舟見山

町内のハイキングは、舟見山。
おもいだしてみると、グリーンシーズンに登るのは珍しいな。冬の野遊び場所としてはなかなかちょうしのよい手軽さなのだ。
町内のみなさんなので登りはバス。下りを谷江の堤からバーデン明日に向かうことに。
舟見山の山頂部は公園になっていて、朝日町の池原から移築された肝煎の家がある。こういうものの多くは移築しただけで後の管理がぞんざいになりがちだが、ここは違う。磨き込まれて、正直、廃屋になっていた頃の様子を覚えているが、蘇ったという位の印象を持ち、少々興奮した。

外観はこんなところ。
いいなあと思うのは、応接のスペース。古い山村の佇まいに、なかなかよく似合っている。窓ガラスがモダニズムさえ漂っている。

一度、ここでただ昼寝だけでもとさえ思う。
ゆっくり下るがクマの気配濃厚。こういう杉林でもきつく感じる。

堤の向こう側に行ってからサルの大群だと気づいた。かなり接近していたはずなのに見えなかった。そんなものなのだ。見えているものは、あるもののすべてではない。僕らは視野が思うより狭い。狭いがゆえに何となく通り過ぎてしまっているものも多い。
ミゾソバが盛りだ。韃靼蕎麦にも似て、イヌタデと多くの場所で秋の野原を共演している。

軽く汗ばんで、ハイキング終了。
バーデン明日(あけび)でお風呂と食事。お風呂は露天風呂が広々として、湯温もちょうどよかった。支配人が何か雪遊びでもできないかと話していて、そのうち、相談に乗ることになった。