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第八回翻訳ミステリー大賞 決定!!

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2017-07-11

第八十六回はミネット・ウォルターズの巻(執筆者・河出 真美)

 

 デビュー作「氷の家」で英国推理作家協会(CWA)最優秀新人賞を受賞、続く第二作「女彫刻家」で「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10二冠を達成、その後も寡作ながら評価の高い作品を発表し続け、近年では日本語翻訳版の最新刊「悪魔の羽根」が各種ミステリランキングを騒がせたのも記憶に新しい英国ミステリの女王、ミネット・ウォルターズ。今回ご紹介するのは二〇一五年に出版されたウォルターズの現時点での最新作、 “The Cellar” 「地下室」です。

 

The Cellar

The Cellar

 

 “Muna’s fortunes changed for the better on the day that Mr and Mrs Songoli's younger son failed to come home from school.”

 「ソンゴリ夫妻の下の息子が学校から帰らなかったその日、ムーナの運命はいい方へと変わった。」

 

“The Cellar”はこのどこか不穏な一文で幕を開けます。物語の主人公は十四歳の少女、ムーナ。彼女は八歳の時に孤児院から連れて来られ、以来ソンゴリ家の地下室(=Cellar)で寝起きし、彼女がそれぞれ“旦那様”“お妃様”と呼ぶ夫のエブカと妻のイェトゥンデ、その息子のオルバヨとアビオラからなるソンゴリ一家にひどい仕打ちを受けながら、学校にも行けず、読み書きすら習えずにこき使われています(そんなムーナの境遇から、ウォルターズのインスピレーションの源は年若い女性が連れ去られ監禁されたエリザベス・スマート誘拐事件やクリーブランド監禁事件にあるのではないかと論じるレビューもあります)。ムーナは教育の機会を奪われているために読み書きこそできないものの、高い知能を持ち、復讐の機会を窺っています。チャンスはアビオラ失踪事件が発生した時やってきます。捜査のため警察がソンゴリ家にやって来ると、自分たちがムーナを不当に扱っていることを知られたくないソンゴリ一家は、彼女が夫妻の娘で、脳に障害があるため家にこもっているということにするのです。こうしてまともな服、部屋、ベッドを手に入れたムーナ。ですが、彼女の望みはこんなものではありません。復讐はまだ始まったばかりです。

 

 この本のすごいところはなんと言っても主人公ムーナにあります。彼女の台詞で一番印象深いのがこちら。

 

 “I am what you made me, Princess. All I know is what you’ve taught me.”

 「私を作ったのはあなたたちです、お妃様。私の知っていることはみんなあなたたちに教わったことです」

 

 境遇だけ見れば「かわいそう」という形容詞がぴったりきそうなものですが、ムーナは決して「かわいそう」ではありません。たとえばムーナが愛情あふれる家族の元からさらわれてきた普通の少女だったら、家族恋しさに泣き、必ず戻ると誓い、懸命に頭を働かせて、誰か信頼できそうな人間に助けを求めるという、もっと穏当なやり方で脱出を図っていたかもしれません。でもムーナは違います。元々孤児院にいて、特定の誰かに愛情を注がれていたわけではないムーナはまともに感情を育てる間もなくソンゴリ一家による身体的、精神的な暴力に晒され、上の台詞のとおり、彼らによって教えられたことしか知らない生き物、つまり暴力しか知らない怪物へと作り変えられたのです。そう、この物語は哀れな少女が恐ろしい怪物たちをこらしめる物語ではありません。痩せっぽちの体からは想像できないほどの冷たさと恐ろしいほどの頭のよさを備え持ったムーナと非道なソンゴリ一家という怪物対怪物の物語なのです。

 

