閑話小題 ~娑婆の喧嘩作法 ―4

 

   * さて始まった城下町下の争いが… ー③
 ところで、これは送検まで持っていける案件か… 前回の件もあるため、
強引でも立件するのでは…と、これは無理という意見が分かれているが… 
…政争として目を叛けようとする○○の意図があまりに露骨。 TVの刑事モノ
連続ドラマで視聴者の目が肥えているのもあり、秘密裡で処理しても問題は残る。
ただし、あの腰巾着の応援は火に油を注ぐようなもの。城下町独特の地方の歪み
を自らは自覚できないから始末が悪い。
 会社清算から11年近く経過するが、娑婆は魑魅妙霊の住む世界。その巧妙な
嫌がらせ、それはそれは… 世界は弱者には厳しく…強者には優しく温かい!
 …ある小説の一節に 
<人生小説ではありません。強くならねばなりません!>があった! 
<何事も面白がる>…<3年経てば、何事も宇宙の彼方の出来こと!>だけで
乗越えられる案件でしかない… あのドブネミよ、合せ鏡をもってないのか?
恒例の木曜日の週間新潮と文春には、あまり大きく取扱ってなかった!が…

・・・・・・
7236,閑話小題 ~ラスト♪ソング =1 
2020年12月09日(水)
            『ラスト♪ソング』佐藤由美子・著
   * 人生の最期の聴く一曲
 最近、借りてくるのは、こういう類の本ばかり! 年齢に贖えないのか。
 私の持ち歌の一曲は、ジェリー藤尾の『遠くいきたい』。
あとは、越路吹雪の『愛の賛歌』と、菅原陽一『今日でお別れ』『忘れな草
などなど。過っては純朴?なればこそ心に、いや魂に残るのだろう。
 10歳の頃、演歌で最初に出会い、心に残ってるのが春日八郎の『お富さん』… 
子供心に大人の世界を直に感じとれた演歌である。 大家族もあってが、
何とマセタガキだった。
 私の青春真っ只中の昭和40年代は、歌謡名曲の花盛り。これ程の質量の名曲
が出た時代は2度とないと言われている。学生時代の4畳判の部屋に、ステレオ
が置かれ、ジャズや、バラードの名曲が並んでいた。青春渦中にある時は
如何に恵まれていたかを知る由もない。…寮には、苦学生が多くて、その苦労話
を上の空で聞くしかなかったひ弱なノンポリの学生。
 音楽をサポートするグリーフケアの存在を、この本で初めて知った。
人類は、どれほど音楽で慰められたことか… 
 尤も、音楽の効用は、元々そこにあるが! 10年程前に、 iPPodに4000曲、
入れてある。こういうことは、誰もしてくれない。自分でするしかない。

  ~Amazonの内容説明から~
【 グリーフケアとは、悲しみの中にある人をサポートすること。具体的には、
病院での治療、専門家によるカウンセリング、ケアを必要とする集団による
ワークショップ、日常生活での対処療法など、多彩な手法が含まれます。 
大切な人を亡くした悲しみから立ち直る鍵は、悲嘆のプロセス(グリーフワーク)
にあるといわれます。】
 ―
【 人は病気や悲しみについてなど自分の世界観が変わるほどの変化や不都合な
 ことへの対応は後手後手となりがち。これはしかたがないことであると思います。
自分が重病に・不治の病に陥った時のことを想像はできますが、それが日常と
なってしまった時のことまでは想像が及ばないと思います。当然、心の準備は無い
に等しいです。天災のような場合以外には、同境遇の仲間は見つけにくいです。
大抵は、自力で乗り越えることになりますので、容易ではありません。
 心理的、社会的に遺族が孤立しないように支援体制が求められるところです。
悲しみへのケアがあると、早期に自分の混乱とその整理、亡くなった方の生きた
意味・自分の生きる意味、人生の意義などに気づくことができて、前向きに人生
を捉えなおすきっかけとなるでしょう。】
 ―
▼ 高校時代に…世界の名曲集を、月に一曲、購入をしていた。特に世界各国の
 民謡の魅力に直に取りこまれていた。民謡は、土着大衆の魂が深く潜んでいる。
経験を重ねて、人生が何たるものかを知ればこそ、その味わいを噛みしめる事が
可能になる。 読書、映画と音楽観賞と、身近に魂を癒す材料は多くある。
それらは、徹した孤独感があればこそ身に沁みて実感する。世界は、素晴らしい。

・・・・・・
6843,読書日記 ~『秘伝「書く」技術 』 
2019年12月09日(月)
              『「秘伝「書く」技術 /夢枕 獏(著) 』
  * 最後は‘精神的、物理的な自由への天使の羽ばたき’!

 ‘あとがき’に、文章作法でいちばん大事なのは、
〈自由!〉
〈虚仮の一念〉
〈森羅万象を面白がる力!〉 が、
『秘異郷ツアー』と、これを書き続けてきた感覚と同じ響きがある。

毎日、欠かさず書き続けて18年半、‘雑記帳’のネット上公開に。
上記の3つの著者の信念、自由、虚仮の一念、森羅万象を面白がる力を、
並びたてて文章化をすると、
《 毎日欠かさず’を書き続けて18年半、〈虚仮の一念〉で書続け7千近い
テーマ’に。 一万テーマまで、あと9年。82歳だが… それは無理?
書上げた瞬間の開放された〈自由〉な心境の味わいがあればこそ続いてきた。 
それを続けているうちに〈森羅万象を面白がる力!〉が自然と培われてきた
ようだ。 さらに蓄積が有効的に働く実感があればこそ… 私だけにしか経験
できない事象を記録に残しておかないと、虚無の彼方に消え去ってしまう。 
それは書き残してない熱風の日々を省みると解る事。
「自分が納得する文章を書上げる」には、まず魂を入れるしかない。
魂とは時間をかけた経験とエネルギー。 決心したからには…〈虚仮の一念〉
の「とにかく書き続ける」しかない。 著者は、ここで、<考えに考えたとき
の僕の感覚を言葉にすれば、「脳が鼻から垂れるまで」考える。 
…こうやって、考え抜くことで「神を生む力」が得られるんです。> … ≫
 ――
▼ この程度の稚拙な文章でも、何度も推敲をいれてある。それでも後日、
 いや後年に読み返す度に、その粗が見えてくる。2~3月に一度は、前日に
書上げた文章を、気づかず再び1~2時間もかけて推敲して、アップする段に
なって、そのことに気づく。それだけ稚拙の内容である…。それでも、毎日、
過去の同月・同日の文章に間違い文字、言い回しのいい加減さに気づく。
‘メモの公開だから良いか’と思いたいが、そこに冷ややかな視線がある。
「だったら、毎日、私と同じことをしてみたら…云々」は、罷り通らない。
金が取れるプロ筋の文章は、凄味が違う。そのベースが違うから当然である。
 私の、もう一つのライフワークの「秘異郷ツアー」が、著者の書く信念
〈自由!〉〈虚仮の一念〉〈森羅万象を面白がる力!〉と同じ感がする。 
大自然との邂逅で精神の自由を感じる時間を持たないと! 
大自然が教えてくれることは、『愛すればこそ、愛される!』こと。
懐の奥にわけいってこそ、その愛の温もりが伝わってくるもの。
凡人には、絶対量のエネルギーが掛かるが、それこそが良いのである。
 妄想でも、フリでも、まずは自由を求めないと。カール・ブッセの;  
【 山のあなたの 空遠く; 「幸」住むと 人のいふ; 
 噫われひとと 尋めゆきて; 涙さしぐみ かへりきぬ…】がある。
その「幸」は、心の自由でないか。それなら、別に山の彼方でなく、
心の内にある。それと身近に森羅万象が控えてある。天使の肩にある
羽根は、自由への羽ばたきのためにある。それは意志であり、言葉にある。
つまるところ…‘精神的、物理的、大自然への‘自由の天使の羽ばたき’!

・・・・・・
5747,なぜ本を読むといいか? ~8 :マタイ効果  
2016年12月09日(金)
           <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博
   * マタイ効果  ~アジャ・パー
 今さらだが、現実社会の実態は弱肉強食の冷酷な世界。住宅地も、歴然と
高級住宅地と下町が分かれている。都会だけでなく、地方も然り。世の中は、
不自由・不平等・憎しみで満ちているため、逆に、<自由・平等・博愛>が
叫ばれる。それも家柄、富で何世代も引継がれ、富める者には富が集まり、
貧者は互いの足の引張りあいで貧しくなる。これが一度、貧者に陥ると、
元に戻るのは難しい。 だから万一の備えが重要。人生が、それを教える。
  ~「マタイ効果」をネット検索をすると、以下のとおり~
≪ マタイ効果とは、富める者はますます富み、奪われる者はますます
 奪われるという現象です。例えば、面白い情報がたくさんあるところには、
利用者がたくさん集まり、人が集まればその人達に知って欲しい情報が更に
集まってきます。逆に情報が少ないと、人は集まらず、人が集まらないから
情報が更に集まらず、寂れてしまいます。雪だるま式の効果を良い方向へ
回転させることを考えるべきです。仕事のできる人に仕事が集まってくる
現象で、経験が増えるからますます仕事ができるようになり、良循環になる。
だから「仕事は買ってでもせよ」と言われるわけです。それを仕事の中で経験
することが一番人生経験に役立ちます。幸福な人はいつもニコニコしています。
その結果、善人にみえるので人から好かれ、他の多くの仲間が合体して、より
いっそうの地位を固めていきます。厄介なのは、一歩進み始めたマルビとの
コースは、なかなか変更ができないことです。こうして階層の分化が進行して
いきます。この言葉は人々の間での階層分化とその拡大再生産のメカニズムを
述べています。 ≫
 ――
▼ 『貧すれば鈍する』で、経済的余裕、お金が無いと心まで鈍くなる。
 そこで踏んばって『窮すれば通ず』、極限の立場になると知恵が湧出て活路
が開けることがある。『火事場の馬鹿力』『窮鼠猫を噛む』が、これに近い。
科学技術の進化が、ネット社会と情報端末を飛躍的に及ぼし、マタイ効果を
拡張、加速させる。2045年が、人工知能の進化の特異点になって、世界が
一変する可能性があるという。極々、少数の天才が、世界を支配する日である。
最近、シネマで、その類の物語を見たが。 マタイ効果が現れ出ている現実は、
何ともいえない味がする。 味はパッ いや、 アジャ・パー ですか。
 世間とは、アジャ・パーというと、味わい深くなる。 ったく!

