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プッシー五味の daily news

2016-08-24

[]GEZANとLOSTAGEtrue blue tourとそれに伴った7インチレコード発売に関しまして

みなさんこんばんは、ご無沙汰しております。正確には日々の酩酊ツイートでちょいちょい顔出してたりするんですが、改めてのブログ更新は久しぶりかもしれません。だから何だという感じですが。

久しぶりの更新でこういう内容の報告になってしまうのは非常に不本意ではありますが、GEZANとLOSTAGEが一緒に作ったスプリット7インチレコード作品とそのツアーに関してみなさんに報告があります。

単刀直入にオチから話すと、レコードのプレスがツアーに間に合いませんでした…間に合いませんでした!!

昨今のアナログブーム(もう落ち着いてきたのかもしれませんが)の影響かプレス工場へのオーダーが立て込んでいて納品に遅れが出るとか、そういった類の話は珍しい話でもなくなってきたので大したトラブルでもないのかもしれません、でも正直何ヶ月も前からLOSTAGEとGEZANであれこれやり取りしながら作ってきた作品が発表しようと思っていた場所で発表出来なかったのは悔しいです。悔しいですが、仕方ないと思うしかありません。そういうタイミングだったのかなと。

スプリットのリリースを決め、メンバーと相談しながら曲を作ったり、マヒト君やカルロスと作ったZINEがあったり、シャークの脱退が突然発表になったり、ドラマチックとか言うとなんか舐めてんのかていうくらい軽く感じるような色々考え感じることの多い日々でした。LOSTAGEが思うこのツアーとGEZANが思うこのツアーの感じは同じようでいて全く違うものになっていると思うし、スプリットの音源に関しても両バンドの複雑な気持ちが入り混じってると思います。

書き過ぎると言い訳っぽくなってしまうので、このくらいにしておきますが、明日8/25のtrue blue tour名古屋公演、26日の大阪公演、そして最終日31日の東京公演会場ではGEZANとLOSTAGEの作ったスプリット7インチ作品は販売されません。ごめんなさい。

ただ、ものすごくいい作品が出来たしそれを皆誇りに思ってます(盤は届いてないけど)、なのでライブに足を運んでくださる方々には出来るだけその作品の熱が冷めないうちに届けたい。そのためにどうするか考えたんですが、盤以外のマテリアルは今この手元に一式あります(ジャケット、歌詞カード、ダウンロードクーポン、袋)、それを本来販売する予定だった価格(ライブ会場販売価格/税込1400円)で販売させてもらおうと思います。肝心の盤の方はプレス工業からこちらに納品され次第郵送にてご自宅の方に発送手配させて頂く予定です(送料はもちろんこちらで負担します)。もちろんそんな不完全なもの要らねぇ!という方は後日完全体となったスプリット7インチ作品を購入いただければと思います。

皆で作った音楽のことを最優先に考えての先行販売ですので、ご理解いただければ幸いです。

先行販売分の一式の中に含まれるダウンロードクーポンを使っていただければALAC/MP3/WAVの3種類のファイルでダウンロードして聴いてもらうことが出来るようになっていますので、盤が届くまでそちらで繋いでいただければと思います。


予想外の出来事が続く毎日ですが、それもまたこのスプリットのドキュメントとして楽しんでもらえれば何よりです。

明日からのGEZANとLOSTAGEのカップリングツアー、各地現場の皆様よろしくお願いします。


そしてこのタイミングでKiliKiliVilla安孫子氏によるGEZANマヒト+LOSTAGE五味岳久の三者対談のページが公開になりました!!是非チェックよろしくお願いします!!

http://kilikilivilla.com/post/149407586669/magazine-2016-08-23-blue-hourmy-favorite


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true blue tour

true blue tour」

2016年8月25日(木)愛知県 池下CLUB UP SET

2016年8月26日(金)大阪府 CONPASS

2016年8月31日(水)東京都 代官山UNIT

<出演者>GEZAN/LOSTAGE ゲストバンドあり



GEZAN/LOSTAGE split 7inch収録曲

A - GEZAN / blue hour (33回転)

B - LOSTAGE / My Favorite Blue (45回転)

品番 JSGM - 016 / THR - 013

十三月の甲虫とTHROAT RECORDS共同リリース

価格:¥1300(税別)

2016-06-10

[]今月のライブ予定など

みなさんお元気でしょうか。

最近暑くなってきましたね。

暑いの苦手なんで昼間は憂鬱な気分です。クーラー使ってますか?店で働いてる時はさすがにもう付けるようになりました。クーラーの冷気って長く当たってると調子悪くなるので、夕方涼しくなってくると元気になってきて結局その後酒飲み過ぎてしまって、次の日また昼間憂鬱っていうパターン。

早く秋になれ。



さて、各方面SNS猫も杓子も告知告知で全く何だよという感じですが、こちらも告知です。すいません。


以下今月のライブ予定。


6月11日(土曜日)奈良NEVERLAND

この日は東京のOSRUMと名古屋のDOIMOIのスプリットシングルCDのリリース記念企画で、OSRUM/DOIMOIが奈良に。共演はTHROAT RECORDSから7inchリリースも記憶に新しい東京の爆裂アヴァンロックデュオTADZIOと地元奈良からAgeFactoryが。耳栓必須の爆音企画です。冗談抜きで耳栓用意してきてください。きつい酒飲みたくなるでしょうね。はよ飲みたい。


6月12日(日曜日)名古屋spazio rita

現在東京拠点に活動するインストロックバンドregaベーシストで絵描きの青木君の絵の個展が名古屋spazio ritaにて開催されるのですが、そのオープニングイベントに弾き語り出演で誘ってもらいました、恐縮です。共演は名古屋Climb The Mind山内君。山内君も弾き語りです。青木君のトークなどもあるようですので、ぶらりと皆様よろしくお願いします。カクテルでも飲みたくなるでしょう。はよ飲みたい。


6月23日(木曜日)横浜FAD

この日は横浜のFADの20周年のアニバーサリー企画。20周年て凄いですが、そんな節目のイベントに声かけていただいて光栄です。しかも我々LOSTAGEも大リスペクトのtoeと2マン!チケットはお陰様でソールドアウトしたようですが、ご来場予定の皆様よろしくお願いします。ビールでもガンガンいってFADの20周年一緒に祝いましょう。はよ飲みたい。


6月25日(土曜日)十三FANDANGO

今年の頭にTHROAT RECORDSから傑作ミニアルバムFLOWERSをリリースしたAYNIW TEPOのレコ発イベント大阪編にソロ弾き語りで出演させて頂きます。このツアー何箇所か同行させてもらってるんですが、AYNIW TEPOのライブ流石の仕上がりです。共演はregaオオルタイチ君、そしてCARDとなかなか面白い組み合わせになってますので、みなさん是非。FANDANGOで飲む酒は最高ですね。はよ飲みたい。



以上、何卒よろしくお願いします。

詳細はオフィシャルのtumblrから

http://lostage.co/

2016-05-06

[]熊本地震チャリティーライブについて

どうも、ご無沙汰してます。LOSTAGEベースとボーカル担当五味兄です。みなさん元気ですか。

最近は何してるかっていうと、結構色々やってるんですが、一番最近だと夏にリリース予定のGEZANとのスプリット7インチレコードのレコーディングやってました。現状もう録音は終わってミックスの途中の段階なんですがなかなかいい出来の曲になったと思います。今までスプリットやコンピででリリースしてきた企画物の曲はそれに纏わるツアー等が終わるとライブで全くやらなくなる、っていうのが大体いつもの感じだったんですが今回のは長くセットに組み込めそうな気がしてます。全てのロックバンドに言える事かもしれませんが、青さや蒼さがテーマになった曲ですね。最近のライブでも大体セットに組み込んでやってるので、また機会があれば是非聴いてもらえたらと思います。GEZANの曲も超良いしね。

