honkyochinikki


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2011-08-28 どんな

[][]「ハンナ」

「(リヤカーを引きながら)殺し屋少女ー、殺し屋少女はいらんかねー。外界から隔絶された環境で純粋培養された、殺人マシーンだよー」

「あー少女屋さん!ひとつおくれ!」

D

「はいなー!しかし西部少女、ゾンビ少女、覆面ヒーロー少女、吸血鬼少女ときて殺し屋少女って、ボンクラどもも巻き上げられっぱなしだな」

「なんでしょうね今年のラインナップ。いいんですけど、反動が怖いというか」

「まあそんなわけで」

「はいそんなわけで」

「ハンナわけなんだけども」

f:id:hon2nd:20110905162057j:image「コートの中では兵器なの」

「好きか嫌いかでいえば好きです!シアーシャ・ローナンがんばった!」

「出来がいいか悪いかで言えばな!脚本家コラ!」

「見所はいろいろあるし、一部の方々に熱狂的に支持されてますよ!」

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[]「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」

とてもよく出来た虚実入り混じりのドキュメンタリーなんだけど、いかんせんよく出来ているために虚が混じってるのかどうかもよくわからず、そして途中で起こるおっさん・MBWのブレイクにいくらなんでもどうにもこうにも納得がいかず、それはもう余裕で監督の意図通りなんだろうと思いながらも「うわー」とか言いながら逃げるように劇場を出てギフトショップもスルーした次第だけどしかしこれは必見と言うしかない。

2011-08-26 よろしく

[]「メカニック」

「なんでそんなことが可能なんだ」と驚かれれば「周到な準備をしたからだ」とキリッと答え、「なんでそんなヘマするんだよ…」と呆れられれば「いやその、周到な準備、できなかったから…」と下を向いてシュンとなる、ジェイソン・ステイサム最新作。冒頭のシーンのプールが絶妙に濁ってるあたりからニヤニヤしっぱなし。

f:id:hon:20110829205040j:image「しんどいわー」

ここまで生きてきてあんなふうに濁ったプール見たことない。バスクリン 淹れたて玉露の香りでも入ってんのかっていう。そんだけ濁ってるのに底に何か落ちてるのはわかるという絶妙な透明度。「いやでもそれ、一瞬でバレるだろ…」ってツッコミを回避するためだけにどんな手間をかけてんだ。

サイモン・ウェスト、「トゥームレーダー」と似たようなアクションやってても、えらく面白くなってる。サントラぶちこみすぎかなとも思うけどもまあこんなもんか。深さも時事性もほぼないけど、これはこれで。

いやー、とにかくベン・フォスターだよね。

f:id:hon:20110829204119j:image

3時10分、決断のとき」に続いて何か一途に思いつめてふるふる震えてるような役。多くの人に「誰かが抱きしめてあげないと!」と思わせる才能。はじめてのおつかいの後、フルボッコ状態で帰ってきて座り込むベン・フォスターを見て最初は「手際が悪い」と突き放すステイサムだけど、そんなん言われちゃったベンがますます小さくなって肩震わせて泣きそう、あともうちょっとで大泣きしそうって瞬間にぎゅっと抱きしめて「よくやったな。えらいぞ」とか言ってあげてさ。

そもそもがさ、ドナルド・サザーランドが駐車場で「アーサー、お前か?あーわかったわかった、ディーンだろ?あいつが俺が裏切ってる証拠ってのを見せてきたんだろ?あれ、全部捏造、嘘だから。ほらこれが証拠。はい、ディーンが黒幕でしたー、俺のせいで5人死んだとかも嘘だから」って言えばステイサムも「えっマジ。やっぱな、初めからおかしいと思ってたわー」って納得して、ドナルド・サザーランドも突然立ち上がって「えっ歩けたの」「あー、こんなこともあろうかとずーっと歩けないフリしてたよー、周到な準備が勝利を呼ぶってねー」「さすが俺の師匠だー」「じゃあここでお前に撃たれて死んだことにして、その隙にディーン倒そうぜ!あと俺が殺されたって聞けばバカ息子も人生考え直すと思うから、鍛えといて!」「オッケー!」ってなもんで映画自体が40分くらいで終わったよね。50分くらい余る。

