NGT48の新潟進出がNegiccoに与えてくれるもの

先月25日の夜、恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブが最高の盛り上がりを見せ、全国ワンマンツアー後半戦の日程が発表され、TLもその話題で一色となった同じ夜、東京ドームシティホールで開催されていた「AKB48リクエストアワー セットリストベスト1035 2015」において、新潟を拠点とした「NGT48」の設立が発表されました。AKBグループによる新グループの設立は札幌あるいは仙台という見方が有力だったため、新潟という発表に場内が騒然となったそうですが、その後はNegicco関連のTLも騒然となりました。
その後はMXテレビの「5時から夢中」でマツコ・デラックスさんがNegicco擁護の発言をしてくださったり、国定三条市さんがBLOGでNegiccoがかわいそうとの書き込みをしてくださったり、NGT48との対比で必ずNegiccoの名前が登場するようになりました。その後も泉田新潟県知事篠田新潟市が会見で言及してくださったり、地元テレビ局がNGT48関係の報道をする際にNegiccoに触れてくださったりと、新聞テレビといった媒体にNegiccoの名前の露出する機会が激増しました。さらにはMXテレビの「5時から夢中」がNegicco紹介のミニ特集を組んでくださったり、Negiccoにとっては美味しいばかりの状況だったのではないでしょうか。まあ、MXテレビにはNegiccoとして大きな貸しがあるので、今回のような扱いはしてもらって当然のような気もするのですが、それは別にしてもありがたいことです。
NGT48の新潟進出にあたって、Negiccoについて危機感をつのらせる方もおられるようですが、私はほとんど心配していません。現状に関して言えば実にタイミングよくNegiccoの追い風となってくださったと感謝の念すら抱いています。2ndアルバム発売直後のリリースイベントのタイミングでの燃料投下によって、Negiccoに対する関心度と媒体の取り扱いがアップしたのは願ってもないことでした。なによりも話題の中心であるNGT48にはまだ実体がなく、ネットで調べようとしてもニュース以外には何もヒットしないのに対して、対比される形で紹介されたNegiccoを検索すれば、過去のライブの映像アーカイブから様々な音源、インタビュー、ライブレポートを中心としたBLOG記事の数々を目の当たりにできるのですから、今までNegiccoを知らず、Negiccoに関心を持たなかった層にアピールできるチャンスが、ただで与えられたのですからありがたいことです。
NegiccoNGT48は共存できると思いますし、新潟に進出してくださるからにはNGT48にも失敗してもらっては困ります。お互いがファンも含めて互いに切磋琢磨しあうことによってより成長し・成功することが理想でしょう。ただ、現状ではNegiccoの名前だけにスポットライトが当たってしまい、県内のほかのロコドル達にも注目の目が注がれて欲しいと思います。RYUTist、エンジェルジェネレーション、がんぎっこ等、魅力的なアイドルはまだまだいるのですから。
ところで蛇足かもしれませんが、Negiccoを戦わないアイドルと紹介する媒体もありますが、実はNegiccoは戦うととても強いんですということを紹介して終わりたいと思います。

・第1回古町音楽祭でグランプリ獲得。(2005年)
GyaOの「勝ち抜き!アイドル天国!!ヌキ天」で6週勝抜き、グランプリ獲得。(2009年)
・U.M.U AWARD2010〜全国アイドルお取り寄せ展〜にてグランプリ受賞。(2010年)
・雑誌「ウレぴあ」の「あなたが選ぶベストアイドルソング」1位を獲得(2011年)
・「ハッピーMUSIC」での投票で1位を獲得し、「ハッピーMUSIC LIVE2012」のオープニングアクトを務める(2012年)

以上のように華々しい戦歴を持つ彼女たちですが、最近はアイドル同士の競い合いには積極的になれないようで、人気投票のあるフェスなどの参加しても、どうぞ他のグループに投票してくださいとの発言も聞かれるようになり、それが戦わないアイドルと呼ばれるようになったきっかけかもしれません。お高く止まっているわけではなくて、単に争いごとが苦手なだけだと思います。だからこそ、NGT48との共存共栄も十分可能なことだと思うのですがいかがでしょうか。