で、今回久しぶりにblogを更新したのはこないだあった熊本地震チャリティーイベントを5/9に奈良ネバーランドで企画したので、それについて少し書いておこうと思ったからです。いつものことですが缶ビール片手に更新してますので、意味わからなかったらすみません。

前に東北震災ありましたよね、その時も同じようにチャリティーのイベントやったんですけど。

今回もちょっと思うところがあったので、急に思い立って地元のライブハウス、我々LOSTAGEのホームであるネバーランドに連絡入れてチャリティーやらせてもらうことになりました。俺が言うのもなんですけど、田舎のライブハウスなんで、平日とか稼動してない日があったりするのでそこを使わせてもらって(平日の月曜のライブとかあんまみんなやりたがらないでしょう)箱代を抑えてもらって、チケット代1000円でドリンク無し、売り上げからライブハウス使用料(めちゃくちゃ安く頑張ってもらいました)を差し引いて全額寄付です。そんな勝手なことなかなかやれないと思います、チャリティーだからって。いつも世話になってる場所で、そうやって協力してもらえること本当にありがたいと思います。ネバーランド関係者の皆にはめっちゃ感謝してます。ありがとう。

ぶっちゃけ熊本には俺は何の思い入れもないですし、特に親戚とか友達が暮らしてるわけでもないです。知り合いの知り合いがいるとか、友達の実家があるとかそのくらいの感じ。別に何かのためにって具体的にあるわけでもないし。どっかの国で戦争やって人が殺しあってることとか思えば、だから何って感じもしてます。なんか良いことやって、世のために何か役に立ちたいとか普段から思ってるわけでもないし。熊本にはライブで一回だけ行ったことあるかな、確か。全然覚えてないんですけど。

ニュースで地震のことやってたじゃないですか、中継とか。

デカイ地震あったらやっぱ気になるし見るでしょうニュースとか、それ見てたらなんかそういうのやろうかなって何となく漠然と思っただけです。それやったからって、何か劇的に救いがあるとも思ってないし、たまたまやろうと思ったからやるだけで。友達のバンド、本当にいつも仲良くしてもらってて、友達だと思ってるバンドにそうやって伝えたら皆やってくれるって言うから。それはやっぱ嬉しかった。何か、俺とか俺らの思いつきに付き合ってくれて。たまたまみんな同じような事を考えてたのかもしれない。KING BROTHERS/8otto/TheSpringSummer/RED SNEAKERS皆大好きなバンドで、いつだってチャリティーなんか関係なくってもいつも一緒にライブやりたい友達のバンドがこうやって集まってくれたこと。同じような気持ちを共有出来てる気がして、嬉しかったです。感謝してます。チャリティーボランティアみたいなもんだから関西の近場の仲間に声かけたけど、そういう気持ちでいるバンドが日本中にいるって思うとものすごく希望があるなとも思ったな。

たまたま、俺らはずっと奈良にいて熊本にいなかっただけで。東北震災の時もそうだったけど、たまたまいた場所が奈良だった。何も起こらなかっただけで、その時を過ごした。それだけのことなんで、思いつきでやることになったけど、こんなチャリティーイベントなんか本当は無いにこしたことないですしね。思いつきで、たまたまのタイミングで。偶然、カルマっていうか。そんな感じです。思い立ったが吉日、やる時はやるって。なんかそんな感じ。

いい人、いいバンド、いい現場、いい音楽って思ってもらいたい。そういうのもある。何かの役に立ちたい。そういうのももちろんある。でもたまたま、そんな気持ちになって、そっちに向かって動いてみたらみんな同じだった、そんな感じです。

このイベントに参加出来ないバンドやお客さんがいても全く問題ない。何も感じない人がいても全然いいと思う。たまたま同じようなことを感じ、考えた人がいるっていうだけで、それでいい。そもそも無かったイベントが突発的に開催されるだけだから。来られないって後ろめたさを感じる必要もないし、来たからってそれを持ち上げる必要もない。ただ、俺達やみんなの日常にこういったイベントが差し込まれただけです。

何か思い、行動するきっかけになればそれは嬉しいし。とても素晴らしいことだと思う。

たまたま今回こうやって企画することになって、きっかけは俺らLOSTAGEだったのかもしれない。でも誰が言い出してても一緒です。それは本当にいろんな人の気持ちがたまたま同じように動いたってだけで。音楽って何か、何のためにライブやってるのか、そんな事をいつも考えてることは考えてるけど、こんな感じもあるなって。音楽って、バンドって何かいいなって。俺は思いました。

性善説性悪説とかってあるじゃないですか。俺難しいことはわからないですけど、たまに思う。最初から灰色だった。どっちでもいいって。白に近い灰色とか、黒っぽい灰色とか、その時その時でグルグルしてるじゃないですか大体。白くなりたければ、白くなれるし。黒くなりたいならそうなるし。どっちもあるし、そんな安定してることなんて、そもそもないですしね。

たまたま今、白っぽく生きてみたいと思った。そんな感じです。

今回のチャリティーイベント、出演バンドの皆で前のチャリティーの時と同じくバンドTシャツの投げ銭バザーとか、その他にも協力者の方々の出店なんかもあります。会場でチェックしてもらって、それに乗っかってくれる人がいたら嬉しいし。そんなの関係なくても、いつも通り、いつも以上にライブハウスで俺らのライブ、俺らの仲間のライブを楽しんでもらえたらなによりです。

真面目くさってやることでもない、楽しくやろう。

まだ大丈夫。


LOSTAGE / THROAT RECORDS

五味岳久


来週9日月曜日

奈良NEVERLAND

18時開場

18時半開演

前売りチケットはありません。当日券のみの入場になりますので、もしかしたら入場規制の可能性もあります(奈良のいつもの感じだと多分大丈夫だと思いますが)。当日までどうなるかわかりませんが、その時出来る限りの対応させていただこうと思ってますので、よろしくお願いします。

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2016-02-05

[]AYNIW TEPO / FLOWERS ベース担当/堀一也インタビュー その2

前回AYNIW TEPOのベーシストであり、中心人物といってもいいと思うんですが堀一也のインタビュー(動画も)読んで(観て)いただけましたでしょうか?まだの方は是非前のBlogから遡ってチェックしてもらえたらと思うんですが、前回紹介させて頂きましたライブ録音映像に続きましてAYNIW TEPOの1stミニアルバム[FLOWERS]から収録曲"Surfin'"のライブ録音動画が公開になりました。

https://youtu.be/6RrH7jnUnD4

それに併せまして、AYNIW TEPO堀一也とTHROAT RECORDS/LOSTAGE五味岳久の対談形式のインタビュー第2弾もアップしますので、チェックよろしくお願いします。最初は2回に分けてインタビュー全文掲載しようと思ってたんですが、区切りがいいのとちょっと長くなってしまいそうなので3分割で小出しにしてます。

今回はAYNIW TEPO / FLOWERSという作品について、です。ちょっと長いかもですが、よろしくおねがいします。


五味 : まだ出たばっかりですけど、無事リリースになってどういう気持ちですか?どういう作品かっていうのをちょっと聞かせてください。

堀 : …録音とかアレンジの部分で時間かけたんやけど…

五味 : どのくらい制作に時間かけた感じ?