 ムーナの怪物ぶりはその考え方にはっきりと現れています。作中、ムーナのことを気にかけてくれる数少ない登場人物が親切な隣人のヒューズ夫妻です。十四歳にしては体が小さいのではないか、寒い思いをしているのではないかとムーナを思いやり、何かと助けようとしてくれるふたり。よくある筋書きならここで外の世界には優しい人もいるんだと気づき、氷のような心も溶けて暴力に疑問を抱くようになったり、夫妻に恩義を感じたり愛情を覚えたりするところですが、ムーナにかぎってそんなことはありません。ムーナの関心はただただ彼らが何かに勘付くのではないか、自分の邪魔になるのではないかという点に限られています。やがてムーナに愛着を抱くようになっていくソンゴリ一家の一員に対してもそう。今まで散々な目に遭わされてきたことを思えば当然かもしれませんが、その人物の涙を見ながらムーナが感情を動かされることはなく、弱くて馬鹿なやつだと思うばかり。作中、徹底して彼女が自分以外の誰かを気遣うことはありません。誰もが復讐の対象か、さもなくばただの背景に過ぎないのです。その思考はまさにサイコパスのそれ。犯罪学や行動科学に関心があるというウォルターズだからこその描き方かもしれません。

 

 ムーナが次々と復讐を遂げていく様を見守りながら読者が覚えるのは、だからカタルシスではありません。ひたすらに恐怖です(作中、ある登場人物がたどった運命が明かされる場面の阿鼻叫喚と言ったら!)。特に後半、ムーナが復讐のために何をしてきたのかが明らかになってくると、その怪物ぶりの前では相当にひどいことをしているはずのソンゴリ一家が小物に見えてくるほど。“I go to sleep each night wanting to hear you beg. My dreams are happy ones – full of blood – and I feel better when I wake”「毎晩あなたたちが懇願する声を聞きたいと思いながら眠るんです。そして幸せな――血にまみれた夢を見ると、目が覚めたときには気分がよくなっているのです」なんて台詞は、少なくともソンゴリ一家程度では思いつきもしないでしょう。更に終盤、 “humour and laughter were as alien to her as smiling and speaking”「ユーモアも声を上げて笑うことも、ほほ笑みやしゃべることと同じで、彼女には縁がなかった」と描写されるほど、滅多に笑顔を見せることがないムーナが笑いながら××で××を××する場面などは叫びたくなるインパクトです。

 

 この本でムーナの、そしてソンゴリ一家の悪夢の舞台となるのがタイトルにもなっている地下室なのですが、ガーディアン紙のインタビューで、ウォルターズは自宅の地下室に通じる扉を開け、本に出てくるのとほぼ同じだと語っています。自宅の地下室であんなことやこんなことが起きる話を書けるウォルターズ、やっぱりすごいです。

 子どもの失踪事件という幕開けから、賛否両論必至、最後に笑うのは××なの? ええええっ!?となるラスト(米国版・カナダ版は英国版と違うバージョンだとか)まで、ハードカバー版で二四六ページというコンパクトさも手伝って読みやすく、先を読むのが怖い、でも読まずにいられない、悲鳴と衝撃に満ちた物語、“The Cellar”。日本語訳はまだまだ先(今作より早く書かれた長編が一作、中編が一編未訳のまま)のはずの今作、待ちきれない方はぜひ英語版でお読みください。

 

●"The Cellar" by Minette Walters

https://store.shopping.yahoo.co.jp/umd-tsutayabooks/mabu9780099594659w.html

 

河出真美(かわで まみ)

好きな海外作家の本をもっと読みたい一心で、作家の母語であるスペイン語を学ぶことに決め、大阪へ。新聞広告で偶然蔦屋書店の求人を知り、3日後には代官山蔦屋書店を視察、その後なぜか面接に通って梅田 蔦屋書店の一員に。本に運命を左右されています。おすすめ本やイベント情報をつぶやくツイッターアカウントは @umetsuta_yosho。2017年暫定ベストは "A Monster Calls"https://store.shopping.yahoo.co.jp/umd-tsutayabooks/bung9781406339345w.html

 

【原書レビュー】え、こんな作品が未訳なの!? バックナンバー一覧

 

The Cellar

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氷の家 (創元推理文庫)

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女彫刻家 (創元推理文庫)