・・・・・・
5017,幸福優位7つの法則 -7
2014年12月09日(火)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * 法則6: 20秒ルール
 森(現役)から、サバンナ(御隠居)の生活に移動するについて、まず考えた
ことは、ウツ対策。そこで、毎日の習慣を、更に厳格にする実行することにした。
< 4時起床。この文章の修正と完成、アップの後、一時間のミニサイクリング。
 9時から11時半まで、読書と、ブログの下書き。
午後からは、スポーツジム、ポタリング、図書館、テレビなど自由時間にあて。
17時から20時までは、居間で食事やテレビなど。そして20時過ぎに就寝。>
 20分ほどの誤差は出るが、ほぼ毎日この日程である。我ながら真面目だが、
習慣(日程)は第二の天性と信じ、このパターンを続けている。この20秒
ルールを、早速、取り入れたが、早朝など、寒さで布団から出れない時、
ピッチャーから投球を受け、制限時間20秒以内の投球動作のイメージを持つと、
何故か不思議に行動に移れる。コツはキャッチャーが球を渡すタイミング。
  ー要点を纏めるとー
≪ 私たちは「単なる習慣の塊」。そして、習慣は「初期設定」を変更しないと
 変えられない。そして初期設定は、一番楽なこと、に集約されていく。
著者はギターが趣味だが、忙しくて弾く機会がなかった。そこで一念発起、
「毎日30分ギターを弾く」誓いを立てた。 習慣が身につくには21日かかる
研究結果から、21日分のカレンダーに✓マークをつけることを想像していたが、
その計画は4日で頓挫。そこで、著者が学んだのは、[一番の問題は、「ギターが
ギターケースに入れられ、リビングのソファーから歩いて20秒かかるクローゼット
にしまってあること」] そこで著者はギタースタンドを購入、ソファーの座る
位置から手が届くよう配置したところ、21日後に著者は、✓マークが21並んだ
カレンダーと、ちょっと上達したギターのテクニックがついたという。 
この二つの事例の違いは、クローゼットまでギターを取りに行く、20秒しか
かからない行動の「面倒くささ」が習慣化を拒んでいた、ということ。 
重要なのは、「望ましい行動」を「最も抵抗の少ない道にする」ということ。
 著者は正反対の実験へと自らを進める。彼は帰宅後にだらだらテレビを観て
しまう習慣を何とかしたいと思いつつ、やめることができずに、オフィスから
自宅に戻ると、リビングのテーブル上にあるリモコンでまずテレビのスイッチ
を入れてしまうのだ。そこで、テレビのリモコンから電池を抜き、リビング
から20秒かかる部屋の引き出しにしまい、代わりに積ん読の本を自分が座る
位置に置いた。もちろんギターも手に届く場所にある。当初は、帰宅すると、
電池が抜いたことを忘れてリモコン操作してガッカリしたが、そこで引き出し
まで電池を取りに行ったか? 面倒だから行かないのである。立ち上がって
テレビまで行って操作するのも面倒だと。その代わりに、すぐそばにある本を
手に取ってパラパラめくったり、手許にあるギターを弾いて時間を過ごすよう
になった。著者は、テレビ番組に対する興味が薄れている自分に気づいた。
そしてその代わりに読書とギター練習という、より「望ましい」習慣を
身に付けた自分を発見した。≫
▼ 老齢化には、これは有効に働く。とにかく、億劫になってしまうが、
 ピッチャーの20秒以内の投球制限のイメージを持って次の動作に移る
習慣化は、有効になっている。これは実際に回数を重ねるしかない。で、
「大リーグで、来年から更に厳格に実行される」とニュースで報じていた。
・・・・・・
4650, 老後の生活破綻、そして死 ー3
2013年12月09日(月)
     「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 健康面から見る、高齢社会の現実
 ー健康面から、高齢社会の現実を要約するー
《日本人の要介護期間は平均約七年と、2008年にWHOより報告されているが、
軽いものを含めると十年前後。介護を要するきっかけは、脳血管疾患が最も
多いものの、認知症や老衰、関節疾患、骨折・転倒とばらつきがある。認知症
老衰、関節疾患の多くは緩やかに進行するが、脳血管疾患や骨折は突然起きる
ことが多く、生活の急変をともなう。65歳以上の死因別死亡率は、約半数が
心疾患、ガン、脳血管疾患の三大病で亡くなっている。後期高齢者は増加すると、
肺炎や、老衰で亡くなるものが増える。注目するのは、不慮による事故による
死亡が死因の6番目にあること。 交通事故、入浴中や、転倒によるもので、
予期せぬ人生の終末は、周囲のものにとっても後悔を残す。
60歳以上の自殺者は、全体の3割を占めている。
55~65歳で三番目の死因が自殺。
高齢者の自殺原因で、健康問題が半分、経済問題4分の1が動機になっている。
まずは、ウツになり、それが自殺につながる。目先に迫ってくる死の影に慢性
の鬱症がつきまとう。 恩師、上司、同年代の友人、配偶者、時には子供の死
などが身の回りに次々に起きて、周りのつながりが、どんどん減る。さらに
体調が悪くなり慢性的に不調を抱え、収入も減り、医療費の支出が増えたりして
経済的に不安定になる。それらが増るのに対し、鬱憤を晴らすチャンスが減る。
それが自己否定になり、生きている意味を感じられなくなる。高齢者の自殺の
6割が健康問題。その中で、ひたすら峠を歩くことになる。・・・ 》
▼ 峠からみる下界も時に美しく光り輝くこともあるが、人間の肉体は生もの。
 時間とともに、腐っていくのが老いであり、病気である。それをカバーする
には、運動と読書と趣味の深耕を続けること。その気力が衰えれば、思い出の
宮殿に入るしかない。欧米の公園で年寄りがボンヤリ座っている姿は、思い出の
宮殿の中にいる抜け殻の姿。50歳代で、数人の友人が亡くなったが、老いの
経験をしないで済んだプラス面もある。としても、長く生きたい。
特に、これから10年、厳しいが面白いはず。眺めは良いが、風は冷たく強い。
荷物を一度下ろして、思いきった整理の時!
・・・・・・
4285, 閑話小題 ー痴呆老人?の罵声
2012年12月09日(日)
  * つれづれに ー痴呆老人?の罵声と娑婆
 最近、近所で徘徊している?80歳過ぎの痴呆のような老人がいた。
一年前から2~3回見かけるが、服装は普通だが何か変。一月以上前になるが、
駅に向かっていたところ、その老人が突然、7mほどの道路の反対側で並列
状態で歩いて大声で喚き出した。私を罵倒しているような、しかし何を言って
いるか意味不明。見ると目をさける。100mほどすると、そこは土手で民家
が無くなる。恐ろしくなったのか、少し離れて更に大声で喚いていた。
汽車時間がギリギリだったので、通り過ごしたが、列車に乗ってから急に腹が
立ってきた。帰った後に警察に相談に行って「収容をしないのか?」というと
「無理」。それと「言っていること自体が本当かどうか?」と。実は痴呆でなく、
私の現状を近所で聞きかじった「寂しい老人性欝病者の鬱憤ばらい」か、
など考えてしまった。それにしては異常な怒りかた。上下の黒スーツに
白ワイシャツ、14時からして、「近所の孤独死をした老婆の49日法要の
帰りで酒が入った勢いか?」と仮説を立てると、怒りは増す。
「怨みの時代」の一現象だろうか、何だろう、これは。 私の事業整理は内情を
知らない人からすれば計画倒産そのもの。 私には外海の大津波(金融恐慌)
が内海に向って押し寄せているのが実感できるので、この事業整理には割り
切りが出来ている。しかし倒産にしては、今でも自宅に住み続けているし、
大型車はそのまま。(20年乗った査定ゼロ車など知る由もない)毎日、何処
かに出かけ、それまでと変わらない生活。誤解され罵倒されても仕方ない状態。
その上、旅行バックを持っていれば・・ あれは軋轢のあった地元の人の罵声を
代表したと思えば、一つの具象として分かる現象。シラミの世界は、こんなもの、
真当に生きれば当然!と、納得するしかない。地元に住む限りは半年に一度は、
と割切っているが・・ ゾンビ?は無感覚で襲いかかってくる。 
私が「死にぞこない!」と怒鳴り返せば大打撃だろうが、痴呆老人との言い争い
レベルに下がる。でも、面白い? あの怒り、色いろな顔を思いかべ当てはめる
とドレもコレもピッタリ。その数の多さに今さらの感がする。神様は丁度良い
タイミングにボケ老人を遣わし、忠告したと感謝するしかない。 ここで、
アメリカ、中国、韓国、そして日本の選挙と政権交代が進行中。 変動期には
何かが起こる可能性が大きい。株式・国債相場の暴落か戦争を機会に世界経済は
恐慌に入る。ある朝、突然に始るが、それを境に想像を遥かに超えた日々になる。 
特に経営者は厳しい。それより何気なく病院で検査を受けた結果が、
死の病の宣言!の方が、よほど恐いか。人生は喜劇、かつ悲劇。  

閑話小題 ~娑婆の喧嘩作法 ―4

   * さて始まった城下町下の争いが… ー③
 ところで、これは送検まで持っていける案件か… 前回の件もあるため、
強引でも立件するのでは…と、これは無理という意見が分かれているが… 
…政争として目を叛けようとする○○の意図があまりに露骨。 TVの刑事モノ
連続ドラマで視聴者の目が肥えているのもあり、秘密裡で処理しても問題は残る。
ただし、あの腰巾着の応援は火に油を注ぐようなもの。城下町独特の地方の歪み
を自らは自覚できないから始末が悪い。
 会社清算から11年近く経過するが、娑婆は魑魅妙霊の住む世界。その巧妙な
嫌がらせ、それはそれは… 世界は弱者には厳しく…強者には優しく温かい!
 …ある小説の一節に 
<人生小説ではありません。強くならねばなりません!>があった! 
<何事も面白がる>…<3年経てば、何事も宇宙の彼方の出来こと!>だけで
乗越えられる案件でしかない… あのドブネミよ、合せ鏡をもってないのか?
恒例の木曜日の週間新潮と文春には、あまり大きく取扱ってなかった!が…

・・・・・・
7236,閑話小題 ~ラスト♪ソング =1 
2020年12月09日(水)
            『ラスト♪ソング』佐藤由美子・著
   * 人生の最期の聴く一曲
 最近、借りてくるのは、こういう類の本ばかり! 年齢に贖えないのか。
 私の持ち歌の一曲は、ジェリー藤尾の『遠くいきたい』。
あとは、越路吹雪の『愛の賛歌』と、菅原陽一『今日でお別れ』『忘れな草
などなど。過っては純朴?なればこそ心に、いや魂に残るのだろう。
 10歳の頃、演歌で最初に出会い、心に残ってるのが春日八郎の『お富さん』… 
子供心に大人の世界を直に感じとれた演歌である。 大家族もあってが、
何とマセタガキだった。
 私の青春真っ只中の昭和40年代は、歌謡名曲の花盛り。これ程の質量の名曲
が出た時代は2度とないと言われている。学生時代の4畳判の部屋に、ステレオ
が置かれ、ジャズや、バラードの名曲が並んでいた。青春渦中にある時は
如何に恵まれていたかを知る由もない。…寮には、苦学生が多くて、その苦労話
を上の空で聞くしかなかったひ弱なノンポリの学生。
 音楽をサポートするグリーフケアの存在を、この本で初めて知った。
人類は、どれほど音楽で慰められたことか… 
 尤も、音楽の効用は、元々そこにあるが! 10年程前に、 iPPodに4000曲、
入れてある。こういうことは、誰もしてくれない。自分でするしかない。

  ~Amazonの内容説明から~
【 グリーフケアとは、悲しみの中にある人をサポートすること。具体的には、
病院での治療、専門家によるカウンセリング、ケアを必要とする集団による
ワークショップ、日常生活での対処療法など、多彩な手法が含まれます。 
大切な人を亡くした悲しみから立ち直る鍵は、悲嘆のプロセス(グリーフワーク)
にあるといわれます。】
 ―
【 人は病気や悲しみについてなど自分の世界観が変わるほどの変化や不都合な
 ことへの対応は後手後手となりがち。これはしかたがないことであると思います。
自分が重病に・不治の病に陥った時のことを想像はできますが、それが日常と
なってしまった時のことまでは想像が及ばないと思います。当然、心の準備は無い
に等しいです。天災のような場合以外には、同境遇の仲間は見つけにくいです。
大抵は、自力で乗り越えることになりますので、容易ではありません。
 心理的、社会的に遺族が孤立しないように支援体制が求められるところです。
悲しみへのケアがあると、早期に自分の混乱とその整理、亡くなった方の生きた
意味・自分の生きる意味、人生の意義などに気づくことができて、前向きに人生
を捉えなおすきっかけとなるでしょう。】
 ―
▼ 高校時代に…世界の名曲集を、月に一曲、購入をしていた。特に世界各国の
 民謡の魅力に直に取りこまれていた。民謡は、土着大衆の魂が深く潜んでいる。
経験を重ねて、人生が何たるものかを知ればこそ、その味わいを噛みしめる事が
可能になる。 読書、映画と音楽観賞と、身近に魂を癒す材料は多くある。
それらは、徹した孤独感があればこそ身に沁みて実感する。世界は、素晴らしい。

・・・・・・
6843,読書日記 ~『秘伝「書く」技術 』 
2019年12月09日(月)
              『「秘伝「書く」技術 /夢枕 獏(著) 』
  * 最後は‘精神的、物理的な自由への天使の羽ばたき’!

 ‘あとがき’に、文章作法でいちばん大事なのは、
〈自由!〉
〈虚仮の一念〉
〈森羅万象を面白がる力!〉 が、
『秘異郷ツアー』と、これを書き続けてきた感覚と同じ響きがある。

毎日、欠かさず書き続けて18年半、‘雑記帳’のネット上公開に。
上記の3つの著者の信念、自由、虚仮の一念、森羅万象を面白がる力を、
並びたてて文章化をすると、
《 毎日欠かさず’を書き続けて18年半、〈虚仮の一念〉で書続け7千近い
テーマ’に。 一万テーマまで、あと9年。82歳だが… それは無理?
書上げた瞬間の開放された〈自由〉な心境の味わいがあればこそ続いてきた。 
それを続けているうちに〈森羅万象を面白がる力!〉が自然と培われてきた
ようだ。 さらに蓄積が有効的に働く実感があればこそ… 私だけにしか経験
できない事象を記録に残しておかないと、虚無の彼方に消え去ってしまう。 
それは書き残してない熱風の日々を省みると解る事。
「自分が納得する文章を書上げる」には、まず魂を入れるしかない。
魂とは時間をかけた経験とエネルギー。 決心したからには…〈虚仮の一念〉
の「とにかく書き続ける」しかない。 著者は、ここで、<考えに考えたとき
の僕の感覚を言葉にすれば、「脳が鼻から垂れるまで」考える。 
…こうやって、考え抜くことで「神を生む力」が得られるんです。> … ≫
 ――
▼ この程度の稚拙な文章でも、何度も推敲をいれてある。それでも後日、
 いや後年に読み返す度に、その粗が見えてくる。2~3月に一度は、前日に
書上げた文章を、気づかず再び1~2時間もかけて推敲して、アップする段に
なって、そのことに気づく。それだけ稚拙の内容である…。それでも、毎日、
過去の同月・同日の文章に間違い文字、言い回しのいい加減さに気づく。
‘メモの公開だから良いか’と思いたいが、そこに冷ややかな視線がある。
「だったら、毎日、私と同じことをしてみたら…云々」は、罷り通らない。
金が取れるプロ筋の文章は、凄味が違う。そのベースが違うから当然である。
 私の、もう一つのライフワークの「秘異郷ツアー」が、著者の書く信念
〈自由!〉〈虚仮の一念〉〈森羅万象を面白がる力!〉と同じ感がする。 
大自然との邂逅で精神の自由を感じる時間を持たないと! 
大自然が教えてくれることは、『愛すればこそ、愛される!』こと。
懐の奥にわけいってこそ、その愛の温もりが伝わってくるもの。
凡人には、絶対量のエネルギーが掛かるが、それこそが良いのである。
 妄想でも、フリでも、まずは自由を求めないと。カール・ブッセの;  
【 山のあなたの 空遠く; 「幸」住むと 人のいふ; 
 噫われひとと 尋めゆきて; 涙さしぐみ かへりきぬ…】がある。
その「幸」は、心の自由でないか。それなら、別に山の彼方でなく、
心の内にある。それと身近に森羅万象が控えてある。天使の肩にある
羽根は、自由への羽ばたきのためにある。それは意志であり、言葉にある。
つまるところ…‘精神的、物理的、大自然への‘自由の天使の羽ばたき’!

・・・・・・
5747,なぜ本を読むといいか? ~8 :マタイ効果  
2016年12月09日(金)
           <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博
   * マタイ効果  ~アジャ・パー
 今さらだが、現実社会の実態は弱肉強食の冷酷な世界。住宅地も、歴然と
高級住宅地と下町が分かれている。都会だけでなく、地方も然り。世の中は、
不自由・不平等・憎しみで満ちているため、逆に、<自由・平等・博愛>が
叫ばれる。それも家柄、富で何世代も引継がれ、富める者には富が集まり、
貧者は互いの足の引張りあいで貧しくなる。これが一度、貧者に陥ると、
元に戻るのは難しい。 だから万一の備えが重要。人生が、それを教える。
  ~「マタイ効果」をネット検索をすると、以下のとおり~
≪ マタイ効果とは、富める者はますます富み、奪われる者はますます
 奪われるという現象です。例えば、面白い情報がたくさんあるところには、
利用者がたくさん集まり、人が集まればその人達に知って欲しい情報が更に
集まってきます。逆に情報が少ないと、人は集まらず、人が集まらないから
情報が更に集まらず、寂れてしまいます。雪だるま式の効果を良い方向へ
回転させることを考えるべきです。仕事のできる人に仕事が集まってくる
現象で、経験が増えるからますます仕事ができるようになり、良循環になる。
だから「仕事は買ってでもせよ」と言われるわけです。それを仕事の中で経験
することが一番人生経験に役立ちます。幸福な人はいつもニコニコしています。
その結果、善人にみえるので人から好かれ、他の多くの仲間が合体して、より
いっそうの地位を固めていきます。厄介なのは、一歩進み始めたマルビとの
コースは、なかなか変更ができないことです。こうして階層の分化が進行して
いきます。この言葉は人々の間での階層分化とその拡大再生産のメカニズムを
述べています。 ≫
 ――
▼ 『貧すれば鈍する』で、経済的余裕、お金が無いと心まで鈍くなる。
 そこで踏んばって『窮すれば通ず』、極限の立場になると知恵が湧出て活路
が開けることがある。『火事場の馬鹿力』『窮鼠猫を噛む』が、これに近い。
科学技術の進化が、ネット社会と情報端末を飛躍的に及ぼし、マタイ効果を
拡張、加速させる。2045年が、人工知能の進化の特異点になって、世界が
一変する可能性があるという。極々、少数の天才が、世界を支配する日である。
最近、シネマで、その類の物語を見たが。 マタイ効果が現れ出ている現実は、
何ともいえない味がする。 味はパッ いや、 アジャ・パー ですか。
 世間とは、アジャ・パーというと、味わい深くなる。 ったく!

