PSPの異音修理作業

我が家にあるPSPですが、3000番台が1台、1000番台が2台、現役だったりします。とはいえ、1000番台の1台はバッテリーカバーの爪が折れており、ちょっとした衝撃でバッテリーが外れる状態に。もう1台の1000番台はは初期のバリューパックの頃のモノで、同じ1000番台でありながら、アナログパッドのスライドがやや堅かったりする年代物です。
まあ、そういうこともあって、普段は一番新しくて軽い3000番のモデルを常用しているわけですが…その3000番が突然、異音を奏で始めました。音としてはキュルキュル?キャルキャル?言うのですよ…。常時発生するモノでは無いので、特定の読み込みのタイミングっぽいですし、データそのものは正しく読めているようで、ゲームが一時停止したり、音が飛んだりといった読み込み不良に類する症状は発生していません。…とはいえ、ひたすら不快でござる…。BGMだって、SEだってゲームの一部なんだし異音は避けたいところ。
一応念のため、中古の代替機を近場で探しましたが、そろそろ、もうなかなか見当たらない状態に。
というわけで、おうちでの修理でなんとかならんかとちょっとググってみたところ…オイル切れによる、可動部の不調らしい…とのこと。確かに、初代PS辺りも、読み込みがへたってきたときに光学系を支えている辺りに、適当に手元にあったグリス塗りたくったら、なんか読み込みが改善した経験が…。
で、可動部に関しては円盤を回す方では無く、読み取りのレンズをささせている方だろうと。なるほど…。とはいえ、機械系の機構に関してはてんで素人であり、また、過去に自転車に余分に油をさした結果、止まらない自転車を作り出した経験もあるので先人の経験に倣いつつ、慎重に行くことに。
油を差す対象のパーツとしてはボールスクリューらしい。で、写真も上げられているのですが…そのボールスクリューってどれよ…。できれば写真に矢印でも付けて欲しかったところなのですよ…。
ということでグーグル先生に再度聞いてみた。なるほど、ボールスクリューというのは、棒状のパーツでネジのように溝が掘ってあって、そこにナットのようなパーツをその棒に沿ってぐるぐる回すことで棒の長い方向に沿ってモノを移動させるものと言うことらしい。
で、PSPを見てみると…。これか?雑っい写真で申し訳ありませんが。

蓋開けてのぞき込んだところ、レンズを走らせるこの溝が掘られた棒がそれっぽいですね。で、ここに、自転車とかに使うオイルを綿棒とかで塗ってやればいいとのこと…。
オイルは違いが分からないのでとりあえず、ご指定のものに素直に従うことに。…安くはあるのですが、それなりのサイズというか容量があって…これ使い切ることが想像できない上、可燃物で取り扱い注意の上、無駄にかさばりそうなのが…。そして、実際に噴いてみると…結構揮発性が高そうな感じ?…なんか、昔喫煙してたころのジッポライターのオイルを思い出したですよ…。まあ、あれは燃やすためのものだから、多分機械にさしちゃいかんのでしょうけど…。…多分。
そして、綿棒も普段使わないからどこにあるのやら見つからず、とりあえず、ティッシュと爪楊枝で代用してみた。直接吹きかけるのは余計なところに飛び散りそうで、危険すぎますしね…。
しかし、塗れている実感が感じられない…。そもそも棒のこっち側の面には触れられても反対側には塗れません。さらにレンズが邪魔で今停止している部分にも塗れないし…。とはいえ、直接レンズを指で動かすのはNGみたいですし…。一応、なんか、塗った結果、付着していたホコリみたいなのも多少取れたみたいですし…まあ、実際に動かせば行き渡るのか?ということでUMDを挿して電源を入れてみた。
…なんか、改善したような気がする。とりあえず、しばらく動かしてもキュルキュル言わなくなりました。なるほど…。見た目や感触では殆ど塗れているか分かりませんでしたが、あの程度で変わるものなのですね…。つまりPSPの蓋の中を油まみれにしたりせずとも効果はあるということですね。一つ勉強になりました。
という感じで一応、応急処置完了です。データ化してない、UMDも未だに沢山抱えていますし、もうしばらく元気に現役で働いて貰いたいところですね。