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「早口な天才が画期的なシステム作りにチャレンジ」って、それどこの「ソーシャル・ネットワーク」むかし版…ってアーミー・ハマーつながりで連想しつつ、でもどうにかこうにか「あー、これはこれで、いいんじゃないですか」ってとこまでたどり着けるあたりがじいさん、ロマンチストだなーっていう。やー、いろいろ妙に面白い。
時間軸のいったりきたりで多少「うーん?」ってなるけどラストで盛り返して「おおお信頼できない語り手ー!」と唸り、ああこの高画質時代、老けメイクは難しいんだよなあ(だからカーネーションの主役交代って話も出てくるんかなあ…)と老けハマががんばって震える姿を見ながら思い、でもディカプ、声が若いのくらいはどうにかせえよっていう。
助演は皆いい感じ。おっかないカーチャン、ジュディ・デンチはさすがの貫禄。
嬉しかったのは謎の交渉人みたいな役で登場するザック・グルニエ。
「ファイトクラブ」でエドワード・ノートンの上司(非常に気の毒)を演じてる人。TVドラマにも超出てくる。
しかしまたもナオミ・ワッツだったことに最後まで気づかないという。何度めだ。前回は「イースタン・プロミス」だったかな。
メインで使ってるパソコンが沼に浸かってるような、夢うつつみたいな挙動(「エグゼクティブ・デシジョン」のジョー・モートンみたいな)になって、そしてそれまでにもいろいろ深刻なエラーとやらが頻発してたので、何かまあ、ダメだろうなと。
このままでは「ラバー」の感想の続きも書けないので早々にどうにかしよう。いやあれは別にどうでもいいか。
興味がある映画の公開日が立て込んだので、日曜日のうちにどれだけ観られるかとまた考えた。
具体的にどう考えたかって、その映画を上映する劇場の所在地と上映時間を紙に書き出し、組み合わせをいろいろ試し、点と線を結んだだけというアナログ極まりない手法なんだけど。
「ギャバンが銀幕で復活…!ついに来たか!」と、ガタッと立ち上がった。駆けつける以外の選択肢などない。時は来たんだ。グズグズするなよ!当時8歳!思い切り直撃世代!新宿バルト9の10時10分〜の回。
客席に着くと周囲はゴーカイジャーそのものに惹かれて来た親子連れ(しかし父親はギャバンへの熱い思いを秘めているはず…)、ゴーカイジャーに出てる俳優のファンとおぼしき女子グループ(上映後の話がなんとなく聞こえてきて推測)、そしてギャバンだからということで駆けつけた冴えない風貌のおっさん(電人ザボーガーに駆けつけたおっさんと100%一致)のグループ、冴えない風貌のおっさんひとり客で満杯!冴えないとはなんだ!表に出ろ!いややっぱ映画観よう。すごいな東映、完璧な興行!
映画館にて、暗くて恐いから入りたくないと急にぐずりだした小さな子供。それをあやすお父さんがスゴイ。「お前のゴーカイジャーに対する愛はそんなものか!?俺は、ギャバンが観たい!愛している!!だから、お前を置いてでも観にいくぞ!」まさに、愛ってなんだ?状態w
作りはパワフルというかまあ勢い重視で正直荒いんだけど、期待されるものはほとんどあった。さすがだ。叶和貴子とナレーションの人(TVシリーズの方で「ではその蒸着プロセスをもう一度見てみよう」って言う人)には出演打診はしたのだろうか…ちょっとでも出てほしかったな…現役の方たちだしさ…って振り向きまくり。
ゲストの佐野史郎、登場と同時に全世界の誰に見せても「あっこいつ悪いやつだよ!騙されてるよ!」って思えるのがすごい。そう思った十秒後くらいに本性あらわしてその後ずっと声のみでの出演なのもすごいw
いや上映前に、渡辺謙が川口教授な「はやぶさ」映画の予告やってて、ギャバン観る前からウルウルしてたんだけど、本編始まったら佐野史郎出てくるんで「そういえば前のはやぶさ映画ではこの人が川口教授やったんだよなー。思い返すとあの映画の途中でも急に『クックック…愚かな人類どもよ…』とか笑いそうではあったよなー」と思っちゃって笑った。
魔空監獄の囚人、及川奈央とか山崎真実とか(写真集手に持ってるw)混じってて可笑しいんだけど、あれ時間さえ許せばもっと出したかったろうなあ。ああいうごちゃごちゃした楽しげなノリって東映独特のムードだよね。
あとお披露目公演なのか、えらく唐突に登場する新しい戦隊は…あのコスチュームでいいんですかね…今からでもデザインやり直した方が…何か冬の海で釣りしてる人みたいな…。んで「とくめいせんたい」って、匿名性を盾に正義の味方気取り?悪の組織のスポンサーに電凸とか、怪人の住所特定とかするの?って一瞬思ったけどまあ特命だよね。
上映後の新作予告の「全スーパー戦隊VS全仮面ライダー!」って煽りに客席のちびっ子が「すっげー!」と反応してたので東映は安泰だ。いや、実際すごいと思う。だって全部出るんだよ?