堀 : 2013年末から始めて、出来たのが2015年5月完パケ。

五味 : 1年半か…。なんでそんなに時間かかったん。

堀 : ちょっとサポートメンバーが点々と変わったりして、自分の弾いてるギターのパート使って欲しくないとかそういうのが色々あって。

五味 : あ、録ってる間にメンバー変わったし。

堀 : そうそう。

五味 : 録ってる間にメンバー変わるとかあんまないよな。大体録音終わってそれを区切りに辞めます、とかさ。

堀 : そやな。

五味 : 録ってる間に辞められたら一番困るよな。

堀 : 困る。

五味 : だからなんかあったんやろなって…。

堀 : 俺が悪いんかな…(笑)

五味 : (笑) お前が悪いとこは、まああると思うで。

堀 : あると思うわ。

五味 : めっちゃ声ガラガラになってきてるけど大丈夫か。

堀 : プシュッ(咳き込みながら缶ビールを開ける)。

堀 : 作品としては凄い時間かかったけども、メンバー変わった分そのパート差し替えて。アレンジも変えたり。

五味 : 途中でってこと?

堀 : そう、4曲録ってから2曲使えへんとかになってたから。原曲はほぼ俺が書いてて、家でリラックスしながら。

五味 : けっこう家で作業してるよな。それって何やってんの家で。俺らとかいつもスタジオで作業してるからどんな感じかあんまわからんねんけど。

堀 : いや、今までは俺らもスタジオでやっててんけど、今回は原曲を自分の家で書いたっていう。

五味 : 今までと違う?

堀 : そうそうそう、家でギター弾きながら。

五味 : ギターで作ってんの?

堀 : そう、ガットギターで。

五味 : そのガットギター俺が売ったやつちゃうの?

堀 : そうそう、THROAT RECORDSで1500円で買ったやつ。

五味 : 俺がなんか近所のリサイクルショップのおばちゃんから「売るか?」っていわれて売ってもらったやつ。あのギター?

堀 : そうあのギター。ガットギターで初めてやねんけど、ナチュラルに家で湧いてきた感じで。このミニアルバムに関しては何も考えずに作った。

五味 : 自然に。

堀 : そう、ある日家で思いついたものを。

五味 : やり始めたとこから1年半かけて作って、レーベルの都合とか俺の都合とかもあって結局リリースまで音が完パケてからリリースまで更に8ヶ月くらいかかってしまってるけど、飽きてきたみたいな感じとかにならへんの?俺とかけっこうなるけど、時間経つと。

堀 : ならへんな。

五味 : そうか。

堀 : 原曲は自分で作り始めてるけど、メンバーって後からそれを聴いてその曲に入っていくやん。

五味 : うん。

堀 : メンバーがその曲を掴んで自分のフィーリングでこうライブとかも含めて、やっていく姿を見てるのがよかったから。

五味 : 育っていくというか。

堀 : そうそう、バンドとして曲と一緒に育っていって完成させていくような感じで1年くらいとか。ライブも重ねていって、人の反応とか見たりしながら。

五味 : 結成して3年とかやとまだ新しいっていう感じするな。新鮮でまだまだフレッシュな。

堀 : そうやね。

五味 : じゃあ、そろそろ楽曲紹介にいきましょうか。

堀 : いきましょうか。

五味 : 1曲目から順番に。(CDプレーヤー再生開始)聴きながら喋ろか。

堀 : 1曲目"Surfin'"

五味 : 奈良海ないのに。なんでサーフィンなん。

堀 : 歌詞はともえと美里が一緒に作ってくることが多い。この曲はともえが英語でサーッと書いてきた。

五味 : あ、そうなん。ともえちゃん英語出来んの?

堀 : 出来る?

五味 : てかお前英語出来んの?

堀 : 出来るよ(笑)。

五味 : 嘘つくな(笑)。 

堀 : あ、でも俺が書いた歌詞もあるよ。でも基本アレンジとか考えんのでいっぱいいっぱいやから。歌詞はともえとかに投げるな、早いから。

五味 : なんでサーフィンなん。どういうサーフィン?

堀 : 海っていうよりは、エネルギーみたいな。

五味 : 波に乗っていくっていう?

堀 : そう。

五味 : 収録されてる曲の中では時期的にはどのくらいのタイミングで出来たん。

堀 : 収録曲6曲あって4番目かな。

五味 : けっこう後のほうやね。

堀 : そやね。

五味 : なんで1曲目にしようと思ったん。曲順てどうやって決めんの?

堀 : 自分が聴きたい順かな…、CDで。

五味 : 歌詞が全部英語やと思っててんけど、英語と日本混ざってんねんな。この曲は英語やけど。

堀 : うん。

五味 : 邦訳付いてないからわからんな、どういう意味か。

堀 : …どっかにあげますわ。ホームページとか。

五味 : それいいな。

五味 : この曲のライブ録音映像ももうすぐ公開やんな。

堀 : 近々公開なんで、是非見てもらえたらなと。

五味 : (聴きながら)次の曲、いきましょう。

堀 : これは"Island"という曲で。

堀 : この曲はもうライブ録音動画も公開になってるやつですね。

五味 : さっきの曲もそうやけど、”サーフィン”とか”アイランド”…島ですね。とか海っぽいタイトル多いけど。

堀 : あ、これタイトル僕が考えたんですけど…

五味 : 島?

堀 : そう島、これ秘密の島です。自分に関する。

五味 : 比喩的な?

堀 : そう。自分が何かから解き放たれたいときに行く場所みたいなのあるじゃないですか心の中に、自分だけの。拠り所みたいな。そういう意味。

五味 : あぁ、そういう意味か。

堀 : そう。

五味 : てことは歌詞もお前が書いたってこと?

堀 : いや、歌詞はともえ。

五味 : なんやねんそれ(笑)

堀 : 僕がそのイメージをともえにイメージに忠実に伝えて、ともえがそれに感化されて、書いた。

五味 : イメージ膨らませて。

堀 : そうそうそう、それ伝えてから何日か後にはもう出来てた。

五味 : めっちゃ早いな。

堀 : そう。

五味 : 歌詞を書く作業も分担されてるっていうのは珍しいな。

五味 : この曲も英語詞ですね。やっぱあれかな英語の方が曲に乗りやすいんかな、歌詞が。

堀 : 何も考えずにやれるっていうのは英語のほうかな、メロディーを付けていく上で日本語の方が制約がある。英語やとトラック最初に作って歌乗せていくときに即興でそのまま乗せてだいたい1、2回歌ったら出来上がるから。それに言葉ハメていくのに今回は英語のがハマったっていうか。

五味 : 英語でしかやらないとか、そういうことではない?

堀 : 全然ない。

五味 : どっちもやると。

堀 : 日本語の時もあるから。

五味 : この曲は収録曲の中ではどのくらいのタイミングで作ったん。

堀 : これは…後半のほう…っていうかこれ最後ですわ。最後に出来た。

五味 : 後半に出来た曲のほうがバンドにとっても新鮮やから曲順最初の方にしたいっていうのもあるかもしれんな。

堀 : そういうのはあるな。

五味 : どういう音楽に影響を受けたん?メンバーそれぞれ違うとは思うけど。

堀 : 1番影響を受けたのは今回のアルバムに関して言えば、ラテン音楽アフリカの音楽かな。あとこの歳でビートルズ

五味 : 意外やな。

堀 : うん。

五味 : (聴きながら)あ、次の曲いった。"Gingko"

堀 : "Gingko" バンドが最初に作った曲。

五味 : あ、そうなんや。この曲が最初か。

堀 : そう。

五味 : やっぱ良いな。この込み上げてくる感じ。説明難しいけど。

堀 : 最初バンド立ち上げてメンバー集めたけど色々あって、活動しにくくなって俺と美里と2人だけになった時に出来た曲で。こう、2人になったけど続けていきたいなっていう、そういう時に出来た。

五味 : そういう時って良い曲出来るよな。自分ではわからん逆境っていうか。

堀 : この曲は朝思いついたんやけど、ギター弾きながら。んでちょっと…午後に電話かかってきて、友達亡くなったっていう。だからそういう大事な人の事とか作りながらすごい考えたというか。 

五味 : 昔から思っててんけど、こういう…展開の曲好きやんな。こういう…説明難しいけど…コード進行かな。さっきまでの曲はベースラインがループしてるっていうか、そんな感じやけど。この曲はもっとなんかスケールデカい感じと言うか。

堀 : 自分の聴いてきた音楽の蓄積みたいなのがあって、良いバランスで出せたんちゃうかな。

五味 : (聴きながら)…そうこう話してるうちに次の曲。

堀 : 流れもけっこう良いでしょ。

五味 : 良いですね。

五味 : "Parachutes"どういう曲なんですか。

堀 : あ、これ最後ですね、最後に出来た。これが最後やったわ、出来たの。

五味 : 日本語詞やな。

堀 : 恋愛の歌詞らしい。

五味 : 恋愛の歌詞?