・・・・・・
5017,幸福優位7つの法則 -7
2014年12月09日(火)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * 法則6: 20秒ルール
 森(現役)から、サバンナ(御隠居)の生活に移動するについて、まず考えた
ことは、ウツ対策。そこで、毎日の習慣を、更に厳格にする実行することにした。
< 4時起床。この文章の修正と完成、アップの後、一時間のミニサイクリング。
 9時から11時半まで、読書と、ブログの下書き。
午後からは、スポーツジム、ポタリング、図書館、テレビなど自由時間にあて。
17時から20時までは、居間で食事やテレビなど。そして20時過ぎに就寝。>
 20分ほどの誤差は出るが、ほぼ毎日この日程である。我ながら真面目だが、
習慣(日程)は第二の天性と信じ、このパターンを続けている。この20秒
ルールを、早速、取り入れたが、早朝など、寒さで布団から出れない時、
ピッチャーから投球を受け、制限時間20秒以内の投球動作のイメージを持つと、
何故か不思議に行動に移れる。コツはキャッチャーが球を渡すタイミング。
  ー要点を纏めるとー
≪ 私たちは「単なる習慣の塊」。そして、習慣は「初期設定」を変更しないと
 変えられない。そして初期設定は、一番楽なこと、に集約されていく。
著者はギターが趣味だが、忙しくて弾く機会がなかった。そこで一念発起、
「毎日30分ギターを弾く」誓いを立てた。 習慣が身につくには21日かかる
研究結果から、21日分のカレンダーに✓マークをつけることを想像していたが、
その計画は4日で頓挫。そこで、著者が学んだのは、[一番の問題は、「ギターが
ギターケースに入れられ、リビングのソファーから歩いて20秒かかるクローゼット
にしまってあること」] そこで著者はギタースタンドを購入、ソファーの座る
位置から手が届くよう配置したところ、21日後に著者は、✓マークが21並んだ
カレンダーと、ちょっと上達したギターのテクニックがついたという。 
この二つの事例の違いは、クローゼットまでギターを取りに行く、20秒しか
かからない行動の「面倒くささ」が習慣化を拒んでいた、ということ。 
重要なのは、「望ましい行動」を「最も抵抗の少ない道にする」ということ。
 著者は正反対の実験へと自らを進める。彼は帰宅後にだらだらテレビを観て
しまう習慣を何とかしたいと思いつつ、やめることができずに、オフィスから
自宅に戻ると、リビングのテーブル上にあるリモコンでまずテレビのスイッチ
を入れてしまうのだ。そこで、テレビのリモコンから電池を抜き、リビング
から20秒かかる部屋の引き出しにしまい、代わりに積ん読の本を自分が座る
位置に置いた。もちろんギターも手に届く場所にある。当初は、帰宅すると、
電池が抜いたことを忘れてリモコン操作してガッカリしたが、そこで引き出し
まで電池を取りに行ったか? 面倒だから行かないのである。立ち上がって
テレビまで行って操作するのも面倒だと。その代わりに、すぐそばにある本を
手に取ってパラパラめくったり、手許にあるギターを弾いて時間を過ごすよう
になった。著者は、テレビ番組に対する興味が薄れている自分に気づいた。
そしてその代わりに読書とギター練習という、より「望ましい」習慣を
身に付けた自分を発見した。≫
▼ 老齢化には、これは有効に働く。とにかく、億劫になってしまうが、
 ピッチャーの20秒以内の投球制限のイメージを持って次の動作に移る
習慣化は、有効になっている。これは実際に回数を重ねるしかない。で、
「大リーグで、来年から更に厳格に実行される」とニュースで報じていた。
・・・・・・
4650, 老後の生活破綻、そして死 ー3
2013年12月09日(月)
     「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 健康面から見る、高齢社会の現実
 ー健康面から、高齢社会の現実を要約するー
《日本人の要介護期間は平均約七年と、2008年にWHOより報告されているが、
軽いものを含めると十年前後。介護を要するきっかけは、脳血管疾患が最も
多いものの、認知症や老衰、関節疾患、骨折・転倒とばらつきがある。認知症
老衰、関節疾患の多くは緩やかに進行するが、脳血管疾患や骨折は突然起きる
ことが多く、生活の急変をともなう。65歳以上の死因別死亡率は、約半数が
心疾患、ガン、脳血管疾患の三大病で亡くなっている。後期高齢者は増加すると、
肺炎や、老衰で亡くなるものが増える。注目するのは、不慮による事故による
死亡が死因の6番目にあること。 交通事故、入浴中や、転倒によるもので、
予期せぬ人生の終末は、周囲のものにとっても後悔を残す。
60歳以上の自殺者は、全体の3割を占めている。
55~65歳で三番目の死因が自殺。
高齢者の自殺原因で、健康問題が半分、経済問題4分の1が動機になっている。
まずは、ウツになり、それが自殺につながる。目先に迫ってくる死の影に慢性
の鬱症がつきまとう。 恩師、上司、同年代の友人、配偶者、時には子供の死
などが身の回りに次々に起きて、周りのつながりが、どんどん減る。さらに
体調が悪くなり慢性的に不調を抱え、収入も減り、医療費の支出が増えたりして
経済的に不安定になる。それらが増るのに対し、鬱憤を晴らすチャンスが減る。
それが自己否定になり、生きている意味を感じられなくなる。高齢者の自殺の
6割が健康問題。その中で、ひたすら峠を歩くことになる。・・・ 》
▼ 峠からみる下界も時に美しく光り輝くこともあるが、人間の肉体は生もの。
 時間とともに、腐っていくのが老いであり、病気である。それをカバーする
には、運動と読書と趣味の深耕を続けること。その気力が衰えれば、思い出の
宮殿に入るしかない。欧米の公園で年寄りがボンヤリ座っている姿は、思い出の
宮殿の中にいる抜け殻の姿。50歳代で、数人の友人が亡くなったが、老いの
経験をしないで済んだプラス面もある。としても、長く生きたい。
特に、これから10年、厳しいが面白いはず。眺めは良いが、風は冷たく強い。
荷物を一度下ろして、思いきった整理の時!
・・・・・・
4285, 閑話小題 ー痴呆老人?の罵声
2012年12月09日(日)
  * つれづれに ー痴呆老人?の罵声と娑婆
 最近、近所で徘徊している?80歳過ぎの痴呆のような老人がいた。
一年前から2~3回見かけるが、服装は普通だが何か変。一月以上前になるが、
駅に向かっていたところ、その老人が突然、7mほどの道路の反対側で並列
状態で歩いて大声で喚き出した。私を罵倒しているような、しかし何を言って
いるか意味不明。見ると目をさける。100mほどすると、そこは土手で民家
が無くなる。恐ろしくなったのか、少し離れて更に大声で喚いていた。
汽車時間がギリギリだったので、通り過ごしたが、列車に乗ってから急に腹が
立ってきた。帰った後に警察に相談に行って「収容をしないのか?」というと
「無理」。それと「言っていること自体が本当かどうか?」と。実は痴呆でなく、
私の現状を近所で聞きかじった「寂しい老人性欝病者の鬱憤ばらい」か、
など考えてしまった。それにしては異常な怒りかた。上下の黒スーツに
白ワイシャツ、14時からして、「近所の孤独死をした老婆の49日法要の
帰りで酒が入った勢いか?」と仮説を立てると、怒りは増す。
「怨みの時代」の一現象だろうか、何だろう、これは。 私の事業整理は内情を
知らない人からすれば計画倒産そのもの。 私には外海の大津波(金融恐慌)
が内海に向って押し寄せているのが実感できるので、この事業整理には割り
切りが出来ている。しかし倒産にしては、今でも自宅に住み続けているし、
大型車はそのまま。(20年乗った査定ゼロ車など知る由もない)毎日、何処
かに出かけ、それまでと変わらない生活。誤解され罵倒されても仕方ない状態。
その上、旅行バックを持っていれば・・ あれは軋轢のあった地元の人の罵声を
代表したと思えば、一つの具象として分かる現象。シラミの世界は、こんなもの、
真当に生きれば当然!と、納得するしかない。地元に住む限りは半年に一度は、
と割切っているが・・ ゾンビ?は無感覚で襲いかかってくる。 
私が「死にぞこない!」と怒鳴り返せば大打撃だろうが、痴呆老人との言い争い
レベルに下がる。でも、面白い? あの怒り、色いろな顔を思いかべ当てはめる
とドレもコレもピッタリ。その数の多さに今さらの感がする。神様は丁度良い
タイミングにボケ老人を遣わし、忠告したと感謝するしかない。 ここで、
アメリカ、中国、韓国、そして日本の選挙と政権交代が進行中。 変動期には
何かが起こる可能性が大きい。株式・国債相場の暴落か戦争を機会に世界経済は
恐慌に入る。ある朝、突然に始るが、それを境に想像を遥かに超えた日々になる。 
特に経営者は厳しい。それより何気なく病院で検査を受けた結果が、
死の病の宣言!の方が、よほど恐いか。人生は喜劇、かつ悲劇。  

閑話小題 ~さて始まった城下町下の争いが  -③

 

   * さて始まった城下町下の争いが… ー②
 城下町の臭さを知らないと‘あの感覚は何だろう?’と、首を傾げる筈。
地元・自民党長岡支部の擁護発言。腐りきった安倍政権そのものの臭いがする。
<強ければ、目先何をしても許される…> 大相撲を席巻しているモンゴル相撲
の一群。日本の仕来りを無視した振舞いは許されない暗黙の事情を無視した意識
を今さらモンゴル人には通用しない。その長岡版が、城下町の男達の言い分。
ネット世界に算盤勘定で物事を解決しようと日々、生きている。
 恐らく、口裏を合わせて、この場を数ヵ月前のとおり、逃げうせても、
何やら司直の手は別案件を狙っているのでは?とÝouTubeで誰か語っていた。…
…当分、この悲・喜劇から目が離せないことになる。
<2021・02・13 閑話小題 ~始った地銀の合理化 > を再読すれば、より
理解しやすいはず! 要するに長岡・城下町が新潟に飲みこまれる一場面!
 飲み込まれる立場なのに、長岡世界は別物と信じて疑わないのが、哀しいかな
地元の感覚…

・・・・・・
2021/11/05
読書日記 ~孤独な群衆  ―②

 まず家庭内規範に従い、次は自分自身、そして属する社会規範に向っていく。
この3つが、混在して成長していくため、家庭内の規範が重要な位置を示す。
分類前の義務教育までは、混在した生徒が主となるため様々な問題が表立つ。
そこには家庭内の問題が、カタチをかえて表立ってくる。それぞれの段階で、
規範を刷り込まれないと、摩擦が生じて『虐め』問題が発生する。そのトラウマ
を背負って一生を過ごすケースが多い。
『家について付いていっていいですか?』の身に上噺に学生時代の虐めを引き
づっている人を多い。特に、両親の死が根こそぎ、家庭破壊をもたらしている。
新しい連れ合いとの不仲が、性格の捻じれ現象を生じるケースが見かけられる。
そういうのがツルンデ不良仲間になるため、救いようがない。両親も、それぞれ
違う家庭環境の為、摩擦が起きて当然。その辺りを互い妥協しないと、修羅場が
子供心を傷つけて…
≪ 3. 他人指向型
 戦後のアメリカの社会に新たに現われてきた人々の社会的性格のことです。
この時代の人々は、外部の他者たちの期待と好みに敏感です。この時期は初期的
人口減退で、死亡率の減少のあとをおいかけて、出生率も低下し、中年・老年者
が人口が増加しています。
 人々の基準は内部指向型とは違って、自己内のジャイロスコープではなく、
レーダーによって誰か、または何かに向かっていきます。つまり、個人の
方向づけを決定するのが同時代人という他者ということになります。
その背後にはラジオやテレビなどのマス・コミュニケーションの発達や、
裕福さによってもたらされた消費社会の始まりが挙げられます。
 4. まとめ
以上の3つの型を簡単に整理すると、以下のように整理することができます。
・伝統指向型→伝統に従う
・内部指向型→学校に従う
・他人指向型→周りに従う
 人々の性格や個々それぞれ違いますが、その一方では社会環境の影響を大きく
受けていることがわかりました。逆にいうと、社会環境を学ぶことによって、
自分がどのような指向にあるのかのヒントを得れるということです。 ≫
 ――
▼ 内幕情報屋たる言葉が、当時、新鮮に思えたのを憶えている。
 アメリカの産業の中心が、生産からサービス業に移りつつあった終戦後の
特徴そのものが、周りの情勢に従う、他人指向型に替わろうという時節。
マーケッティングの時代である。

閑話小題 ~娑婆の喧嘩作法

 

   * 喧嘩のベースは‘相討ち’…
 喧嘩と言えば、まずは先手必勝… そして差し違いの相討ち… 
何があっても、これさえ知っていれば腹が坐る。今度の地元の県議と国会議員の
トラブルは、テラ銭狙いの行違いになる。長岡城下町の古狸と、元県知事の恩讐
のかなたの感情の縺れ。当然、テラ銭が貰える算段だった古狸が、まさか音声を
録音されているとは思ってなかったが、スレッカラシの中古狸にしてやられて、
逮捕の可能性も出てきたことに…まさかメジャー問題に発展するとは思っても
いなかった! 見ている分には面白いが。不景気の最中、利権確保が難しく
なったということ。2~3000万は、それは大変な金額。 検察と警察が、前回の
汚職で御本尊の身柄をおさえなかった失態が問題になって然るべき。 
これは地方狸の問題だけではない。これで御本尊… 致命的打撃だろうが… 
その言訳が奮っている。その弁とは…
<他にも数多く話した一部分でしかない。削され、再構築された内容!>
政治家同士の会話、いや対話を録音し、逆に脅し返すなど風上にも置けない、
行為であるが… <県政では通っても、自分が国政に携る身分にくら替えした
ことさえ、知らないとは、好い加減にしろ!>が道理だろうが… 既に故人だが、
以前は国会議員に、公共工事に口出しテラ銭稼ぎをする、この類の人物がいた。
当初は、高邁な理想を持った人物だったが… 
「政治は、一にカネ。二に金、三にカネの世界。」綺麗ごとで済まされない。
 若かりし時節に、父から面白い話を聞いたことがある。
<町内で、ある陳情を頼んだ時に、秘書と称する紳士然とした男が、期日のない
何枚かの空手形を持ってきた。当然、それは、永遠に落とすことはない贈与、
収賄の第一歩。>  受け取れば収賄になると受け取らなかったと…
 城下町なるが故に年内は尾ひれ端ひれのついた内幕情報が交差することに…
政治家の二人の会話の大部分が <代議士を何も今さら…>になる。 
町内会には、この手の男たちが手を拱いて… まあ大らかな地方都市の、
イカレタ物語である。