さあ次に復活するのは美少女仮面ポワトリンかロボット8ちゃんか!はたまた星雲仮面マシンマンか!
再教育収容所では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない…ここは地の果て流されて俺!今日もさすらい涙も涸れる!
って歌う元気も出ないくらいの途轍もない惨状。恐るべき映画だ、これは…。大陸はホントはんぱねえ…。ワン・ビンの他の映画も観ないと…超長いのばかりだけど…。ヒューマントラストシネマ有楽町の11時50分〜の回。
客席は9割方埋まってたかな。年齢層は高め。そして全員( ゚д゚)って顔になってたはず。
いやー、無理。労働改造だか何だか知らないけどそれは無理ですわ。共産主義革命だなんて、ちゃんちゃらおかしいですよ。ありえないわ。人類の実状に合ってない無茶苦茶な命令が飛び交う(「夜、寝ながら死ぬ者が多いから夜は寝るな。昼に寝ろ」とかふいた)のも悪夢以外の何物でもない。
いやはや、画面上にある何もかもが凄い。本当に餓死寸前なんじゃないのっていう男たちも、三日三晩本当に慟哭し続けてるんじゃ…って思わせるような女も、ただ土を削っただけの壕も、カッサカサな植物も、もうみんな凄い。一箇所、「4デイズ」をウキウキしながら観終えた自分ですら思わず目をそむけるようなシーンがあってやばかった。手足や首が飛んだり内臓を喰らったりは全然平気だけど、あれは無理。ダメ、絶対…。あんな安上がりな手法があんだけの効果を生むとは…
あまりのことに上映終了後、空腹なんて生易しいもんじゃない飢餓感に襲われてガッツリしたものが食べたくてたまらなくなり、交通会館に飛び込んでカツ丼ガツガツ食った。
これ面白かった!「ゴモラ」の次の年のカンヌのグランプリでも、「ゴモラ」よりずっと面白いじゃないか。フランス映画なのに最後が「はあ?」みたいな曖昧な感じにならないのもいいし、犯罪ものに神さまネタが混じってきてるのに、でもなお犯罪ものとして面白いってのもすごくいい。普通は収拾つかなくなる流れだよ。
ヒューマントラストシネマ渋谷の15時40分〜の回。同じ系列なんだから当日半券割引とかあってもいいよ。
最初はもう、実に頼りない、夢も希望もやる気も何もない主人公が、切羽詰った状況に立たされ、あがき、もがいているうちに徐々に徐々に、本当に少しずつ、言葉を手に入れ、先を考えることが出来るようになり、経済を実地で学び人脈を作り、対立する勢力の力関係を調整できるようになり、自信もついて顔立ちも変わってくる…という流れに、実に魅せられる。これこれ、これだよ!裏稼業もので見たいのは、こういうとこだよ。そんな主人公を演じる役者もすごい。最初と最後じゃかなりの別人ぶり。いい仕事ぶりだ。
ヒューマントラストシネマ渋谷の21時20分〜の回。
これがね…上野顕太郎の漫画をつまらなくした感じ、と言えば伝わるかな…あ、わからない?実験的な…超ヘン漫画的な、でもうえけんの漫画みたいに不意を突かれて噴いたりはしないっていう…ええっと…いや正直、この映画の脚本なりをぺロッと舐めると「…この自意識過剰な語り口…そしてハリウッド映画に対する無意味に歪んだ目線…というよりフィクション全般に対する屈託ありまくりの姿勢…きさま!イメージフォーラム出身者だな!」ってなる感じなんだけど、余計に何言ってんのかわかんないって話だよね…いや個人的な感覚で…
前置きがねー。なんかねー。ごちゃごちゃ考えずに古タイヤが自力で動いて人を襲うパートを死力を尽くして面白くすればいいんだよね。フィクションやメタフィクションが云々のちょこざい思いの丈みたいなんはプレスシートかブログにでも書いときゃいいじゃないっていう。
砂漠に打ち捨てられたタイヤが動き出すところは、そんな足を引っ張る要素がありながら、面白いんだよね。砂漠をタイヤが転がってる映像が延々流れて、それをただ見てる観客がいるってwわざわざ観に…ってそれ俺だっていう、その状況がおかしい。どんなインスタレーション作品だよっていう。「無言歌」とは全然違うルートだけど、こっちの客席でもみんな( ゚д゚)って顔になってたはず。俺はなってた。「わーい」ってセリフが聞こえてきそうなくらいに自由自在に転がるタイヤ。木陰で一休みするタイヤ。たどりついた水たまりの水をゴクゴク飲むタイヤ!ここはさすがにふいたよね。飲むのかよ!って。
んで、どういう(企画会議とかの)プロセスを経てそうなったのか、このタイヤ、念力みたいなんで人を殺せるんだよね。これが地味にハードル高い。以降ノレるかノレないかの分岐点。ねえ。なんか。
一言、轢けよ、ってことだよね。
過程をほとんど記録してないので結果からいくと
はい、こんな感じで出来上がりましたー(わかんねーよ)!
