2006-01-31 第22回『幸運を引きよせるスピリチュアルブック』(江原啓之)
幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック―“不思議な力”を味方にする8つのステップ (王様文庫)
- 作者: 江原啓之
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2001/03
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恋愛、仕事、アフター5、夢実現、健康・・・・・
江原さんは、どんな悩みにもやさしく明快に答えてくれることを
実感できる一冊です。
テレビに出ている江原さんと同じく、
さまざまな読者の悩みにていねいに答えてくれています。
お風呂の入り方やダイエット法まで提案してくれていて、
本当にマルチな人です。
ところがこの本を読むと、
何にでも優しく答えてくれる江原さんにも
一つのしっかりとした背骨が一本通っていることが分かります。
それは
■「あなたのたましいを成長させること」
この言葉は、この本に何度でも出てきます。
確かに、恋愛を失っても成就しても、
そこには必ずたましいの学びとなることはあるものですし、
どんな仕事にも自らを成長させる要素はあるものです。
嫌な上司との関係においても、そこには学びとなる要素はあるのです。
この本の帯で、作家の林真理子さんが
「江原さんは人生のカウンセラーだ」と絶賛していますが、
どんな相談にも「あなたのたましいを成長させること」を
何よりも大事にして対応しているからこそ、多くの人から信頼を受けるのでしょう。
幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック―“不思議な力”を味方にする8つのステップ (王様文庫)
- 作者: 江原啓之
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- 発売日: 2001/03
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2006-01-24 第21回『あなたの「最高」をひきだす方法』(アンソニー・ロビンス)
あなたの「最高」をひきだす方法 こころの習慣365日 (PHP文庫)
- 作者: アンソニー・ロビンズ,堤江実
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/12/02
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あなたは、1年で自分の人生を好転させることができると信じられますか?
実は、この本には
■「こころの習慣365日」
と副題が銘打たれています。
この本は、クリントン元米大統領、故レーガン元米大統領、故ダイアナ妃、
故マザー・テレサ、マイク・タイソン、アーノルド・シュワルツネッガー、
アンドレ・アガシ、クインシー・ジョーンズ、ジョージ・ソロスといった
VIPが導いてもらったという
アメリカナンバーワンのカリスマコーチが書いたものなのです。
しかも500円の文庫本で、おそらくはアンソニー・ロビンスの著作の中で、
最も日本で安く手に入る一冊なのです。
さらに、あなたの忙しい毎日のほんのわずかな時間で、
人生の哲学、戦略、そしてテクニックをものにできるよう
効果的に作られていると、彼は豪語しています。
彼自身が薦める最も効果的な使い方は、
1.読む
2.読んだあと、そのページから学んだことを思い返す
3.ノートに感想を書く
の3点です。
1日1アドバイスで、短いもので1行、長いもので数行です。
1番目のアドバイスと365番目のアドバイスを挙げておきますので、
ピンと来るものがあれば、ぜひこの一冊を手にとって見てください。
●1番目のアドバイス
私たちは皆、夢を持っています。
自分は世の中に変化を起こし、人を感動させ、世界をもっと素晴らしいものにする
特別な力を持っていると信じたいのです。
あなたの願いは何ですか?
それはきっと、もう忘れてしまったり、
知らず知らずのうちに諦めてしまった夢かもしれません。
もしその夢を今も抱き続けていたとしたら、
人生はいったいどんなふうになったでしょうか?
