Hatena::ブログ(Diary)

プッシー五味の daily news

2016-09-06

[]true blue


we are looking for a true blue



青は俺たちの青春の色、

青は俺らのブルースの色だ。


飾りが多過ぎて、どんな色だったんだろう。見えない。


情報化革命、ダムが決壊し、濁流に飲み込まれた俺らは自分の現在地もどこかわからなくなった。日本国民メディア化、人々は皆感度の高いアンテナとなって、同時に高性能な発信機になった。なんでもありで、なにもない。


そんな世の中で、運良く僕らは始まることが出来た。

目まぐるしく動き回る、浮世の全てを傍観し、流れていくのを見ていた。


解けていく。


皆が眠る夜。夜の渚は静かに、そして青い。

誰もいない場所、孤独が紡ぐ言葉は青い。


My Favorite Blue


誰もが経験し、犯した罪の上で踊る。道化の戯れなのだ。

ハッピーエンドだろうか、始まったばかりなのに。


求め、求め過ぎている。


ほら、ふと我に返り目を落とした水溜り、海でも川でもなんでもいい。

水面に映った自分はやはり青い。

なんとなく思い出した君の涙は青く、僕がいつかいた場所は同じように青かった。


My Favorite Blue


誰もが同じように、きっともう気付いていた。


寄り道ばかりしている。


今更急いでも、もう間に合わないのかもしれない。

そんなのもいい、悪くない。


きれぎれになった君の欠片はやはり青く、生々しく今此処を感じる胸の鼓動はまだ青い。


生まれてくる赤ん坊の顔色は多分青く、棺桶に横たわる老人の顔色もおそらく同じように青い。


My Favorite Blue


青は俺たちの青春


青は俺たちのブルース



狂い出した blue hour


それは映画でいうとわずか冒頭の15分、

当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前らと、俺は行く。


当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前らと。



we are looking for a true blue



此処はまだ旅の途中、

俺たちは負け犬で、俺たちは聖職者だ。


GEZANはまだ山を下りず、そしてLOSTAGEは時を失わない。


此処はまだ旅の途中、


その刹那を切り取ったドキュメント、本当の青を探す旅の途中。




we are looking for a true blue




よろしくお願いしますね。



http://lostage.co/

2016-08-24

[]GEZANとLOSTAGEtrue blue tourとそれに伴った7インチレコード発売に関しまして

みなさんこんばんは、ご無沙汰しております。正確には日々の酩酊ツイートでちょいちょい顔出してたりするんですが、改めてのブログ更新は久しぶりかもしれません。だから何だという感じですが。

久しぶりの更新でこういう内容の報告になってしまうのは非常に不本意ではありますが、GEZANとLOSTAGEが一緒に作ったスプリット7インチレコード作品とそのツアーに関してみなさんに報告があります。

単刀直入にオチから話すと、レコードのプレスがツアーに間に合いませんでした…間に合いませんでした!!

昨今のアナログブーム(もう落ち着いてきたのかもしれませんが)の影響かプレス工場へのオーダーが立て込んでいて納品に遅れが出るとか、そういった類の話は珍しい話でもなくなってきたので大したトラブルでもないのかもしれません、でも正直何ヶ月も前からLOSTAGEとGEZANであれこれやり取りしながら作ってきた作品が発表しようと思っていた場所で発表出来なかったのは悔しいです。悔しいですが、仕方ないと思うしかありません。そういうタイミングだったのかなと。

スプリットのリリースを決め、メンバーと相談しながら曲を作ったり、マヒト君やカルロスと作ったZINEがあったり、シャークの脱退が突然発表になったり、ドラマチックとか言うとなんか舐めてんのかていうくらい軽く感じるような色々考え感じることの多い日々でした。LOSTAGEが思うこのツアーとGEZANが思うこのツアーの感じは同じようでいて全く違うものになっていると思うし、スプリットの音源に関しても両バンドの複雑な気持ちが入り混じってると思います。

書き過ぎると言い訳っぽくなってしまうので、このくらいにしておきますが、明日8/25のtrue blue tour名古屋公演、26日の大阪公演、そして最終日31日の東京公演会場ではGEZANとLOSTAGEの作ったスプリット7インチ作品は販売されません。ごめんなさい。

ただ、ものすごくいい作品が出来たしそれを皆誇りに思ってます(盤は届いてないけど)、なのでライブに足を運んでくださる方々には出来るだけその作品の熱が冷めないうちに届けたい。そのためにどうするか考えたんですが、盤以外のマテリアルは今この手元に一式あります(ジャケット、歌詞カード、ダウンロードクーポン、袋)、それを本来販売する予定だった価格(ライブ会場販売価格/税込1400円)で販売させてもらおうと思います。肝心の盤の方はプレス工業からこちらに納品され次第郵送にてご自宅の方に発送手配させて頂く予定です(送料はもちろんこちらで負担します)。もちろんそんな不完全なもの要らねぇ!という方は後日完全体となったスプリット7インチ作品を購入いただければと思います。

