2006-04-01 むだい
■[書籍][科学][宗教] J.H.ブルック(著), 田中靖夫(訳), 「科学と宗教」 (途中)

科学と宗教(ここでいう宗教はキリスト教)の歴史的関係に言及する際に、よく出てくるものは次の3つだそうです。
- 闘争モデル。科学と宗教は、相容れないものである。
- 分離モデル。科学と宗教は、それぞれ適用できる領分が異なる。その領分を超えるからもめるのだ。
- 調和モデル。科学と宗教は、実は仲むつまじく発展してきたものなのだ。
それぞれに難点があると著者は言います。
科学と宗教の対立のように見えるものが、実は科学の仮説どうしのぶつかり合いであったり、宗教的価値観のぶつかりあいであったりする。
宗教が自分を肯定するために科学を利用することがある。その逆もある。
科学と宗教が袂を分かったように見えて、実は深いところでは縁は切れていない。
科学と宗教の関わりは単純に闘争、分離、調和といったモデルで語れるものではないと、多くの例を挙げながら考察しています。
最初の1/4ぐらいしか読んでいませんが、科学と宗教とが複雑にからみあっていたさまを丹念に描いていて、かなり面白い。
また、魔術(錬金術)というものと科学、宗教の関わりはどういうものだったかにも触れられている部分も興味深いです。

- 作者: J.H.ブルック,John Hedley Brooke,田中靖夫
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
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2005-07-09 神道
■[雑記][宗教] 身のうちの宗教

上のサイトなんか見てると自分の中の宗教とか考えますが、日本的な信仰というか信心というか、まあ、そういうものは結構身のうちに根付いていると思います。きちんと言葉にはできませんけれどもね。ただ、自然科学やらの考えの方がずっと自分の性分というか、趣味というか、そういうものにあいます。
もちろん、自然科学の方が性分に合うからといって、宗教を否定する気はありません。一時期、宗教とか、かなり嫌いでしたが、今は宗教は人間が生きていくための道具の一つ、科学なんかと同じもの、うまく使えば多くのものを得られて、使えなければ、いえ、道具に使われてしまったなら、多くのものを失うことになる。まあ、そんなふうに考えています。
2004-08-22 映画
■[宗教] サイエントロジー?

サイエントロジーは,該当記事への「ご意見番」でも突っ込みが入っていますけれど,トム・クルーズも広告塔の一人になっている新興宗教でしたよね*1.
サイエントロジーで検索すると色々引っかかりました.
色々と問題がある団体のように思えます.そのサイエントロジーがらみの人権啓発イベントですか…….容易に信じてはならないと思うのですが…….こういうのを見ると僕ら日本人は宗教というものを甘く見すぎているよなと強く思わされます.
*1:「LAST SAMURAI」やら「インタヴューウィズヴァンパイアー」のトム・クルーズは好きですが,こういう活動をしているのは,ちょっといただけません.まあ,サイエントロジーのおかげで救われたという話ですが…….
あそこが指しているのは「嫌韓流本の書き方」さんのことでしょうか?
オナニーサイトというのは僕のところもかなり自己満足のためで、オナニー自体は別にいいと思うのですよ。ただ、くだらないレトリックで話をごまかしたり、他人の事実誤認を批判しておきながら、自分の間違いには目をつぶる、そういった点は臭くてたまりません。
さっきハングルがらみの新しいエントリーも見ましたが、よくあれだけねじくれたことを考えられるなあ……と。