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第八回翻訳ミステリー大賞 決定!!

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2015-06-17

【番外篇】「肉屋のミサ」から読みとく〈倒錯三部作〉(執筆者・日向郁)

 

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映画「誘拐の掟」公式サイト

 

 リーアム・ニーソン主演の映画『誘拐の掟』の公開開始から2週間が経ちました。この映画をご覧になったことがきっかけで、原作『獣たちの墓』をはじめとしたマット・スカダーシリーズを手に取られる方がいらしたら、一ファンとして嬉しい限りです。

 

『獣たちの墓』は、シリーズ中でも評価の高い「倒錯三部作」の最終作にあたります。この三部作――『墓場への切符』『倒錯の舞踏』『獣たちの墓』――には「肉屋のミサ」という奇妙な言葉が繰り返し登場します。しかし、これまでこの言葉についてはあまり触れられてきませんでした。日本のミステリファンの多くが非キリスト教徒だからなのでしょうが、マット・スカダーシリーズの底流をなすだけでなく「探偵と神」「ミステリとモラル」という古典的命題にも踏み込んだ非常に挑発的なモチーフがスルーされたままなのはもったいない、そう思うのです。

 

 さて、「肉屋のミサ」というのは、ニューヨークの食肉市場にほど近いとある教会で行われる早朝ミサのことです。早朝ミサそのものは珍しいものではありません(日本でもある程度大きい教会では毎朝行われています)が、「肉屋のミサ」という言葉は一般的ではありません。スカダーの親友ミック・バルーが――市場関係者が誰か必ず出席しているということで――そう呼んでいるだけなのです。このミサに、スカダーとバルーの2人は時おり連れだって参加します(1冊につき1〜2回くらいのペースで)。


「だったら夜っぴて話そうぜ。でもって夜が明けたら肉屋のミサに行くと」

(『獣たちの墓』p.541)


 ミック・バルーは連邦当局からも目を付けられているプロ犯罪者ですが、敬虔なカトリック信者だった父親の影響で現在も信仰心を完全には失っていないことが端々の描写から伺われます。強盗殺人その他凶悪犯罪を重ねてきた彼は言うのです。


「おれは信じてるんだ。地獄にはちゃんとおれの居場所が用意されてるってな。地獄の炎のそばに椅子がひとつ」

(『倒錯の舞踏』p.272)


 一方スカダーは、”I'm not even Catholic, Father.”(『八百万の死にざま』原文)、「子供の頃から教会には行かなかった」と言っています(『倒錯の舞踏』p.277)。アル中時代を通じて「十分の一税」というものを自主的に払う(教会の献金箱に入れる)ことはありますが、特定の宗教を信じているわけではありません。

 

 三部作第一作『墓場への切符』は、過去のとある事件が発端となっています。一介の警察官だったスカダーが「神の真似」をしたことを恨む犯人から狙われる。そして最終章において、再び「神の真似」をするかどうかを自問せざるを得ない状況に追い込まれるのです。

 

 第二作『倒錯の舞踏』で、再びスカダーは神を真似ます。しかも事件の解決後、特に理由もなく「神への冒瀆」へ走ります。状況はこうです。

 

 血なまぐさい一夜のあと、スカダーはバルーに連れられて「肉屋のミサ」に出席します。そこでスカダーはふらふらと聖体拝領(カトリック信者にとっては非常に大事な儀式、と思ってください)の列に並び、「キリストの体」と呼ばれる「聖体(聖餅/ホスチア)」を頂いてしまうのです。わたしが「冒瀆」というのはこの部分です。

 

 ちなみに『カトリック教会のカテキズム』カトリック中央協議会2002)において「大罪があると知りながら、聖体拝領をすること」は「大罪 mortal sin」に分類されています。それほど重い罪だということです。スカダーの場合は異教徒なので、どれほどの罪になるかは難しいところですが。

 

 聖体拝領に与るためには、いくつかルールがあります。

 

1. 堅信礼を済ませたカトリック信者であること

2. 聖体拝領1時間前からは絶食をすること

3. 告白(告解/懺悔/confession )を済ませて罪の償いをしていること

 

 カトリック信者として育てられたバルーにとっては自明のことだったでしょう。ミサに出席しても決して聖体拝領の列には並ばなかった(『倒錯の舞踏』p.289)のも当然です。バルーは「おれはもう三十年も懺悔をしていない」(『倒錯の舞踏』p.461)にもかかわらず、この場面ではスカダーの後をついていき、同じく聖体拝領を受けてしまう。その後、教会の外で「おれたちは地獄の炎に焼かれるな」(『倒錯の舞踏』p.461)と「なんとも形容しがたいすさまじい笑み」を浮かべて言うのです。原文では”His smile was fierce.”とありますから笑っていたのかすら疑わしい。