皆で作った音楽のことを最優先に考えての先行販売ですので、ご理解いただければ幸いです。

先行販売分の一式の中に含まれるダウンロードクーポンを使っていただければALAC/MP3/WAVの3種類のファイルでダウンロードして聴いてもらうことが出来るようになっていますので、盤が届くまでそちらで繋いでいただければと思います。


予想外の出来事が続く毎日ですが、それもまたこのスプリットのドキュメントとして楽しんでもらえれば何よりです。

明日からのGEZANとLOSTAGEのカップリングツアー、各地現場の皆様よろしくお願いします。


そしてこのタイミングでKiliKiliVilla安孫子氏によるGEZANマヒト+LOSTAGE五味岳久の三者対談のページが公開になりました!!是非チェックよろしくお願いします!!

http://kilikilivilla.com/post/149407586669/magazine-2016-08-23-blue-hourmy-favorite


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true blue tour

true blue tour」

2016年8月25日(木)愛知県 池下CLUB UP SET

2016年8月26日(金)大阪府 CONPASS

2016年8月31日(水)東京都 代官山UNIT

<出演者>GEZAN/LOSTAGE ゲストバンドあり



GEZAN/LOSTAGE split 7inch収録曲

A - GEZAN / blue hour (33回転)

B - LOSTAGE / My Favorite Blue (45回転)

品番 JSGM - 016 / THR - 013

十三月の甲虫とTHROAT RECORDS共同リリース

価格:¥1300(税別)

2016-06-10

[]今月のライブ予定など

みなさんお元気でしょうか。

最近暑くなってきましたね。

暑いの苦手なんで昼間は憂鬱な気分です。クーラー使ってますか?店で働いてる時はさすがにもう付けるようになりました。クーラーの冷気って長く当たってると調子悪くなるので、夕方涼しくなってくると元気になってきて結局その後酒飲み過ぎてしまって、次の日また昼間憂鬱っていうパターン。

早く秋になれ。



さて、各方面SNS猫も杓子も告知告知で全く何だよという感じですが、こちらも告知です。すいません。


以下今月のライブ予定。


6月11日(土曜日)奈良NEVERLAND

この日は東京のOSRUMと名古屋のDOIMOIのスプリットシングルCDのリリース記念企画で、OSRUM/DOIMOIが奈良に。共演はTHROAT RECORDSから7inchリリースも記憶に新しい東京の爆裂アヴァンロックデュオTADZIOと地元奈良からAgeFactoryが。耳栓必須の爆音企画です。冗談抜きで耳栓用意してきてください。きつい酒飲みたくなるでしょうね。はよ飲みたい。


6月12日(日曜日)名古屋spazio rita

現在東京拠点に活動するインストロックバンドregaベーシストで絵描きの青木君の絵の個展が名古屋spazio ritaにて開催されるのですが、そのオープニングイベントに弾き語り出演で誘ってもらいました、恐縮です。共演は名古屋Climb The Mind山内君。山内君も弾き語りです。青木君のトークなどもあるようですので、ぶらりと皆様よろしくお願いします。カクテルでも飲みたくなるでしょう。はよ飲みたい。


6月23日(木曜日)横浜FAD

この日は横浜のFADの20周年のアニバーサリー企画。20周年て凄いですが、そんな節目のイベントに声かけていただいて光栄です。しかも我々LOSTAGEも大リスペクトのtoeと2マン!チケットはお陰様でソールドアウトしたようですが、ご来場予定の皆様よろしくお願いします。ビールでもガンガンいってFADの20周年一緒に祝いましょう。はよ飲みたい。


6月25日(土曜日)十三FANDANGO

今年の頭にTHROAT RECORDSから傑作ミニアルバムFLOWERSをリリースしたAYNIW TEPOのレコ発イベント大阪編にソロ弾き語りで出演させて頂きます。このツアー何箇所か同行させてもらってるんですが、AYNIW TEPOのライブ流石の仕上がりです。共演はregaオオルタイチ君、そしてCARDとなかなか面白い組み合わせになってますので、みなさん是非。FANDANGOで飲む酒は最高ですね。はよ飲みたい。