2011-08-14 焼酎貴族

[]「トライアングル」

自閉症の子供を抱えるシングルマザーが、気晴らしに知り合いとのクルーズ旅行に参加するも、嵐に遭遇して…ってところから始まるループ地獄。なんか荒木飛呂彦っぽいというか(「ちょっと話を聞いて!」とイケメンを壁に押しつけると「ウ(怖いフォントで)」となるとことか。あ、押されるイケメンは「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースの弟)、「ジョジョ」第4部終盤から逆転のカタルシスを抜いてみた感じというか。セッティングはすごい面白いんだ…。まあその辺で気になる人はチェックしてみてもいいかも。レンタルでもいいかも。〆の雰囲気はなかなかによい。

そう、逆転。あの客船から脱出するくだりで、“自分”を出し抜く瞬間がぜひとも欲しかったんだよね。「いや、あのループは主人公の『もうずっとこんな毎日が続くのか』という鬱々とした気持ちと『こんな日常、抜け出したい!』という焦燥が具現化したもので、そもそも…」とか言われても、そんなもん乗り越えてやっぱり求めてしまう。「分かっていたわ…“わたし”なら必ず…止めを刺しに来るだろうと…(と胸に斧が刺さったままの姿で立ち上がる)」「…?!」「分かっているわ…(ツナギの前をはだけると、胸に板を何枚も入れて防御していたのがわかる)…自分の性格は(さらに中から、短く切り詰めた銃を取り出して、撃つ)!(と同時に反動で海へ飛び込む)」みたいな、「これでいい…船の中の人間を皆…ということは“わたし”も含めて殺さないと…このループからは…!」とかナレーションで呟きつつ着水、みたいな…(以下、延々ジョジョの話しながら「ドラえもんだらけ」まで話は及んで「SUPER8」から「モールス」まで行き着いてもう全然関係ない話になっていく)

2011-08-10 俺の名を言え!牛乳飲め!宿題やれ!

[]「復讐捜査線」

メル・ギブソンが久々に主演した、重量級サスペンス。ドスンときた。今この国で公開することにえらい意義がある。

というか意義がありすぎて、そのしわ寄せというか配慮が字幕に出た側面も…。これは難しい。まんま言うとビクッとなる人もいるだろうし、何とも言えない…。まあ何が起きてるかは完全に分かるし…。しかし去年観てたらこんなに響かなかったなこの映画。

メルギブは初老の刑事。くたびれてきて、肩も小さくなっている。男手ひとつで育ててきたひとり娘と久しぶりに再会するも、玄関先で何者かに銃撃されてしまい…という出だしからタイトに物語は進む。一体なぜ。どうしてこうなった。やがて事件の全体像が朧げながら見えてくるが、それはあまりにも巨大な壁であり…

いやはや、これは。主人公の怒り、苛立ち、焦燥感、無力感、絶望は、まさに最近の我々の中に確実に存在しているもの。周囲の人間の恐怖や諦念、見て見ぬふりもまたそうだ。だからこそ、主人公が敵を見定めてからの、満を持してのアクションにはえらくグッとくる。ヨレヨレな感じが実に、いい!

あと娘の幼女時代を演じる幼女がえらくかわいくて、事件を追う主人公の背中を押すように、娘の幻影がそこかしこに現れるわけなんだけど、

f:id:hon:20110813204309j:image

ほとんどその子バージョンでおかしくて。メルギブ、「あの頃がいちばんかわいかったよなー!」って思いすぎ。そして奥さんのこと思い出さなすぎ。ゼロ回想。成長してからの娘役は「デビル」と「スペル」に出てた女優。名前が覚えづらいんでまた今度。

邦題は…原題が「エッジ・オブ・ダークネス」といい感じにかっこいいので(刑事ものっぽくはないけども)、こういうテイストで日本語でもうちょいいいのなかったかなー。

2011-08-07 大飯食らいの居候でござるの巻

すごい…お湯の中を歩いているような暑さだ…

[]「モールス」

肝心な場面にボカシを入れて物議を醸した「ぼくのエリ」は、配給会社への抗議の意思を込めて完全スルーした(ちっとは映倫と闘って話題作りにでもしろよな…オリジナル版観るの超めんどくさいじゃねえか…)けど、まあこっちはとりあえず観とくかな!と。

f:id:hon:20110810135252j:image一瞬なんだかわからなくて面白い。何ジタバタしてるんですっていう。

いや良かった。これ、似たような境遇の男子中学生(および似たようなマインドの持ち主)が観たら魂を引っこ抜かれてそれっきりだね。今年の映画秘宝ベスト10のベストヒロインはこの映画のクロエ・グレース・モレッツか「SUPER 8」のエル・ファニングかで票が二分されるのは確実というか。

f:id:hon:20110810182936j:image

住居周りの街灯のオレンジ色の光が、室内から望遠鏡で覗く主人公の少年の瞳に反射してバンパイアのように見える序盤から「おお、いい感じ」と身を乗り出す。暗闇の中の青い光も好きだけど、夜の屋外を照らすオレンジ色の光も同じくらい好きなんだよね。そして夜のプールの光の加減もまた良いものだ。青春ものに夜のプールは欠かせない。