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A Monster Calls

A Monster Calls

2017-06-13

第八十五回はクリストファー・ファーンズワースの巻(執筆者・寶村信二)

 

 今月は、吸血鬼のナサニエル・ケイドを主人公とした三部作("Blood Oath"、"The President's Vampire"、"Red, White, and Blood")を上梓しているクリストファー・ファーンズワースの新シリーズ第一作、Killfile(William Morrow、2016年)を取り上げます。

 

 

 テレパスであるジョン・スミスは、株式市場の動向を読み取るソフトウェア、〈スパイク〉を開発して巨万の富を築いたエヴェレット・スローンからある依頼を受ける。

 スローンはデータマイニングを専門とする〈オムニヴォア・テクノロジーズ〉を興したイーライ・プレストンが開発した〈カッター〉は〈スパイク〉の模倣だと主張、〈カッター〉を盗み出すだけではなくプレストンの頭脳からもその記憶を消去してほしいと持ちかけてきた。

 かつて部下だったプレストンは〈スパイク〉のアルゴリズムを記憶することで社外に持ち出した、とスローンは見当をつけていた。

 報酬はワシントン州の沖合に浮かぶウォード島。スローンが所有している無人島で、自給自足が可能な住宅も既に建てられている。周囲の人々の意識が絶え間なく頭に流れ込んでくるジョンにとっては理想の環境だ。

 過去に一度だけ他人の記憶を消去したことはあるがもう一度できるか分からない、とジョンは答えるものの、スローンは「ウォード島で暮らしたければやり方を思い出すことだ」とにべもない。

 結局、一人で過ごせる環境の誘惑には勝てず、依頼を引き受ける。

 ジョンはスローンの部下、ケルシー・フォスターとともに新設されるデータマイニング部門の担当者という触れ込みでプレストンに接触する。しかし会見が始まった途端、どこからかEメールを受け取ったプレストンは突然ジョンを殺すよう護衛の部下たちに命じ、二人は逃亡を余儀なくされる。

 スローンはスイスで開催される著名な実業家や政治家たちとの会議に出席しており、連絡がとれない。また留守を預かっている弁護士のゲインズは、ジョンが恐喝行為に及んだというプレストンからの連絡をたてに救援要請を無視する。

 なんとか泊まっていたホテルに戻ると、既に〈オムニヴォア〉の保安部門の男たちが待ち構えていた。襲撃はかわしたものの、ジョンは銀行口座のみならず、全財産をプレストンに差し押さえられてしまう。

 孤立無援となったジョンはある男に連絡を取るが……

 

 他人の思考を読み取る力を持った主人公は孤児として育ち(ジョン・スミスという名前も孤児院でつけられたもの)、高校卒業と同時に里親の家を出て軍に入隊、隠していた能力を見出され、特殊部隊に編入される。

 相手の行動を操るだけでなく、苦痛や不快感を体験させる能力を習得して数多くの任務に駆り出されるものの、ある事件をきっかけに除隊、以後はテレパスの能力を活かしたコンサルタントとしての地位を築いていた。

 しかし常に他人の思考が頭の中に侵入してくるため頭痛に悩まされ、痛み止めや酒に頼らざるを得ない。また、その能力を発揮するには直接相手と対峙しなくてはならず、他人に苦痛を与えると自分にも幾分かは跳ね返ってくるのでその後遺症にも苦しめられている。

(余談ながら、石ノ森章太郎が1960年代に発表した『ミュータント・サブ』を読み返すとジョンの能力との共通点が多いことにあらためて驚いた。)

 物語は〈オムニヴォア〉との闘いと並行して主人公の生い立ちから入隊、そして除隊するまでの回想が織り込まれる構成で進められる。

 ジョンがその特異な能力に加え、特殊部隊で訓練された工作員としての本領を発揮して反撃する描写も読み応え充分だが、軍隊時代に経験した様々な任務等、彼がこれまでたどってきた人生も細やかに描かれているおかげで物語全体が奥行きのあるものとなっている。