以上、何卒よろしくお願いします。

詳細はオフィシャルのtumblrから

http://lostage.co/

2016-05-06

[]熊本地震チャリティーライブについて

どうも、ご無沙汰してます。LOSTAGEベースとボーカル担当五味兄です。みなさん元気ですか。

最近は何してるかっていうと、結構色々やってるんですが、一番最近だと夏にリリース予定のGEZANとのスプリット7インチレコードのレコーディングやってました。現状もう録音は終わってミックスの途中の段階なんですがなかなかいい出来の曲になったと思います。今までスプリットやコンピででリリースしてきた企画物の曲はそれに纏わるツアー等が終わるとライブで全くやらなくなる、っていうのが大体いつもの感じだったんですが今回のは長くセットに組み込めそうな気がしてます。全てのロックバンドに言える事かもしれませんが、青さや蒼さがテーマになった曲ですね。最近のライブでも大体セットに組み込んでやってるので、また機会があれば是非聴いてもらえたらと思います。GEZANの曲も超良いしね。

で、今回久しぶりにblogを更新したのはこないだあった熊本地震チャリティーイベントを5/9に奈良ネバーランドで企画したので、それについて少し書いておこうと思ったからです。いつものことですが缶ビール片手に更新してますので、意味わからなかったらすみません。

前に東北震災ありましたよね、その時も同じようにチャリティーのイベントやったんですけど。

今回もちょっと思うところがあったので、急に思い立って地元のライブハウス、我々LOSTAGEのホームであるネバーランドに連絡入れてチャリティーやらせてもらうことになりました。俺が言うのもなんですけど、田舎のライブハウスなんで、平日とか稼動してない日があったりするのでそこを使わせてもらって(平日の月曜のライブとかあんまみんなやりたがらないでしょう)箱代を抑えてもらって、チケット代1000円でドリンク無し、売り上げからライブハウス使用料(めちゃくちゃ安く頑張ってもらいました)を差し引いて全額寄付です。そんな勝手なことなかなかやれないと思います、チャリティーだからって。いつも世話になってる場所で、そうやって協力してもらえること本当にありがたいと思います。ネバーランド関係者の皆にはめっちゃ感謝してます。ありがとう。

ぶっちゃけ熊本には俺は何の思い入れもないですし、特に親戚とか友達が暮らしてるわけでもないです。知り合いの知り合いがいるとか、友達の実家があるとかそのくらいの感じ。別に何かのためにって具体的にあるわけでもないし。どっかの国で戦争やって人が殺しあってることとか思えば、だから何って感じもしてます。なんか良いことやって、世のために何か役に立ちたいとか普段から思ってるわけでもないし。熊本にはライブで一回だけ行ったことあるかな、確か。全然覚えてないんですけど。

ニュースで地震のことやってたじゃないですか、中継とか。

デカイ地震あったらやっぱ気になるし見るでしょうニュースとか、それ見てたらなんかそういうのやろうかなって何となく漠然と思っただけです。それやったからって、何か劇的に救いがあるとも思ってないし、たまたまやろうと思ったからやるだけで。友達のバンド、本当にいつも仲良くしてもらってて、友達だと思ってるバンドにそうやって伝えたら皆やってくれるって言うから。それはやっぱ嬉しかった。何か、俺とか俺らの思いつきに付き合ってくれて。たまたまみんな同じような事を考えてたのかもしれない。KING BROTHERS/8otto/TheSpringSummer/RED SNEAKERS皆大好きなバンドで、いつだってチャリティーなんか関係なくってもいつも一緒にライブやりたい友達のバンドがこうやって集まってくれたこと。同じような気持ちを共有出来てる気がして、嬉しかったです。感謝してます。チャリティーボランティアみたいなもんだから関西の近場の仲間に声かけたけど、そういう気持ちでいるバンドが日本中にいるって思うとものすごく希望があるなとも思ったな。

たまたま、俺らはずっと奈良にいて熊本にいなかっただけで。東北震災の時もそうだったけど、たまたまいた場所が奈良だった。何も起こらなかっただけで、その時を過ごした。それだけのことなんで、思いつきでやることになったけど、こんなチャリティーイベントなんか本当は無いにこしたことないですしね。思いつきで、たまたまのタイミングで。偶然、カルマっていうか。そんな感じです。思い立ったが吉日、やる時はやるって。なんかそんな感じ。

いい人、いいバンド、いい現場、いい音楽って思ってもらいたい。そういうのもある。何かの役に立ちたい。そういうのももちろんある。でもたまたま、そんな気持ちになって、そっちに向かって動いてみたらみんな同じだった、そんな感じです。

このイベントに参加出来ないバンドやお客さんがいても全く問題ない。何も感じない人がいても全然いいと思う。たまたま同じようなことを感じ、考えた人がいるっていうだけで、それでいい。そもそも無かったイベントが突発的に開催されるだけだから。来られないって後ろめたさを感じる必要もないし、来たからってそれを持ち上げる必要もない。ただ、俺達やみんなの日常にこういったイベントが差し込まれただけです。