アビー(クロエ)のお食事の結果としての連続猟奇殺人の謎を追う刑事を演じるのはイライアス・コティーズ

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いい人から変態や悪役まで幅広くお受けしております。今回はいい人。というか職務に忠実な人。

そんなわけで全体に良いのだけど、ただひとつ、暴れるときの動きがあまりに軽快でアグレッシブで要はCGくさくて、そこだけちょっと残念かな。物哀しい場面のはずがちょっと楽しくなってきちゃうんだよね。予算あるのにカットを割りまくったり変なふうに誤魔化すのも何だし、加減が難しいね。

さて、オリジナル版のDVDをどうやって入手するか…リージョンは…

[]「マイティ・ソー

「アイアンマン2」のラストからつながる、なぜかケネス・ブラナーが作ったアメコミ映画。観ればちゃんと面白い。でも、観ない可能性も大いにあった…キャラクターに馴染みがないにも程があるっていうね…

お話は、王位継承のゴタゴタから始まる貴種流離譚にギャグをちょこちょこ入れてって感じで、傲慢なドラ息子が勘当された先で様々な苦労をして、食べて祈って恋をして、やがて英雄たる資格を得て凱旋するっていう、基本を完全に押さえた作り。あー、主人公のソーはこないだの「スター・トレック」でカークの父親(冒頭で死ぬ)で、「パーフェクト・ゲッタウェイ」で怪しい(と見せかけて途中で捕まっちゃう)人か。微妙にわかりづらいがギリギリ思い出せる。

パズーみたいな立ち位置の研究者女子を演じるのがナタリー・ポートマン。最近えらい勢いで映画に出てる。相方のメガネ女子もちょっと面白かった。すぐテーザー銃撃ってくるの。

そう、地球に落ちてきてからのソー、普通の攻撃が効いちゃうんだよね。車に轢かれれば吹っ飛ぶし、スタンガンでも麻酔でも気絶する。まあ元が神なんでたぶん死にはしないんだろうけども。だからか何か、ハンマー(超重くて英雄にしか持ち上げられない代物。ソーの後に地上に降ってくる)を取り戻すための突入シーンのときとかおかしくてさ。カメオ出演の人が特殊部隊のスナイパーとかいうことで対応するんだけど、なぜか手に持つのが弓。武器庫に、ライフルとかと並んで弓が!そしてそれを選ぶ!いや、構える姿はえらいかっこいいけども!「銃は効かないが、弓矢に毒を塗ればいける!」みたいな、もっともらしいお膳立てもなく!まあそんな段取りを構築するのは非常にむずかしそうだけども。

あ、そうそう、その前の段だけど(思いつくまま書いてます)、空から降ってきてなんだかんだあってナタポがいる小さな町に連れて来られたソーが、「ここから西へ20キロのところに誰にも動かせないハンマーがある」っていういかにもど真ん中な噂を住人から聞きつけて、こうしちゃいられない、どうしてもそこに行かなきゃ!ってことになるんだけど、ナタポの仲間が小声でナタポに「彼はぶっちゃけ、ちょっと頭がおかしいんじゃないか」と言い出して(無理もない)ナタポが「悪いけどそこまで行けないから、ここでお別れってことで…」と告げて、ソーも「うん、ここまでありがと、自分で行くよ」と返して、それからナタポたちが政府の機関に研究資料を全部押収されて呆然として、ふと北欧伝説を調べてみたらソーの言ってることとちゃんと符合してて「これはもしかするともしかするかも…」と思ったりとまあいろんなことがあって、ふとナタポが目をやるとソーがペットショップに入っていく!おおい、まだこの町でウロウロしてたのかよ!っていう、あそこも相当おかしかった。それまで何してたんだかかなり知りたい。他にも地球の知識が全然無さそうなソーがいいこと言いそうな流れになってきたときにハッブル望遠鏡の話をしたのも微妙におかしかったね。まあ知識を得るシーンをカットしたんだろうけども。

あとあと、レネ・ルッソ!レネ・ルッソ出てるんだよ!久々に見れて嬉しかったなー。

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