去年の夏、地デジ化するかいっそラジオにするかって分岐点で地デジ化に踏みきって、食卓の脇用に小さいアクオスを買ったんだけど、それのリモコンがただテーブルの上に転がってるのも何だな、ということでケータイスタンドの後に仕上げた。今までこの場所のテレビにリモコンなかったし。
材料はケータイスタンドに使った静岡の企業のやつ(5.5センチ×5.5センチ×11センチ)じゃなくて、同じヒノキだけども6センチ×6センチ×100センチ(くらいだと思う)の角材をちょっと遠くのホームセンターで見つけて、これのマシな部分を13センチくらい切り落として使用した。マシな部分っていうのも、この角材がねえ、
ずーっと裂けてるんだよね。けっこう深く。あとなんか節というのか、ポコポコ劣化したような部分もあるし。だから、使える部分がかなり限られるんだよねこれ。ヒビや節や何やらのない、完全に無垢な状態のヒノキって貴重なんだね。それもある程度の大きさが欲しいとなるとひどく高くつく。9センチ×9センチ×300センチのヒノキの角材もみなとみらいのホームセンターで見つけて、安かったから4分割してもらって持って帰ったけど(マジであの頃はどうかしてたというか、木彫意欲がパンパンになってた)、それもちょっと削ってみてわかるくらい質が悪いもんね(なもんで今も残りの4分の3は車のトランクに入ったまま…どうすんだあれ…)。安いのはそれなりだという厳然たる事実。それを考えると最初に使ったあれは良い物だったんだなと…小さいだけで…。
で、これはどうやって削っていったかと言うと…メモ用紙の上にリモコンを置いて、輪郭を鉛筆でなぞるのを上からと横からと二回やって、その紙を当てたりしながらガシガシいったんだった。ケータイスタンドを削って以降、ノコとドリルだけでは飽き足らなくて釣具メーカーとして有名なリョービの電動彫刻刀
と、ミニルーターという、先っちょの小さい砥石などが回転するペン型の道具を導入した。
Mr.Meister 小型ペンタイプツール ミニルーター PT-α(アルファ)先端工具37点付
グレードは違うけど、このメーカーのやつ。これがかなり便利で、彫刻刀じゃとても出来ないようなギリギリのラインまでの削りが可能に。いやまあすごい彫刻刀を揃えて、卓越した腕前があれば何でも出来るだろうけども。さすがにそこまではなあ。あ、電動彫刻刀の方もすごくて、すいすい危険なほど彫れる。あまりに彫れるので一回怪我した。親指と人差し指の間をサクッといった。微細振動すげー。
そんなこんなで削り終えて、紙やすりで磨き終えた状態がこれ。
黒い部分は無視することにした。角度を変えてもう一枚。
これに、今度は水性ウレタンニスのチーク(という色)を塗ることにして、
こうなったわけだ。木靴みたいな、舟みたいな。
水性ニス、えらく使いやすかった。ハケの手入れも水で洗えばいいし。なんで油性にこだわったんかと…思い込みってこわいよね…
出来上がりで強調しておきたいのは、リモコンの尻の部分が、
本当にきっちりおさまったということと、
置いたときの角度がちゃんとテレビに向いていてチャンネルとかそのまま変えられるということと、当のテレビが壊れて買い直した日には瞬時に用済みになってしまう、その存在の儚さですね。
本当は途中「これ底の部分に切れ込みいれて食事中はケータイを立てられるようにしてもいいんじゃないか。メシ食いながらTwitter見てるし」と思ったんだけど、そういう欲張りな二正面作戦は調整にかなり手こずりそうなのでやめた。
え、アクオス?ああ、いいんじゃないですかね、地デジちゃんとうつってますし。
id:hon:20110520#p1 の続き。画像だけ撮って放置してたんだった。
さて、これにニスを塗らないといけないと。そうこうするうちに薄汚れてくるから。
近所のホームセンターで買ってきたのはワシンの油性ニス。屋内外木部用・オールナット(色の名前)。