・・・・・・
7233,閑話小題 ~『ゲシュタルト療法』について… 
2020年12月06日(日)
   * <ゲシュタルトの祈り​>
 この祈りについて、ここでも幾つかテーマの中で取上げていた。
これはパールズが作ったゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩で、
彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだ。 
 ―
【 私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
 私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。】
 この詩は、ゲシュタルト療法を始め多くのカウンセリング療法の精神や
哲学をよく表しています。
何かの犠牲になることなく自分を大切にすること、他人を尊重すること、
健全な人間関係はその上に成り立つという事を語ってくれていると思います。
その線引きがうまくできずに苦しんでいる人にとって、この詩は救いになるはず。
この詩に出会って生きるのが楽になったという人も多いです。
 ―
  ♦ ゲシュタルトの祈り」(その他の日本語訳)
◉ 「私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
 私は何もあなたの期待に沿うためにこの世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に沿うためにこの世にいるわけじゃない。
 私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ」
◉ 「われはわが事をなさん。汝は汝の事をなせ。
 わが生くるは汝の期待に沿わんがために非ず。
汝もまた我の期待に沿わんとて生くるに非ず。
 汝は汝、われはわれなり。
されど、われらの心、たまたま触れ合うことあらば、それにこしたことなし。
もし心通わざればそれもせんかたなし」(国分康孝訳)
 ―
▼ < 和同… 「和して同ぜず」「人は人。我は我。されど仲良く」
 など、古来より、日本には似たような言葉があった。西欧の基本は個人主義
唯一絶対の神様(アッラー)と個々人の関係が、まず有って、その契約を互いに
尊重し合うベースある。 日本人の「世間主義」が、まず、群れの意思が優先
され、そこで思考停止が必要となり、群れの一員として組込まれる。
それが嫌なら、一匹狼として、その外郭に自ら出るしかない。これが難しい。
ただし、距離を決めて、遠吠えをして、互いに近寄らないこと。 群れると、
ヘドロ化した自らに、辟易してるが故に、遠吠えに怯えている。このコロナ禍は、
大きな問題を投げかけている。社会的距離が、まず求められる。この距離感が、
国、民族、宗教により大きく違っている。そこに、スマ―フォン、タブレット
くれば、混乱して当然。個々が、それぞれの情報を発進し始めたから、問題は
複雑になる。

・・・・・・
6840,映画評 ~『体操しようよ』 
2019年12月06日(金)
 先日のこと。 近くのSJから帰ってきた30分の一間。家内も川西のSJから
帰ってくる直前のフッと空いた時間帯。 何気なくWOWOWにチャネルをまわすと、
軽そうな…『体操しようよ』が放映されていた。 
 定年退職の堅物の初老の男の節目の狼狽するファンタジーモノ。
何とも、何処にもいる儚い男の姿。
【 ひょんなことから地元のラジオ体操に通うことに…
 そこで起こる様々なハプニング。私にとっては近所のスポーツジムにあたる。
平日(10~17時)会員の時間帯は、主婦、夜の御勤め女性と、定年後の老人が主。
群れたがる人、私のように誰とも話さない人、誰もが実に楽しそうだ。
 このSJのうたい文句が『初心者向き』。 映画の背景と似ている。そこから
覗きみえるのが、それぞれの人生模様。平凡の日常の中で起こる軋轢、背負った
過去と孤独が、これまた味わいがあるようだ。田舎町の平々凡々の生活の中の
味わいが何とも… 
≪  ー映画解説ー
 草刈正雄が7年ぶりに映画主演を務め、定年退職を迎えたシングルファーザー
の主人公が、ラジオ体操を通じた仲間作りや家庭での主夫業に奮闘する姿を描く
ハートフルコメディ。「ディアーディアー」「ハローグッバイ」の菊地健雄監督が
メガホンをとり、草刈演じる主人公の娘役で木村文乃が共演した。
 :妻に先立たれて18年、娘と二人三脚で家庭を営んできたつもりの佐野道太郎
だったが、定年退職後、娘から突然、家事全般を任されてしまう。加えて、娘に
結婚を考えている恋人がいることを知り、ショックを受ける道太郎。
 自由な時間を持て余すため、ひょんなことから地元のラジオ体操に通うことに
なった彼は、体操会の会長や子どもたち、ご近所さんなど、さまざまな世代の
人々と関わりを通じ、それまで知らなかった世界を知っていく。 ≫
 ―
▼ 8年半前に31年間、手掛けた事業から撤退。準備期間を含め45年の事業生活も
 アッサリ終わってしまった。 事業は新潟駅前、家庭は長岡駅裏と職住を分けた、
ある意味、理想的二重生活であった。それが、今度は閉鎖的城下町・長岡の駅裏
での閉ざされた生活。 70キロ圏から、5キロ圏の縮小した池の生活。
そこで見えてくる様々な人たちの生態は、私のあい知らない世界である。 
 誰も、自分の経験と知識以外は知らないことが、分ってないなるが故の歪み。
それがそのまま、合せ鏡の自らの姿として直視せざる得ない現実の日々…。
止せば良いのに、そのまま、このブログに描写…  
 この『体操しようよ』は、私には、そのまま現実。半年前までの8年間のSJは、
週5日、ほぼ皆勤。 このままでは健康そのもので、早々、死ねないと… 今年
から週4日にしたが、同じようなもの! 
 私の知る限り、人生計画を建ててきた人は少ない。 それも人生としても、
波風が少ない環境が、そうさせているのか? ジム通いをしている私も、
〔首輪を付けた紐を引きづって群れているに過ぎない〕…ということ。
死んで三日も経てば、皆、同じ。生きているから、違うからこそ味が出る。 
 一世代上の男たちの行末は、本人と、その群れの崩壊。それでも死ぬまでは
生きていかなければならない。<その刹那を、味わうしかない!>ことになる。

  ~で、以下に続く…
 もちろん、これも偶然の不思議である。
同月同日の過去文を読み返すに、全てが、現在の自分を取り囲んでいる言葉。
なる程、これが「自らの分』そのままである。とすると、死んだとしても、
暫く、「自分」は、これらの言葉、メルクマールが、残る…? 

・・・・・・
6476,閑話小題 ~居間の晩酌の味わい 
2018年12月06日(木)
   * 独りの味わい
☆ 毎朝、4時前に起床し、この文章を書いたり、翌日分のテーマ探しをした後に、
 (3月末~11月末)信濃川の二つの大橋を一周のポタリングに一時間かける。
その後、朝食をとり朝風呂に入るが、これも慣れてしまうと至福の時間になる。
独りの世界に嵌るため。それが、過去文の文章に、そのまま現れ現在の自分に
語りかけてくる。
 夕方には17時から18時半まで居間で、iPadかTVを見ながら独り晩酌をする。
この時間も朝の時間帯と同様に至福の時間。 この習慣も、8年近くになるが、
そうそう長くは続かないことが分かっていればこそ、独りの至福時間を味合う
ことが出来る。また、午前中の、合間の読書時間も孤独の最たる時間になる。 
孤独は時空を超え、作家、思想家との魂の交流が可能になる。 この4月から
続けてきた早朝の、信濃川の土手沿いの自転車散歩も、今年分は終わりつつある。
昼の晴間に隔日位に12月半ばまで何とか行く。 これは精神の毒素を吐出して
くれるため、可能な限り続けている。これから毒素4ヶ月分が蓄積する…
ヨガとか、海外ツアー、週一のシネマ通いも、毒消しになっているが、ミニ・
チャリの習慣も効果的である。そのため、「毒素にやられた病人の程度が直感
で察知できるという想いこみ」が私に確かにある。 精神の毒素も必要。

☆ 緩やかな落ち着いた時間の中で、突然、過去の不快なフラッシュが湧き上
 ることがあること屡々。ソクラテスが、知識人と自認している人達にとって
耳の痛い人たちに、「無知の無」など、説教したため、怨まれ、非難されても、
平然としているため、知人が理由を聞くと、「ロバに嘶かれて、腹を立てる者
がいるかね」と宣ったとか。孤独の世界に住む者にとって、嘶きに対し、孤独
の壁の修正などの手入れが必要だが、耳を貸す必要など一切にないのである。。 
群れ犬には、孤独、孤立ほど辛いものがないが、一匹オオカミにとって、
孤独世界こそが至福の唯我独尊の世界であるためだ。

・・・・・・
6111,閑話小題 ~「山椒魚」の悲しみ!
2017年12月06日(水)
   * 山椒魚と「わたくしめ」
 井伏鱒二の『山椒魚』を読み返し、「人生とは、それぞれが谷川の岩場に閉じ
込まれて終えるだけのことか」と、学生時代に受けた衝撃を思いだした。あれから
50年が過ぎ、齢70年を2年も過ぎた。必死に岩場から這い出て、様ざまな岩場を
彷徨ってみた。思いの外、面白かったが、中途半端な彷徨いだったことも事実。
人生の黄昏時期に改めて読み返すと、なかなか味わい深い。ネットで「山椒魚」 
「あらすじ」で検索すると、簡潔にまとめた内容があった。
≪・谷川の岩屋をねぐらにしていた山椒魚は、あるとき自分が岩屋の外に出られ
 なくなっていることに気がつく。二年の間岩屋で過ごしているうちに体が大きく
なり、頭が出入り口に「コロップの栓」のようにつかえるようになってしまった
のである。ろくに動き回ることもできない狭い岩屋のなかで山椒魚は虚勢を張るが、
外に出て行くための方途は何もない。彼は出入り口から外の谷川を眺め、メダカの
群れが先頭の動きにあわせてよろめいているのを見て嘲笑し、渦に巻き込まれて
沈んでいく白い花弁をみて「目がくらみそうだ」とつぶやく。
・ある夜、岩屋のなかに小海老がまぎれこみ、山椒魚の横っ腹にしがみつく。
山椒魚を岩石と勘違いして卵をうみつけているらしい。しきりに物思いにふけって
いるらしい小蝦の様子をみて山椒魚は、屈託したり物思いに耽ったりするやつは
莫迦だと言う。しかし山椒魚がふたたび出入り口に突進し、栓のようにはまり
込んだりといった騒ぎをはじめると、はじめは狼狽していた小蝦も失笑する。
・その後、山椒魚は外へ出ることを再度試みるが徒労に終わり、涙を流して神に
むかって窮状を訴える。彼は岩屋の外で自由に動き回っている水すましや蛙の姿
を感動の目で眺めるが、そうしたものからはむしろ目をそむけたほうがよいと
考え目蓋を閉じる。彼は自分が唯一自由にできる目蓋のなかの暗闇に没頭し、
寒いほど独りぽっちだ、と言ってすすり泣く。
・悲嘆にくれるあまり「悪党」となった山椒魚は、ある日、岩屋に飛び込んで
きた蛙を閉じ込め、外に出られないようにした。蛙は安全な窪みのなかに逃げ込ん
で虚勢を張り、二匹の生物は激しい口論を始める。二匹のどちらも外に出られず、
互いに反目しあったまま1年が過ぎ、2年が過ぎた。蛙は岩屋内の杉苔が花粉を散ら
す光景を見て思わず深い嘆息を漏らし、それを聞きとめた山椒魚はもう降りてきて
もいいと呼びかける。しかし蛙は空腹で動けず、もう死ぬばかりになっていた。
お前は今何を考えているようなのだろうか、と聞く山椒魚に対して蛙は、今でも
別にお前のことを怒ってはいないんだ、と答える。
―(注)明日どうなるかわからない無名作家だった井伏鱒二が生活を続けていた。
山椒魚」の冒頭近くには、「人々は思ひぞ屈せし場合、部屋のなかを屡々、
こんな具合に歩きまはるものである」という文があるが、「山椒魚」はこのような
作者の生活、世に出られない焦り、そして時代の閉塞からくる「思ひぞ屈した」
状況を反映しているものと考えられる。そのような「思ひぞ屈した」感情はまた
井伏の初期作品に共通するユーモアの基底をなしているものでもあるが、しかし
中村光夫は井伏と「山椒魚」を次のように述べている。<氏の「思ひぞ屈した」
憂鬱は、この醜い両棲類に代置されることで、明瞭な形を与へられ、自己を限定
され、理想化されたので、この点では氏の後の小説のどの主人公も、この一匹の
山椒魚に及ばないのです> ≫

▼ 初老性鬱症も、こんなものか? このブログにも、そのままの屈折が色濃く
 出ている。「日々、是、口実」の一つになるが、<井の中の蛙大海を知らず」+
「されど空の深さ(青さ)を知る」というが、狭い岩場にいても、空が雄大なことを
知ることができると? 人生を振返るとき、限りないエネルギーを私という器に
閉じこめら、山椒魚のように鬱屈した己を省みて涙する。また夫婦間の軋轢も、
似た(妻=蛙)ようなもの。お互いの首を縛りつけた紐を持ち合い、締付けあい、
罵声を投げあう。蛙を他者として、色いろな人を当てはめると、これまた面白い!
「誰?」「あ・な・た」 いや「めだか」に… もちろん、冗談です。
ノイローゼにも… 自殺もしたくなるわ、屈折もするわ… そこを何とか?
「にっこり笑って、ハンカチーフ」が、人生のコツ。最近は、B級グルメを食べ
ながら… が効果的と気づいた。まあ、可愛いものである。
 蛙が死んだ独り身は、それはそれは寂しい孤独と、孤立が待っている。
生臭い「死」と「生」の境目にある岩場の中の生きものの感じる孤独とは?
「呆けていなけば、やってられません」ということで… お後が宜しいようで。
――――――
2011年12月06日(火)
3907, ルソーの孤独
 2009年12月1日の随想日記「人生に関する小題」の中で、
現在の私を予感させる文章があった。
≪【 わたしは地上でたった一人になってしまった「孤独な散歩者の夢想」は、
 64歳のときに書き始め2年後の死ぬ直前に終わった文章、ルソーの絶筆である。
「第一の散歩」から「第七の散歩」まであり、その後「八、九、十」がメモの
ような文章が続く。冒頭で、「こうしてわたしは地上でたった一人になった。 
人なつっこい人間でありながら、万人一致の申合せで人間仲間から追い出されて
しまったのだ・・ わたしは、かれらから離れ、すべてのものから離れたこの
わたしは、いったい何者か」と問う。「自分に残されたことは、すべての世間から
放逐された自分はいったい何者なのかを探求することだけなのだ」と自覚する。】
私の周辺の倒産時の男たちの気持ちは、まさに、このようだ。多くの取引先、
部下を路頭に迷わせ、自分の存在の卑小さと、嫌らしさに自己嫌悪を独りする。 
自分は何者なのか? ただ、歩くこともままならぬ、折れてしまった、
これ(私)!である。≫
▼ この文章を書いたのが二年前。そこから、清算を決断するまで売上下降が続く
とは夢にも思わなかった。そしてトドメが東北大震災。税理事務所の30年来の担当
Jさんが、「初めは気が張っているが半年も過ぎれば、ジワジワとボディーブロー
として効いてきますよ!」と忠告してくれた。地方の大方の会社に、この大不況が
直撃していることも事実。大津波の前兆の波が、特に敏感な立ち位置の当方に先に
直撃したが、本体の波が来るのは今年から来年にかけて。
(但しG20が時間稼ぎをして来年に先送り)どのようにシュミレーションを
しても、本体の津波がやってくれば海岸線に近い三次産業、輸出関連産業は、
致命的大打撃を被る。ところが津波に一番危ない会社ほど、大津波に気づかず
高台に逃げていく人を嘲笑う? ルソーの孤独感は、独り死に直面した時に
誰もが経験することになる。ネット上にブログを10年間書き続け、墓としての
思いを入れ続けてきたので、ルソーの孤独感は無い。しかし、この10年間に
多くの友人知人が亡くなっている。亡くなる直前に、ルソーのような絶望的な
孤独感にさい悩されたはず。  このルソーの孤独は、虚無という真っただ中
に漂う私が、壊れていく恐怖が伴う。談志も死を前に強がりを言っていたが・・ 