 

 このシーンは幾つかの点で非常に印象的かつ示唆的です。

 

 まず、スカダーが「神の真似」をするどころか、「他人の神を踏み越える」領域に入ったこと。カトリックの信者が大切にしているルールを破り、「キリストの体」を飲み下したという行為からもそれは象徴的です。たとえ近しい人間が尊重しているルールでも、理由なく破ることができる――これは後の浮気問題にも通じますよね――それがスカダーという人間だということ。それでも怒るでもなく、呆れるでもなく、ただ受け入れるのがスカダーと親しい人間のスタンスだということ。

 

 もう一つ。私立探偵が社会の常識/法律を超え、悪人を陥れようと殺そうと、読者は慣れっこです。殺人や暴力に恐れをなすどころか、それを愉しむのがミステリファンでしょう。しかし、事件と無関係な宗教的タブーはどうでしょうか。返り血で濡れたエプロンを身につけながら「信者でもないのに聖体を!」と驚くバルーの姿は滑稽です。「地獄の炎のそばにはおれの椅子が用意されている」という意識が、「おれたちは地獄の炎で焼かれる」にランクアップする理由が、「聖体拝領のルールを破ったから」だというのも。しかし、それこそがキリスト教的モラルが心身に沁みこんだ読者の姿でもあるのです。まったく敬虔ではないカトリック信者のわたしですら、このシーンを読むたび未だに少し鼓動が速くなります。「ものすごくわるいこと」を目撃したような気持になってしまう。キリスト教的モラルを破ったことについては、犯罪も同じだというのに。

 

 さてさて、このように非常に古典的な命題に入り込んだ倒錯三部作ですが、掉尾を飾るのが『獣たちの墓』です。スカダーはまたしても神の役目を務めるのか、リーアム・ニーソン演じる映画版スカダーと同じ結末を迎えるのか、それは映画と小説の両方を楽しんだ者だけのお楽しみといたしましょう。

 

D

 

日向 郁(ひなた かおる)

f:id:honyakumystery:20140821100918p:image:small:left

“Anything that is not straight.”

翻訳ミステリとロマンスとスポーツ(NFL, NPB, NHL, CFL, RR)を愛するライター。ジゴロな愛犬に振り回される毎日です。

Twitterアカウントは @hina_shella

 

八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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カトリック教会のカテキズム

カトリック教会のカテキズム

 

【不定期連載】マット・スカダー再読〜失われたおじさんのかっこよさを求めて〜 バックナンバー

2015-04-26

『誘拐の掟』公開記念読書会のお報せ(執筆者:杉江松恋)【再掲】


 以前に告知いたしましたローレンス・ブロック読書会の詳細が決定しました。

 

[日時] 2015年5月13日(水) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)

[出演] 杉江松恋(ライター・書評家) 田口俊樹(原作「獣たちの墓」訳者)

[会場] Cafe Live Wire (Biri-Biri酒場 改め)

     東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F (Googleマップ

    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6〜8出口から徒歩5分

    ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分

    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分

[料金] 500円(終了後懇親会あり) 

 お申し込みはこちらまで。

 ローレンス・ブロック・ファンよ来たれ!


=====================

【記事再掲】

 こんにちは、杉江松恋です。


 すでにご存じの方も多いと思いますが、マット・スカダー・シリーズの第10長篇『獣たちの墓』が映画化され、日本でも「誘拐の掟」のタイトルで5月30日に公開が決定しました。

 監督・脚本は「ゲット・ショーティ」「アウト・オブ・サイト」などのエルモア・レナード原作で脚本を手がけたスコット・フランク、気になる主演は「シンドラーのリスト」「96時間」などの作品で知られるリーアム・ニーソンが演じています。1952年生まれで撮影時は62歳、原作よりは少し年が上で落ち着いた雰囲気が好ましく、むしろ『死者たちの長い列』以降のスカダーに似つかわしい気もします。映画の冒頭では刑事時代のスカダーも演じ、彼が警察官を辞めるに至った事件も再現しています。過去にはハル・アシュビー監督の「800万の死にざま」で当時37歳のジェフ・ブリッジスもスカダーを演じていますが、あれは逆に元気すぎたかもしれません。今回のリーアム・ニーソンは、原作ファンが観れば、100人中99人が喝采を送るのではないでしょうか。そうそう、スカダーってこんな感じだよ。


 映画「誘拐の掟」公式サイト


 予告映像もYoutubeに上がっています。


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 というわけで今回、映画公開を記念して、原作『獣たちの墓』読書会を開催したいと思います。

