2012-04-23
むしマガ vol. 4 2012年4月23日号 【サイエンスコミュニケーションで大事なこと】【クマムシの紫外線耐性】【クマムシ論文Nature投稿の裏話】
みなさん、こんにちは。
今、この原稿をアトランタ発サンフランシスコ行きの飛行機の中で書いています。アメリカに来たのは、アトランタで開かれた、NASA主催の宇宙生物科学会議に出席、発表するためです。学会自体は今日終わったのですが、これからカリフォルニアのNASAエームズ研究センターとスタンフォード大学でセミナー発表をしに行きます。
それでは、それでは今週のむしマガのはじまりです。
・むしコラム
ここでは、堀川が最近気になったネタを紹介したり、思いついた事を綴ったり、誰かとの対談を掲載したりします。何でもありのコーナーです。
◆ サイエンスコミュニケーションのために大事なこと
日本でも、サイエンスコミュニケーターを養成するためのプログラムを開設する大学も出てきました。サイエンスコミュニケーションを研究する勉強会や研究会もさかんに開催されるようになりました。
でも何というか、「サイエンスコミュニケーション」という語を掲げて活動している人たちの印象が、一部を除いてなんとなくぱっとしないんですね。正直のところ。
科学を啓蒙したいのであれば......
<本編に続く>
・クマムシトリビア その3
読者からのクマムシにまつわる様々な疑問に対して堀川が回答します。
◆ 質問:
クマムシはガンマ線に強いという話を聞きました。クマムシは紫外線にも強いんでしょうか?
◇ 回答:
はい、クマムシは他の生物に比べて紫外線にも強いことが分かっています。女子がうらやむ、日に焼けないひとたちです。
ヨコヅナクマムシは乾眠状態において......
<本編に続く>
・クマムシ研究日誌
私がクマムシの研究を初めて10年以上が経ちました。ここでは、これまでのクマムシ研究生活を振り返りつつ、その様子を臨場感たっぷりにお伝えしていきます。
【第4回】Natureへの論文投稿の裏話
●●教授らが発見したクマムシの高圧耐性。●●教授は当初、この発見を論文にまとめるつもりはなかった。ではなぜ、研究論文をNatureに投稿することになったのか?
これには、ある一人の大学院生がかかわっている。
当時、●●●さんという修士課程の大学院生がクマムシの高圧耐性をテーマに研究していた。そして、修士課程2年の春に、修士論文の中間発表会があり、応用生物科学科の全教官の前でプレゼンを行ったのだ。
クマムシがとてつもなく高い圧力でも生き延びることができる、動物にもそんな能力がある。これは、大変意義のある研究結果だーそう発表した●●●さんであったが、予想外に教官たちから厳しい批判を浴びてしまう......
(メルマガ本文では●●は実名で書いてあります)
<本編に続く>
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