何か思い、行動するきっかけになればそれは嬉しいし。とても素晴らしいことだと思う。

たまたま今回こうやって企画することになって、きっかけは俺らLOSTAGEだったのかもしれない。でも誰が言い出してても一緒です。それは本当にいろんな人の気持ちがたまたま同じように動いたってだけで。音楽って何か、何のためにライブやってるのか、そんな事をいつも考えてることは考えてるけど、こんな感じもあるなって。音楽って、バンドって何かいいなって。俺は思いました。

性善説性悪説とかってあるじゃないですか。俺難しいことはわからないですけど、たまに思う。最初から灰色だった。どっちでもいいって。白に近い灰色とか、黒っぽい灰色とか、その時その時でグルグルしてるじゃないですか大体。白くなりたければ、白くなれるし。黒くなりたいならそうなるし。どっちもあるし、そんな安定してることなんて、そもそもないですしね。

たまたま今、白っぽく生きてみたいと思った。そんな感じです。

今回のチャリティーイベント、出演バンドの皆で前のチャリティーの時と同じくバンドTシャツの投げ銭バザーとか、その他にも協力者の方々の出店なんかもあります。会場でチェックしてもらって、それに乗っかってくれる人がいたら嬉しいし。そんなの関係なくても、いつも通り、いつも以上にライブハウスで俺らのライブ、俺らの仲間のライブを楽しんでもらえたらなによりです。

真面目くさってやることでもない、楽しくやろう。

まだ大丈夫。


LOSTAGE / THROAT RECORDS

五味岳久


来週9日月曜日

奈良NEVERLAND

18時開場

18時半開演

前売りチケットはありません。当日券のみの入場になりますので、もしかしたら入場規制の可能性もあります(奈良のいつもの感じだと多分大丈夫だと思いますが)。当日までどうなるかわかりませんが、その時出来る限りの対応させていただこうと思ってますので、よろしくお願いします。

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2016-02-05

[]AYNIW TEPO / FLOWERS ベース担当/堀一也インタビュー その2

前回AYNIW TEPOのベーシストであり、中心人物といってもいいと思うんですが堀一也のインタビュー(動画も)読んで(観て)いただけましたでしょうか?まだの方は是非前のBlogから遡ってチェックしてもらえたらと思うんですが、前回紹介させて頂きましたライブ録音映像に続きましてAYNIW TEPOの1stミニアルバム[FLOWERS]から収録曲"Surfin'"のライブ録音動画が公開になりました。

https://youtu.be/6RrH7jnUnD4

それに併せまして、AYNIW TEPO堀一也とTHROAT RECORDS/LOSTAGE五味岳久の対談形式のインタビュー第2弾もアップしますので、チェックよろしくお願いします。最初は2回に分けてインタビュー全文掲載しようと思ってたんですが、区切りがいいのとちょっと長くなってしまいそうなので3分割で小出しにしてます。

今回はAYNIW TEPO / FLOWERSという作品について、です。ちょっと長いかもですが、よろしくおねがいします。


五味 : まだ出たばっかりですけど、無事リリースになってどういう気持ちですか?どういう作品かっていうのをちょっと聞かせてください。

堀 : …録音とかアレンジの部分で時間かけたんやけど…

五味 : どのくらい制作に時間かけた感じ?

堀 : 2013年末から始めて、出来たのが2015年5月完パケ。

五味 : 1年半か…。なんでそんなに時間かかったん。

堀 : ちょっとサポートメンバーが点々と変わったりして、自分の弾いてるギターのパート使って欲しくないとかそういうのが色々あって。

五味 : あ、録ってる間にメンバー変わったし。

堀 : そうそう。

五味 : 録ってる間にメンバー変わるとかあんまないよな。大体録音終わってそれを区切りに辞めます、とかさ。

堀 : そやな。

五味 : 録ってる間に辞められたら一番困るよな。

堀 : 困る。

五味 : だからなんかあったんやろなって…。

堀 : 俺が悪いんかな…(笑)

五味 : (笑) お前が悪いとこは、まああると思うで。

堀 : あると思うわ。

五味 : めっちゃ声ガラガラになってきてるけど大丈夫か。

堀 : プシュッ(咳き込みながら缶ビールを開ける)。

堀 : 作品としては凄い時間かかったけども、メンバー変わった分そのパート差し替えて。アレンジも変えたり。

五味 : 途中でってこと?

堀 : そう、4曲録ってから2曲使えへんとかになってたから。原曲はほぼ俺が書いてて、家でリラックスしながら。

五味 : けっこう家で作業してるよな。それって何やってんの家で。俺らとかいつもスタジオで作業してるからどんな感じかあんまわからんねんけど。

堀 : いや、今までは俺らもスタジオでやっててんけど、今回は原曲を自分の家で書いたっていう。

五味 : 今までと違う?

堀 : そうそうそう、家でギター弾きながら。

五味 : ギターで作ってんの?