 お申し込みのURLなどは後日発表(まだできていません)、取り急ぎ、


 5月13日(水)19時半〜 於:新宿5丁目 Cafe Live Wire

 司会:杉江松恋 ゲスト:田口俊

 ということで日時と場所は決定いたします。

 肝腎の課題作ですが、新装版が4月20日に発売予定なので、お持ちでない方はこの機会にぜひどうぞ。


 さて、念のためにローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズについておさらいしておきましょう。

 スカダーはニューヨーク市警の警察官でしたが、あるとき自分の過失によって人が死んだことに責任を感じ、職を辞します。以降はもぐりの私立探偵として活動をしていましたが、自身が深刻なアルコール依存症であることに気づき、『八百万の死にざま』以降の作品ではその問題に正面切って立ち向かうようになりました。

 したがって第1作『過去からの弔鐘』から第5作『八百万の死にざま』までがシリーズの第1期といえます。過渡期といえる『聖なる酒場の挽歌』『慈悲深い死』の2長篇を経て、第8長篇『墓場への切符』からシリーズは変わり始めます。


『墓場への切符』『倒錯の舞踏』(MWA最優秀長篇賞)『獣たちの墓』の3作は、私立探偵小説に新機軸を開いた作品でした。ここで描かれたのは、個人である探偵が、私人としての限界を超えるほどの巨大な暴力に直面したときにいったい何だできるだろうか、という問いです。『墓場への切符』では探偵に復讐心を燃やすサイコ・キラー、『倒錯の舞踏』では性的興奮を得るために人を殺し続ける異常者、そしてこの『獣たちの墓』では誘拐殺人の常習犯がスカダーの前に立ちふさがります。

 そもそも第1期の作品でもスカダーは、司法の網の目から逃れている者に私的な制裁を加えることが珍しくありませんでした。この3作では、その問題がより端的な形で示されることになったのです。思えば1980年代後半からの10年間は、私立探偵小説の内容に大きな変動が見えた時期でした。人捜しのプロットを中心としていた私立探偵小説は「個人が正義をなしうるのか」という、より直截的にヒーローの存在意義が問われる主題へと大きく舵を切っていたのです。その中でもっとも端的な形で答えを示したのが、ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズであったと私は考えます。

 その主題転換をになった重要な三部作の掉尾を飾るのが、このたび映画化された『獣たちの墓』であったわけです。『獣たちの墓』について考えることは、同時に1980年代の私立探偵小説、ネオ・ハードボイルドと呼ばれた作品群を考えることにもつながります。ぜひこの機会に、私と一緒に『獣たちの墓』を読んでみませんか?


 賢明なみなさんはすでにお判りかと思いますが、実はこの読書会は4月25日の翻訳ミステリー大賞贈賞式後に行われる企画「ネオ・ハードボイルド作家・探偵の月旦」とも連動しています。よかったら併せてご参加ください。


 なお読書会では、予告篇よりももう少し長めに映画の一部をご覧いただける予定です。したがって会は、原作について話し合うだけではなく、映画化作品の予想会も兼ねることになります。たとえば、


 『獣たちの墓』はスカダーがエレイン・マーデルと同棲を始める前の物語だが、エレインは果たして映画に登場するのか。


 時代設定は1999年になっているが、9.11前のニューヨークはどのように描かれるのか。


 携帯電話やインターネットがまだそれほど普及していなかった時代の話である原作をどうやって現代化するのか。


 そして、何よりも大事なこととしては、スカダーはきちんとアルコール依存症として描かれるのか。


 などなどと。こちらはネタばらしはしませんので、ぜひ集まったみなさんに予想を立てていただきたいと思います。

(これは書いてもいいとおもうので書いちゃいますが、TJは出ます! どうぞお楽しみに)


 そんなわけで、ファンのみなさんとマット・スカダー・シリーズについて語り合うことを楽しみにしております。

 どうぞふるってご参加くださいませ。


八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

【不定期連載】マット・スカダー再読〜失われたおじさんのかっこよさを求めて〜 バックナンバー

2015-04-09

『誘拐の掟』公開記念読書会のお報せ(執筆者:杉江松恋)

 こんにちは、杉江松恋です。


 すでにご存じの方も多いと思いますが、マット・スカダー・シリーズの第10長篇『獣たちの墓』が映画化され、日本でも「誘拐の掟」のタイトルで5月30日に公開が決定しました。

