【水森サトリ】でかい月だな (2日目)

でかい月だな (集英社文庫)

邪眼少女がタマンネーナ!YES・ドS!YES・ちらりと見える優しさ!
いやはや、とっても不思議なお話だった。友達に崖から蹴り落とされた少年の、いろんな感情がごちゃ混ぜになったぐるぐるの学校生活。ヘンテコな世の中やヘンテコな友人たちに囲まれながら、答えの出ないあの友達への想いを探して駆け抜ける青春劇。うおー世の中理屈じゃねーという熱いお話でもある。
全部が全部気に入ったわけじゃないけど、とにかく作者の作り出す雰囲気がスキ。なんでもない内容でも楽しく聞いていられそうな語り口?これはぜひ次の作品を読んで確かめなければいかんね。刊行日から推測するなら次が文庫化するのは1年後くらい先で、その次は…もう無し?オオゥ。
あとなんで気になっていたか思い出した。これ、あらすじだけならスーパーダッシュ文庫から出した方が似合いそうなのに、単行本で出てたからからだ。でもどっちでも仲間外れにされそうだ。
まあおもしろかったからどっちでもいいね。