閑話小題 =市会議員、県会議員、国会議員の利権構造

 

   * 2~3千万の裏金要求を録音されて…
 これは逮捕に追い込まれてしまい右往左往している際物県会議員。 
相手が、なる手の元県知事。これまで、様々な経緯があればこその問題提起。
生きた心地がしないだろうに… 他にも多く語った一部分と、よくもイケシャア
と宣っているが、それしか言いようがないため絞り出てきた言葉。議員の役割は、
ヤクザの脅しにも、公益にもなる両刃になる。常に怪げな昔からの因縁話として、
依頼が飛込むそうな… それが政治なら、目くじらを立てるのも野暮ですか。
 まだ、数ヶ月前の疑惑で訴追を免れたばかり… 検察も、これも無視とはいか
ないだろうに…
 ――
   * 独裁国家にとって、このパンデミックは…
 高邁の理想主義の社会主義も、右上がりなればこそ政権維持が可能となる。
さすがに、習主席のパンデミックのドサクサに共産党主席の永久主席は無理!
香港併合は、何とか可能だったが… あとは、台湾の併合。 無理をすれば
世界大戦になりかけない重大案件。 怪しげな小競合いが続いているが…
そこで隠し兵器の超音速ミサイルの存在。先に打込んでしまえば、受身の空母は
何とも致し方がない。中国の強みは、圧倒的人口の存在。2~3割の死者も、世界
各国に散らばっている一部に過ぎない。それが独裁国家故に可能となれば…
 東京を中心にした一極集中している日本は、重大な弱点を抱ていることになる。
 
・・・・・・
7232,映画評 ~『サイレントトウキョウ』 
2020年12月05日(土)
    * 『サイレントトウキョウ』は、コロナ禍批判…
◉ 今年に関しては万人が臆病になった年。コロナに感染すると、自分の全存在が、
 その瞬間から病原菌保持者として特別扱い。 日常生活が無に帰すことになる。
『陽性』ならば、死と隣り合わせに。あれだけ虚無的で、こと死に関して、動じ
ようもないと思っていた人が、いざ己の問題として死神の刃を突きつけられると、
天地が引っくり返ったように、慌てふためき恐怖を露わにする… …当然である。
他人事と思っていたことが、自分の番が来ようとは、思いもしない。
 昨日みた映画『サイレント東京』が、これ!都心を狙った爆弾テロをテーマ
だが、これって細菌テロ…を装った? 隠れコロナ禍を揶揄したドラマ仕立て。
 この平和日本で、渋谷交差点の爆弾テロ予告も、平和ボケした女、若者には、
クリスマス・イブの祭り騒ぎのイベント。まさか起るはずがないと、待ちかねて
いる始末。 東京都知事が、「65歳以上の外出は控えて下さい」と宣言しても、
この私からして、映画館に行っている。 恐ろしいのが<コロナ禍擦れ> 
公立学校が、一斉休校に踏み切ったのが半年前のこと。 それすら遥か彼方の
出来事のように思える時代。

◉ 医療崩壊の危機が大問題になるが、アメリカ、ブラジル、イタリア、英国、
 フランスなどは、日本と桁違いの患者数と、死者が出ている。これはが近未来
の日本の状況と、イメージが出てこない。この冬さえ乗越えれば、ワクチンが
開発、普及すると楽観的だが、そうは問屋が許さない。
 映画のドラマ仕立ては、なかなか面白く出来ている。私からして、人生の元は
取ってしまった実感があるが、こと自身となると、そうはいっていられない。
 総評で邦画としては最高点の90点。 マスクと、手洗いと、ウガイと、3密を
避けることを再確認することにした。<あと5年を内語にして、日々・是・好日>

・・・・・・
5378,閑話小題 ~独身世帯の半分、全体の3割は貯蓄ゼロ!
2015年12月05日(土)
 ネットサーフィンをしていると、以下の深刻なレポートがあった。
核家族化が進んだ日本は、老夫婦の片割れは単身世帯になる。その時、
多くが下流老人に陥る厳しい現実が、バブル崩壊以降、突きつけられている。
年金支給日の支払窓口の殺伐とした年寄りの姿があるが、貯蓄ゼロなら当然。
 オリンピックバブル崩壊の数年後、10年、いや5年もしないうちに、
スペインやアメリカのように、宗教団体やボランティアが提供する、
無料食事提供所への行列が街中に出来る現実味が出てきた。
  * ~単身世帯の47.6%は貯蓄なし
《 2015年の貯蓄率ですが、単身世帯の貯蓄なしが47.6%となり、
 2014年より8.6%も増加しています。また平均値は773万円
ですが、中央値は20万円で、2014年より何と55万円も減少している。
この55万円も減少している理由は定期的収入の減少により貯蓄を取り崩した
とされています。このペースでいけば2016年には単身世帯の貯蓄平均値は
10万円を下回り、限りなくゼロに近づくことになります。
 今や日本は恐ろしいスピードで単身世帯の貧困かが進んでいますが、
では全世帯ベースではどうでしょうか? 貯蓄なし世帯は30.9%と
2014年より0.5%増加しています。全世帯ベースでは平均値は
1209万円となり、中央値は400万円となっており、この中央値は増減
なしとなっており、収入を全て使っていることになります。日本の貧困は
この数字から見ますと単身世帯の貧困となりますが、今後益々単身世帯が
増えるとなれば国民の半分以上が貯蓄ゼロになる日も近いと言え、そうなれば
貯蓄ゼロ単身世帯は生活保護一歩手前にきているとも言え、日本の社会保障
制度は崩壊に直面します。この社会保障制度を維持するには持つものから
持たざる者へ所得を移転させる他なく、即ち政府による持つ者への課税を
通じて再分配するしかありません。 具体的には資産2000万円以上の
富裕層へ90%課税を行い、その課税分を社会保障に回すことになるのかも
知れませんが、持つ者が持たない者の面倒を見るしか道はありません。
あと5年もすれば、日本には貯蓄ゼロの単身世帯が50%を超え、全世帯
ベースでも40%が貯蓄ゼロになるかも知れないのです。
日本は今や貧困社会に入りつつあると認識しておく必要があります。
(註:中央値とは、対象の人口の丁度中央の人の値) 》
▼ 単身世帯の半数、全体世帯の3割が、貯蓄ゼロとは、驚き。
 他人事ではない。ブラックスワンの到来で呆気なく事業清算をしたが、
何とかセフティネットで、現在の生活を維持している。今のところ夫婦とも
健在だが、どちらか欠ければ、片方が大きな岐路に立つことになる。 
若者も老人の弱いところに貧困問題が直に現れてくる。娑婆は誰も助けて
くれない。あるのは自助努力。 ~で、以下の若者の貧困問題につながる。

・・・・・・
6839,閑話小題 ~下ネタ ―6 
2019年12月05日(木)
   * 小噺を面白く楽しめるかどうか… 
その状況を頭に具体的にイメージすると、可笑しさが倍増することが、
解らない人が大部分じゃないのでは… …じゃあ、早速、イメージ化して!
これが、猿と人間の差異。 言葉が劇場の舞台設定に早かわり!
 出来ない? せっかく人間としての資質が使えないとは、あまりに!
 ――
  ★ 農夫がバーで飲んでいた。
 友達 ヨゥ こんな天気のいい日に昼間っから飲んでるのか?
農夫 ああ、ちょっと事情があってな
 友達 なにをそんなにふさぎこんでるんだ。(と言って隣に座った)
農夫 ミルクを搾ってたんだ。するとバカ牛がいっぱいになったミルク樽を
   左足で蹴り飛ばしやがった
 友達 なるほど。でもそんなに酷い話でもないじゃないか
農夫 でもな、ちょっと事情があってな
 友達 で?
農夫 ロープで左足で縛って、またミルクを搾った。するとバカ牛が
   いっぱいになったミルク樽を右足で蹴り飛ばしやがった
 友達 (笑って)またかい?
農夫 ああ、でもちょっと事情があってな
 友達 で?
農夫 ロープで右足も縛って、またミルクを搾った。するとバカ牛が
   いっぱいになったミルク樽を尻尾で蹴り飛ばしやがった
 友達 ふむ
農夫 もうロープが無かったので、ズボンのベルトで尻尾も縛ったんだ。
    ちょうどズボンが下がったとき妻が入ってきて、それを見られて
   しまったんだ。
 ―
  ★ 書店で客が尋ねた。
 「“男が女を支配する方法”という本はどこにあるかね?」
 「はい、そちらの『ファンタジー』のコーナーにございます」
 ―
  ★ 母親から息子に、婚約を祝う手紙が届いた。
 「親愛なる息子へ――
なんと素晴らしいニュースでしょう。お父さんも私もよろこんでいます。
あなたが行ない正しい女性と結婚してくれるようにと、長年私達は祈って
きました。行ない正しい女性というものは、神が男性に与えたもう最も価値
ある贈り物です。男性の最も良き部分を引き出し、邪悪な部分を押さえて
くれるのです」
 :そのあとに、違う筆跡で次のような追伸があった。
「母さんはいま切手を買いに行っている。私からの忠告だ。
結婚なんてするな、このばか者め!」
 ―
  ★ 週刊誌の人生相談のコーナーに、
男性読者から次のような手紙が送られてきた。「ボクは20歳の独身男性です。
6ヶ月前から、誰が見ても魅力いっぱいの女性と同棲しています。彼女は
美しくて、利口で、愛想がよく、かわいらしくて……。
僕たちはお互いに声を張り上げたことなど一度もありませんし、口げんかで
二人を包み込む青空にかげりがさすなどといったこともありません。
そこでお伺いします。僕は彼女と結婚するべきでしょうか?」
 回答者はただ一行、こう返信した。
「そんな素晴らしい関係を台無しにするのは、おやめなさい」
 ―
  ★ まもなく結婚する男のところに友人が来て握手をしていった。
「おめでとう、友よ。今日こそは君の生涯のもっとも幸せな日だね」
「でも、結婚式は明日だぜ?」「知ってるよ」と友人が答えた。
「だから、今日が一番幸せな日なのさ」
 