 監督・脚本は「ゲット・ショーティ」「アウト・オブ・サイト」などのエルモア・レナード原作で脚本を手がけたスコット・フランク、気になる主演は「シンドラーのリスト」「96時間」などの作品で知られるリーアム・ニーソンが演じています。1952年生まれで撮影時は62歳、原作よりは少し年が上で落ち着いた雰囲気が好ましく、むしろ『死者たちの長い列』以降のスカダーに似つかわしい気もします。映画の冒頭では刑事時代のスカダーも演じ、彼が警察官を辞めるに至った事件も再現しています。過去にはハル・アシュビー監督の「800万の死にざま」で当時37歳のジェフ・ブリッジスもスカダーを演じていますが、あれは逆に元気すぎたかもしれません。今回のリーアム・ニーソンは、原作ファンが観れば、100人中99人が喝采を送るのではないでしょうか。そうそう、スカダーってこんな感じだよ。


 映画「誘拐の掟」公式サイト


 予告映像もYoutubeに上がっています。


D


 というわけで今回、映画公開を記念して、原作『獣たちの墓』読書会を開催したいと思います。

 お申し込みのURLなどは後日発表(まだできていません)、取り急ぎ、


 5月13日(水)19時半〜 於:新宿5丁目 Cafe Live Wire

 司会:杉江松恋 ゲスト:田口俊


 ということで日時と場所は決定いたします。

 肝腎の課題作ですが、新装版が4月20日に発売予定なので、お持ちでない方はこの機会にぜひどうぞ。


 さて、念のためにローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズについておさらいしておきましょう。

 スカダーはニューヨーク市警の警察官でしたが、あるとき自分の過失によって人が死んだことに責任を感じ、職を辞します。以降はもぐりの私立探偵として活動をしていましたが、自身が深刻なアルコール依存症であることに気づき、『八百万の死にざま』以降の作品ではその問題に正面切って立ち向かうようになりました。

 したがって第1作『過去からの弔鐘』から第5作『八百万の死にざま』までがシリーズの第1期といえます。過渡期といえる『聖なる酒場の挽歌』『慈悲深い死』の2長篇を経て、第8長篇『墓場への切符』からシリーズは変わり始めます。


『墓場への切符』『倒錯の舞踏』(MWA最優秀長篇賞)『獣たちの墓』の3作は、私立探偵小説に新機軸を開いた作品でした。ここで描かれたのは、個人である探偵が、私人としての限界を超えるほどの巨大な暴力に直面したときにいったい何だできるだろうか、という問いです。『墓場への切符』では探偵に復讐心を燃やすサイコ・キラー、『倒錯の舞踏』では性的興奮を得るために人を殺し続ける異常者、そしてこの『獣たちの墓』では誘拐殺人の常習犯がスカダーの前に立ちふさがります。

 そもそも第1期の作品でもスカダーは、司法の網の目から逃れている者に私的な制裁を加えることが珍しくありませんでした。この3作では、その問題がより端的な形で示されることになったのです。思えば1980年代後半からの10年間は、私立探偵小説の内容に大きな変動が見えた時期でした。人捜しのプロットを中心としていた私立探偵小説は「個人が正義をなしうるのか」という、より直截的にヒーローの存在意義が問われる主題へと大きく舵を切っていたのです。その中でもっとも端的な形で答えを示したのが、ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズであったと私は考えます。

 その主題転換をになった重要な三部作の掉尾を飾るのが、このたび映画化された『獣たちの墓』であったわけです。『獣たちの墓』について考えることは、同時に1980年代の私立探偵小説、ネオ・ハードボイルドと呼ばれた作品群を考えることにもつながります。ぜひこの機会に、私と一緒に『獣たちの墓』を読んでみませんか?


 賢明なみなさんはすでにお判りかと思いますが、実はこの読書会は4月25日の翻訳ミステリー大賞贈賞式後に行われる企画「ネオ・ハードボイルド作家・探偵の月旦」とも連動しています。よかったら併せてご参加ください。


 なお読書会では、予告篇よりももう少し長めに映画の一部をご覧いただける予定です。したがって会は、原作について話し合うだけではなく、映画化作品の予想会も兼ねることになります。たとえば、


 『獣たちの墓』はスカダーがエレイン・マーデルと同棲を始める前の物語だが、エレインは果たして映画に登場するのか。


 時代設定は1999年になっているが、9.11前のニューヨークはどのように描かれるのか。


 携帯電話やインターネットがまだそれほど普及していなかった時代の話である原作をどうやって現代化するのか。


 そして、何よりも大事なこととしては、スカダーはきちんとアルコール依存症として描かれるのか。


 などなどと。こちらはネタばらしはしませんので、ぜひ集まったみなさんに予想を立てていただきたいと思います。

(これは書いてもいいとおもうので書いちゃいますが、TJは出ます! どうぞお楽しみに)


 そんなわけで、ファンのみなさんとマット・スカダー・シリーズについて語り合うことを楽しみにしております。

 どうぞふるってご参加くださいませ。


八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

【不定期連載】マット・スカダー再読〜失われたおじさんのかっこよさを求めて〜 バックナンバー