堀 : そう。

五味 : これとか俺めっちゃSTEREOLABとかのそういう90年代の終わりか2000年代初頭くらいの雰囲気感じたけど。ポストロックていうか。

堀 : そうやな。

五味 : 女の子ボーカルて良いよな(笑)

堀 : (笑)

五味 : 最近でもレーベルのリリースも女の人の歌ってるリリース続いてて。RopesもTADZIOもそうやし。やっぱ自分にないものっていうか、俺も歌歌うから。ギターとかやとある程度音とかって狙って出せるけど、女性のボーカルてやっぱり男性やと出されへんから。ないものねだりなんかもしれんけど、良いなって。ただ女が好きなだけかもしれんけど…(笑)

堀 : かもしれんな(笑)

堀 : あと俺はずっと女の子とやってるけど、女の人ってほんまに自分には理解出来ないようなフィーリングとか発想があって。それにけっこうドキドキする。AYNIW TEPOのシンセワークってほぼ全部美里のアイデアなんやけど。

五味 : あ、そうなん。

堀 : あの感じは自分の才能とかでは無理やな。

五味 : なんか違うよな、女の人にしか思いつかへんようなアイデアとか。

堀 : うん。

五味 : 俺らも1回昔あってん、LOSTAGEにメンバー女の人っていう。

堀 : え?!

五味 : 4人から3人編成なったとき。やっぱもう1人ギター要るなっていう話してたとき。

堀 : あ、3人なったとき。

五味 : そうそう、どんなやつ入れるかっていう。そういう話になったとき。

五味 : メンバーに全力で止められたけど。

堀 : (笑)

五味 : 絶対アカンって。

堀 : まあでもアチさん(Ropes)とかってメンバーみたいな感覚でコーラスやってくれてるやん。

五味 : そう。やっぱ自分に出来へんこととか、そういうのあるやん。そういうのがすごいなって思うな毎回。

堀 : スタジオで作業してるときとかあるやん、ちょっとピリピリしてる時とか。そういうときもいいで。

五味 : 余計ややこしならん?意味わからん事言われたりとか。

堀 : そういう時に気分転換に急にお菓子とか出してきたりするから。

五味 : (笑)あ、そういうやつな。「クッキー焼いてきた」とか。

堀 : そうそうそう。そういうので、ともえとかもお菓子を振る舞ったりとか「ちょっと疲れてきてるでしょ」とか言って。

五味 : あ、俺でも1回昔な、初代のLOSTAGEのギターでS氏っておってんけど。

堀 : あー

五味 : そいつが1回スタジオの練習に自家製の煮卵作って持ってきたことあったな。タッパーに5.6個入ってて、黒いタマゴ。あいつが煮付けてきた煮卵をスタジオの休憩の時に出してきて。「作ってきた」とか言うて。まったくほっこりせんかったけどな。

堀 : (笑)食わんかったん?

五味 : 気持ち悪いし食わんかった。あの時あれ食ってたらあいつ辞めてなかったかもしれんな(笑)

堀 : (笑)

五味 : そうこうしてるうちに次もう5曲目か。"Egg Baron"てどういう意味なん?Eggってちょうど煮卵からの流れ来てる感じするけど(笑)Baronって男爵って意味やんな?

堀 : そうそう。LOSTAGEBARONて曲あるよな。

五味 : うん、あるある。タマゴ男爵ってことか。造語っていうか。

堀 : そう。

五味 : これは誰が名付けたん?

堀 : 美里

五味 : 美里ちゃんてバンドとは別に絵本とかも描いてるし、表現ていうか。そういう感覚に近いんかな。

堀 : 多分発想がそういうところからきてるんちゃうかな、絵とか。この曲も絵本のイメージがあるらしくて、近々それに連動したのを作るとか。

五味 : 可愛い絵本になりそうやな。

堀 : この曲は"gingko"の次くらいに書いた感じかな。

五味 : シンセの音色って曲によってけっこう変わるっていうか色んな音色あるけど、俺はシンセサイザーのことはあんまりわからんけど、音作りとか時間かけてとか、それとも直感的に決めんの?

堀 : 直感的に…というかシンセは美里が音色もフレーズも含めて決めるから。それを客観的に聴いてって感じかな。原曲書いてんのは俺やから、それで合うか合わへんかとか伝えながら。

五味 : 難しそうやなシンセとか、音色が無限にある。

堀 : アナログシンセやしな。

五味 : ギターとかやとある程度エフェクターとかでこれはファズ、これはディストーションとかって区切りあるけど。

堀 : そこは絵とかイメージとか色とかそういう感覚に近いんちゃうかな、そういうのが見えてるときは音もすぐ決まる。

五味 : (美里ちゃんとともえちゃん)2人ともシンセサイザー

堀 : 基本的にピアノとかオルガンの、シンセサイザーっていうか元がある楽器の音がともえ。ともえは音楽の素養もあるから、楽曲を鍵盤で解析していって鳴らしてる感じ。

五味 : 装飾音っていうか、イメージを膨らませていくのが美里ちゃんて感じか。

堀 : そう。

五味 : 2人鍵盤いるからどっちがどっちの音なんかなと思っててんな。

堀 : 最初原曲俺やんねんけど、けっこう思いつきでガタガタっていうか。それをともえに聴いてもらって相談して。この感じに合ったピアノで、とか。

五味 : 理論的に。

堀 : そうそう。

五味 : ピアノ習ってたとかそういう感じ?

堀 : ピアノ習ってたんかな、あと大学の時にジャズのサークルで、勉強してたとか。

五味 : 堀はどっちかっていうと感覚の人って感じやもんな。楽典とかそういうの勉強したことあんの?

堀 : 本は3回くらい買ってるけどな。3回か5回くらいは買ってる。

五味 : だいたい何回も買ってるやつは挫折してる奴やな(笑)

堀 : 今日は進むぞ〜って言うて最初の3ページくらいで終わる(笑)

五味 : 俺もコード進行のHOW TO本みたいなやつ何回も買ってるわ。

堀 : よくわからん。

五味 : 感覚でやったほうが早いしな。でもそういうの出来る人憧れる。

堀 : 憧れるな。

五味 : でも、感覚的にやっててもそういう理論わかってる人一緒にいたら「これはおかしい、理論的に合ってない」みたいなことないの。ぶつかったり。

堀 : そこの感覚って、自分が絶対自信あるときっていうのは絶対それが正解やから。自信ない時にいわれたらそっち優先するかな。

五味 : ほう。

堀 : 1曲目”Surfin”作ってるとき、その時のギターの奴と合わせた時に「この曲の感じやと7thやから(堀が考えた)ギターやと合わない」みたいな事いわれて、そんときは初めてちょっとアレっ?ってなったな(笑)

五味 : 俺らみたいなのはそういう専門的なこといわれたら、どうしたらいいかわからん(笑)

堀 : そうそう。で、結局感覚でやりながら試しながら色々やってみてっていう。

五味 : 一個の基準でしかないからな。

堀 : そうこうしてるうちに最後の曲ですね。

五味 : "U.F.O."