 また事件に巻き込まれてしまったケルシーも最初こそ途方に暮れてジョンに頼らざるを得なかったものの、覚悟を決めた後は状況を冷静に分析、直接対決を主張するジョンに対してプレストンへの最も効果的な報復を提案するという活躍ぶりを見せる。

 2017年6月にはシリーズ第二作 "Flashmob" が発表される予定だが、ユニークな設定がどのように展開されていくのか、今から楽しみだ。

  

寳村信二(たからむら しんじ)

20世紀生半ばの生まれ。遅ればせながら2月に『シング・ストリート 未来へのうた』(監督:ジョン・カーニー、2015年)を鑑賞、幸福な気分を味わう。この作品で主人公の兄を好演したジャック・レイナーは『フリー・ファイア』(監督:ベン・ウィートリー、2016年)にも出演、短気で粗暴な犯罪者を怪演していました。

 

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The President's Vampire: The President's Vampire 2

The President's Vampire: The President's Vampire 2

Flashmob: A Novel

Flashmob: A Novel

2017-05-17

第八十四回は文学刑事サーズデイ・ネクスト・シリーズの巻(その4)(執筆者・片山奈緒美)

 文学刑事サーズデイ・ネクスト・シリーズを紹介する企画もいよいよ最終回。シリーズ7作目の The Woman Who Died A Lot (2012)の世界をご一緒に覗き見しましょう。

 

The Woman Who Died a Lot: Thursday Next Book 7

The Woman Who Died a Lot: Thursday Next Book 7

 

 ときは2004年夏。54歳になったサーズデイは、夫ランデンや子どもたちと静かに暮らしています。

 

 え? 静かに? あのサーズデイが?

 

 そう、あのサーズデイが、なのです。シリーズ開始以来、サーズデイは大きなけがをしたり、命を狙われたりしながら、まさに満身創痍で文学刑事としての職務を果たしてきましたよね。タイトルにあるように、いくつ命があっても足りないお人ですよ、サーズデイって人は。

 

 ところが、社会の締めつけに力を注ぐ政権与党と、政権にすり寄って警察内部にも深く入りこんだゴライアス社は特別捜査機関(スペックオプス、SO)の統合・廃止を進め、30ほどあった部局のうち、2004年に残っているのは6部局のみに。サーズデイが所属していた文学局SO−27も縮小の憂き目に遭い、スウィンドン支部のかつての同僚たちの多くは肩書きばかりの名誉職や閑職に甘んじています。

 サーズデイ自身も脚をけがして杖のお世話になっていることもあって休職中。おまけに大けがのあとは以前のように時空を超えてフィクションの世界に移動することができなくなってしまいました。そのせいもあり、本作ではこれまでのシリーズ作品のような文学の裏表のエピソードがあまり見られません。

 

 サーズデイとしては体が思うように動かないこと、大けが後はフィクションの世界に容易に移動できなくなったことのほかに、もうひとつ大きな心配事がありました。それは、宿敵アシュロン・ヘイディーズ一味に〈マインドワーム〉を植えつけられて幻影を見るようになってしまったこと。現実には存在しない娘ジェニーがいると思いこんでいるのです。サーズデイは、ときおりいま夫と話している自分は本当の自分なのか、あるいは作られた自分なのかと不安になります。そんなとき、優しい夫ランデンは「きみは本物のサーズデイだ」と妻を力強く励まします。そして、この幻影から解放されるために、逃亡中のアシュロン一味を捕らえて〈マインドワーム〉を除去させなければならない、と。

 

 ある日、SO−27スウィンドン支部の支部長にサーズデイの後任として若く仕事のできるフィービが着任します。まだまだ現役で仕事をしたいサーズデイにとってはそれだけでもおもしろくないのに、なんと、そのフィービから副支局長に就任して自分を助けてもらえないかと打診を受けます。けれども、サーズデイは自信満々のフィービがなぜか好きになれず、その申し出を断ってしまいます。愛する妻がまた文学刑事に戻って無茶をしないようランデンも目を光らせていますしね。

 

