2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【再掲】第6回 せんだい読書会開催!(シンジケート後援第1回)

第6回 せんだい探偵小説お茶会主催(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援) レオ・ブルース『死の扉』読書会 2013年1月から月1回程度、仙台にて開催していた読書会がこの度翻訳ミステリー大賞シンジケートの後援を受けることとなりました。 当読書会…

第4回関西クリスティー読書会(大阪&神戸)開催!

関西翻訳ミステリー読書会(大阪読書会&神戸読書会)主催 第4回 アガサ・クリスティー『白昼の悪魔』読書会 年2回ペースで開催中の大阪発クリスティー読書会。前回は「神戸でもやりたい」「京都でもやりたい」の声にお応えして三都市同時開催を試み、どの…

海外ミステリ先読みスニークプレビュー#6のお知らせ(執筆者・若林踏)

前回のデイヴィッド・ゴードン氏本人電撃訪問の興奮も冷めやらぬ内に、第6回「最速!海外ミステリスニークプレビュー」が7/7(日)15:00より新宿ビリビリ酒場で開催されます。 今回は若林踏、酒井貞道に続く「スニーク」第3のレビュアーがついに登場します!…

ビリビリ酒場ワンコイン読書会第4回『湿地』のお知らせ(執筆者・若林踏)

500円玉一枚と課題本さえあれば参加できるお手軽イベント、「ワンコイン読書会」。著者のデイヴィッド・ゴードン来日イベントも重なり大いに盛り上がった『二流小説家』読書会に続く第四弾は、北欧ミステリの最注目株、アーナルデュル・インドリダソン『湿地…

集英社文庫6月の新刊

殺人者の娘たち/The Murderer's Daughters(2011) ランディ・マイヤーズ Randy Susan Meyers/鹿田昌美・訳 定価:998円(税込)/刊行日:2013/6/26 ISBN: 殺人者の娘たち (集英社文庫)作者: ランディ・マイヤーズ,鹿田昌美出版社/メーカー: 集英社発売日…

翻訳ミステリー長屋かわら版・第46号

田口俊樹 ちょっと世話になったりしたもんで、ふと思いつき、マイクル・Z・リューインさんにお中元を贈りました。輪島塗の夫婦箸。するとお礼のメールに次のような質問が添えられてました――「ところで、トシ、この大きいほうはメインディッシュ用で、小さい…

最新海外ミステリーニュース20130626(執筆者・木村二郎)

2013 Shamus Award Nominees (シェイマス賞候補作発表) The Private Eye Writers of America (PWA) has announced the nominees for the 2013 Shamus Awards as follows: Best Hardcover P.I. Novel: Robert B. Parker's Lullaby, by Ace Atkins (Putnam) …

第十だらだら(空港管制官はどうしゃべる?)

プライベートのほうで(まるで消火器詐欺みたいな書き方ですが)いろいろとあったものだから、まるまる一年あまりもこのコラムをお休みしてしまった。もう死んだのかな、と思った読者も多かったでしょう。安心してください、まだしばらくは生きてます。 ま、…

東京創元社 6月の新刊

『ミステリーズ!』vol.59 JUNE 2013 東京創元社(雑誌)/定価1260円(税込)/6月11日/ISBN:978-4-488-03059-9 【読切短編】 アン・ペリー 六ペンスの唄を歌おう 吉澤康子◎訳 ●ヴィクトリア朝のクリスマス・ディナーで事件は起きる――歴史ミステリの名手…

第四十二回はキリル・ボンフィリオリの巻(執筆者・三角和代)

ふと気づいたのです。英国推理作家協会(CWA)賞の第1回受賞作はゴールド・ダガー(1955年、当時の名称はクロスド・レッド・ヘリング賞)もジョン・クリーシー(1973年新設)も未訳なんですね。これは取りあげなければ。今回は、kindle版があって先に手に…

読書弱者の読書日記(執筆者・二宮磬)

6月某日 自転車で買物へ出かけたついでに本屋を覗く。『永遠の0(ゼロ)』、『海賊とよばれた男』が平台の目立つところにポップつきで並んでいるが、おなじ著者のものでも、ちょっとずらして『「黄金のバンタム」を破った男』を買う。 子供のころからなぜか…

第9回福岡読書会開催!

第9回福岡翻訳ミステリー読書会を開催します (後援:翻訳ミステリー大賞シンジケート) 【7/8追記】おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレスまでご連絡ください。 本読みの心のなかに特別な存在として居場所をもちつづけ…

第3回西東京読書会開催のお知らせ

【7/3追記】おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレスまでご連絡ください。 第1回はアイスランド、第2回はドイツ、とヨーロッパ発の警察小説が続いた西東京。このまま世界各地のおまわりさんの活躍を楽しんでみたい気もし…

見て、さわって、読んで楽しむ「しかけ絵本」(執筆者・杉本詠美)

「しかけ絵本ブーム」といわれはじめてもう何年もたちますが、その人気は単なるブームに終わらず、いまやすっかり定着した感があります。平面のものが一瞬にして立体になったり、つまみひとつで変化やいろいろな動きが生まれたりするふしぎ。本のページにし…

13.6.21(金) 杉江松恋のガイブン酒場#7(執筆者:杉江松恋)

シガレット (エクス・リブリス)作者: ハリーマシューズ,木原善彦出版社/メーカー: 白水社発売日: 2013/06/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見るHHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)作者: ローラン・ビネ,高橋啓出版社/メーカー: …

ロンドンの闇、ウィーンの夕映え〜ローマー『骨董屋探偵の事件簿』グロラー『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(執筆者:ストラングル・成田)

思わぬ同時多発現象になったが、前回に続いて、『クイーンの定員』関連の新刊2冊を紹介する。いずれも、20世紀初頭、ホームズ譚の影響を受けつつ、それに対抗するように創造された個性派アマチュア探偵が登場する短編集だ。 骨董屋探偵の事件簿 (創元推理文…

第8回名古屋読書会(競馬スペシャル)開催!