堀 : そう、ガットギターで。

五味 : そのガットギター俺が売ったやつちゃうの?

堀 : そうそう、THROAT RECORDSで1500円で買ったやつ。

五味 : 俺がなんか近所のリサイクルショップのおばちゃんから「売るか?」っていわれて売ってもらったやつ。あのギター?

堀 : そうあのギター。ガットギターで初めてやねんけど、ナチュラルに家で湧いてきた感じで。このミニアルバムに関しては何も考えずに作った。

五味 : 自然に。

堀 : そう、ある日家で思いついたものを。

五味 : やり始めたとこから1年半かけて作って、レーベルの都合とか俺の都合とかもあって結局リリースまで音が完パケてからリリースまで更に8ヶ月くらいかかってしまってるけど、飽きてきたみたいな感じとかにならへんの?俺とかけっこうなるけど、時間経つと。

堀 : ならへんな。

五味 : そうか。

堀 : 原曲は自分で作り始めてるけど、メンバーって後からそれを聴いてその曲に入っていくやん。

五味 : うん。

堀 : メンバーがその曲を掴んで自分のフィーリングでこうライブとかも含めて、やっていく姿を見てるのがよかったから。

五味 : 育っていくというか。

堀 : そうそう、バンドとして曲と一緒に育っていって完成させていくような感じで1年くらいとか。ライブも重ねていって、人の反応とか見たりしながら。

五味 : 結成して3年とかやとまだ新しいっていう感じするな。新鮮でまだまだフレッシュな。

堀 : そうやね。

五味 : じゃあ、そろそろ楽曲紹介にいきましょうか。

堀 : いきましょうか。

五味 : 1曲目から順番に。(CDプレーヤー再生開始)聴きながら喋ろか。

堀 : 1曲目"Surfin'"

五味 : 奈良海ないのに。なんでサーフィンなん。

堀 : 歌詞はともえと美里が一緒に作ってくることが多い。この曲はともえが英語でサーッと書いてきた。

五味 : あ、そうなん。ともえちゃん英語出来んの?

堀 : 出来る?

五味 : てかお前英語出来んの?

堀 : 出来るよ(笑)。

五味 : 嘘つくな(笑)。 

堀 : あ、でも俺が書いた歌詞もあるよ。でも基本アレンジとか考えんのでいっぱいいっぱいやから。歌詞はともえとかに投げるな、早いから。

五味 : なんでサーフィンなん。どういうサーフィン?

堀 : 海っていうよりは、エネルギーみたいな。

五味 : 波に乗っていくっていう?

堀 : そう。

五味 : 収録されてる曲の中では時期的にはどのくらいのタイミングで出来たん。

堀 : 収録曲6曲あって4番目かな。

五味 : けっこう後のほうやね。

堀 : そやね。

五味 : なんで1曲目にしようと思ったん。曲順てどうやって決めんの?

堀 : 自分が聴きたい順かな…、CDで。

五味 : 歌詞が全部英語やと思っててんけど、英語と日本混ざってんねんな。この曲は英語やけど。

堀 : うん。

五味 : 邦訳付いてないからわからんな、どういう意味か。

堀 : …どっかにあげますわ。ホームページとか。

五味 : それいいな。

五味 : この曲のライブ録音映像ももうすぐ公開やんな。

堀 : 近々公開なんで、是非見てもらえたらなと。

五味 : (聴きながら)次の曲、いきましょう。

堀 : これは"Island"という曲で。

堀 : この曲はもうライブ録音動画も公開になってるやつですね。

五味 : さっきの曲もそうやけど、”サーフィン”とか”アイランド”…島ですね。とか海っぽいタイトル多いけど。

堀 : あ、これタイトル僕が考えたんですけど…

五味 : 島?

堀 : そう島、これ秘密の島です。自分に関する。

五味 : 比喩的な?

堀 : そう。自分が何かから解き放たれたいときに行く場所みたいなのあるじゃないですか心の中に、自分だけの。拠り所みたいな。そういう意味。

五味 : あぁ、そういう意味か。

堀 : そう。

五味 : てことは歌詞もお前が書いたってこと?

堀 : いや、歌詞はともえ。

五味 : なんやねんそれ(笑)

堀 : 僕がそのイメージをともえにイメージに忠実に伝えて、ともえがそれに感化されて、書いた。

五味 : イメージ膨らませて。

堀 : そうそうそう、それ伝えてから何日か後にはもう出来てた。

五味 : めっちゃ早いな。

堀 : そう。

五味 : 歌詞を書く作業も分担されてるっていうのは珍しいな。

五味 : この曲も英語詞ですね。やっぱあれかな英語の方が曲に乗りやすいんかな、歌詞が。

堀 : 何も考えずにやれるっていうのは英語のほうかな、メロディーを付けていく上で日本語の方が制約がある。英語やとトラック最初に作って歌乗せていくときに即興でそのまま乗せてだいたい1、2回歌ったら出来上がるから。それに言葉ハメていくのに今回は英語のがハマったっていうか。

五味 : 英語でしかやらないとか、そういうことではない?