堀 : "U.F.O."

五味 : 未確認飛行物体UFO見たことあんの?

堀 : ある。アパートの三階で。

五味 : そん時の歌?

堀 : そん時の歌ではない。

五味 : ちがうんか。

堀 : びっくりしたで、すげー瞬間移動してた。

五味 : お前が見たUFOな(笑)

堀 : 未知との遭遇っていう映画あんねんけど。

五味 : その映画のこと歌ってんの?

堀 : その感じを味わいたいっていうか。

堀 : すごい平坦な映画でめっちゃ眠たいねんけど、最後UFOから何かが降りてくるっていう。

五味 : なんで映画観てない俺に結末言うねん。そんなん言われたら観る気なくすやろ。

堀 : いや、でも題名に未知との遭遇って書いてあったらだいたいわかるやろ。

五味 : まあそうやけど。

堀 : その感覚ていうか、その未知と遭遇する感覚。音楽でもそうやねんけど。

五味 : 俺はもう観られへん…(笑)

堀 : 俺の家来て一緒に観よう。

五味 : なんでやねん。

堀 : この曲は…ともえってけっこう内気な人なんやけど。友達とか作んのが苦手で。そういうともえの話とか気持ちとか聞いてて、歌詞でみんなの輪の中に入ろうっていうかそういう歌詞。

五味 : めっちゃ良い歌詞やな。でもUFO関係ないやん。UFOていうもので例えてるっていうか?

堀 : そうそう。

五味 : 良い歌詞やな。

堀 : メンバーと出会ってから、メンバーのことを知っていく過程で出来た曲とかがやっぱ多いからな。メンバーのこと歌ってたり、その関係性の中で出来ていった感じかな。

五味 : AYNIW TEPOの今の物語というか、曲作る上ではすごい健全な動機やな。

堀 : そういう感じはあるな。

五味 : 1stアルバムっぽい。

堀 : そう。

五味 : 俺ライブ録音動画の撮影手伝わせてもらって、普段のライブの時も観てて思うねんけど。上手いよな、演奏。

堀 : (笑)

五味 : 凄い再現してるっていうか、音源を。最初動画にライブ音源同期させてる編集作業見てる時に、間違ってCDの音が同期されてると思ったもん。CD出してきて聴き比べたから。

堀 : (笑)

五味 : めっちゃ練習してるもんな。

堀 : 最初の方にも音源好きっていう話したけど、ライブが音源を再現してるっていう感じになんの嫌やからな。

五味 : めっちゃ再現されてて聴き間違えたけどな。

堀 : 結果的にそうやったらええ。

五味 : そういうベクトルではプレイしてないってこと?

堀 : そう、ライブやってる時の感じがめちゃめちゃ良くないと。音源は音源。

五味 : 録音とか編集とかめっちゃ凄くて、ライブあんまりやったみたいなんあるもんな。

堀 : あるな。

五味 : このCD聴いてライブどんな感じなんかなって観に来てもらったら、納得してもらえる感じになってると思うな。

堀 : 今日は俺だけ喋りにきてるけど、俺以外のメンバー凄く良いんで。

五味 : みんないいな。

五味 : お前のMC全然あかんけどな。俺にMCダメ出しされるって相当。

堀 : (笑)

五味 : CDジャケットもこれ最高ですね。

堀 : ね。

五味 : THROAT RECORDSでも以前アナログのリリースを手伝わせてもらったZの元ドラマーでデザイナーで家具の職人でもある根本歩さんにお願いしたんですが。

堀 : うん。

五味 : 最初ジャケットどうしようっていう話になって、根本さん合いそうやなって思って俺間に入って、こういう感じでお願いしたいんですけどって、イメージとか伝えてやってもらってんけど、120点っていうか140点くらいの感じで仕上がってきて…。

堀 : 良いっていう前に、まずビックリした。

五味 : そうそう。

堀 : FLOWERSってアルバムタイトルにも雰囲気合ってるし。

五味 : これ実際ジャケット見てもらったらわかるんやけど、木を加工した…多分家具とか加工する機械使ってるんかな。これ凄いよな。

堀 : うん。無機質な感じっていうか整合性もあって、でも人の温もりも感じる。

五味 : これめちゃくちゃ手間かかってるよな多分。

堀 : うん。アルバム全体のイメージにぴったりで。

五味 : よかったな頼んで。

堀 : うん。

五味 : そんな感じでアルバムの楽曲紹介はここまでということで。大丈夫ですかね。

堀 : はい。

2016-01-12

[]AYNIW TEPO / FLOWERS ベース担当/堀一也インタビュー

blogの更新ご無沙汰しております。年も変わって2016年みなさんいかがお過ごしでしょうか。

久々のblog更新は、先日1月6日に1st mini album[FLOWERS]を私五味兄が運営しております THROAT RECORDSよりリリースした地元奈良のバンドAYNIW TEPOの発売に伴って、どうやって彼らの音楽に触れてもらう機会を増やしていけばいいかっていうのを考えたところ、ただYouTubetumblrで動画や告知だけやっててもなっていうのもあって、何か別のやり方でっていうのを考えてたところで、せっかくメンバーも近所に住んでるし、インタビューやってそれ読んでもらったらちょっとまた別の感じで興味持ってもらえるかなと思った次第です。

最初はベースの堀と俺の2人で録音してそのまま音声ファイルでアップロードしようかと思ってたんですが、録音に失敗してシャーっていうノイズがずっとはいったインタビューの音声だけが残ったので、そこから文字に起こしてこのblogにアップさせてもらうことにしました。

f:id:hostage:20151218233425j:image

(真ん中の人がベースの堀なんですが、この頭に花咲いてしまってる人のインタビューです)

対談的な感じでやってみたんですが、文字起こしも含めて素人みたいなもんなんでどの程度伝わるかわかりません…でも是非読んでみてください。

THROATのホームページにも書いてますが、ほんとに地元のすごく近い所に良い音楽があって、それを友達が作ってるから、色んな人に聴いてもらう手伝いをしてるだけっていう感じです。

自分がLOSTAGEやTHROAT RECORDSをやりながら日々思っていることや、考え方なんかも少しは反映されてればいいなと思うんですが、身内ノリ内輪ノリみたいな感じで伝わってしまうかもしれません。その微妙な境目ってすごく難しいと思うんですが、それでもこの感じ自分が思ってる理想の音楽の在り方というか、それにも照準が合ってきた気がしてます。


前編、後編に別れているんですが今回は前編「AYNIW TEPO結成までの流れとTHROAT RECORDS」編です。

よろしくおねがいします。




五味岳久(以下:五味) : 2016年1月9日THROAT RECORDS店内にてAYNIW TEPOの(ベース担当の)堀君のインタビューをこれからはじめようと思います。聞き手はTHROAT RECORDS代表/LOSTAGEベースボーカル担当の五味岳久です。よろしくおねがいします。

堀一也(以下:堀) : よろしくおねがいします。

五味 : じゃあ、堀君自己紹介してもらっていいですか。

堀 : え、AYNIW TEPOでベースを担当してます、堀一也(ほりかずや)です。よろしくおねがいします。

五味 : そしたらまずはバンドの自己紹介というか、自分以外のメンバーの紹介から…、AYNIW TEPOのことを知らない人もこれ聴いてる(読んでる)と思うんで。

堀 : そうっすね。

五味 : AYNIW TEPOとはどういうバンドかっていう。

堀 : ボーカルとシンセがまず山中美里(やまなかみさと)メインボーカルで。それとコーラスと鍵盤でもう1人女の子がいて吉田ともえ(よしだともえ)といいます、んでギターが荒井要(あらいかなめ)、んでドラムがテダテツオ(てだてつお)と僕の5人編成で。

五味 : 奈良を拠点に活動している。

堀 : そうですね。

五味 : みんな奈良に住んでんの?要君は?