さあ、夢を見ましょう。人生で本当に欲しいものは何か考えて見ましょう。
●365番目のアドバイス
光をかかげて、素晴らしいもののための力となってください。
あなたが受け取った贈り物を、そしてあなたの情熱を、ほかの人と分かち合ってください。
神の恵みがあなたにありますように。
いつの日か、あなたと会えることを楽しみにしています。
2006-01-17 第20回『王子様に出会い愛されるシンデレラの教え』(佐藤富雄)
- 作者: 佐藤富雄
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/12/08
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前回紹介した『いい男はマーケティングで見つかる』が
知性を用いて戦略的に異性にアプローチする内容の本であったのに対して、
今回の『王子さまに出会い愛されるシンデレラの教え』は、
「魔法の法則」にしたがうだけで、
まるでシンデレラのように理想の王子様に出会うことが出来るという、
夢あふれる内容になっています。
シンデレラとほめ屋には、実は一つ共通点があります。
それは、
■自分を心の底から肯定しているところです。
シンデレラは、お母さんの教えに従って、
いつも幸せを願って祈ることを欠かしませんでしたし、
乞食のような格好をさせられていたときでも、
舞踏会に行くことを心から願っていました。
しかも、素敵なドレスさえあれば舞踏会には行けるのだと信じて
積極的に行動したら、魔女に変身させてもらい、
しかも、かぼちゃの馬車まで調達してもらって、
晴れて舞踏会に参加することができ、王子様に見初められることになりました。
思えば、シンデレラは継母や義理の姉さんたちにいじめられているときでも、
彼女らの悪口を言うことなく、自分の価値を信じていたのです。
これって、すごいことですよね。
ほめ屋も、なるべく相手にも自分にもいい言葉を使うようにしていますし、
クライアントさんにもおすすめしています。
だから、この本を読むと日常のちょっとしたことの積み重ねや、
自分をほめるようにするだけで、
こんなにもゴールが変わってくるんだなと気づくことができます。
タイプの違う恋愛本2冊をご紹介しましたが、
それぞれ長所があって、おもしろいですよね。
- 作者: 佐藤富雄
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/12/08
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2006-01-10 第19回『いい男はマーケティングで見つかる』(アボガド・アッシュ) 
- 作者: アボカド・アッシュ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2003/11/30
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新年第一回の「ほめ本」ということもあるので、
おめでたい本をご紹介しようと思います。
『いい男はマーケティングで見つかる』というこの本は、
日本テレビでドラマ化されたこともあるため、
ご存知の方もおられるかもしれません。
http://www.ntv.co.jp/e-otoko/index.html
この本のおもしろいところは、
「マーケティング」という経営学の考え方を使って、
恋愛を成就するという点にあります。
マーケティングに精通する広告代理店勤務のあおいが、
外資系銀行で働く「負け犬候補」の梨絵に
恋愛マーケティングを指南するという展開で話が進んでいきます。
自分の長所を分析して、それに基づいてブランディングして、
そして、自分のブランドを欲しがる人をターゲティングする。
さらに、ターゲット層の中でも好ましい人に向かってアプローチすることへと
話が展開していきます。
恋愛そのものが、「人それぞれ」で処理されてしまって、
独特の「もどかしい感」が、この本では解消されています。
つまり、マーケティングという明快な方法論で、
恋愛いう難問に切り込んでいく爽快感があって、非常に読み応えがあります。
恋愛という情緒的な人間関係に、
「マーケティング」という戦略的な方法論が果たして有効なのか
という疑問が最後まで残るのですが、
それでも、一歩一歩核心に迫っていく内容に拍手を送りたいです。
ハウツー本に比べると実践できる内容は少ないかもしれませんが、
どうやって「白馬の王子様」像を分析してアプローチすればいいのかという
根本的な考え方にとって参考になる内容になっています。
ぜひご一読ください。
- 作者: アボカド・アッシュ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2003/11/30
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2005-12-26 第18回『魂の願い 新月のソウルメイキング』(ジャン・スピラー)
今年最後の「ほめ本」です。
今年もいよいよ終わりますが、年頭に立てた目標を振り返りながら、
思ったよりできたなあ、
思ったよりできなかったなあと
思いをめぐらしておられることかと思います。
来年は、もっと願いを叶えたい!と強く願うあなたに、
おすすめなのが、この『魂の願い 新月のソウルメイキング』なのです。
あなたは、
■新月の頃に願い事をすると、その願いが叶う
という話を聞いたことがありますか?
これは、西洋占星術に基づいた話なのですが、
日本人でも、さまざまな和歌や短歌、唱歌などでうたわれているように
「月」というものに馳せる思いは深いものがあるので、
わりとなじみやすいのではないかと思います。
また、海の満ち干きが月の満ち欠けと関連していたりして、
月が自然に及ぼす影響を考えてみると、
人間にも何らかのパワーが与えられていると考えるのも、
あながちありえない話でもありません。
この本によると、新月のもたらすパワーはとても大きいので、
そのときに願いを月に届けると、夢が実現しやすくなるそうです。
2005年から2050年まで、
新月がどの日時に発生するかが、毎月全て記載されていて、
願い事をしてみようという意欲がそそられます。
それにとどまらず、新月でも12星座があるので、
どの星座のときにどのような願い事をすればよいのかということまで、
丁寧に書かれているので、いっそう意欲がそそられます。
目標は紙に書くと実現しやすくなると言われますが、
さらにこの新月というタイミングを生かすと、
いっそう実現しやすくなることでしょう。
ちなみに、直近の新月は、12月31日の午前12時13分です。
ぜひ、お試しあれ。
それでは、みなさん良いお年を!
