後席からのムーヴメント

最近は何をしていたんだろう。何をしていたのかあんまり思い出せないけれど、2,3日おきにサシ飲みをしてた気がする。学生としてちゃんとしてなくてはならないことは、全部ほったらかしにしていたので先生の顔が常時閻魔大王に見えてしまう。でもこのフェーズで沢山のひとに会ったことで、人間的には急成長した気がするので、結果的にはまあまあ生産的な日々だったんじゃないだろうか。この2ヶ月の成長が人生に大きく影響を与える予感がするなあ。


この2ヶ月にどう成長したんだろう。沢山あるけど、少し書いてみよう。


今までは、認められたい・自分を知って欲しい・尊敬されたい願望のあまり、相手に合わせて演出を無意識にしてることが多かった。そんな自分から、理解されたいとか喜ばれたいという願望が薄れて、認められないことを前提として自分を主張するようになった。
わがままになったのかな。出し惜しみしない人付き合いというのかなあ、謙虚になったと思う。
謙虚=他人にへりくだるものではなくて、謙虚とは、自分の責任のもとで自分を主張することな気がするんだよね。今では。


次に、物理的にギリギリ可能な範囲でやりたいことは、全部やることにした。コンペも飲みもTFも馬鹿企画も全部ぶち込んで徹底的にやることにした。結果はまだ出てないけど、全部良い方向に向いているような気がする。特に馬鹿企画をして、みんなでワイワイ下らないことを一生懸命全力でやることこそが、享楽的に生きる何よりの活力になっている気がする。
コンペの準備でメンバーと話しているときもそうだけど、人と何かを創造している瞬間の快楽は至上のものだ。想像を超える創造をしようと躍起になっているときのワクワク感、接種凍結のように、バラバラに打った点が一気に繋がって線になる瞬間。脳内エクスタシーです。

色々と悩んだらやりたいことが朧気ながら分かってきたのが一番か。



そういえば、鳥コンがあった。
最後から2番目のTFで、つい怨念こもった言葉が口をついて出てしまい、後悔していたところだった。そんなもの伝わるわけ無いのに言ってしまったこと。感情に突き動かされて、いつも大事にしている、「聞く人に合った伝え方をする」ことが出来なかった。


後輩の機体がプラットホームを離れたその瞬間、抑えてきた色んな感情が決壊してどうしようもなくなった。来なければ良かったと思った。考えても仕方ないことがたくさん頭の中を巡って、何もかも失ったもの全ての責任を押し付けたくなった。
何に対してかもよく分からない悔しさが一杯で、でもそのとき、ああこの感情を大切に持っていようと思った。同時に、失ったものをもう一度、全部、絶対に、取り戻したくなって、具体的な何かではなく、あるはずだった感情や思念のようなものを何としても手に入れたいと願った。


本番の朝から打ち上げまでずっと、引退する後輩たちも、これから引継ぐ後輩たちもみんな良い顔していた。
ああいう目を見るとわけもなく、嬉しくなる。いい目してたなあ。
いつだって、遠くをみている人が好きだ。
26代の言葉は28代に届いたかな。溢れる想いを伝えるのに、言葉はときとして不足過ぎてじれったくなる。自分のときがそうだった。伝えたいことの5%くらいしか伝えられなかった。


そういやあ次期駆動PLになるスマちゃんのスピーチに茶々を入れてしまって申し訳ない。
あれは完全におれの理想であって押し付けることじゃなかった。


帰りの車の中では、ブブゼラを吹きまくった。ドレミファまで出せるようになって、調子にのって外で吹き鳴らした。さらに調子に乗ったおれは渋谷のスクランブル交差点でおっぱいって叫んだ。


来年の夏、どんな自分になってるかなあ。