One For The Road / Greg Perry
グラス・ハウスや100Proofなど、'70年代のHOT WAX / INVICTUSサウンドのライター/プロデューサーとして活躍していた人。このアルバムとほぼ同時期にリリースされたエドナ・ライト(彼の奥さん)の『Oops! Here I Go Again』のプロデュースも彼。
A-1の「Variety Is The Spice Of Life」がいきなりのベスト・トラック。ど派手すぎないバックトラックに乗せて軽やかに歌うミディアム・ナンバーで、シンプルな塩味ラーメンといったところ。具も少ないんだけど飽きがこない絶品の味なのだ。B-2の「I Want Live And Let Live」やラストの「One For The Road」も同様のメロウ・グルーヴでおいしすぎます。ノーザン・ソウルの伝承者とも言うべき躍動感あるサウンドの「I'll Be Comin' Back」、粘りの少ないアル・グリーン風の「Next Time I See You」など、どこを切っても素晴らしい曲ばかりのアルバム。強烈にオススメ。