 でも、ああ、いよいよサーズデイは文学刑事から足を洗うのね、もう華麗な文学世界の超時空ワープはないのねと思うのはまだ早い! サーズデイの次の仕事は、文学局時代の上司から紹介されたウェセックス図書館の館長。前任者が蒸発したという何やらわけありな図書館ですが、文学局と比べると楽な仕事になりました。この仕事ならランデンも安心です。それにね、新しい職場が図書館だなんて、サーズデイはやっぱり文学から離れられない運命にあるんですね。

 

 運命といえば、サーズデイの息子フライデイのもとに〈運命の書〉が届きます。そこに書かれていたのは、「次の金曜日の二時二分四秒にフライデイは妹チューズデイの同級生を殺し、その後も殺人を犯して五十五歳で死ぬ」というフライデイの未来を告げる言葉。

 

 多少浮き世離れしたところはあるものの、天才的な頭脳を持ち、とくに天文学については比類無い知識量を誇るフライデイ。サーズデイにとっては自慢の息子です。人殺しなんぞさせたくはありませんし、すばらしい可能性を秘めている才能を台無しにさせたくもありません。もちろん、結婚したり、子どもを持ったりと人並みの幸せを味わわせてもやりたい。けれども、運命の金曜日は刻々と近づいてきて……

 

 文字通り命を賭して文学刑事の仕事に取り組んできたサーズデイですが、本作では54歳というまだまだ元気だけれど体力の衰えを感じる年齢になっています。そのせいもあるのか、家族とのやりとりが増えました。親として子どもたちに何をしてやれるのか、どうしたら彼らを守ってやれるのかを考える場面では、文学刑事というよりもひとりの母親としての姿が強く印象づけられます。サーズデイだって脚は痛いし、手の握力もまだ戻っていないというのに、子どもの心配ばかりして。親ってありがたいものだなあなんてしみじみ思ってしまいました。

 

 サーズデイの娘、16歳のチューズデイも、父親が投獄されているクラスメートをからかったとか、学校のトイレのドアに下品ないたずら書きをしたとか、クラスメートの男の子に50ペンスと引き替えにおっぱいを見せてあげたなんてぶっとび発言ばかりしているけれど、実は〈マインドワーム〉に悩まされている母親サーズデイをそれとなく気遣っています。うん、やっぱり家族っていいなあ。ね、サーズデイ?

 

 アットホームなサーズデイ一家の話もいいけれど、アシュロン・ヘイディーズやゴライアス社はどうなってるの? この7作目で決着はつくの? やっぱり巨悪は抹殺しないとね?と気になるあなたに朗報です。

 

 じゃーん。サーズデイ・ネクスト・シリーズ第8作 Dark Reading Matter が刊行予定! ぱちぱちぱち!

 

 まだ著者公式サイトにも詳細は出ていませんが、第7作の巻末に小さな字でこっそり書いてあるのを見つけてしまいましたよ。のんびり待ちたいと思います。ちなみにこのサイトでは「スペックオプスTシャツ」や「ジュリスフィクションTシャツ」などが販売されています(後者は売り切れ)。ご興味のあるかたはご覧ください。

 そんなわけで文学刑事サーズデイ・ネクスト・シリーズはまだまだ続く(はず)。

 4カ月にわたる連載企画をお読みいただき、ありがとうございました。

 

片山奈緒美(かたやま なおみ)

翻訳者。北海道旭川市出身。ミステリーは最新訳書のリンダ・ジョフィ・ハル著『クーポンマダムの事件メモ』、リンダ・O・ジョンストン著『愛犬をつれた名探偵』ほかペット探偵シリーズを翻訳。ときどき短編翻訳やレビュー執筆なども。365日朝夕の愛犬(甲斐犬)の散歩をこなしながら、カリスマ・ドッグトレーナーによる『あなたの犬は幸せですか』、介助犬を描いた『エンダル』、ペットロスを扱った『スプライト』など犬関係の本の翻訳にも精力的に取り組む。現在は翻訳をしながら、大学でスピーチ実践授業の非常勤講師をつとめ、大学院で日本語教育の研究中。

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