堀 : 全然ない。

五味 : どっちもやると。

堀 : 日本語の時もあるから。

五味 : この曲は収録曲の中ではどのくらいのタイミングで作ったん。

堀 : これは…後半のほう…っていうかこれ最後ですわ。最後に出来た。

五味 : 後半に出来た曲のほうがバンドにとっても新鮮やから曲順最初の方にしたいっていうのもあるかもしれんな。

堀 : そういうのはあるな。

五味 : どういう音楽に影響を受けたん?メンバーそれぞれ違うとは思うけど。

堀 : 1番影響を受けたのは今回のアルバムに関して言えば、ラテン音楽アフリカの音楽かな。あとこの歳でビートルズ

五味 : 意外やな。

堀 : うん。

五味 : (聴きながら)あ、次の曲いった。"Gingko"

堀 : "Gingko" バンドが最初に作った曲。

五味 : あ、そうなんや。この曲が最初か。

堀 : そう。

五味 : やっぱ良いな。この込み上げてくる感じ。説明難しいけど。

堀 : 最初バンド立ち上げてメンバー集めたけど色々あって、活動しにくくなって俺と美里と2人だけになった時に出来た曲で。こう、2人になったけど続けていきたいなっていう、そういう時に出来た。

五味 : そういう時って良い曲出来るよな。自分ではわからん逆境っていうか。

堀 : この曲は朝思いついたんやけど、ギター弾きながら。んでちょっと…午後に電話かかってきて、友達亡くなったっていう。だからそういう大事な人の事とか作りながらすごい考えたというか。 

五味 : 昔から思っててんけど、こういう…展開の曲好きやんな。こういう…説明難しいけど…コード進行かな。さっきまでの曲はベースラインがループしてるっていうか、そんな感じやけど。この曲はもっとなんかスケールデカい感じと言うか。

堀 : 自分の聴いてきた音楽の蓄積みたいなのがあって、良いバランスで出せたんちゃうかな。

五味 : (聴きながら)…そうこう話してるうちに次の曲。

堀 : 流れもけっこう良いでしょ。

五味 : 良いですね。

五味 : "Parachutes"どういう曲なんですか。

堀 : あ、これ最後ですね、最後に出来た。これが最後やったわ、出来たの。

五味 : 日本語詞やな。

堀 : 恋愛の歌詞らしい。

五味 : 恋愛の歌詞?

堀 : そう。

五味 : これとか俺めっちゃSTEREOLABとかのそういう90年代の終わりか2000年代初頭くらいの雰囲気感じたけど。ポストロックていうか。

堀 : そうやな。

五味 : 女の子ボーカルて良いよな(笑)

堀 : (笑)

五味 : 最近でもレーベルのリリースも女の人の歌ってるリリース続いてて。RopesもTADZIOもそうやし。やっぱ自分にないものっていうか、俺も歌歌うから。ギターとかやとある程度音とかって狙って出せるけど、女性のボーカルてやっぱり男性やと出されへんから。ないものねだりなんかもしれんけど、良いなって。ただ女が好きなだけかもしれんけど…(笑)

堀 : かもしれんな(笑)

堀 : あと俺はずっと女の子とやってるけど、女の人ってほんまに自分には理解出来ないようなフィーリングとか発想があって。それにけっこうドキドキする。AYNIW TEPOのシンセワークってほぼ全部美里のアイデアなんやけど。

五味 : あ、そうなん。

堀 : あの感じは自分の才能とかでは無理やな。

五味 : なんか違うよな、女の人にしか思いつかへんようなアイデアとか。

堀 : うん。

五味 : 俺らも1回昔あってん、LOSTAGEにメンバー女の人っていう。

堀 : え?!

五味 : 4人から3人編成なったとき。やっぱもう1人ギター要るなっていう話してたとき。

堀 : あ、3人なったとき。

五味 : そうそう、どんなやつ入れるかっていう。そういう話になったとき。

五味 : メンバーに全力で止められたけど。

堀 : (笑)