・・・・・・
6475,閑話小題 ~まだまだ続く下ネタ話! 
2018年12月05日(水)  
  * 下ネタ写真の面白さ 
 「下ネタABC、…」のテーマ写真を探すネットサーフィンをすると、ドキッと
するのや、大らかな笑いを誘うものが幾らでも出てくるが、Piーッというもの
ばかり。フォロアーには様々な人が存在しているため、この重いく神聖な?
ブログに「アララ」過ぎて、提示してよいものかと迷うこと屡々。
そこで、気を取り直し、ブラックジョークのネットサーフィンで小話を!
――
    * ネットでみつけたブラックジョーク、再び
               ( … )は、私のつぶやき 
  ♦ 競馬
 うちの息子も1年生。さっそく、学校で「初テスト」を受けてきたらしい。
問「おさかなは1ぴき2ひき、とりは1わ2わと数えます。ではウマは?」
答「1ちゃく2ちゃく」
 回答用紙を見ながら涙が出た。  
  ♦ 恐妻
夫「何か冷たいものないか?」
妻「あたしの視線じゃ不満?」
     ( ん~ ったく! )
  ♦ りんご
先生「キャシー、あなたがリンゴを5つ持ってるとするわね? 
  そしてメアリーにリンゴを2つちょうだいといってもらったとします。 
  そのあと私がリンゴを3つちょうだいって言ったら、 
  あなたの持ってるリンゴは一体いくつ?」 
キャシー「7つです」
   (キャッシ―じゃなくて、家内の名前に、メアリーを私にしたかった)
  ♦ 恋
A「なあ。きみは患者に恋したことがあるか」
B「ああ。医者だって恋はする。たまたま相手が患者だったというだけさ」
A「・・・そうか。そうだよな。患者に恋したっていいんだよな」
B「なんだよ、もしかしてお前」
A「うん・・・。立場上、許されない恋かと悩んだこともあったけど、
 お前の話を聞いて安心した。患者に恋するのはいけないことじゃない。
 恋はすばらしい。恋の炎は誰にも消せやしない」
B「でも、お前は獣医だろ」
牛: 「モウ」    (牛の「モウ」は私が加えました)
  ♦ 妻の味
ある所に息子夫婦と舅(しゅうと)が三人で住んでいた。一年前に他界
した姑女は、とても温和で上品な人、嫁にも優しい人であった。
が、舅の方はそれと反対に、頑固で少々意地の悪いところがあった。
かいがいしく世話をする嫁の行動に、いちいち文句をつけるのだ。
中でも味噌汁については
舅:「婆さんとは全然味が違う、なっとらん!本当に覚えが悪い嫁だ!」
 と毎日嫁を怒鳴りつける始末。ある日、とうとう頭に来た嫁は舅に出す味噌汁
 の椀に、こっそりと殺虫剤を振りかけた。その味噌汁を一口すすった舅が一言。
舅:「これじゃよ!この味じゃよ!!婆さんの味噌汁は!!」
  ♦ 女性
毎晩、夫がどこにいるか確実に知っている女性は?
答:未亡人。
  ♦ 映画
俳優が、橋もない、落ちたら即死亡の崖の向こうにいる女優を、崖を飛んで
 渡って助けるシーンを撮る映画にて・・・・。
俳優「おいおい・・・こんな崖とぶなんて無理だろ?落ちたら死んじまう」
女優「安心して・・・これは最後のシーンよ」
  ♦ クッキー
年老いた男性が、死の床に横たわっていた。余命数時間しかない彼は、
突然、チョコレートクッキーの匂いに気付いた。
彼は、チョコレートクッキーがこの世の何よりも好きだった。
最後の力を振りしぼり、ベッドから出て、部屋を横切り階段まで向かった。
そして階段を下り、台所の中へ入っていった。
そこでは、彼の妻がチョコレートクッキーを焼いていた。
つまみ食いをしようと手を伸ばすと、妻が手にした木製スプーンで
手の甲をピシャっと叩かれた。「取っちゃダメよ!」彼女は言った。
「葬式用なんだから!」 (娑婆には、もっと凄い実話が、満ち溢れている!)
  ♦ 出産
ある町に住む女性が子供を生んだ。いろいろな方面からお知らせがくる。
厚労省「あなたの加入している健康保険組合から20万円ほど手当てが出ますよ」
町役場「祝い金として町から10万円もらえます」
保健所「町内の病院でなら子供の病気は無料で診察できます」
財務省「この子は生まれた時から700万円借金をしてます」
  ♦ 意見
イギリス人のジャーナリストがインタビューをした。 
「失礼ですが、食肉の不足について貴方のご意見をお聞かせ願えますか?」 
  イスラエル人「失礼って何ですか?」 
  ポーランド人「食肉って何ですか?」 
  アメリカ人 「不足って何ですか?」 
  中国人   「意見って何ですか?」
  ♦ 文章
ある大学生が教授に
「人の心を捉える文章とはいかなる物でしょうか?」
と云う質問をした。教授は
「第一に女性が主人公である事。次に宗教性を取り入れる事。
そしてミステリーを残す事だ。」と答えた。
後日その学生が持ってきた文章はこうだ。
「おお神よ!この子は一体誰の子なのですか!?」
  ♦ 水
Q.ブロンドはなぜ枕元に水の入ったグラスと空っぽのグラスを置くのか? 
A.喉が渇いたときと乾いてないとき用
               (これって、深いジョークだよな~ )
  ♦ キング牧師
Q.キング牧師が白人だったらどうなっていたか? 
A.生きてる
                  まだまだ…   ~つづく
・・・・・・
6110,閑話小題 ~腰痛の中、何とか上京してきたが
2017年12月05日(火)
   * 先週の土曜日は同級会で上京し… 
 先日、学生時代の同級会のため上京。一時間半ほど、上野の『西洋博物館』で、
北斎ジャポニズム’の美術展をみる。9月にはNHKで放送された「眩(くらら)
北斎の娘~」のドラマを見ていたため、北斎の実物の版画と、それをマネた
有名画家の西欧絵画や、北斎漫画の挿絵・陶器を対比させ、並べてあった。
 そして、日本橋の『魚久』に30分前に到着。 10年近く前から、この会に
出席しているが、料理がさすがで、鰆の味噌漬けと、マグロの刺身が絶品… 
いつも、お土産に、ニシンと、鰆と、イカの西京漬けを買って帰る。成るほど、
ここは日本橋の甘粕横丁。吉原に近く、その流れの御客用に、酒蔵とか、魚屋、
それを使った西京漬けの店などが列をなしていた界隈。
 帰りは、20時52分の新幹線に乗って、帰ってみれば23時近く。それでも、
朝の6時前に起床し、8時前に「随想日記」を書上げ、アップ。これも習慣が
成せる業? 年一の上京が、岩場の魚には刺激的で面白い! ‘明治’から、
今度は‘昭和は遠くなりにけり’ですか。再来年に元号が変わると、更に実感
するのだろう。 私の両親は明治生まれ、家内の両親は大正生まれ… 
 ~参考のために~
 平成元年は西暦1989年。現時点で、
 昭和にすると92年、
 大正は106年、
 明治は150年になる。
 明治元年は西暦1868年。
時代が激変するが、自分の意識は、さほど変わってないのは、これ如何に?
そう思っているだけで、実は様変わりをしている。知らずと、挑戦し、戦い、
変化し続けているのだろう。日本の歴史上、我々世代は、最善の時代環境の中、
最適な大波の上をサーフィンをしてきた。ここにきて、怪しげな大波が近づい
てきたような… 
追)去年も同じような文章が書いてあった。篭の中の回転車でハツカネズミが
 走り続けている世界だ! ネズミ:「じゃあ、どうする?」 「 … 」
https://matome.naver.jp/odai/2134658143035339801
https://www.youtube.com/watch?v=KRXaE7SwJp8

・・・・・・
5743,閑話小題 ~同級会 ①
2016年12月05日(月)
 一昨日、毎年行われる学生時代の同級会のため上京した。
今回の出席は12名。いつも、17~8人で、3分の2で少な目。
会場は、同級生の『魚久』という甘粕の魚漬物店で、本店の
隣に料理店。百貨店地下に必ずある有名店で、同級生が、
社長、いや今では会長。 毎年、食べる度に、その美味さに、
惹かれていく。日本橋は昔、料亭とか、遊郭があり、酒造工場
とか、魚が集まったところ。今でも昔風の料理屋が多く並ぶ。
 この会は、教養課程で編成されたクラスの人を中心に集まった
忘年会である。学校の人間関係は、クラスのコンパや、クラスの
指定席の周囲が、まず顔見知りになり、友人になっていく。
そして3年、4年の専門課程の二年間は、クラブ、ゼミなどを
中心にした人間関係へと変わっていく。その変遷が学生時代の
醍味で、自分づくりである人間関係構築の機会になって、卒業と
同時に全国の「緑の原野(社会)」に散っていく。
 まず当初のグループは、大雑把にいうと、
・小中高の付属校からエスカレターで上がってきたグループ、
・東京在住の人たちが主のグループ、
・地方でのアパート暮らしのグループ、へと自然と分かれる。
そこから更に、クラブ、ゼミなどの選択で人間関係が深まっていく。
 私の住居は、早大の理事が私的に経営していた寮で、日常生活は、
そこの気の合った各大学の学生たち。5~600坪ほどの角地に平屋の
L字型の建物に部屋が並んでいて、角の部分に共同炊事場、それぞれ
の端にトイレがあり、通路は土間。今風にいうと、シェアハウスの
要素が強く個々の絆は強かった。悪くいえば、牛小屋そのもの。
敷地の中央に大家の家族が住んでいて、その間には芝生の庭があった。
南早稲田の住宅地に、オアシスという風でもあった。 朝晩は自炊で、
昼は学食が中心であった。当初は小学校の家庭科の実習を思いだし、
カレーや水炊き風の鍋、野菜炒めをつくっていた。実家の送金は誰も
ギリギリ。実家の貧富など関係なく、資金的余裕など有ろうはずない。
学生とは、そういうものと上京組は思いこんでいた。その中で、彼女を
持ち、アルバイトをし、学業をこなす人もいれば、真面目に勉学を励む
生活をし、時々、安酒を買込み議論をしたり、人生を語る人たちもいる。
 7年前に、この首都圏在住のグループで、勤勉のグループの忘年会に
誘われ、参加するようになった。 各駅停車の鈍行列車のように、学び
あおうと、『鈍行』というグループをつくっていたのは、学生当時、
知っていた。その彼らが、卒業後もゴルフや、宴会を開いていた。
殆どが二代目でオットリ?した顔ぶれ。武澤ゼミ仲間の一員が幹事を
していた関係から、地方在住の私に声を掛けられ出席をするように
なって、はや8年になる。   ~つづく

   

閑話小題 ~何やらキナ臭くなってきた世界情勢


  
   * 新疆ウイグル自治区において、中国政府が…
 新疆ウイグル自治区において、中国政府が少数民族であるウィグル族の淘汰が
本格的に始っているようだ。社会主義国家は、実現のためには手段を選ばない。
近隣の弱小国家は堪ったものでない。その中国版が、現在のアジア版になる。
人類の歴史は白人至上主義が背景にあるのが現実。良し悪しは別として、西欧国家
が、アフリカ、アメリカ大陸を攻撃する場合、まず細菌とキリスト教をばら撒く。
そして中国には阿片になる。その逆襲が、このコロナ禍と捉えることも可能。
有色人種の白色人種への逆襲になる。何せ三分の二が有色人種。
 ネット検索で調べると…

≪ もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、  全世界を
 人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。

その村には・・・
57人のアジア人
 21人のヨーロッパ人
 14人の南北アメリカ
 8人のアフリカ人がいます。

52人が女性で
48人が男性です。
 70人が有色人種で
30人が白人

70人がキリスト教徒以外の人たちで
30人がキリスト教
 89人が異性愛者で
11人が同性愛者

6人が全世界の富の59パーセントを所有し、
その6人ともがアメリカ国籍 

 80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調で苦しみ
 ひとりが瀕死の状態にあり、
ひとりは今、生まれようとしています 

ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け
 ひとりだけがコンピューターを所有しています

もしこのように縮小された全体図から私たちの世界をみるなら、
相手をあるがままに受け容れること、自分と違う人を理解すること、
そしてそういう事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らか。

 ◉ 次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

もしあなたが今朝、病気というよりは健康だなと思って目覚めたなら・・・
あなたは今週生き残ることのできないだろう100万人の人たちより恵まれている。

もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、あるいは餓えの
悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・世界の5億人の人たちより
恵まれています。

もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を
感じることなしに教会のミサにあずかることができるなら・・・
世界の30億の人たちより恵まれています。
  
もし冷蔵庫には食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所が
あるならば・・・  あなたはこの世界の75パーセントの人々よりお金持ちで

もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、家のどこかに小銭の入った
入れ物があるならば…あなたはこの世界の中で最も裕福なものの上位%の一人

もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・
それはとても稀なこと もしこのメッセージをよむことができるなら、
あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう。 あなたのことを思ってこれを
伝えている誰かがいて、そのうえ、あなたは全く文字の読めない 世界中の20億
の人々よりもずっと恵まれているのですから

昔の人がこういいました。 わが身から出るものはいずれわが身に戻り来る、と。

お金に執着することなくよろこんで働きましょう
 かつて一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとくに自由に踊りましょう
誰も聞いていないかのごとくのびやかにうたいましょう
 あたかもここが地上の天国であるかのように生きましょう

 このメッセージを人に伝えてください、その人の一日を照らしてください。

アメリカの友人よりのメッセージ  2001.3
                作者は不明  訳 なかのひろみ ≫
 ―
▼ YouTubeをみるにつけ、この世界を殆ど、分ってないことを知らされる、
 一人一人が、それぞれの世界で、己を全うしているため、当然だが…

・・・・・・
7205,読書日記 ~『死はこわくない』立花隆著 
2020年12月04日(金)
 図書館で借りてきて、二時間ほどかけて読んでみたが、死に際を経験した者
しか書けない奥行きの深い内容。…セネカの<死んだ瞬間には自分はないから、
己の死は存在しない!> を学生時代に知り、父親が死期を知り、独り紋々と
していた時に、その道理を説明した時に、父親の顔色が輝いたのを憶えている。
恐怖の際なればこそだったのだろう。己など、大河の一滴でしかない実感こそ、
自分を乗越えることが可能になるということ。
 
 10数年前に、75歳を死期と定めて、知人に宣言。年一回の健康診断を止めた、
それ以来、何か外界が、違って見えてきた。その日、一日が充実していたかが、
面白かったかが、優先事項になっていた。
 同年代の友人、知人は全員、驚いて、まじまじ顔を見る。それが面白いため、
ますます、対象範囲が広がり… でも、この覚悟が良かった。 …例えば、
会社整理に際し、<いずれ自分も整理するのだから、些細のことでしかない。
むしろ現在、必要のこと> と、違った見方が可能。その75歳に、あと50日を
きってしまったが、何ら兆候がない。コロナ禍の中で、静かにジッとしているに
丁度良い。逆に、そう思ってきたため、見えないことが、見えていた。
自分は絶対に大丈夫と、タカをくくっている人が大部分。そして、多くが
倒れて、亡くなっていった。上り下りの坂よりも、<まさかの坂>が、現前に
有ろうとは、つゆとも思ってない。
  ≪ ~Amazonの概要から~≫
 「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を
見ようという気持ちで人間は自然に死んでいくことができるんじゃないか」。
 自殺、安楽死脳死臨死体験研究…。長きにわたり、人の「死」とは何かを
いうテーマを追い続けてきた「知の巨人」。75歳時に書いた。がん、心臓手術
を乗り越え、到達した心境とは?

〈目次〉
  ● 第一章 死はこわくない
1「死」を怖れていた若き日
 失恋で自殺?
安楽死についてどう考えるか
「死後の世界」は存在するか
2ここまでわかった「死の瞬間」
 心停止後も脳は動き続ける
体外離脱の謎
 「神秘体験」はなぜ起こるのか
人生の目的は心の平安
3がんと心臓手術を乗り越えて
理想の死に方
 延命治療はいらない
生命の大いなる環の中へ

[特別エセー] ぼくは密林の象のごとく死にたい

  ● 第二章 看護学生に語る「生と死」
 人は死ぬ瞬間に何を思うか
死にゆく者へのインタビュー
厳しい看護師の現場
 葛藤に次ぐ葛藤
 燃え尽き症候群
 難しいがん患者のケア
筑紫哲也さんの場合
 余命の告知はどうすべきか
勝手に告知した、と激怒した家族
 人間は死んだらゴミになる?
ナチスに殺された子どもの絵
 「肉体は人間存在の外殻に過ぎない」
 見えない存在との語らい
臨死体験はなぜ似ているのか
長期療養病棟の現実
 尊厳死とどう向き合うか

  ● 第三章 脳についてわかったすごいこと
「意識」とは何か
脳科学「最大の謎」とは
脳はケミカルマシン
夢は思い通りに変えられる
意識を数式化できる?
心を持つ機会はできるのか
死んだときに意識はどうなるのか
東洋の世界観に近づく
  あとがき
 ――
▼ 「死にゆく夢は、如何とでも変えられる」は、至極、名言。
 「常に面白さを常態にしておけば良い」 それはチョッとした工夫で
可能である。10年ほど前に、iPadに2000曲を収めて身近に置いてある。
それを末期の入院の際に持込む予定。それと、このPCも! そう楽に
死なせてくれないなら、その準備だけは、自らの手でするしかない。
著者が「死はこわくない」は、死に対する準備万端のため。この著者、
死んでも、死ねはしない。キュープラー・ロスが、アウシュビッツで、
子供棟で、子供の落書き… 間も無く来る死のイメージ!
《 繭が蝶々になって、空に飛んでいくイメージ 》が、生から死へ
変りゆくイメージ! この年齢になればこそ、リアルに受け止めることが
可能になってきた。 遺体が死ではない! 現実社会が、実態ではない。
そこは、繭で、死と同時に、空に舞っていうのが、生からの解放になる。
さて今日は金曜日。シネマで映画を。そして録りだめのドラマを楽しむ日。
父親の口癖… (生きている内…死んでしまえば、それまでよ!)。

修養が足りないこともあってか、『死は怖い!』老いるのは辛いが、
現在(原罪)の腰痛が重いだけ、充実した味わいが深い!