塗る直前に240番の紙ヤスリをかけ、すべすべで綺麗な状態にしておいて、ハケで二度に分けて塗る。接地面が塗れないからね。くっついちゃうから。
一度塗ったらこんな感じ。アジの干物焼いたみたいな。おいしそうだが、そういうことではない。
そして何か、ところどころ黒くにじんだ感じになってる。パッと見じゃわからん凹凸とかがあるのかな。
一日あけて乾燥させて、400番の紙ヤスリをさーっとかけ、さらにニスを塗る。
違いがわかるだろうか…もうちょい重ねないとわかんないかな…
焼き鳥みたいな質感になってきた。三度は重ねないと話にならんってことかな。
窪んだ部分に黒くたまるのもさることながら、「ここにかよ」ってところで垂れてムラになる現象がつらい。気持ちがハマってくる。塗ってすぐ駄目だってわかっても乾くまでは修正できないし。
おっ、ようやくいい感じになってきたのではないか…写真では多少えぐい感じにテリテリだけども。
さらに3日後、ここまで持ち込んだものの、ここからほんのちょっとが追い込めず、ニス塗り沼をさまようことになる。
結局、ハケでのニス塗りに見切りをつけ、7月に入ってスプレーのニスを買う。これは確かにムラは出ないけど、質感と触感がくもりガラスのようになってしまった。ツヤツヤ感とツルツル感が0に。最終的に、またハケ塗りに戻り、小さい筆なども使って微調整を重ね、どうにか仕上げた。同じ大きさのハケも新しく買ったくらい。ここまで手こずるとは…
はい、こんな感じになりました。黒いとこ気になってたけど、ケータイの表面にもあるので、結果としてまあまあ近い感じのマチエールが出てんじゃないか。ニス塗る前の無垢な感じはなんだったの…っていう思いもあるけども。
結論として、油性ニスは初心者には調整が難しい。次はちょっと考えるわ。
え、ケータイですか?ええまあ、防虫性と防カビ性は絶好調です。いまだに他に使ってる人を見たことがないだけです。
セッティングと掴み、そしてサブキャラ(あの山賊みたいなおっさん凄い。関わりたくないにも程がある。関わるハメになって死にそうな顔で必死で策を練るバス会社経営のインテリヤクザふうの人もグッド)の凶悪さは実にいいのだが、事件の真相というか人間関係の整理が上手くいってないような、え?貯蓄銀行の課長が何ゆえに、何だっけ?で、そこで奥さん、何して?あれ?みたいな。よく、わからん。
でも〆の雰囲気は実に素晴らしい。朝鮮自治区の荒廃しきった光景も奇妙に惹かれるものがある。
そして手斧やら包丁やらのいかにもなセレクトもよし。骨もいいよね。
事件の真相と人間関係の構成はいい(というか本当に物凄い、と言わざるをえないような)んだけども、最初のセッティングおよび主人公たちのモチベーション設定に疑問が残って。母の真実が知りたい、自分たちのルーツがどうしても知りたい真面目な姉と、とっとと遺産を相続して金銭的窮地を脱したいチャラい弟が、それぞれに不在の父と兄を探す旅に出るのだが…って導入じゃ駄目ですかねっていう。母親の方も「お前たちがどうしても知りたいのなら」と封筒を用意してるみたいな、それぞれの自発的な思いがトリガーになって地獄の釜の蓋が開き、観客ともども全滅しそうになるんだけど、やがてそれらを全て洗い流すようなクライマックスが…って方が、なんかこう、いいんじゃないですかね。そうでもないですかね。なんか母ちゃんそんな回りくどい手段で何してくれてんねんっていう気持ちが先に立っちゃうんだよね。まあそういうのも住んでる国がああいう目に合ってないから持てる感覚ってこともあるんだろうけども。でもねえ。
三が日、グダグダだった。どうにもクラクラしたんで横になってた。駅伝だけ国道15号に出てちょっと見た。いや、その前に墓参りして会食したか。二十連勤で疲れたのかな…
今年はとにかく映画の感想は溜めずに上げよう。凝らなくていいや(いいよね)。