五味 : 絶対アカンって。

堀 : まあでもアチさん(Ropes)とかってメンバーみたいな感覚でコーラスやってくれてるやん。

五味 : そう。やっぱ自分に出来へんこととか、そういうのあるやん。そういうのがすごいなって思うな毎回。

堀 : スタジオで作業してるときとかあるやん、ちょっとピリピリしてる時とか。そういうときもいいで。

五味 : 余計ややこしならん?意味わからん事言われたりとか。

堀 : そういう時に気分転換に急にお菓子とか出してきたりするから。

五味 : (笑)あ、そういうやつな。「クッキー焼いてきた」とか。

堀 : そうそうそう。そういうので、ともえとかもお菓子を振る舞ったりとか「ちょっと疲れてきてるでしょ」とか言って。

五味 : あ、俺でも1回昔な、初代のLOSTAGEのギターでS氏っておってんけど。

堀 : あー

五味 : そいつが1回スタジオの練習に自家製の煮卵作って持ってきたことあったな。タッパーに5.6個入ってて、黒いタマゴ。あいつが煮付けてきた煮卵をスタジオの休憩の時に出してきて。「作ってきた」とか言うて。まったくほっこりせんかったけどな。

堀 : (笑)食わんかったん?

五味 : 気持ち悪いし食わんかった。あの時あれ食ってたらあいつ辞めてなかったかもしれんな(笑)

堀 : (笑)

五味 : そうこうしてるうちに次もう5曲目か。"Egg Baron"てどういう意味なん?Eggってちょうど煮卵からの流れ来てる感じするけど(笑)Baronって男爵って意味やんな?

堀 : そうそう。LOSTAGEBARONて曲あるよな。

五味 : うん、あるある。タマゴ男爵ってことか。造語っていうか。

堀 : そう。

五味 : これは誰が名付けたん?

堀 : 美里

五味 : 美里ちゃんてバンドとは別に絵本とかも描いてるし、表現ていうか。そういう感覚に近いんかな。

堀 : 多分発想がそういうところからきてるんちゃうかな、絵とか。この曲も絵本のイメージがあるらしくて、近々それに連動したのを作るとか。

五味 : 可愛い絵本になりそうやな。

堀 : この曲は"gingko"の次くらいに書いた感じかな。

五味 : シンセの音色って曲によってけっこう変わるっていうか色んな音色あるけど、俺はシンセサイザーのことはあんまりわからんけど、音作りとか時間かけてとか、それとも直感的に決めんの?

堀 : 直感的に…というかシンセは美里が音色もフレーズも含めて決めるから。それを客観的に聴いてって感じかな。原曲書いてんのは俺やから、それで合うか合わへんかとか伝えながら。

五味 : 難しそうやなシンセとか、音色が無限にある。

堀 : アナログシンセやしな。

五味 : ギターとかやとある程度エフェクターとかでこれはファズ、これはディストーションとかって区切りあるけど。

堀 : そこは絵とかイメージとか色とかそういう感覚に近いんちゃうかな、そういうのが見えてるときは音もすぐ決まる。

五味 : (美里ちゃんとともえちゃん)2人ともシンセサイザー

堀 : 基本的にピアノとかオルガンの、シンセサイザーっていうか元がある楽器の音がともえ。ともえは音楽の素養もあるから、楽曲を鍵盤で解析していって鳴らしてる感じ。

五味 : 装飾音っていうか、イメージを膨らませていくのが美里ちゃんて感じか。

堀 : そう。

五味 : 2人鍵盤いるからどっちがどっちの音なんかなと思っててんな。

堀 : 最初原曲俺やんねんけど、けっこう思いつきでガタガタっていうか。それをともえに聴いてもらって相談して。この感じに合ったピアノで、とか。

五味 : 理論的に。

堀 : そうそう。

五味 : ピアノ習ってたとかそういう感じ?

堀 : ピアノ習ってたんかな、あと大学の時にジャズのサークルで、勉強してたとか。

五味 : 堀はどっちかっていうと感覚の人って感じやもんな。楽典とかそういうの勉強したことあんの?

堀 : 本は3回くらい買ってるけどな。3回か5回くらいは買ってる。

五味 : だいたい何回も買ってるやつは挫折してる奴やな(笑)

堀 : 今日は進むぞ〜って言うて最初の3ページくらいで終わる(笑)

五味 : 俺もコード進行のHOW TO本みたいなやつ何回も買ってるわ。

堀 : よくわからん。

五味 : 感覚でやったほうが早いしな。でもそういうの出来る人憧れる。

堀 : 憧れるな。

五味 : でも、感覚的にやっててもそういう理論わかってる人一緒にいたら「これはおかしい、理論的に合ってない」みたいなことないの。ぶつかったり。

堀 : そこの感覚って、自分が絶対自信あるときっていうのは絶対それが正解やから。自信ない時にいわれたらそっち優先するかな。

五味 : ほう。

堀 : 1曲目”Surfin”作ってるとき、その時のギターの奴と合わせた時に「この曲の感じやと7thやから(堀が考えた)ギターやと合わない」みたいな事いわれて、そんときは初めてちょっとアレっ?ってなったな(笑)

五味 : 俺らみたいなのはそういう専門的なこといわれたら、どうしたらいいかわからん(笑)

堀 : そうそう。で、結局感覚でやりながら試しながら色々やってみてっていう。

五味 : 一個の基準でしかないからな。

堀 : そうこうしてるうちに最後の曲ですね。

五味 : "U.F.O."