2005-12-20 第17回『ムダな努力をしないで幸福になる方法』(ジョナサン・ロビン
- 作者: ジョナサンロビンソン,Jonathan Robinson,岡野守也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07
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なんだか安直なタイトルの本だなあと思って手に取り、
原題をチェックすると、"Shortcuts to Bliss"とありました。
■「至福の幸せへの近道」
といった意味でしょう。
パソコンのデスクトップにあるアイコンも、
ショートカット(Shortcuts)といいますが、
クリック一つで気軽に目的地にたどり着けるような便利さと、
しかも、天高く「至福の幸せ」にまでたどり着けるという深い意味まであります。
実際、読み進めてみると、
第一章の「ほんとうにいい気分になる」では、
就寝前やお風呂で行うといいよという、ちょっとした知恵がいろいろ紹介されていて、
どの方法もラクチンでいいなあと思いながら読み進めていくと、
第二章の「自分を愛する」では、ほめ屋も使っている手法が紹介されていて、
「やるなあ」と思わされ、ほめ屋もまだ知らなかった方法がいろいろあって、
とても勉強になりました。
第三章になると人間関係を円滑にする方法が紹介されていて、
実用的で役に立つ、明日からでも使える技術があって、
すぐに実行してみるぞという気にさせる構成になっている一方で、
第四章ではついに「スピリチュアルになる」ということで、
内心を裏切らずに、どうやってそれに忠実に生きることが出来るかという、
深い話に踏み込んでいきます。
自分の心に忠実に生きさえすれば、
どんなことでも成功するという希望にあふれる内容になっており、
しかも、最終章の「自分の夢を生きる」とつながっていて、
すごく勇気付けられるようになりました。
このように最後まで読み進めると、
訳題が、もう一つ原題の意味合いをうまく表現できていなくて、
誤解を招く恐れがあると思いました。
確かに、自分の心を裏切っていくら努力していても報われることなどない、
という点では同意できるのですが、
その一方で、「努力したい」「向上したい」と心から願っているのに、
その内心をあえて裏切ることを誘発しかねない訳題になっていて少し残念でした。
でも、本の内容自体は、すぐに使える実用的な知恵が満載ですし、
それでいて、自分に良い質問することを大切にするなど、
本人の主体性を促す内容になっていて、とても穏やかで読みやすかったです。
そういったわけで、ほめ屋が年末年始に読むことをおすすめする一冊です。
- 作者: ジョナサンロビンソン,Jonathan Robinson,岡野守也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07
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2005-12-13 第16回『「願う力」で人生は変えられる』(アラン・コーエン)
「願う力」で人生は変えられる―心からの願いと「内なる力」を知るスピリチュアル・ルール
- 作者: アランコーエン,Alan Cohen,牧野 M.美枝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/02
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「願い事をする」というと、
なんだか子どもじみていて非現実的な感じがするとか、
どうせそんなものは通じないんだとか、
そういう冷めた思いについつい引きずられがちです。
ところが、この本で言われている「願う力」とは、
極めて力強く、あらゆることを実現する力を持っているのです。
なぜなら、この世界は善で満たされているからだと著者は言います。
■「この世界は善で満たされている」
という考え方は、
単なる空想ではなく、古来から西洋哲学で客観的実在とされている真実です。
この伝統的な説に基づいて著者は、
願えば願うほど、その願いごとは叶うようになると言っています。
この世は善で満たされているのですから、
必ずや、あなたの願いは満たされるであろうというのです。
信じられないようなことが立て続けに書かれているのですが、
著者は、そのことが信じられないのは人間のほうに「欠乏思考」が、
根強く残っているからだと指摘しています。
世界は善で満ちているのに、それが認識できないのは、
人間の思考のほうが欠乏に犯されているからなのです。
そもそも人間は、善で満たされている世界に住んでいるのですから、
本来は「完全な存在」であったわけです。
日光の恵みを浴びてすくすくと育つ存在なのです。
ところが、「欠乏思考」に犯されるに応じて、
善で満たされている存在から引き離されて、不完全で陰気な存在に堕していくのです。
そういった内なる「完全な存在」に近づこうとする行為こそが、