堀 : ギターの要だけ大阪ですね、昔一緒に一度バンドをやってて…。

五味 : あ、前のバンドの時?

堀 : そうそう。

五味 : 前のバンドのこととか聞かれんの嫌なタイプ?

堀 : いや、全然いける。全然大丈夫(笑)

五味 : 前も一緒にやってたもんな要君と。そんときは奈良に住んでたの?

堀 : そん時はメンバーで一緒に住んでて…。

五味 : あ、そっか。一緒に住んでたんか。それが良くなかったんやろな。

堀 : そうやね…(笑)

堀 : 良くないこともたくさん…。

五味 : で、今も要君以外は奈良に住んで。

堀 : そう。

五味 : いつ結成ですか。

堀 : 一応2012年からAYNIW TEPOという名前を作って活動しようと思ってたけれども、メンバーが定まらず…、みんな忙しい人ばっかりやったんで。んで、今のメンバーで落ち着いたというか、しっかり活動出来るようになったのが2013年。

五味 : 2013てことはまだ2016年始まったばっかやから、まだ3年とちょっとか。

堀 : そうですね。

五味 : 意外とAYNIW TEPO自体は短いな。

堀 : そうそうそう。あ、初ライブが2013年の6月とか。

五味 : あ、じゃあ2年半前か。

堀 : そう。

五味 : 結構最近やな。

堀 : そうよ、意外とフレッシュな…(笑)。

五味 : 結成というか最初に…2012年か、名前考えて、やろうと思った切っ掛けというか 。そもそも誰が言い出したん?

堀 : あ、その前のバンドが… 

五味 : 名前隠さんでええやろ…(笑)

堀 : あ、そやな(笑)。kacicaというバンドやってて、ちょっとメンバーの各々の生活で折り合いがつかないというか、ギスギスした部分とかあって、活動が続けられなくなってしまったんですけど。そっからちょっと新しいことを…。

五味 : 解散してからってこと?

堀 : いや、活動休止やなっていうか解散やなっていう話すら出来ない状況やったから。

五味 : あれ、空中分解みたいな感じやったっけ?

堀 : そう、けっこうそんな感じ。

五味 : …そうか。

堀 : あぁもうライブ出来へんな…、スタジオ入られへんな…みたいな。

五味 : じゃあ、「今日で終わりです」みたいなそういうライブもなかったんか。

堀 : なかった。やりたかったけど、出来なかった。

五味 : モヤッと終わったんか。

堀 : そうそう、モヤッと終わって…それでそういう中で、残りのメンバーというか出来る形で続けることも出来たかもしれないけれども、ちょっとやっぱり…kacica自体7年くらいやってたから、1人でも欠けたらモチベーションが上がってこないような状況やったんで、自分は自分で新しく何かこう…

五味 : で、お前が(AYNIW TEPO始めようと)言い出したんか。

堀 : そう。

五味 : 誰に?

堀 : それは当時、一緒に音楽活動やりたい人がいて。最初はその人を誘ってやってみようと。面白い人やったんで、その人と始めたんですけど…結局その人とは続けられなかったんですけど。で、ボーカルが必要やってなって。

五味 : あ、最初が美里ちゃんじゃないんや。

堀 : そうそうそう。その辺も飲みの席で決まってんけど。

五味 : お前が言い出したと。

堀 : そう。それで、美里のボーカルが基本好きなんで。

五味 : 前も一緒に(kacicaを)やってたし。

堀 : そうそう、それでやってもらおうってなって。んでコーラスとかもあった方がええなってなって、ともえが。

五味 : 前から知り合いやったん?

堀 : いや、全然知らんかった。

堀 : ともえは奈良のというか、奈良県とか奈良市とかの行政絡みのちょっと固そうな仕事で作曲したりとかそういうのやってて。 

五味 : それで知り合ったん?

堀 : 前のバンドが活動休止して、その間に街中の人とかお店の人とか出会ったりとか。アコースティックでライブハウス以外で活動してる人とかと沢山出会ったりして。その中の1人にともえがおった。  

五味 : ほんで一緒にやろうと。   

堀 : 歌すごい良かったから、お願いして。

五味 : てっちゃんは?

堀 : てっちゃんは、前やってたkacicaをよく観に来てたお客さんやって。彼もバンドやってたんでその当時から。 

五味 : ああ、じゃあ別のバンドで知り合いやったという。

堀 : そう、それで対バンしたり企画に呼んでもらったりとか、よくライブも観に来てくれてて。

五味 : で、メンバー探しで声かけたと。

堀 : 声かけた時にあいつのバンドがベース抜けて。

五味 : よくある話やな、丁度いいタイミングでお互いのバンドがメンバー抜けたり解散したりとか。

堀 : それで全然手伝うよーって言うてくれて、すごい慕ってくれてたから。

堀 : すごい光り輝いてるドラマーっていう印象ではなかったけど…

五味 : 辛口やな…。

堀 : え?(笑)、いや、良いドラマーやで。好きやで。やけどトータルですごい柔軟性があって、自分がすごい一緒にやりたい感じのドラマーやった。技術的に突出してるっていうドラマーじゃないけど…  

五味 : これから一緒に頑張っていこうっていう

堀 : そうそう。あと、機材とかも好きな奴やからそういう面では逆に機材のこととかも教えてもらったりして。ケーブルとか、電源のこととか。 

五味 : あ、ドラム以外の機材の?

堀 : そうそうそう、録音機材とか自分でお金かけて集めてたりするし。

五味 : 全然そういう感じ出してこうへんのにな。

堀 : そうそう

五味 : 良いの持ってるってこと?

堀 : すげー持ってる(笑)

五味 : 今度なんか貸してらお(笑)

堀 : だから今回の[FLOWERS]の録音の時も、エンジニアは岩谷"KC"啓士郎君に頼んだけど、その中で良い機材何個か提供してる。

五味 : あ、そうなん。

堀 : そう、てっちゃんの機材を。啓士郎君がこれ使えますねぇ、持ってきてくださいみたいな感じで。

五味 : けっこう家にそういう機材があるってことか。 

堀 : マイクとかもけっこう持ってる。

五味 : で、要君が最後に加入したってこと?

堀 : 要が前ecosystemってバンドを東京でやってて、それが解散して大阪に帰ってくるってなって。で、丁度同じ時期にAYNIW TEPOが初めての何カ所か回るようなツアーをやってて、それに要がローディみたいな感じでついてきてくれて。

五味 : ecosystemも終わりかけの時期で、時間も空いてのタイミングで。 

堀 : そこで献身的に色々やってくれて、なんか昔一緒にバンドやっててその後離ればなれやったんやけど、そんときなんかフィットした感じで。久しぶりに。

五味 : そのツアーはギタリストとしてじゃなくてローディみたいな感じのサポートで?

堀 : そうそう、ライブの機材のセッティングとか。

五味 : それあれちゃうの、もうその時から「俺このバンドに入りたいな」みたいな感じやったんちゃうの。 

堀 : いや、それがそういう感じやったらなんか「うーん…」て感じなんやけど、すごい純粋な奴やからアイツはそういう部分。そこはマジで尊敬してるから。うん。なんか関係ないねんな、人に尽くしたりすることの、エネルギーみたいなん。自分がそうしたいと思ってる感じ。

堀 : それでなんか感動してて、んで丁度その後台湾のライブの話があって。

五味 : ああ、あのフェスかなんか?