堀 : "U.F.O."

五味 : 未確認飛行物体UFO見たことあんの?

堀 : ある。アパートの三階で。

五味 : そん時の歌?

堀 : そん時の歌ではない。

五味 : ちがうんか。

堀 : びっくりしたで、すげー瞬間移動してた。

五味 : お前が見たUFOな(笑)

堀 : 未知との遭遇っていう映画あんねんけど。

五味 : その映画のこと歌ってんの?

堀 : その感じを味わいたいっていうか。

堀 : すごい平坦な映画でめっちゃ眠たいねんけど、最後UFOから何かが降りてくるっていう。

五味 : なんで映画観てない俺に結末言うねん。そんなん言われたら観る気なくすやろ。

堀 : いや、でも題名に未知との遭遇って書いてあったらだいたいわかるやろ。

五味 : まあそうやけど。

堀 : その感覚ていうか、その未知と遭遇する感覚。音楽でもそうやねんけど。

五味 : 俺はもう観られへん…(笑)

堀 : 俺の家来て一緒に観よう。

五味 : なんでやねん。

堀 : この曲は…ともえってけっこう内気な人なんやけど。友達とか作んのが苦手で。そういうともえの話とか気持ちとか聞いてて、歌詞でみんなの輪の中に入ろうっていうかそういう歌詞。

五味 : めっちゃ良い歌詞やな。でもUFO関係ないやん。UFOていうもので例えてるっていうか?

堀 : そうそう。

五味 : 良い歌詞やな。

堀 : メンバーと出会ってから、メンバーのことを知っていく過程で出来た曲とかがやっぱ多いからな。メンバーのこと歌ってたり、その関係性の中で出来ていった感じかな。

五味 : AYNIW TEPOの今の物語というか、曲作る上ではすごい健全な動機やな。

堀 : そういう感じはあるな。

五味 : 1stアルバムっぽい。

堀 : そう。

五味 : 俺ライブ録音動画の撮影手伝わせてもらって、普段のライブの時も観てて思うねんけど。上手いよな、演奏。

堀 : (笑)

五味 : 凄い再現してるっていうか、音源を。最初動画にライブ音源同期させてる編集作業見てる時に、間違ってCDの音が同期されてると思ったもん。CD出してきて聴き比べたから。

堀 : (笑)

五味 : めっちゃ練習してるもんな。

堀 : 最初の方にも音源好きっていう話したけど、ライブが音源を再現してるっていう感じになんの嫌やからな。

五味 : めっちゃ再現されてて聴き間違えたけどな。

堀 : 結果的にそうやったらええ。

五味 : そういうベクトルではプレイしてないってこと?

堀 : そう、ライブやってる時の感じがめちゃめちゃ良くないと。音源は音源。

五味 : 録音とか編集とかめっちゃ凄くて、ライブあんまりやったみたいなんあるもんな。

堀 : あるな。

五味 : このCD聴いてライブどんな感じなんかなって観に来てもらったら、納得してもらえる感じになってると思うな。

堀 : 今日は俺だけ喋りにきてるけど、俺以外のメンバー凄く良いんで。

五味 : みんないいな。

五味 : お前のMC全然あかんけどな。俺にMCダメ出しされるって相当。

堀 : (笑)

五味 : CDジャケットもこれ最高ですね。

堀 : ね。

五味 : THROAT RECORDSでも以前アナログのリリースを手伝わせてもらったZの元ドラマーでデザイナーで家具の職人でもある根本歩さんにお願いしたんですが。

堀 : うん。

五味 : 最初ジャケットどうしようっていう話になって、根本さん合いそうやなって思って俺間に入って、こういう感じでお願いしたいんですけどって、イメージとか伝えてやってもらってんけど、120点っていうか140点くらいの感じで仕上がってきて…。

堀 : 良いっていう前に、まずビックリした。

五味 : そうそう。

堀 : FLOWERSってアルバムタイトルにも雰囲気合ってるし。

五味 : これ実際ジャケット見てもらったらわかるんやけど、木を加工した…多分家具とか加工する機械使ってるんかな。これ凄いよな。

堀 : うん。無機質な感じっていうか整合性もあって、でも人の温もりも感じる。

五味 : これめちゃくちゃ手間かかってるよな多分。

堀 : うん。アルバム全体のイメージにぴったりで。

五味 : よかったな頼んで。

堀 : うん。

五味 : そんな感じでアルバムの楽曲紹介はここまでということで。大丈夫ですかね。

堀 : はい。