2年間ずっと買いつづけても当たった事のないジュースの自販機

近所に2年間ずっと買いつづけても当たった事のない
ジュースの自販機が近所にあった
ある時、彼氏と別れ話をしている時に
その自販機でジュースを買うことになり
「もしこれが当たったら、これからも一緒にいようか」
と言いつつ、ボタンを押したら当たってしまった。
それで結局別れない事になって、結局結婚した。

まだ物心付いて間もない頃、兄の運動会に家族で行く事になった。

まだ物心付いて間もない頃、兄の運動会に家族で行く事になった。
母親が朝早く弁当を作っている横で暇だった俺は、台所でぶらぶらしてた。
その様子をみかねてか、アイスが冷凍庫に入ってるよと母親。
俺は喜び、背伸びをしながら冷凍庫を開けた。
すると突然、体長5ミリから1センチぐらいの小さなゴキブリが飛んできた。
俺は一瞬の出来事で訳が分からなく、顔を背けたと思う。
運が悪い事にゴキブリの着地した所は、耳あたり。
暗い所に逃げ込む習性のゴキブリは、迷わず耳の穴へGO!


短時間で鼓膜まで到着したのか、大きなガリガリという音と共にかなりの痛みが走った。
親が異変に気付いて、俺を横にし耳に光を当てたり、煙草の煙を吹きかけたりと試みたが逆効果。
結局、耳鼻科に電話して開業前だったが診察して貰える事になった。
診察してる間も、音と痛みは取れず 俺は泣き叫んだね。
医師は光を当て、ピンセットで耳の中のゴキブリを取ったのだが、取れたのは胴体の後ろ半分だけ。
胴体半分なってもなお続く、ガリガリ音と痛み。
その時ほど、ゴキブリの生命力の強さを感じた事は無いよ。

かわいそうで本当に泣いてしまった話

ずっと昔見た新聞のコラムで、
かわいそうで本当に泣いてしまった話があった。
思い出して鬱なのでおすそわけする。
目の不自由なお祖父さん、お祖母さんと、
生活保護をもらいながら住んでいる女子中学生がいて、
二人の面倒を全部見てたんだが、生活保護のお金を引ったくりされた。
これが地方ニュースになって、カンパが集まったんだけど、
役所は、そのカンパが臨時収入だからと言って、生活保護を打ち切った。
カンパの何十万円かなんてすぐなくなって、
その子は役所に相談に来たんだけど、
役所は臨時収入があったから再開できないと伝えた。
何度か役所に姿を見せたのは確かだが、その度に追い返したようだ。
生活保護を再開してもらえなかったことは、祖父母に言えなかった。
心配をかけたくなかったのか、どんな心境かは今となってはわからない。
目の見えない祖父母にはちゃんとオカズを作って食べさせながら、
その子はずっと、自分は塩とご飯だけ食べていたらしい。
ある時、祖父母がそれに気が付いて、
どうして自分だけそんな食事をしてるのか問いただした。
その子は笑ってごまかしたが、その夜、首を吊った。

値段が高い料亭で働いていた頃のお話

値段が高い料亭で働いていた頃のお話ですが、
家族連れが食べに来ました。
お母さん、お父さん、小学校低学年か幼稚園の年長くらいの女の子と男の子。
親はジャージとか着てなくて、見た感じは普通の恰好でした。
料理を食べ終わったくらいから、子供達が廊下を走りだすといった事をしだしました。
時間は忙しい夕食時ではなくてお客さんも少ないとはいえ、
静かなBGMを流している店内ではその足音が響きます。
注意しても無言で睨まれました。
親も笑うばかりで注意しません。
ついには店長が親に注意しにいこうと腰を上げた時、それは起こりました。


ガッシャーーーーン!!!!


耳障りな物が割れる音が聞こえ、お客さんも身体を堅くします。
子供達が店員の注意を無視し厨房に特攻していき、
次の日の法事用にと用意してあった食器に突撃したみたいでした。
現場は呆然と立ちすくむ子供、床にちらばる色とりどりのガラス……
子供を止めようとしたのか頬に傷がついてる店員。
20数人の食器が割れ厨房は大変な事になっているとこに親登場。
子供を怒るのかと思いきや、
親「危ないからそんなとこに近づいたらだめ!!」
そう叫ぶや否や子供を厨房から引っ張りだします。
一部始終みてたくせに謝罪もなにもありません。
しかもそそくさと会計を済ませようとしている模様。




これには店長も怒りを覚えたようで、
店長「あの、お客様、大変申し訳ないのですがこちら弁償していただけますか?」
と言いだします。
親「え?あ?なに?なんで?」
店長「小さいお子様のせいとは当店もこれだけの物が割れると困りますので…」
親「は?ほんと?でもどーせ百均でしょ?」
店長「食前酒のグラスが1つ1万、小鉢が1つ○万、お皿が1つ○万、茶碗が(ryをそれぞれ20人分になりま
親「ちょっとまって!そんなするわけな
店長「当店は味にも力をいれていますが、器のほうにも
親「何回も使用してんだろ?価値なんかねーよ!」
そう言い会計を済ませ逃げるように帰ってしまいました。
追い掛けもしない店長になんでだと尋ねると、
「弁償してもらう気は最初からなかった。ちょっとは悪いと思って欲しかった。
あー言えばすみませんと言うかと思った。……俺もおとなげないな(ニガ」
と言います。
確かに今までお客さんが食器を割っても弁償なんかしてもらった事はないけど
今回は話が別だと思ったのに。
実際に食前酒のグラスとか食器は1つ万単位だったので…。
もちろん結局は弁償してもらってませんが、
仕事を終え駐車場に行くと
送迎バスにデカデカと傷をつけられてました。
警察を呼び防犯カメラを見てみるとその家族がバスに傷をつけているのが映ってました。

高校のときの朝、親に言われていつものように

高校のときの朝、親に言われていつものように
新聞受けに新聞や手紙を取りに行ったら
中に俺宛の封筒が入っていた。
白い封筒。ハート形の封止め。
そして綺麗な女性の文字で「喪男くんへ」。
間違いない、ラブレターだ。
生まれて18年、女の「お」の字も無かった俺に
ついにラブレターが来たんだ。
ドキドキしながら俺は、急いで部屋に入り
それを開けて読んだ。
中にはこう書いていた。
喪男くんが女の子にモテなくても、
お母さんは喪男くんのことが大好きだからね。 母」
この日、俺は県外の大学を受験することを決意した。