「願う力」であり「祈る力」であるのです。
だからこそ、願えば願うほど、祈れば祈るほど、
その願い事がどんどん叶うようになっていたわけなのです。
「完全な存在」が願い事が叶えられないわけはありませんよね。
今回はなんだか哲学的な話になりましたが、
ほめ屋のノウハウも、実はこの哲学に根ざしているのです。
つまり、ひとは誰でも「完全な存在」を内に宿しているのです。
だから、あなたは決して自分を卑下する必要がないのです。
もしあなたが「内なる自分」に基づいて行動することが出来たなら、
そのつど、自分をほめてあげてください。
そうすることで、徐々にあなたの中の「完全な存在」が目覚めるようになり、
あなたは生き生きと生きられるのです。
ほめ屋は、そのことを心から信じていまし、
あなたが「完全な存在」になって、
次々と夢や願い事を実現されることを心より願っています。
「願う力」で人生は変えられる―心からの願いと「内なる力」を知るスピリチュアル・ルール
- 作者: アランコーエン,Alan Cohen,牧野 M.美枝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/02
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2005-12-05 第15回『何のために生きるのか』(五木寛之、稲盛和夫)
- 作者: 五木寛之,稲盛和夫
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: ハードカバー
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作家と実業家という、異色ではあるものの、
同じ昭和7年生まれであり、ともに仏教に心を寄せる二人の対談です。
あまりにもストレートな題名でドキッとするのですが、
いざ読んでみると、すごくやさしいことばで対談がなされていて、
二人の暖かいお人柄が伝わってきます。
「他力の風」ということばが対談のキーワードとして何度も出てきます。
順調な日々が過ごせていれば、周りの良い環境に恵まれているからであり、
「おかげさまで」という謙虚な気持ちになれるし、
恵まれない日々を過ごしていても、
「それはたまたま帆を張るヨットに風が吹いていないだけだ」と
気楽に過ごすことが出来ると五木さんは優しく紹介します。
周りから助けてもらえるようになり、良い運命に恵まれるためには、
ヨットに帆を張ってきちんと準備するように自分を磨くことが必要だと
求道者の稲盛さんは語ってくれています。
どちらの考え方もおそらくは真実なのでしょう。
今の環境が恵まれていても、恵まれていなくても
自分を磨くことが必要なのでしょうし、
常に自分を卑下せず謙虚な気持ちでいることが大切なのでしょう。
「ぼろを着てても心は錦」と昔の人はよく言ったもので、
■たとえ境遇に恵まれなくても、それで自分の価値は変わるわけでもないし、
腐らずにくじけずにコツコツと自分を磨くことで、
かえって自分の価値が上がるのだと思います。
また、境遇に恵まれていてもそれにおごり高ぶらず、
コツコツと自分を磨くことで、また自分の価値が上がることでしょう。
なんだか、堅い話になってしまいましたが、
今年で一番こころを清らかにしてもらった一冊でした。
- 作者: 五木寛之,稲盛和夫
- 出版社/メーカー: 致知出版社
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2005-11-28 第14回『きっと、よくなる!』(本田健)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2005/01/16
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著者は、いわゆる「成功本」を書く方の中で一番の売れっ子さんですが、
この「ほめ本」で紹介してもいいくらいに、
とても読み手の心に優しく響く本を執筆されています。
この本のメッセージは扉に書かれているこの一言に尽きます。
■考え方一つで、どんな人の未来も必ずよくなっていくのです。
自分のすばらしい未来を信頼してください。
考え方一つで、どんな人の未来も必ず良くなっていくというのは、
前回紹介した稲盛さんの本にも共通する考え方ですが、
自分の未来を信じてあげるということが本当に大切なのだとよく分かります。
自分の考え方を変えるだけで、
そんなに状況を変えることが出来るのだろうか。
「きっと、よくなる!」と信じて果敢に挑戦した挙句に挫折したら、
どんなに悲しいことだろう。
きっと、そんな不安があることでしょう。
その不安にもきちんと著者の本田さんは答えています。
失敗したときの挫折感を感じないための防波堤が、言い訳なのです。
言い訳があるおかげで、実際に失敗して惨めな気分にならなくてすむのです。
言い訳を言い続けるのは、
虫歯をそのままにして生きていくかの違いといっていいでしょう。
言い訳を言い続けるのは、虫歯をそのままにして、
