ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそうになった話<依頼その1編・ファーストコンタクト>

hotakatachibana2018-11-30

私、よくその時その時で抱えている問題をどうしたら解決出来るかということで行動はしていくんだけど、その問題をどこに持っていけば解決するのか、という見極めがあんまりうまくない。




過去に何度か失敗しているんだけど、今回の話もそのひとつ。まあ今回のは、過去の失敗から学んで、途中で方向転換しているっていう話なんだけど。







何年か前に、税金関係の事で相談にのってくれる人を探していたの。

出来れば有料で、マンツーマンで教えてくれる人がいい。

そんな時ちょうど目にとまったものがあって、そのコンテンツを毎日チェックしていたの。あるフリーのコンサルタントの人のものだった。


そのコンサルタントとやらの人の連絡先は、メールアドレスのみ。もしかしたら、顧客にまでならないアンチとか、そういう人とのトラブルが絶えない人なのかもと思った。






どういう展開になるかはよくわからないけど、もかしたらこのコンサルタントの人に相談することで何かつかめるかもと思った。

本当は全部のコンテンツに目を通してからコンタクトをとるのがいいかなと思ったんだけど、ふとあるタイミングでメールを送ってみることにした。



スルーされるかもしれない、と思った。非常に人間の選り好みをする方、という印象を受けたから。それがよいか悪いか、ではなく、私がこの人のお客さんとして認識してもらえるか、それが問題だった。


こういったマンツーマンのサービスだけでなく、対お店でもなんでもそうだけど、お金を払うから何でもいい、ということにはならないと思う。

提供しているサービスと自分のニーズが合っているか自分でも確認したり、サービスを受けるにあたって提供する側が仕事しやすいように要望を伝えたりということがとても大切なポイントだと思う。

この時、このコンサルタントの人が自分に合っているのかどうか、そのコンテンツを見ただけではわからなかった。

さて、吉と出るか凶とでるか。





返信がきた。





とても前向きな文面で、しかも依頼を受けてくれるとのこと。しかも、文体が私に合わせてくれている様に感じた。私、もしかして結構未熟なおバカさんだと思われてる・・・?ある面においては真実だからまあいいか。



メールの内容は、まずは無料の電話相談で話してみて、もしよさそうなら有料で契約を結びましょうというものだった。私は、こちらから電話するから、都合のよい日時と連絡先を教えて欲しい旨を自分の連絡先を添えて早速返信した。



すぐに返信が来て、日時は決まった。
その人の携帯電話の番号も分かった。
それで安心して、もう眠りにつこうとしていた。
仕事でだいぶ疲れていたし、体調もややおかしかった。そのメールのやり取りが終わったのも結構遅い時間だった。次の日も朝早かったのでとにかく早く眠りたかった。



そしたら・・・!!



急にそのコンサルタントの人から電話かかってきた!!



私、まだ起きてたけど、もう横になっていたし、携帯に手を伸ばす元気が・・・なかった・・・。そもそもこういう人が遅い時間にこのタイミングで電話かけてくるというのは、不自然。ということはそこになんらかの意図がある。


そう考えると、電話に出ないわけにはいかない。まだ契約前なのに、そこから負けるわけにはいかない。





これはどういうことか説明すると、
私、この人のコンテンツを一部のみだけど見ていた。そして何回かのメールのやり取り。

これでこの人がどういう人かある程度つかめた。

文章や話す内容、メールの内容等は、本人が思っている以上にその人となりが出るらしい。私はそういった心理学的な、何か専門的な事は一切学んだことはないし、本を選ぶ時もそれ系の本は全部避けてきた。でもなんとなくはわかる。


この人が私を助けようと真摯に思って対応してくれていることと、マナーや礼儀に非常にうるさいこと、本気で怒ったらとんでもないことになりそうな事、あとは少し古風な雰囲気を感じ取れた。


逆に、この人も私の書いたメールを一語一句見逃さず、私がどういう人か探っているだろうなと思った。


実際、こういう人多いです。この人は、直に対人間で仕事するプロだからもちろんそうだけど、わたしのこのブログを読んでいる人達のなかにも昔からたまにいるんだよ。そして対面の世界でももちろんいる。皆何か専門的なことを学んでいるんだろうか。そういう人達は皆同じ事をいい、そして私から目を離さなくなる。おそらくその中には私がこのブログ読者に求める小数、はいないんだけど。





電話はわりとすぐ鳴りやんだ。出なかった事を後悔した。おそらくこの電話にでなかったという事実さえ、このコンサルタントの人には判断材料なのだろう。

そして、はっきりとわかった。


”この人は、私に強い興味を持っている。”


それが吉と出るか凶とでるかは、わからなかったけど、腕はそこそこ期待できそうだと思った。だってこの人、私と直接話したわけでも私のブログを読んだわけでもないのに
もうこんなだよ?!


でも、こんな風に↑私に読まれている・・・。私にさとられないほど鮮やかにやってのけたらもっとよかったのに。でもそんなところがちょっと好感もてた。完璧すぎるとかえってこわい。




そんなこんなで夜はふけ、私は眠りに落ちて行った。 
(ああー電話に出なかったくやしい。出だしから負けた、と思いながら。)


ひとまずファーストコンタクトは成功だった。