・・・・・・
6838,閑話小題 ~下ネタ ―5 
2019年12月04日(水)
              〈ネットでみつけた下ネタより〉
 上クラスはネタ切れで出つくしたため、中の上クラスを… 
それでも波長の合うのを見つけるのは大変! 特に微妙な下ネタは… 
 ―――
  ★ コンピュータコンサルタントを務める女性が、セクハラ男の
 コンピュータ設定を手伝っていた。 彼女はセクハラ男に、ログインに
使用するパスワードは何にするかと訊いた。
この男は、彼女を困らせてやろうという魂胆で、「penis」と入力しろと言った。
 瞬きもせず無言のまま、彼女はこの パスワードを入力した。
彼女は、コンピュータの反応に笑い死にしそうになった。
 ”パスワードは無効です。短すぎます。”
 ―
  ★ 機長 「私は機長。当機はロッキー山脈の上空を順調に
 飛行しています。快適な空の旅をお楽しみ下さい」

 副機長「今日は気流も安定してますし、楽なフライトですね」
 機長 「そうだな。ここでコーヒーブレイクにするか。スチュワーデスの
    キャシーに熱いコーヒーを頼もう」
 副機長「キャプテン知ってました。彼女、結構なヤリマンだって。特に
    あのかわいいお口でする何は最高らしいっすよ」
 機長 「じゃあ、コーヒーブレイクのついでに、ちょっと、下の方の世話も
    お願いするか」
 副機長「さすがに勤務中はまずいっしょう」
 機長 「それもそうだな。あっはっは」

マイクを切り忘れ、お馬鹿な会話が機内に筒抜け。
 血相を変えて、操縦席に向かうキャシーに客がひとこと
  「コーヒーも忘れんなよ」
 ―
  ★ 天国で2人の女性が話し始めた。「あなたはなぜ死んだの?」
「凍死。あなたは?」「私は心臓麻痺。夫の浮気を疑って突然家に帰ってみたの。
ベッドに夫はいたのに女はいなかった。女が隠れてると思って慌てて家中捜し廻っ
てて倒れたってわけ」「ひどい」「何が?」「何で冷蔵庫を捜さなかったの!」
 ―
  ★ 夫が2週間の出張から帰った。「おかえりなさい、あなた。浮気なんか
 しなかったでしょうね?」 「するわけないだろう」 そして激しく愛し合う二人。
すると隣の部屋の男が怒鳴った。 「毎晩毎晩、いい加減にしろーっ!」
 ―
  ★ 「先生、主人はひどいノイローゼですの。」「そのようですね。」
「しばらく保養させたいのですが、海と山とどちらが?」 「そうですねぇ。
ご主人が山に行かれて、奥さんが海に行かれると、一番よろしいのですが。」
 ―
  ★ 息子「父ちゃん、酔っぱらうってどんなことなの?」 
 父 「ここにグラスが2つあるだろう。これが4つに見えだしたら、
  酔っぱらったってことだ。」 
 息子「父ちゃん、そこにグラスは1つしかないよ。」

・・・・・・
5742,つれづれに哲学 ~嘆きの谷
2016年12月04日(日)
             「生きづらさからの脱却」岸見一郎著
  * アドラーの「嘆きの谷」
 私がみるに、悲観的傾向が強い人が、女性で3人に1人、男性が4人に1人
の割にいる。その中で更に強い人は1割ぐらいか。知人にも数人、非常に悲観的
思考の強い人がいる。連れ合いとの不適性があるが、何もかもを悲観的に捉える。
ある婦人、目を見張るほど美人だが、いや、だったが、万年ウツ状態で、日常が
常に暗い状態。誰も躁鬱の波を乗越えて生きているが、問題はマイナスの程度。 
アドラーはカント同様、クル病だが、そのハンデを乗越えて、フロイトユング
につづく三大心理学者の一人になっている。根には、「その程度のことで、何で
落ち込んでいるのか!」があるため、その説得力が強い。 
  ~その一節から~
≪ 世界を「嘆きの谷」と見ようとし、いつも苦しんでいる人がいる。
 アドラーはそのような人は「途方もない重荷を担って人生を歩もうと不断に
努力をする」と言っている。些細な困難をも誇張し、将来についても悲観的に
しか見ない。身のまわりで喜ばしいことが起ると不安になり、どんな対人関係
にも「影の面」を持ち込む。
 「嘆きの谷」という言葉は元もと旧約聖書の『詩編』に出てくる。
エルサレムに巡礼する人は、乾燥のため枯れ果てた谷底の道を歩まなければ
ならなかった。このような人が、世界を「嘆きの谷」と見ようとするのはどう
いうことか。アドラーの解釈と違って、『詩編』では、神によって勇気を
出し、広い道を見ている人は「嘆きの谷を通る時でも、そこを泉とするだろう」
と言われている。生きている限り、「嘆きの谷」を避けては通れないが、勇気
ある人はそれを「泉」と見るのである。ところが、この世界の嘆きの谷とみて、
どんな喜べる機会にも、「カッサドラの叫び」しかあげない人がいるとアドラー
はいう。ギリシャ神話に出てくるカッサドラはアポロンに愛された。アポロン
カッサドラに愛を得るために彼女に予言能力を与えた。しかし彼女は、アポロン
の求愛を断った。そのため、アポロンは誰も彼女の予言を信じないようにした。
カッサンドラはトロイアの滅亡を予言されたが、無視された。
アドラーは、<この世界を嘆きの谷とみて、「カッサンドラの叫びしかあげない」
というのは、不吉なことしか言わないという意味だが、決して、トロイアの滅亡
を望んでいた訳でない。
 ~ネット検索に、「嘆きの谷」で調べると、
≪・アドラーは仕事の課題、交友の課題、愛の課題という人生には避けては通る
 ことができない課題がある、という。これらの課題を解決する能力がないと
 考える人は、なんとか理由を考えて、人生の課題から逃れようとする。
アドラーが「劣等コンプレックス」という言葉を使う時、次のような意味と
 して使っている。すなわち、「Aであるから(あるいは、Aでないから)、
 Bできない」という論理を日常のコミュニケーションの中で多用するという
 意味である。このAとして他の人がしかたがないと納得しないわけにはいか
 ない理由を持ち出すのである。
神経症はこの劣等コンプレックスに他ならない。人生の課題を前に直面しよう
 としなかったり、ためらいの態度」を取って立ち止まる。「はい~します、
 でも、(yes...but)といって、結局課題に取り組まない。神経症に限らず、
 人は意識しなければ、すぐに「でも」といってしまう。
 <何かをしようと思う、しなければならない、「でも」と…>
・カウンセリングの時、あまりに頻繁に「でも」という人があって僕はその人が
 「でも」というたびにカウントすることにした。本人はそのことを意識して
 いなかったからである。やがてこんなふうにいわれるようになり、次第に
 この言葉が用いられる回数が減っていった。「まだ今日は一度も『でも』と
 いってませんから、一度だけ『でも』といわせてください」
・人生の課題に挑戦する時、失敗すること、敗北することを恐れる人は、課題
 から退却しようとする。何をする時にも必ず成功しなければならない、と考え、
 成功するという保証があれば挑戦する。しかし失敗が少しでも予想され、
 成功することが確信できなければ最初から挑戦しようとしないか、失敗しても
 そのことによって致命的な打撃を受けることがないように、いわば綱渡りをする
 人が転落することを予想して下にあらかじめ網を張っておくようなことをする。
 症状はこのような目的のために創り出される。
・人生の課題を前にして敗北を恐れる人は、課題に挑戦することを回避する
 ために時に神経症になって、「足踏みしたい(時間を止めたい)」と思う、
 とアドラーはいう(『人はなぜ神経症になるのか』)。
――
▼ 上記の「カッサドラの叫び」しか上げない人に、マイナーな視点の話題を
 ふると、大きく首を振り、どんどん話が進む。何処にも、『内幕情報屋』が
存在して、ネタを探し出して人の懐に飛び込む。それが、万引き、置き引きと、
同じくらい、いや、それ以上の犯罪行為でしかないことを知らない。で、その
毒は、喜んで聞いてしまう方にも、同様に罪になる。誰もが持っている要素
だから始末が悪い。
・・・・・・
5377,武器としての決断思考 ー③
2015年12月04日(金)
        ー武器としての決断思考~ 瀧本 哲史 (著)ー
 『学問のすすめ』が、明冶5年の3000万人の人口の中で、300万冊の大ベスト
セラーだったというから、当時の民度が高かったことが窺い知ることができる。
明治初期の日本で、欧米のバイブルみたいに読まれていたことになる。
今の人口比からすると1200万冊。明治以来、日本は果して進化したのか。
現在の日本人の多くは、これだけ読む知性も、教養もない。 明治以来、
日本は果して進化したのだろうか。国敗れて教養なし! 何かが失われた!
  * 『学問のすすめ』は、いま、若い世代こそ読むべきだ
≪ 変化が激しい今の時代、これまでの価値観や方法・人生のレールという
ものは、意味をなさなくなってきているということです。京大医学部生の話は、
その顕著な一例にすぎません。右肩上がりの「幸福な時代」は過ぎ去りました。
良い大学、良い会社に入れば人生は安泰、みたいなことはもうないのです。
 さらに断言すれば、これからの日本はもっともっと厳しい状況になっていく。
良い時代を経験して「逃げ切り」ができる世代であれば、昔はよかったとただ
嘆いていればいいのでしょうが、これから社会に出る世代、もしくはこれから
社会のメインステージに立つ世代にとってみれば、問題は深刻です。
 では、どうすればいいのか? ここで、リベラルアーツの話に戻ります。
人間を自由にする学問がリベラルア↓だという話をしましたが、まさにいま、
それが求められているのです。
 医者の話が良い例ですが、国家試験に合格しただけでは、これからの時代は
生き残れないし、幸せになることもできません。むしろ奴隷として、上の世代が
作ったシステムにからめとられる可能性が高い。それも自分が気づかないうちに。
 だから教養が必要です。自由になるために。自分の力で幸せになるために。
といってもそれは、大学生がパンキョーと呼んでいるものとは違います。
極端に言ってしまえば、大学の教養課程で教えている一般教養は、大学教授を
食わせるためのものでしかなく、本来の意味での「リベラルアーツ」とほど遠い。
 もっと実践的で、実用的な知でなければならない。
ここで、福沢諭吉が著した『学問のすすめ』から一節を引用してみましょう。
まさに私が言いたいことを代弁してくれています。 
 《学問というのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、
また和歌を楽しみ、詩を作る、といったような世の中での実用性のない学問を
言っているのではない。(中略)いま、こうした実用性のない学問はとりあえず
後回しにして、一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である》
(引用『現代語訳学問のすすめ齋藤孝訳/ちくま新書)
 『学問のすすめ』が刊行されたのは明治5年。新しい時代の幕開けに、明治人
が持つべきメンタリティを説いたこの本は、300万部を超す日本史上最大の
ベストセラーとなりましたが(当時の人口は約3000万人)、いま、既に20年以上
が過ぎたこの平成の世にこそ、そして、そんな時代に生きる若い世代にこそ、
この福沢諭吉のメッセージは伝えていかなければならないでしょう。
そう、まさにいま、実学が必要なのです。医学部生が起業論を学ぶように、
自分にとって必要な学問は何かと考え、探し、選び取るーそういった行為が、
ベーシックなものとならなければなりません。≫
▼『学問のすすめ』は、学生時代に読んだが、これほどベストセラーとは!
 『世間』に対し異常なほど嫌悪感を持つのは、身近な人間関係に取込まれた
奴隷のような絡みとられた視線を感じるため。教養とは、それらから自由に
なるための素養。情報化社会こそ、実学としての教養が必要になる。

・・・・・・
5012,幸福優位7つの法則 -4
2014年12月04日(木)
     【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】
                   ショーン・エイカー著
 * 法則3: テトリス効果
ー まず、テトリス効果の意味を、要約すると
テトリスという強い中毒性の強いゲームがある。一度、はまると、街を歩いて
 いても、本屋の本から電気屋の段ボールまで、何でもテトリスに見えて組み
合わせたいと思ってしまう。周囲に、この「テトリス効果」にとらわれている人
がいる。いや、誰も何らかのカタチで、同じように無意識で実行する習性を持つ。
思考や行動が一つのパターンにはまって、そこから逃れられない人。しかも、
それは、ネガティブのパターンである。このテトリス効果は良い方向にも悪い
方向にも働く。刑事は、知らぬ間に不正を探している。
警察官は、家族まで不正探しの習性がついてしまう傾向が強くなり、一般人から
みたら異様に見えることがある。税理士は監査などで、毎日細かい経理のミス
探しを続けるため、家に帰ってからも家族のあらを探しをする傾向になる。
これらは負のテトリス効果だ。
 逆に、良い方向に働くと、テトリス効果は抜群の効果を発揮する。ここで、
「今日あった3つの良いこと」の振り返りがある。一日に5分、この作業を毎日
繰り返すことで、脳内に、ポジティブな自分をスキャンする回路が生まれ、徐々
にポジティブな部分を見つめるようになる。意識的にポジティブなことを考える
ことで、それまで頭にあったネガティブなことを意識から追い出すことができ、
心が安定する効果がある。・・ 科学者によると、我々に入ってくる情報のうち、
およそ百分の1しか覚えてないという。他は効率よくフィルターではねられて、
脳の中のごみ箱箱に捨てられる。我々は見ようと思うものしか目に入らない。
自分が買いたい車か、買った車しか目に入らない経験があるだろう。
 ・・脳が常にポジティブな面をスキャンしてそれに注目すると、最も重要な
3つのツール「幸福」「感謝」「楽観性」の恩恵を受けることができる。恩恵は、
「幸福優位性」で述べた。
二つ目の有益なメカニズムは「感謝」である。ポジティブな感情で持つ機会が
増えるほど、感謝の気持ちを覚える。感謝を常に忘れない人たちは、活発で、
心の知能指数が高く、寛容で、抑うつになりにくく、不安や孤独も感じないこと
が、多くの研究が証明している。
三つ目は「楽観性」。脳がポジティブの事柄を多く拾上げるほど、いいことが
続くと思えるので、ますます楽観的になる。ある研究によると、楽観主義者は、
悲観主義者に比べてより多くの困難な目標を立てる。そして、その目標達成の
ために多くの努力を注ぎ込み、困難に長時間立ち向かうので、障害を比較的簡単
に乗り越えることが実証されている。・・・ ≫
▼ 私は商家で育ったため、何事も損得で考える傾向が強いことに学生時代に
 自覚したとき、ゾ~ッとしたことがある。社会には、損得以前に、善悪、
嗜好、倫理など、様々な道理がある。それを知るのが教養である。私が一番警戒
している、『世間様』がテトリス効果で、小さな世界の価値観に縛られ、思考や
行動が凝縮した人たち。小さな岩穴の中で、大きくなり、その穴から出られなく
なった山椒魚そのもの。誰もが、少なからず持っている要素だが。
 うつ病は、その穴の中で精神が圧迫された状態から生じる症状である。 

閑話小題 ~コロナ禍のSJの近況は…?

