20130618

宮城県内の大家さんと入居予定者と一緒に、中古物件をリノベーションをすることになりました。

第一次改修工事は、来月いっぱいまで行うつもりです。


学生の頃、東北の古民家を調査したことがありました。

そこで目の当りにした、古民家の住空間の豊かさ。


その豊かさって、資産価値としては計上しにくいけれど、それはあくまでもそういう価値を計上する指標がない、っていうだけのことなんだよな、ということを考えました。

でも、そういう計上しにくい価値を「プライスレス」と言って、経済社会から隔離して崇め奉る体で、結局は「ゼロ」にしてしまう態度も、なんだかしっくりこない。

だからといって、時代に逆行してまで、古いものを古いまま守り続ける、というのも荷が重すぎる。

一方、中古物件の資産価値を高める行為は、横文字の「リノベーション」として、一般的にも再認知されつつある。
賃貸物件の場合、入居者がその物件を見たときに、いいなと思えるかどうか、という感覚的なところが非常に大事になるからだ。

だから、初めから大家・入居者と一緒に、好きなようにリノベーションをする、というのは、結構いい落としどころだとおもいます。








*画像は、物件の実測図面(A3サイズ)です。