ずっと痛みを感じながら生きていくような人生です。
「今後、絶対に言い訳をしない」と決めることは、
人生をコントロールする力を自分の手に取り戻す、自由独立宣言でもあるのです。
そうなのです。
傷ついても挫折してもいいのです。じっくり惨めな気分を味わったらよいのです。
それよりも、言い訳をせずに自分の人生をコントロール下に取り戻すことができたという
素晴らしい事実をほめてあげたらいいのです。
■「きっと、よくなる!」と明るい未来を信じて、自分の足で自分の人生を歩み始める。
そんな内なる力を引き出してくれる素晴らしい一冊です。
- 作者: 本田健
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2005-11-21 第13回『君の思いは必ず実現する』(稲盛和夫)
- 作者: 稲盛和夫
- 出版社/メーカー: 財界研究所
- 発売日: 2004/04
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「二十一世紀の子どもたちへ」と題された本ですが、
大人が読んでも、とてもよい気づきが得られます。
しかも、京セラとKDDIを創設した偉大な経営者である
稲盛さんの考えが優しい言葉で書かれていて、
とても理解しやすいです。
稲盛さんの考えは一つの式に集約されます。
■「人生の結果=能力×熱意×考え方」
能力と熱意は0〜100点で、考え方は−100点〜100点まである。
つまり、考え方がマイナスのほうに傾いていたら、
どれだけ熱意や能力があったとしても、
人生の結果はマイナスになってしまうのです。
つまり、考え方をよくすることこそが人生において最も大事なことなのです。
だから、人生の最大の目的は美しい心を持った人間になることなのです。
常に心を磨いて、良い考え方をすることで、
周りの人にも良い景況を与えられるようになるので、
人生の目標を実現できるようになるということなのです。
これは、すごく勇気付けられる考え方だと思います。
なぜなら、何のコストもかからずに
気の持ちようでいくらでも考え方をよくすることができるからです。
考え方をよくするのは何の出費もいりませんし、
今すぐにでもできることです。
それが、人生の結果を左右するとするならば、
それほど勇気付けられることはありません。
つまり、人生は自分の気持ちしだいでいくらでも変えられるのです。
もしあなたが、この稲盛さんの本を読んで、
少しでも考え方をよくすることができたなら、
その強くなった自分の意志をどうぞほめてあげてください。
- 作者: 稲盛和夫
- 出版社/メーカー: 財界研究所
- 発売日: 2004/04
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2005-11-14 第12回『失恋セラピー』(松本一起)
- 作者: 松本一起
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「失恋」というと、ふつうは悲しい体験ですし、
恋愛を始めたときには、誰しも失恋に終わることなど考えていないでしょう。
「出会いは別れの始まり」などと、しらふの時には訳知り顔で言うけれども、
恋愛の花盛りのときを経て、いざ悲恋に終わろうとするときには、
よほど恋なんてしない方がよかったと、後悔に暮れることもあるでしょう。
あらゆる挫折の中でも、いくら自分が努力しても、
相手の気持ちが動かないことにはどうにもならないという点で、
最も自分の力が及ばない挫折であるとも言えるので、
その辛さというのも、独特のものがあります。
しかし、失恋したときを振り返ると、そこには、
■自分を成長させてくれたプラスの側面
が少なからずあるはずです。
そのことをはっきりと諭してくれるのが、
この『失恋セラピー』です。
第二章の「一途に苦しむことがあなたの任務」であるとか、
第三章の「思い出の品を捨ててはいけません」のあたりまでは、
失恋で悲しんでいるというのに、
なぜそんな辛い試練を与えるのかと腹立たしくなりますが、
この試練を乗り越えれば、やはり果実が得られるのです。
第四章では「失恋したらこんなに素晴らしい人生が始まります」と
光が徐々に差し込んできますし、
第五章では「近い未来にあなたを輝かせる人が登場します」と
未来への希望がふくらむようにセラピーを施してくれます。
マイナスの悲しい状況の中で自分をしっかりと磨き、
さらに素晴らしい恋愛を迎える準備をするということの大切さを
優しく一つひとつアドバイスしてくれます。
ほめ屋でも、恋愛相談に限らず、悩み相談を受けるときには必ず、
マイナスの状況の中でも必ずプラスに解釈できることができることを
クライアントさんに自覚してもらうように促します。
失恋という苦しみの中で、あなたはいろんな面で成長できました。
そのことって、本当に素晴らしいことだと思いますよ。
そして、成長した自分のことをほめてあげてください。
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