【6/23追記】おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレスまでご連絡ください。 第8回名古屋読書会・競馬スペシャルのご案内 第8回の告知の前に前回のレポはどうした、などと冷静に突っ込むような思いやりのない子はおばちゃ…

第3回:君臨するは美老人――『ケンブリッジ・シックス』(執筆者・♪akira)

「一生、女は愛さない」 全国の腐女子の皆様とそうでない皆様、こんにちは! 冒頭は、日本に一大腐文化を築き上げたといっても過言ではない、美形BL映画の金字塔『アナザー・カントリー』(1984/英)の宣伝句です。もちろんそれまでも少女マンガや小説等で…

読書弱者の読書日記(執筆者・二宮磬)

4月某日 食料品の買い出しを兼ねて、いつもとは逆に都心方向へ二駅の書店へ。いい天気なので自転車で行くことにする。最近はよほど大量の買物をするのでない限り、車は使わず、徒歩か自転車で用を足すことにしている。ガソリンは高騰したし、限りある油を燃…

第5回福島読書会レポート(執筆者・福島読書会のマリー・アントワネット)

吹く風が心地よく感じられる五月二十六日。 福島県郡山駅前にそびえるビッグアイ七階特別室において、第五回福島読書会の幕は切って落とされようとしていました。翻訳ミステリーの「ABCからはじめてXYZまで」を網羅しようというアルファベット・シリー…

第4回札幌読書会レポート【後編・翻訳ミステリー新聞札幌版】(執筆者・畠山志津佳)

『浮気ダメ男に初の司法判断』/翻訳ミステリー新聞(札幌地方版) 【前編(判決文)はこちら】 2013年5月18日(土)、五月晴れとなったこの日、全国の注目を集めるダメ男裁判が翻訳ミステリー札幌読書会小法廷において開かれた。 記者のツィッターにも全国…

第4回札幌読書会レポート【前編・判決文】(執筆者・畠山志津佳)

新装版 推定無罪 (上) (文春文庫)作者: スコットトゥロー,Scott Turow,上田公子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (25件) を見る新装版 推定無罪 (下) (文春文庫)作者: スコットトゥロー,Scott …

書評七福神の五月度ベスト発表!

書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 寒くなったり熱くなったり変な天気だと思っていたら、いよいよ本格的な梅雨の到来のようです。雨ばかりの天気は困りますが、こういうときこそ家に閉じこもって読書の機会なのかも…

第2回 連続殺人鬼はカリスマ性がお好き?(執筆者・佐竹裕)

スケアクロウ(上) (講談社文庫)作者: マイクル・コナリー,古沢嘉通出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/15メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (15件) を見るスケアクロウ(下) (講談社文庫)作者: マイクル・コナリー,…

【追悼】ジャック・ヴァンスのミステリー作品リスト(執筆者・白石朗)

JACK VANCE, IN MEMORIAM: 1916 - 2013 アメリカの作家ジャック・ヴァンスが本年5月26日に逝去しました。1916年8月28日生まれ、享年96。おもにSFとファンタジーの分野で活躍、その多大な功績で後世への無視できない影響をもたらした作家ですが、おりにふ…

読書弱者の読書日記(執筆者・二宮磬)

4月某日(雨) このたび拙訳『無罪』(文藝春秋刊)が翻訳ミステリー大賞に選ばれるという栄誉に浴し、4月13日の授賞式後ほどなくして、副賞の図書券が送られてきた。なんと5万円分も! 日ごろ翻訳ミステリー・シンジケートには寄与も貢献もしていない…

新潮文庫6月の新刊

半島の密使(上・下)/ The Orphan Master's Son (2012) アダム・ジョンソン(Adam Johnson)/佐藤耕士・訳/蓮池薫・監訳 新潮文庫/定価:本体上下各=790円(税別) ISBN:上巻=978-4-10-218181-2 下巻=978-4-10-218182-9半島の密使(上) (新潮文庫)作者…

第5回千葉読書会のご案内

【6/11追記】おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレスまでご連絡ください。 第1回はスタンダードな古典。第2回はオーストラリアの新人作家。第3回はイギリス人作家のCWA長篇賞受賞作で、第4回はアメリカ人作家のノワー…

13.6.14(金) 『二流小説家』デイヴィッド・ゴードントークイベント in BIRIBIRI酒場(執筆者:杉江松恋)

またまたやらせていただきましたァン! 新宿BIRIBIRI酒場の海外作家トーク・イベント、これまでにも御大ローレンス・ブロック、オーストリアの新鋭アンドレアス・グルーバーと大物に登場いただいてきましたが、ついにあの方が登場です。 デイヴィッド・ゴー…

いざ乗りこもう秘密の城へ――『第四の館』『蛇の卵』(執筆者・橋本輝幸)

第四の館 (未来の文学)作者: R・A・ラファティ,柳下毅一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2013/04/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (24件) を見る蛇の卵 (Seishinsha SF Series)作者: R.A.ラファティ,R.A. Lafferty,井上央出版社/メーカー: 青…