堀 : そうそう。

五味 : なんてフェスやっけ?

堀 : [スプリングスクリーム]っていう野外の。

五味 : 結構デカいやつ。

堀 : そう、なんかフジロックみたいな。台湾版の。

堀 : んで、そこで今まで (AYNIW TEPOを)ギターサポートしてくれてた子がその子のバンドのツアーと被ってるから台湾行けないです、ってなって。そこでどうしようかと思ってたら、ほんまに丁度そのタイミングで要がecosystem解散して大阪に家も決めて引っ越して来るっていう時で。その時で台湾のライブまであと1ヶ月くらいしかなかってんけど、「ギター頼まれへんかなぁ?」みたいな感じで聞いてみたら、快く引き受けてくれて。そこからリハを集中的にやって。 

五味 : その時はまだ正式メンバーとして一緒にやろうみたいな感じじゃなくて?とりあえずライブも決まってるし、そこに向けて手伝ってくれと。

堀 : そう。なんか、簡単にメンバーとかメンバーじゃないとかそういう話をしたら、後々しんどいっていうか。

五味 : どういう境目なんやろな、サポートメンバーとかって。サポートボーカルとかってないやん、多分。コーラスとかやったらあるけど。ギターとかベースとか、ドラムもそうやけど。サポートメンバーの感じってなんやろな。あ、ちょっと話逸れますけど。

堀 : ああ、僕もそれ結構不思議で。まず1番気になる部分て金銭面な…

五味 : あ、そこか。1本幾らみたいな

堀 : だってさ、メンバーやから気持ち入れてやれるみたいなとこあるやん。

五味 : わからん、俺サポートしたことないから…

堀 : 出来へんからやろ…

堀&五味 : 笑

堀 : 今回だからAYNIW TEPOで初めてギタリストがいないっていう状況になって、でもメンバーとして迎えてしまうとその子も自身のバンドがあるから、メンバーになってくれっていうのが重荷になってしまうっていうこともあるし、あとメンバーやとそこに求めてしまう部分て出てくるから。

五味 : もっとこい、もっと全部出してこいと。

堀 : そうそう、そういうのもあって。ある意味ドライに音楽のことをさ…

五味 : いや、でもさ。サポートでもずーっと同じ奴がサポートしてたら、もっとこいよってなるやろ。

堀 : そう、なんねん。なるのよ。

五味 : なんでそんな長いことサポート同じ人がやってんねんていうバンドとかおるやん。 

堀 : うんうん。

五味 : でも、急にライブ決まったからサポートしてもらっていうのはわかるけど。 

堀 : 要の時も最初は距離感が気持ちよくて。

五味 : 元々同じバンドでやってたし、久しぶりにやってみて調度いい距離感ていうか。 

堀 : お互い一緒にやってることを楽しめてる状況で、台湾のツアーも終わり、でその後ライブも手伝ってもらって。

五味 : あ、そこからも手伝ってもらってたんや。 

堀 : そう、やっぱり音楽的な意味でもしっくりきたし、頼りになるから。他のメンバーがまず信頼感を寄せてたから。

五味 : 上手いしな。 

堀 : うん。でしばらく頼んでて。でもやっぱり最初に気持ちよかった関係性っていうのだけじゃなくて、もっとガッツリやりたいなっていう気持ちが湧いてきて。歩み寄ってやりないなっていうのが膨らんできた時に、一緒にやろうっていうのをメンバーとも話して。

五味 : それで誘ったと。 

堀 : そう、でも誘ったその日は一旦持って帰った。

五味 : ちょっと考えさせてくれと。 

堀 : そうそうそう。

五味 : そういうのあるんや。 

堀 : なんかすぐOK出してくれると思ってたのに、アレ?みたいな気持ちになったけど、一旦持って帰って…。その後メールかLINEかな、なんかで「自分もそれを望んでた気がする」っていう。

五味 : 恋人が付き合い出す最初の感じやな。 

堀 : そうそうそう。でも1回別れてるからな(笑)

五味 : 元カレと元カノ的な… 

堀 : だからお互い大事に思ってやりたいなっていうのがあって、だからちょっとメンバーになるのに時間がかかった感じかな。

五味 : バンドを恋愛に例えるなって俺よく言われんねんけど。 

堀 : 笑

五味 : 1番わかりやすい例えやもんね、よく似てますよね(笑) 

堀 : LOSTAGEはでも恋愛的には…

五味 : いや恋愛っていうか、俺ら親族1人おるから、また話変わってくる。今日は俺らの話いいから、君らの話な。 

五味 :そんな感じで結成されたという、ことなんですね。

堀 : そうそう。そこで全員揃ったという。

五味 : 結構ライブとかもやってんの? 

堀 : 去年はくる話とかはもう出来る限り全部スケジュールとか調整して。数やって掴んでいきたいなっていう。

五味 : AYNIW TEPOってさCDとか聴いてもらったらわかると思うけど、作り込まれた音のレイヤーというか、やってることが結構細かいし複雑で。ライブもそれにかなり忠実にやってるけど、ライブと録音どっちに比重おいてる感じなん? 

堀 : うーん…、AYNIW TEPOの今回の音源やと主にトラックとか俺が元は作ってっていうのが多いねんけど、自分は音源大好きやから。レコードとかCDとか。そういうことにすごい意欲とか興味とかあるし、比重でいえば録音とか音源なんかなって。

五味 : 録音で色々やってみたいな。 

堀 : うん、その楽しさっていうのはすごい好きで。

五味 : でも去年はライブいっぱいやった。 

堀 : メンバーがライブの人やなっていう感じかな。

五味 : 録音に時間かけるっていうより…  

堀 : そう、その時のフィーリングとかそういうのに敏感な人達で。そのメンバーの良さをもっと引き出したいっていうか、トラック作ってくるのが俺やとしたらそれを壊していくようなアクションていうか。そういう意味ではバンドとしてはライブっていう感じかもしれん。

五味 : そういう話もあってライブを沢山やろうと。 

堀 : そう、あと知名度0の状態からやり始めてっていうのもあるし、出来るだけやって知ってもらうっていう。

五味 : リアクションありました? 

堀 : まあ…昔のバンドよりはありましたね(笑)

五味 : あ、そう。全然違うもん? 

堀 : なんかナチュラルにやってるかな、ライブの時の感じとか。今の方が。昔はもうちょっと筋肉使ってたっていうか。

五味 : あー鍛え上げた、こう…マッチョな。 

堀 : そうそう。

五味 : そうか、もうちょっとこう生活感あるっていうか、目線がフラットな感じするな。 

堀 : 昔はなんかカッコ悪いって言われるのが凄い嫌で。

五味 : ライブが? 

堀 : とかバンドとか。

五味 : そんなカッコ悪いとか言われることある? 

堀 : いや言われることはないけど、そういう反応とかがネットであると…

五味 : エゴサーチとかすんの? 

堀 : まあまあするよ。

五味 : 俺もするよ。  

堀&五味 : 笑

五味 : そういうお客さんの反応とか、どう思われてるとか気になる? 