 

   * あいも変わらず閑散としているSJ
 居酒屋、スナックの店主が口を揃えたJ悲鳴が…<3分の1から5分の1の客数!」
SJも同様で、つい先日までの常連が何時の間にか消えていくパターンである。
インストラクターも、それに比して減っている。…マスク着用と、会話を禁止
されているため、森閑とした状態。その中で、パンデミックの発生以来、2時間は
滞在していたのが、1~2時間に短縮している。まあ、退会しようか?迷わないこと
もないが、これでは引籠りになってしまう。元気で、清潔感がある環境に顔を
出すだけで元気を貰えるのが良い。それより、このコロナ禍の中で、よくぞ維持
できているもの。 地元の同期、同級生も年齢もあるが少なくなっている。
  ―
   * コロナ禍の中で、ÝouTubeだけは…
 世界的巣籠の中で、YouTubeだけは、圧倒的に数が増え、面白くなっている。
思いもよらぬ、切り口が新鮮で見入ってしまうのが多い。今までは、客の目線が
主だったのが、調理人の視覚で、淡々として仕込みに、引込まれてしまう。
刻み、煮込み、焼き、盛り付け、のドレもコレモが、面白く、真剣なればこそ、
曳きつけられる。そこには見世物の要素が入っていればこそのものが多い。
 秘異郷の自然も、ベストの切口だけでなく別角度のモノに惹かれるのが多い。
人生と同じである。自然の持つ多角的魅力はベストだけでなく、その周辺に多く
隠されているもの。

・・・・・・
7204,閑話小題 ~つれづれにー 起きても醒めてもコロナ禍! 
2020年12月03日(木)
    * 風変わりの年になってしまった!
 今年も終わろうとしているが、起きても醒めてもコロナ禍。
リーマンショックも惨憺たるもので、30年続いた新潟駅前事業を止めざるを得な
くなった。…そのまま延長してコロナ禍で閉鎖より、この31年、いや45年の経過
を10年間かけて考えるのも悪くはなかった。
それまで「白」と信じてきたことが、「黒」へと視点を変えざるをないのも、
人生の意味を哲学的に見直すに丁度良い材料とタイミングになっている。
そして9年後に、このコロナ禍の発生となる。 
 
 これを100年前のスペイン風邪と重ね合わせると、なかなか含蓄ある事態に
思えてくる。世界の仕組が、パンデミックにより、根底から変わってしまった。
マスク着用とコントロール、3密を避けること、手洗いと、ウガイの徹底と、
日本茶とビタミンCの服用を注意をして、数ヵ月後のワクチンを服用をすれば
何とかなる? という楽観論があるが、さて如何だろう?… このコロナ禍で、
インフルエンザのダブル蔓延が心配されたが、不思議なことに… ゼロに近い
数値という。
 東京オリンピックが、この中で開催されるというが、中止が順当なのに…
これまた不思議! 第三波の襲来を乗越えれるか否かの中で! 
 ――    
    * トランプの醜態
 未だ選挙の敗戦を認めないトランプの老醜の極み。彼にとって大統領の座は、
去るに忍びない束の間の出来事。そこで「敗戦は不正選挙結果」の妄想が…
怖ろしいのは、それに同調する輩がいるため始末が悪い。肥満からくる糖尿病
が絡んでいるため、独りで右往左往。共和党は既に4年後の大統領選挙に向け
戦略を練ってあって然るべき。 そこには、トランプが存在しない! 
問題は共和党が政権奪取に如何に有利になる効果的消滅をさせるか。

・・・・・・
6837,閑話小題 ~下ネタ ―4 
2019年12月03日(火)
           〈ネットでみつけた下ネタより〉
 これはというのは、滅多にないが、上の下、程度のジョークはある。
これも20~30の内の一つぐらい。「笑い」は因と縁と同じでジョークに
合致が必要。白けていたら、これほど、面白くないことなし、である。
 あくまで、言葉による脳内のイメージ遊び。世界中の主に男どもが、
その欲求不満につくり上げたファンタジー。底の浅いわけがない? 
『起承転結」のオチの捻りが金かシモで生々しく考え抜かれている。

 ――――
☆ ケッ 銀行員なんていやらしくて下品な生き物だよ まったく何でだい?
  美味しい話持ちかけてさあ 金を入れたり出したりさせるんだぜ
 たまにオマケもくれやがる 売女とおなじさあな
 ―
☆ 散歩していて、服を着た犬を連れている美女を見かける。
 レイプしたいと妄想を抱きながら帰宅。  『うぉっ!』 
 リビングに入ってビックリ。先ほどの美女が妹の客としてコタツにあたってる。
 さりげなく挨拶をして対話。 その時、妹が席を外す。
 2人っきりになり先ほどの妄想が頭をもたげだす。
 我慢しきれずにとうとうコタツの中の美女のスカートに手を入れてしまう。
 手を入れるといきなり陰毛らしき感触なので、すかさず穴に指を入れてみる。
 しかし美女の顔は無表情。…
  何故か「キャン、キャン、キャーン!」と犬の悲鳴が。
 ―
☆ 年寄りの看護婦が若い看護婦に言った。
 「401号室の患者さんを剃毛したら、彼のあそこ にアダムと刺青がして
 あったのよ。あなたも見てきなさいよ」
  若い看護婦は見に行って、帰ってきた。
「ね、アダムって彫ってあったでしょ」
「いいえ、アムステルダムと彫ってあったわ」
 ―
☆ 女性が二人でゴルフをしていたとき、一人が前のパーティにボールを打ち
 込んでしまった。よく見ると、前のパーティの男性が股間に両手を当てて
 苦しそうにしていた。女性は慌ててその男性に近寄って言った。
 「大丈夫ですか!? 私は女医です。落ち着いて!」
 そう言うと、女性は男性のズボンを脱がせ、何と睾丸を優しくマッサージした。
 「気分はどうですか?」
  女性がペニスをさすりながら尋ねると、男性は苦しそうに答えた。
 「…ええ…とても気持ちいいのですが…まだ親指が焼け付くように痛みます…」
 ―
☆ 朝、娘が起きてきて言った。
 「ママ、パパのお腹が出ているワケが解ったわ!」
 「なぜかしら?」
 「メイドのキャサリンがおもいっきり膨らませてたわ」
 ー
☆ 白雪姫がピノキオの顔の上にまたがってこう叫んだんだ
  「嘘をついて!」
 ―
☆ 女:私熱があるみたい
 男:俺の体温計で計ってあげようか?
  女:水銀が漏れるから嫌!
 ―
☆ 社長秘書のキャサリンは、社長のビルに誘われるがままにホテルに
 ついていった。いざ、というときにキャサリンはあることに気付いた
「髪は真っ白なのに、あそこのは真っ黒なのね」
 とが言うと、ビルの返して曰く
「そりゃ、ここには悩みがないからね」

 ―
▼ 最近ではYouTubeたる「世界中の放送禁止映像」が、ノウチェックで
 みることが出来る。強盗が通行人を襲う場面だけを特集したものや、
室内に強盗が入りこみ、そこに大型犬が攻撃し、ズタズタに襲われる場面
とか…とはいえ、物語の原点のファンタジーのイメージの世界もまた愉し。
 
――――
2018/10/17 
読書日記 ~冴えたジョークは人生における立派な教養である
           『バーカウンターは人生の勉強机である』島地勝彦著 
   * 下ネタ・ジョークならシマジ
 あとに、開高とのジョーク対談の幾つかを
< 靴のジョークを一つ。
 ・ピカピカの革靴を買ったアントニオは、まるで魔法の革靴を履いたように
女にもてた。今夜はローザを誘って深夜のドライブに出かけた。Hな気分になった
彼は、ローザに素っ裸になるように促し、ことを始めたため、天にも昇る気分に
なり、運転を誤り、道端の木に衝突。ローザは外に放り出されたが、無傷。
アントニオは無事だったが、運転席に閉じこめられた。その先には丁度、ガソリン
スタンドがあった。彼はピカピカな片方の靴をかろうじて脱いで、ローザの大事
なところを隠して助けをもとめてくれと頼んだ。 ローザは片方の靴を股間を隠し
ガソリンスタンドに走った。『すみません。彼が出てこれなくなったのです』と
恥ずかしそうに言うと、店員のオッサンは驚きながら、股間の靴をみて言った。
『そこまで入ったら、俺には無理だな… 』 

・海で遭難して10年、無人島にいた男。ある日、彼は水平線の彼方に小さな点を
見つけた。その救命イカダの乗っていたのはウェットスーツの金髪美女。
『あなた、この島で何年も煙草を吸っていないの?』
『10年だよ』と男。女はポケットから煙草を取りだして与えた。
次に彼女は『シングルモルツを飲まないで何年経つの?』。『10年だよ』
男は「美味い!」と叫んだ。
今度はジッパーに手をかけ、妖艶な微笑みを浮かべて問いかけた。
『男の本当の愉しみを忘れて何年経つの?』 男は歓喜の表情を浮かべ叫んだ。
『まさか… 、そこにゴルフクラブを入れてきたのか?』

・女が行きづりの男と一夜明かすことになった。
コトが終わったあと、女が男をバカにする口調で言った。
『あなたのセックスはお粗末だわ』 男は憤慨して言った。
『なんだと! 20秒でおれのことが分かるわけがないだろう』

▼ ジョークだけは、通じない人には「茹でてない乾麺に醤油をかけて、
 そのまま差し出された」ようなもの。会話の楽しみには、ジョークの舞台と、
登場人物のイメージを、互いに差し出し、受け取る感性が必要となる。
内的素養は、長年かけておかないとカラカラの萎びた感性になってしまう。
 ~ほんま、ジョークを楽しめる感性のないのが多いんだよな…
――――
2666, 結論で読む人生論 ー2
2008年07月23日(水)       
 「結論で読む人生論 ―トルストイから江原啓之まで」勢古 浩爾 (著)
                            
   * ー三十年ぶりの、今東光の毒舌ー
 順不順でなるが
{第6章 人生の価値、人生の意味ーなにはなくともこの糞坊主ー今東光
が面白い。 久しぶりに今東光の毒舌にお目にかかった。亡くなって30年
近くも経つだろう。
  ーまず、その部分ー
【 人生なんて、そんなにむずかしいものか。じつにさまざまな考えがあって少々、
食傷気味である。もしかしたら、人生論が人生をむずかしくしているのではないか。
たしかに人生には山があり谷がある。悲喜こもごもである。
だが結局、生まれて、生きて、ただ死ぬだけのことではないか。どう生きるかは、
それぞれの計らいでいいではないか。ここまで見てきたさまざまな人生論はあまり
にも近寄りがたいし、荒唐無稽すぎるし、立派すぎる。もっとスカッとしたものは
ないのか、とお嘆きのあなた、これがあるのだ。その男が生存中は、なんだ
この濁声の坊主は、と多少の反感を持っていた。が、わたしはいまでは今東光
尊敬している。そう、今東光和尚である。聞いていただこう。
 *「正しい人生」とか「何とかの人生」なんてものはないよ。本人にとっての
人生しかないんでね。自分にとっての人生しかないんだ。おめえが十八なら、
「十八の人生」というものしかないよ。それしか、オレは言いようがないね。
(略)だから、自分にとっての人生で、自分が、これが正しいと思って闘って、
勝つか負けるか、これだけだよ、人生なんて。──『毒舌身の上相談』集英社文庫
 *「バカ正直だと損をする。もっとずるく悪賢く立ち回れ」なんてよく人が言う
けど、その言っている野郎が、ずるく悪賢く立ち回って成功しているかっていうと、
絶対にそうじゃねえんだな。 そんなのはダメなんで、真実火の玉になって人生を
渡っていって、社会にぶつかっていくんじゃなけりゃあダメだよ。人がよすぎて
結構じゃねえか。そんなタワ言ぬかすような野郎なんぞ相手にするな!─同書
 *「人生始めたばかりでスランプに落ちたら、死ぬまでスランプだぜ、馬鹿野郎!」
「おめえみてえな野郎は一生、女を本当に愛することができねえよ。女を捨てて
自慢してるような野郎は、人間の屑もいいところだ」
「そんな夢みたいなこと考えてねえで、てめえのキンタマのフクロのシワでも
のばしてた方がよっぽどましだぜ、この野郎!」。 ──『極道辻説法』集英社
 *二十三歳の学生が近所の中三の女学生の家に半年間、毎日毎日いたずら電話
をかけた。どうしても彼女に自分が好きだということを知ってもらいたい。
おれはどうしたらいい? 自首すべきだろうか、という質問に対する傑作回答
「自首するより死んだ方がいい。悪いことは言わん。死にな。23歳にもなって
そんな電話かけたりするバカなら自首するより死んだ方がいい。自首すりゃあ、
恥をかくからね。恥かくより死んだ方がいいよ。切に自殺をお勧めいたします。
                      ──『毒舌身の上相談』 】
 ―
後記)「死にな」がいい。「悪いことは言わん」「お勧めいたします」がいい。
 現在、これだけのことを言ったら「馬鹿たち」に袋叩きにあう。だから誰も、
こういうことはいえない。だから懐かしいのである。今東光が現在の若者、特に
負け組みといっている連中。
◎ 私が今東光に変わって言ったとしたら、こうなるだろう。
「この馬鹿野郎が!何が負け組みだ。そうしたのは御前自身だろう。
何が格差社会じゃい笑わすな。 手前に能がないのさえ自覚しないから、
   能がないままにしてきたのだろう。 知恵を使え知恵を。その程度のことは
幼児でも使っているじゃねえか、馬鹿野郎。知恵が無いとぬかすなら、足と手を
倍以上使え。御前に覚悟も知恵も無いことを自覚もしてねえで何が格差だよ。
いいじゃねか、格差も。もし、格差をつけられたと思っている連中、あんなもの
ゴミみたいなものじゃ。御前よりはマシぐらいだよ。そんなことより、知恵を
使え知恵を、この馬鹿が・・・」 てな具合になるか。    ーつづく