頼まれもののために国会図書館に行った後に、新宿で「ZEN THE HOLLYWOOD」のチケット手売りイベントを見に行ってきました。新宿アニメイトの前にテーブル置いてメンバーとちょっと話ながら買えるっていうやつね。
実は、渡り鳥コップは脚本が微妙と聞いていたので、少ハリ&ぜんハリ合同フェスに行くまでは「がっかりするの嫌だから行かないようにしよう」と思っていた公演。ところが、合同フェスでうっかりかなり好きになってしまい、「つまらなくてもいいから文句言うつもりで観にいこう」という気持ちに。
しかし、買いに行ったはいいけど若い女の子がいっぱいいたので気圧されて遠くからこそこそ見て帰ってしまいました。弱いオタクだった。
ぜんハリさん、7月8月にやたらライブやりますが、どういう計算で作っているのでしょうか。ライブ減らしてイイ感じのMV作った方が新規を釣れると思うのだけど。
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TVに出たばかりだし、最後の土日だから混んでいるかもと思ったけれど、今までで一番空いていて肩すかし。今回の展示はマックス&中期の短編作品&後期作品特集です。
マックスの原画はむっとした表情でも無邪気さを感じさせるものが多くて、やっぱり末っ子なんだなと。ジャックの家に行く日の4人が表紙になったカラーイラストの美しいエメラルドグリーンが印象的でした。
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もうひとつのメインである「ビリーの森ジュディの樹」。正直言うと、このころの絵は苦手でした。硬質で、表情が乏しいように感じてしまって。
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しかし、生原稿で見ると、三原さんがあの独特の描線で人物の表情を丁寧に描き込んでいるのがわかりました。印刷するとニュアンスが消えてしまうのでしょう。表情の読み取れない海外の映画を観た時のような印象が少し薄れました。ただ、あのガラス玉のような目にはやはり親しげな気持ちにはなれないのですが。
三原さんの逝去により、完成しなかった原稿をいかにしてアシスタントさんが掲載用に書き加えたかを図解した展示があり、不思議な気分に。
残された鉛筆の線の軟らかい感触が奇妙に生々しく感じられました。
そういえば、今回の原画展の大きな功績のひとつは、逝去直後に立ったという「自殺ではないか」という噂を否定できたことではないかと思います。ウェブで時々「ひょっとして!と思った」という人の話を読んでいたので。
Twitterで話題になり、原画展のおかげでニュースウェブで取り上げられ、三原順という作家が、まだまだ現在進行形で多くの人の目にふれていくのを、観られたのは、本当にうれしいありがたいことです。
私も、これをきっかけに友人にいくつか三原順を貸しました。「Sons」「ムーン・ライティング」「ロングアゴ―」のセット。はたして読んでくれるかな?