堀 : そう、それでそういうのに昔は「ああ、こいつわかってない」とか思ってた。

五味 : ブツブツ聞かれてもないのに言うてるやつの…。  

堀 : そうそう。でも今は…AYNIW TEPOってこう下手したらちょっとダサい感じっていうか… 

五味 : いや、でもそれどんなバンドでもそうやろ。どこ切ってもカッコ良いとか嘘くさいし。 

堀 : そうそう、そうやねん。それを自分で受け入れられるようになったっていうか。それが今のバンドでは思ってて。

五味 : それでもいいと。 

堀 : そう。

五味 : おっきなったな、器が。 

堀 : 楽しめてるっていうか。

五味 : 今までも楽しそうにやってたけどな。 

堀 : やってたけどな。

五味 : ふーん(笑)。 

五味 : バンドの結成の経緯とかはこんなもんにして、次はTHROAT RECORDS / LOSTAGEとの関係… 

堀 : 出会いとか?

五味 : 出会いとか、一応ね俺がやってるTHROAT RECORDSのレーベルからリリースすることになって、実際店舗にも普段頻繁に出入りしてるし、こうやってリリース手伝うことになったけど、なんでこうなったのかとか。そういう話。あとLOSTAGEとは特にベースの堀はそれこそLOSTAGE結成前からメンバーみんな知ってるしっていう付き合いも長いし、その辺の話とか。 

堀 : 出会いのところくらいからいくと長くなるね…。

五味 : 先にLOSTAGEやる前から堀の当時やってたバンドと俺らと一緒にライブやったりね、10代の終わりくらいからかな。地元にある奈良のNEVERLANDっていうライブハウスで、ブッキングっつてねノルマとか払ってね、チケット30枚売ってこいとか言われながらやってた時に友達になったんですよね。

堀 : そうそう、覚えてますよ。

五味 :俺も覚えてるよ。そん時はNEVERLANDもこの店の近くのな、三条通の…

堀 : JR側のな…

五味 : ちょっと細かくてわからん人にはわからんやろ(笑) NEVERLANDが今の場所に移転する前のね。

堀 : 僕もはるか昔の当時のバンドやってた時ですね。 

五味 : 関係性っていうかさ、どう思ってるわけ?LOSTAGEのこと。

堀 : (笑)

五味 : 俺らはさ、2001年からずっとLOSTAGEでやってるわけやん、メンバー何回か変わったりしてるけどさ。それをこう端からというか、近い所でずっと見ながら、堀はこう何回かバンド解散とかしながら、どういう風に思ってんの?

堀 : ぶっちゃけな、ぶっちゃけた話で言いますと、メンバーやと思ってます。

五味 :(笑)いやいやいや…そんなん勝手に思われても。重い。

堀 :(笑)いやでもなんていうかな、でも音楽以外の関係性の方が大きいとこあるから。

五味 : そやな、よう普段遊んでたもんな。バンドとか関係なく。

堀 : でも初めて観た時から、それこそLOSTAGEじゃなかった時から、けっこう好きやったからね。

五味 : そんな面と向かって好きとか言われたら…脂汗出てきた…(笑)

堀 : だって俺どんだけお前らのライブ観てると思ってんねん。

五味 : まあ、そうやな。 

堀 : 観てる回数でいうたらすごいで。

堀 : けっこう覚えてるな…、うん。良かった。良かったよ。

五味 : こんだけ付き合い長いっていうて、聞いて。「良かった」だけか。

堀&五味 : (笑)

五味 : 説明すんのは難しいか…

堀 : 難しいな。

五味 : ほんまに幼馴染みたいな感じやからな。 

堀 : うん…。

五味 : THROAT RECORDSからAYNIW TEPOリリースするってなって、tumblrとかにも書いたけど、やっぱり良い音楽をやってる地元の友達がCD出したいってなって、手伝えることあったら手伝うっていうのもやっぱり幼馴染みたいないつも一緒に遊んでる奴がやってるからっていうのもあったから。全然知らん奴が凄い音楽やってても、いきなり持ち込んできた音源リリースしようってならへんやん。知らんし、その人のこととか。どんだけその人のこと知ってるかとか、そういうのあるやん。だから出せたっていうのもあるな。

五味 : なんか言い方で語弊があったら嫌やねんけど…今CDとか自主でさ、どんだけ良いなと思って出しても滅茶苦茶爆発的に売れるとかそんな話あんまないやん。それで儲けたいとかそういうのもあんまないし…レーベルのやり方としてそういう感じっていうのもあるけど。

堀 : その幼馴染感みたいなのは拭い去れへんところやねんけど、それ故にTHROATで手伝ってもらえへんかなっていう話をするまでは凄い葛藤があったな。友達やからっていう。

五味 : それに甘えてるっていうか…?

堀 : うん…、それもあるし。THROAT RECORDSが出来て嬉しかったけど、自分は自分で一個一つ筋道みたいな自分の道みたいなのがないと相乗効果っていうのが出ないのかなと。お互い刺激しあってやれるようなことっていう。そういうのが友達やから出来た方がいいなっていうのは最初思ってたな。

堀 : 当初、周りの人とかにAYNIW TEPOのリリースTHROATに頼んでみたらっていうのも助言ていうか言われたりしててんけど、最初はちょっと濁してたというか。

五味 : でも、例えばデカいメジャーのレコード会社から出すってなってたとしても、それはそれで地元とかに還元出来てたと思うし。どんなやり方でもいいと思うけど…

堀 : そう、他にもいくつかレーベルから「手伝うよ」っていうのは言われてたりもしてたし。ただ、AYNIW TEPOが出来た時とTHROATの店のオープンが丁度同じ時期でさ、なんか自分が活動するにあたって、地元でバンド始めて、地元のお店に通って、そこにレーベルがあってそこからリリースするっていう、地元で音楽やる上で理想みたいなのが見えて。

五味 : 地産地消的な?  

堀 : そうそうそう、当たり前のことかもしれへんけどそれが凄い新鮮でそのとき、その当時2013年。それが自分にとって今これちゃうかなって思った。

五味 : なるほど。

堀 : 自分もう35とかやから、若い人達のこととかもちょっと思った…

五味 : (笑)あかんでそれ、「若い人達」っていうそのフレーズ。それ使い出したらもうあかん。あかんて思ってんねん俺最近。若いから、お前も…俺も。 

堀 : (笑)いやまあ若いけど…、地元の他のバンドのことも浮かんだ。

五味 : 下の世代のな。

五味 : たまたま、あの時この店の物件管理してる不動産屋にいって、今日から入っていいですよってなって鍵もらってきたときに、その鍵で店開けてるまさにその時に会ってんな、たしか。最初の、こうシャッターを開けてるときに。

堀 : そうそうそう。

五味 : たまたま店の前を通りかかるっていう、ドラマチックなね。

堀 : その時に会ったタイミングでレコード屋始めるって聞いたからな。

五味 : そう、俺あんま人に言ってなかったから。言ってなかったっていうか、思いつきで始めたからな…(笑) 

堀 : (笑)

五味 : そん時は俺もさ、地元のバンド応援しようとか漠然としか考えてなかったし、そもそも自分達の音源リリースするために作ったレーベルやったし。あんまなんも考えてなかったな。ただなんか…縁みたいなのは感じた。

堀 : なんかこう、達成感みたいなの感じたな。

五味 : リリースして?

堀 : いや、お前が店始めるって聞いて。

五味 : なんでやねん。俺が始めてんのになんでお前が達成感感じてんねん。

堀 : やったやん、みたいな。

五味 : おかしいやろ。 

堀&五味 : (笑)

五味 : そん時店の前たまたま通りかかった時のお前の写真instagramかなんかに残ってるわ。その写真をこのインタビューのトップ画像にしよう。

堀 : なんでやねん。

五味 : ええ顔しとったで(笑)



そん時の写真がコチラ




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AYNIW TEPO 1st mini album [FLOWERS]より収録曲[Gingko]のライブ録音映像作品。



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THROAT RECORDS official HP

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